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Naomi Mishima

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カルラ4~投稿千景~

エドサトウ

宮崎県にある青島
宮崎県にある青島

 九州の南にある小さな青島に流れ着いたのは、まだ日本が縄文時代が終わろうかという頃の話である。この宮崎県の海岸線にある青島は、今は陸とつなぐ橋があって、歩いて渡ることもできる。この小さな島に、日本ではあまり見ることもできない南洋の植物が生育しているのは、大昔に海流に乗り植物の種が流れ着き自生したからではないかともいわれる。

 島の沖を流れる海流(黒潮)に乗りフィリピンや沖縄方面から南の種子が漂着して生育したという説もある。民俗学者柳田邦男は愛知県の渥美半島に流れ着いたヤシの実を見て、やはり、日本人は海洋民族でなかったのではと言っている。

 宮崎県の日向の国の阿波崎岐原という川に神がけがれを払おうと行かれたと言う。きれいな川が流れていて、イザナギの神は着ているものを一つ一つおとりになると、ひょいひょいと十二の神がお生まれになったという。さらに天照大神とタケスサノオノミコトがお生まれになり、天照大神には「お前は高天原を」、月読命には「お前は夜の国を」、そして、最後にスサノオノミコトに「お前は大海の上を治めよ」と言われたと『古事記物語』鈴木三重吉著にある。

 カルラたちは鳥のように早くゆくことのできるという古事記にある天の岩船で古代日本の日向に到達したのであろうか?しかし、この頃は縄文文化が弥生文化に変化してゆく時代であって、「天祖降臨」とは、いわゆる縄文文化に新しい文化をもたらした渡来人のことではないかと想像したりするのである。

 新しい技術が入り込み、新しい文化や農耕社会が出来てくると、支配者となった人々が、縄文人の入れ墨を禁止させるのである。入れ墨は精霊が宿るものであり、また、個人、個人の個性であり名前であったのではなかろうか?

投稿千景
視点を変えると見え方が変わる。エドサトウさん独特の視点で世界を切り取る連載コラム「投稿千景」。
これまでの当サイトでの「投稿千景」はこちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/post-ed-sato/

第2回 インドへの旅 プッタパルティ

 過去を振り返る。感謝でず~っと生きてきた。そして、その全ては「因」であり、「心」なのだよね。そして、それが「恩」となるんだなぁ、なんて一人思ってみる。生きるって、そういう事?時々、愚痴ってみるけど「不満は見つかるもの、感謝は見つけるもの」みたい。

 ある時、作家の桐島洋子さんのバンクーバーの家で彼女の夫、勝見洋一氏に出会った。会った途端、彼が「澄子さん、サイババって知ってる?」と尋ねた。私は全くそれが何かわからず「なぁにそれ?」と聞き返した。彼は「そうかぁ、知らないんだぁ」「彼はね、インドの聖人で、現代に現れたキリストか仏陀と言われているけど、又はギミックかもしれないと噂もされているんだ」。それで、彼と私の会話は終わった。

 それから、数ケ月が過ぎて、1枚の絵ハガキが届いた。洋子先生からだ。
 なんとあの時、勝見氏が私に聞いた「サイババ」の写真、その絵ハガキだった。
 今、彼女はその人に会いに南インドのプッタパルティと言う所へ行き、そこのアッシュラム(お寺のような場所)に寝泊まりし、毎日、2回、サイババのダルシャン(神の謁見・祝福)を受けているというのだ。

 小さな文字でそれは丁寧にぎっしり書かれた絵ハガキ。彼女はそのアッシュラムで、朝まだ暗いうちに起き、ダルシャン(神との謁見)に行き、バジャン(讃美歌)を歌い、そして、聞く。アッシュラム(お寺)での平和な日々に、身も心も癒されている様だった。その1枚の絵ハガキを、私は胸に抱いているうちに、自分もインドのそのアッシュラム(お寺)に行きたくなった。

 早速、旅行会社に勤める友人に話すと航空券はバンクーバー/東京/シンガポール/マダラス(現在のチェンナイ)までは発券できるが、そこから先はインドで国内線を探した方がいいと言う。ITの未だ活躍していない時代だ。「アッシュラム」は南インドのプッタパルティと言う村にある。兎に角、行き方も分からない。洋子先生と連絡も取れない。
 結局、東京に「サイセンター」サイババの教会のような所があると聞き、そこを尋ねることにした。サイセンターは電話帳で探すと目黒にあった。そこを訪ね、サイババの事、アッシュラム(お寺)での生活、行き方等色々優しく、丁寧に教えてもらい、帰りに1冊の本までくれた。そして、池袋の実家へ帰った途端、電話が鳴った。かけてきたのは洋子先生の親友加代さんだった。彼女は誰かから私がインドへ行くと聞いて、彼女の友人75歳のお婆ぁちゃんを一緒に連れて行ってくれと言う。丁度、私は左手を腱鞘炎で痛め、自分の荷物を持つのも苦労していたから、お年寄りの荷物の世話など不可能だと断った。しかし、そのお婆ぁちゃんは自分で全部マネージできると言い、どうしても同行したいと言う。そして、結局、2人で行くことになった。

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

許 澄子
2016年からバンクーバー新報紙でコラム「老婆のひとりごと」を執筆。2020年7月から2022年12月まで、当サイトで「グランマのひとりごと」として、コラムを継続。2023年1月より「『セレンディピティ』幸運をつかむ」を執筆中。
「グランマのひとりごと」はこちらからすべてご覧いただけます。https://www.japancanadatoday.ca/category/column/senior-lady/

日本映画「嘘八百」バンクーバー中央図書館で上映

映画「嘘八百(We Make Antiques)より。写真提供:Japan Foundation, Toronto
映画「嘘八百(We Make Antiques)より。写真提供:Japan Foundation, Toronto

 大阪・堺を舞台に繰り広げられる骨とう品をめぐる痛快コメディ「嘘八百」がバンクーバー中央図書館で上映される。

 主演は、中井貴一と佐々木蔵之介、監督は武正晴。「嘘八百」は2023年までにシリーズ3作が公開。今回の上映は日本で2018年に公開された第1作。

あらすじ
 骨董屋の小池則夫(中井貴一)は大ブレイクを狙い、あちこちに出没する。宝物を探しに大阪・堺に向かった彼は、落ちぶれた陶芸家の野田佐助(佐々木蔵之介)と出会う。著名な鑑定士に騙された二人は、歴史ある茶人・利休の「失われた茶碗」を偽造し、大金を稼ごうと結託する。

「嘘八百」(We Make Antiques!)
上映日時:2月9日(木)6:30pm – 8:15pm(開場 6:00pm)
会場:バンクーバー中央図書館8階 Montalbano Family Theatre(350 West Georgia St.)
入場料:無料(予約不要、先着順)
英語字幕付き

映画「嘘八百(We Make Antiques)より。写真提供:Japan Foundation, Toronto
映画「嘘八百(We Make Antiques)より。写真提供:Japan Foundation, Toronto
映画「嘘八百(We Make Antiques)より。写真提供:Japan Foundation, Toronto
映画「嘘八百(We Make Antiques)より。写真提供:Japan Foundation, Toronto
映画「嘘八百(We Make Antiques)より。写真提供:Japan Foundation, Toronto
映画「嘘八百(We Make Antiques)より。写真提供:Japan Foundation, Toronto

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桜楓会、総会および新年会3年ぶりの対面開催に笑顔が弾ける

 バンクーバー桜楓会の年次総会および新年会が1月12日、ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館で開催された。

 桜楓会では毎年1月に新年会が開かれていたが、新型コロナウイルス感染症対策のため中止やオンライン開催が重なり、対面での新年会開催は3年ぶりとなった。

 当日は60人以上の会員が出席。参加者たちは新年のあいさつを交わしながら、和やかな雰囲気で団らんの時間を楽しんだ。

久保会長が継続

久保克己会長によるあいさつ。2023年1月12日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
久保克己会長によるあいさつ。2023年1月12日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito

 総会は、役員の大西眞雄さんの司会で穏やかに進められた。昨年度に実施された行事や会計報告などが行われ、2022年度は新型コロナの影響で引き続き中止になった行事もあったが、今年は秋のバス旅行など状況を見ながら徐々に解禁する予定を確認した。

 続いて、2年に一度行われる会長選挙も実施された。会長を過去最も長く務めた桑原誠也名誉会長の紹介の後、今後2年間も久保克己会長が継続することが発表された。これで会長歴は10年となる。

 久保会長は、この任期を最後にすべく後任を探し、この2年間も全力で取り組んでいきたいと話した。

 9人中8人の役員が留任することも決定。役員のひとり大西さんは、日本へ帰国のため役員として務めた14年間の幕を閉じることを決断したという。2009年に桜楓会に入会し2016年から副会長として桜楓会を支えてきた。久保会長も感謝の言葉を述べ、副会長は松尾健一さんに引き継がれた。

久保会長「第二の人生をこの場所で楽しく安全に、かつ有意義に」

 久保会長に桜楓会の抱負を聞いた。55歳以上のメンバーで構成されている桜楓会では、「第二の人生をこの場所で楽しく安全に、かつ有意義にするべく、セミナーや旅行、懇親会を通して情報を交換したりしながら絆を深めていきたい」と語った。また、個人としての抱負は、「記憶に残ることをたくさんしていきたい。昨年からゴルフを楽しんでいて、今年もまた日本に帰ることも考えている」と笑顔を見せた。

 毎年2回開かれる懇親会は同窓会のようでもあり、2021年にはZOOM開催となったが60人から70人が参加したという。対面でなくても出席率が高いことから会員間の仲の良さが伺えたと喜んだ。

 次回の懇親会は8月に開催予定。行事としては3月から4月にかけてメンバーで新緑と桜を楽しむ「歩こう会」も予定している。

久しぶりにみんなで集まった新年会、彩月会が花を添える

開会式であいさつをする丸山総領事。2023年1月12日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
開会式であいさつをする丸山総領事。2023年1月12日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito

 在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事も出席した。

 あいさつでは「花々がそれぞれの場所で争うことなくきれいな花を咲かせる」という意味を持つ「桜梅桃李」の言葉から、桜楓会がこれまで日本とカナダの間でどのような親睦の役割を果たしてきたのかを想像したという。「みなさまお元気で、すばらしい1年をお過ごしくださいますようお祈りしております」と桜楓会の健勝を願った。

 また新年会では、西川流師範・西川佳洋(松野洋子)さんが指南する彩月会(さつきかい)が三味線奏者・秋元麻依さんとのコラボレーションによる歌と踊りのパフォーマンスを披露した。彩月会には桜楓会の役員でもある吉武真理さんも加わり、3人の優雅で艶やかな舞に秋元さんの三味線と華やかな歌声が組み合わさり、バーナビー市の会場は趣ある日本の雰囲気に包まれた。

 そのほかお座敷遊びの「トラ・トラ」やクイズ大会も行われ、参加者らも手を取り合って立ち上がり、踊りや手拍子で和気あいあいと盛り上がった。

西川佳洋さんと三味線・秋元さんとのコラボ「梅は咲いたか」。2023年1月12日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
西川佳洋さんと三味線・秋元さんとのコラボ「梅は咲いたか」。2023年1月12日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito

バンクーバー桜楓会

 満55歳以上の日本語を話す人を会員としており、1985年に「退職移住者の会」として発足した。今年2月で38周年を迎える。新年会のほか、暖かい季節には桜や初夏の香りを楽しむ「歩こう会」やブルーベリー摘みなどのイベント、芸術や健康などについて学べる教養講座など、BC州で生活している会員同士の親睦を深め、生活を充実させるための情報交換の場となっている。

彩月会による「元禄花見踊り」。左から、吉武真理さん、リトンかおりさん、西川佳洋さん。2023年1月12日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
彩月会による「元禄花見踊り」。左から、吉武真理さん、リトンかおりさん、西川佳洋さん。2023年1月12日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
秋元麻依さんの三味線がリードする、お座敷遊び「トラ・トラ」。2023年1月12日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
秋元麻依さんの三味線がリードする、お座敷遊び「トラ・トラ」。2023年1月12日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
立ち上がって手拍子とともに「北国の春」を歌って踊る参加者たち。2023年1月12日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito
立ち上がって手拍子とともに「北国の春」を歌って踊る参加者たち。2023年1月12日、日系文化センター・博物館。Photo by ©Koichi Saito

(取材 池田茜音 / 写真 斉藤光一)

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第23回JALTAお話発表会のお知らせ

JALTA日本語教育振興会は第23回お話発表会を下記の通り行います。

JALTA所属の日本語学校から代表者が集まり日本語でスピーチを行います。

どうぞ応援にお越しください。そして温かい励ましの拍手を参加者に贈ってください。

劇団「座・だいこん」による賛助出演もあります。

日時:2月12日 日曜日  午後1時から
場所:バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール(487 Alexander St. Vancouver, BC)

「万葉集を書く会」及び「漢詩を書く会」(ほぼ隔週で再開)のお知らせ

*毎月1回 第①土曜日 11時-12時半 日系センターにて

*初心者用手本(練習用プリント含)有り 
*清書用和紙等配布 毎回作品を制作

*事前予約要(個々の手本準備のため)

●尚、継続しております通常クラスに月1回のスクーリングが加わります

各クラスの日時をお確かめください

詳細は下記までお気軽にお問い合わせ願います

書道研究 一成会
Email:rvan@hotmail.com
Tel:(604)273-1621

S.U.C.C.E.S.S.リッチモンド・オンラインワークショップ「住宅購入の基礎知識」のお知らせ

テーマは「 住宅購入の基礎知識 」

日時:2023年2月16日(木)午後6時~8時

申し込みリンク: https://bit.ly/3IBa13x

お申し込みの締め切り:2月15日( 水)

—————————–

ここ数年カナダで最も話題になっているニュースのひとつといえば、不動産・住宅市場の話ではないでしょうか。賃貸でも持ち家でも、皆さん高い関心を寄せていると思います。

今回のワークショップでは、不動産・住宅市場の現状について、カナダでの住宅購入の流れ、モーゲージを組むにはどうしたらいい?など住宅購入に関する基本的なところをリアルターの吉村さんと、モーゲージブローカーの小椋さんにお話ししていただきます。

<内容>

•        住宅市場の概要 

•        住宅購入のプロセスと要件

•        モーゲージを組むには

•        非課税の住宅貯蓄口座(FHSA)について

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お申込み・問い合わせ:kozue.ito@success.bc.ca / 236-880-3392 こずえまで

S.U.C.C.S.S.リッチモンド・オンラインワークショップ「シニアのための公的サポートと介護施設 」お知らせ

テーマは 「シニアのための公的サポートと介護施設 」

日時:2023年2月11日(土)午前10時~11時半

申し込みリンク: https://bit.ly/3IGtxvL

お申し込みの締め切り:2月10日( 金)

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歳を取ってもいつまでも健康でいられることは本当に貴重なことですね。最近“老化”や“老い“という言葉が気になりだしたのですが、避けてはいられないテーマです。なかなか当事者になってみないと必要とする情報を真剣に探さない、ということがありますが、前もって知識を持っておくとその時が来ても、落ち着いて対応できるのはないでしょうか。頭の片隅にでも入れておきたいカナダでの公的サポートと介護施設の情報です。

今回もソーシャルワーカーの渡辺尚子さんに、自宅に居ながらどういったサポートが得られるか、それと介護施設の種類などの説明をしてもらいます。

<内容>

•        在宅で受けられるサポートのご紹介

•        高齢者の住宅オプションと介護施設・その種類

•        施設への入居方法

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お申込み・問い合わせ:kozue.ito@success.bc.ca / 236-880-3392 こずえまで

キャピラノサスペンションブリッジで、バレンタイン・ライトアップ

つり橋がバレンタイン・ライトアップでお出迎え。揺れる橋を2人で渡るとロマンチックな雰囲気はさらに...。Photo by ©Capilano Suspension Bridge Park
つり橋がバレンタイン・ライトアップでお出迎え。揺れる橋を2人で渡るとロマンチックな雰囲気はさらに...。Photo by ©Capilano Suspension Bridge Park

 バンクーバーの観光スポット「キャピラノサスペンションブリッジ」。大きく揺れる巨大なつり橋を中心に、ウォーキングが楽しめるコースが張り巡らされ、アクティビティや風景に飽きることがないのが魅力。

 そのつり橋やクリフウォークが、2月3日からはバレンタインをテーマにしたイルミネーションに彩られる。

ロマンチックな雰囲気に包まれる公園内。Photo by ©Capilano Suspension Bridge Park
ロマンチックな雰囲気に包まれる公園内。Photo by ©Capilano Suspension Bridge Park

 まだ寒さが残るノースバンクーバーで、ロマンチックな雰囲気に包まれるキャピラノサスペンションブリッジ。期間限定で楽しめるアクティビティも用意されている。

 チケットはオンラインで事前購入が必要。入園は30分単位で予定されている。ブリティッシュ・コロンビア州民対象のBC州年間パス保有者もオンラインで予約が必要。詳細はウェブサイトを要チェック。ダウンタウンのカナダプレースからは無料シャトルバスが用意されている。

Capilano Suspension Bridge Park featuring Love Lights

日時:2月3日~26日 10:00 am~ 8:00 pm
場所:Capilano Suspension Bridge Park(3735 Capilano Road, North Vancouver)
ウェブサイトwww.capbridge.com

クリフウォークを渡り切ったところにあるArc de Lumina。Photo by ©Capilano Suspension Bridge Park
クリフウォークを渡り切ったところにあるArc de Lumina。Photo by ©Capilano Suspension Bridge Park
イルミネーションに彩られたクリフウォーク。それでも渡るときはやっぱりドキドキ...。Photo by ©Capilano Suspension Bridge Park
イルミネーションに彩られたクリフウォーク。それでも渡るときはやっぱりドキドキ…。Photo by ©Capilano Suspension Bridge Park
つり橋には赤いイルミネーションも。Photo by ©Capilano Suspension Bridge Park
つり橋には赤いイルミネーションも。Photo by ©Capilano Suspension Bridge Park
つり橋と一緒に、キャピラノ渓谷もバレンタイン・ライトアップ。Photo by ©Capilano Suspension Bridge Park
つり橋と一緒に、キャピラノ渓谷もバレンタイン・ライトアップ。Photo by ©Capilano Suspension Bridge Park

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「花正月*美しきよきもの春うらら」

カナダde着物

第43話
*成人の式 おめでとうございます*

 新成人の皆様、ご成人を心よりお祝い申しあげます。

 今後のご活躍にご期待すると共に、ご家族の皆様のご多幸とご健康をお祈りいたします。

Snow Geese in Vancouver; Photo by ©2023 Manto Artworks
Snow Geese in Vancouver; Photo by ©2023 Manto Artworks

*今日の着物*Today’s Kimono

成人式での正装

 女性は振袖、男性は紋付袴が第一礼装となります。(*1)

 厄除けの意味もある素晴らしい伝統工芸品ですね。

成人式の第一礼装。写真:コナともこ
成人式の第一礼装。写真:コナともこ

 1月15日の午後、還暦を迎えた女性たちの写真撮影をいたしました。

 3回目の成人式ともいえましょうか。邪気を払う赤い振袖でお祝いです。

*今日の和の学校*Today’s Gathering

 初詣で賑わいましたお寺は、いつもの静かな境内に戻りました。

 そして、1月15日、本堂では厄除けの法要を兼ねた成人式が行われました。成人のみなさんは、厳かな法要の中、大人になった自覚と今ここにいる感謝をお釈迦様の前で感じられたでしょうか。

 東漸寺のキースシナイダー先生のお説教では、自ら生き抜く力を備えておくというお言葉をいただきました。

 多種多様な世の中になっても、「人生の儀礼」として成人式はいつまでも大切な日として残ることを願います。

 成人の日をこの日に定めたのは、元服の儀を新年最初の満月に行う風習があり、それに由来しているためだそうです。

 満月に迎える成人式は神秘的ですね。

 日本では成人式は1月の第2月曜日に変わっております。

成人式@東漸寺。写真:コナともこ
成人式@東漸寺。写真:コナともこ

参照

https://www.studio-mario.jp/

振袖(*1)

 成人式は、冠婚葬祭の「冠」にあたる儀式、つまり「最も格式の高い場」です。ですから、女性は礼装となる振袖でのぞむのがマナーというわけです。

 振袖は、かつてこどもにも振袖を着せていた時代がありました。これは長い袖を振る仕草が「魔を祓う」「厄除け」になると思われていたためです。こどもが病気や厄にとりつかれないようにという願いを込めて、振袖を着せていたのです。

「着物語り」
コナともこさんが着物の魅力をバンクーバーから発信する連載コラム。毎月四季折々の着物やカナダで楽しむ着こなしなどを紹介します。
2020年8月から連載開始。第1回からのコラムはこちらから。

コナともこ
アラフィフの自称着物愛好家。日本文化の伝道師に憧れ日々お稽古に励んでおります。
12年前からコキットラム市の東漸寺で「和の学校」を主宰。日本文化を親子で学び継承する活動をしております。

年間を通じて季節の行事に加え、お寺での初参り、七五三祝い、十歳祝い、元服祝い、二十歳祝い、結婚式、生前葬、お葬式などの設えと装いのお手伝いもさせていただいております。

*詳しくはコナともこ までお問い合わせ下さい。tands410@gmail.com
東漸寺は非営利団体で、和の学校の収益は東漸寺の活動やお寺の維持の為に使われています。

カナダ人の夫+社会人と大学生の3人娘+老犬1匹(昨年末、虹の向へ)がおり、バンクーバー近郊在住。

和の学校ホームページ https://wanogakkou.jimdofree.com/
Facebook https://www.facebook.com/tomoko.kona.98
Instagram https://www.instagram.com/konatomoko/?hl

 

1 ☆ 「うさぎ」の数え方は・・・?

ことばの交差点
 交差点を渡るときには注意が必要です。語句や慣用句などを使うときも、何かと注意が必要です。「ことばの交差点」と題して、引き続き「日加トゥデイ」に掲載いたしますのでよろしくお願いいたします。

矢野修三

☆ 「うさぎ」の数え方は・・・?

 新年明けましておめでとうございます。今年の十二支は「卯」、うさぎがぴょんぴょん跳ねるがごとく、コロナ禍など飛び越えて、ぜひ明るく楽しい年になってもらいたい。

 ところで、うさぎの漢字は「兎」であるが、「卯」との関係は・・・。この十二支(子・丑・寅・卯・・・申・酉・戌・亥)は紀元前、古代中国において、年や時刻、方位や占いなどのために作られ、漢字など読めない一般大衆にも分かるように、12の漢字に身近な動物を12匹選び、「ねずみ」から順番に割り当てたとのこと。四番目の「卯」に「兎」が当てられた。それゆえ、この卯(う)と動物の兎(うさぎ)はまるで関係ないが、十二支の上では「卯=兎」の特別な結びつきがあり、昔から十二支において、いろいろな文化を培ってきた。なるほど。

 うさぎは日本神話の「因幡(いなば)の白兎」やイソップ物語の「ウサギとカメ」、さらに「月でうさぎの餅つき」伝説など、多くの場面に登場する動物なので、子供のときから馴染み深い。

 でも、このうさぎ、「数え方」においては一筋縄ではいかない。一般的に犬や猫など小さな動物の数え方は「一匹、二匹」だが、この「うさぎ」はナント「一羽、二羽」。由来は諸説あるが、江戸時代、四つ足の肉は食べるべからずのご時世に、うさぎの肉を鳥の肉だと、ごまかして食べるために、「一羽、二羽」と数えたと学校で習った記憶がある。

 確かに、日本語の助数詞「数え方」はとても複雑で、教師泣かせ。「動物」も馬や牛などの大きな動物は「一頭、二頭」になる。まして「物」に関しては、ご存知の通り、多々あり、とてもややこしい。でも、こんなことで日本語が嫌いになっては困るので、教師として「物」に関して、初級レベルではやさしくすべて「一つ、二つ」と教えたい。いわんや「うさぎ」の「羽」など教えないが、日本でもかなり前から、あえて「羽」は授業では教えていないようである。でも先生によっては、「羽」を話題にする先生もいるようで・・・、特にうさぎを飼っている学校などでは。さもありなん。

 こんな「うさぎ」について、あれこれ書き綴っていたら、唱歌『故郷(ふるさと)』を口ずさみたくなった。「兎追いし かの山」である。でもこの歌詞、初めて聞いた子供のころは、「うさぎ美味し」だと思った。今となれば懐かしいジョーク。そして最後の「山は青き故郷、水は清き故郷」に、移住して29年、思わず故郷・日本をそこはかとなく思い起こしていた。日本語、いとおかし !

矢野修三(やの・しゅうぞう)
1994年 バンクーバーに家族で移住(50歳)
    YANO Academy(日本語学校)開校
2020年 教室を閉じる(26年間)
現在はオンライン講座を開講中(日本からも可)
・日本語教師養成講座(卒業生2900名)
・外から見る日本語講座(目からうろこの日本語)    
メール:yano@yanoacademy.ca
ホームページ:https://yanoacademy.ca

「初詣*和が集まりウサギ折る」

カナダde着物

第42話
*新春のご挨拶*

 新春のお喜びを申し上げます。

 皆様、おすこやかに新年をお迎えのことと存じます。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

“Happy 2023 New Year! We hope you spread joy and happiness everyplace you go...“ -The Year of the Rabbit; Photo by ©2023 Manto Artworks
“Happy 2023 New Year! We hope you spread joy and happiness everyplace you go…“ -The Year of the Rabbit; Photo by ©2023 Manto Artworks

*日本文化と着物を通じて凛と生きる*

 私はカナダに移民して20数年になります。カナダ人の夫とその家族、そして日本とカナダ両方のルーツを持つ娘たちと、日本文化を取り入れながら日々過ごしてまいりました。

 3人の子育てをしながら、仕事と稽古事を細く長く続けてきたことが、今の活動に繋がります。

 環境とは、時に偶然に与えられたチャンスを生かして作れるものです。

 私がコキットラム市にあります東漸寺で和の学校を始められたのは、「デザインの仕事をしていた」「着物が好き」「お寺関係で茶道を習っていた」「家族で季節の行事をしていた」など、それらが重なり今の形になったのだと思います。

 点と点が繋がり、人と人が繋がり…こうやって人生ができあがっていくとのだとジョブズ氏もスピーチしていましたね。(*1)

 東漸寺の英語名は、Seizan Buddhist Studies and Cultural Centre(*2)です。仏教と文化を学ぶ場所、そこで人が成長できる場所、そのように私は解釈しております。

 文化を学び知恵をつけ、自分を知り謙虚になり、人に喜びを与えることで満ちた人生になる。 凛とした生き方ができるよう精進していけたらと思います。

2023 @Tozenji temple by ©2023 Manto Artworks
2023 @Tozenji temple by ©2023 Manto Artworks

*今日の着物*Today’s Kimono

 年末年始は着物でお出掛けするチャンスが多いですね。カナダの皆さんも喜んでくださるでしょう。華やかな文様や縁起のいい図柄が、新春にはピッタリです。

「絵羽模様」と「小紋柄」(*3)

 目的に応じて着物を選ぶ基準が色々とありますが、分かりやすい判断として絵羽模様と小紋柄があります。

 ドレスコードでフォーマルでしたら、絵羽模様。カジュアルでしたら小紋柄。江戸小紋に関しては家紋がつきますとセミフォーマルになります。

 こちらは、あくまでも選ぶ時の材料として参考にされてください。

 最近は小紋柄の振袖も多くあります。「おしゃれ振袖」と私は呼びますが、式としての振袖ではなく、あくまでもファッションの中での振袖と捉えています。

 着物の世界には格付けがありますので、目的と場所、ドレスコードに気を付けて選ばれるといいかと思います。

 女性の第一礼装は、黒留袖、色留袖、振袖です。男性は紋付羽織袴になります。

 大変美しく、アートを身に付ける民族衣装として世界に誇れるものですね。

 今年も1年、季節と行事を通じて着物文化をご一緒に愉しみましょう。

「お正月2023」。着物:一つ紋色無地、帯:綴れ織(つづれおり)(左)、祝いの設え:鏡餅としめ飾り(右)。写真:コナともこ
「お正月2023」。着物:一つ紋色無地、帯:綴れ織(つづれおり)(左)、祝いの設え:鏡餅としめ飾り(右)。写真:コナともこ
「東漸寺にて」。着物(コナともこ):訪問着霞 帯:綴れ織(つづれおり)(左)、着物(娘):振袖総絞り、帯:西陣袋帯。写真:コナともこ
「東漸寺にて」。着物(コナともこ):訪問着霞 帯:綴れ織(つづれおり)(左)、着物(娘):振袖総絞り、帯:西陣袋帯。写真:コナともこ

*今日の和の学校*Today’s Gathering

 今年初めてのイベントは、1月2日に開催しました「折り紙でウサギを作ろう!」です。8組のご家族が集まりまして、お寺の地下道場にて、折り紙アーティストのAikoさんによるワークショップを開きました。

 「きっちり三角に折れること。これが折り紙の基本だけど、いっぱい楽しんでね!」と、いつも笑顔で語る講師のAikoさん。

 「しっかり挨拶ができること。これがコミュニケーションの基本だけど、いっぱい楽しんでね!」と、私は子供たちに伝えていきたいと思います。

折り紙でウサギをつくろう!@和の学校@東漸寺。写真:コナともこ
折り紙でウサギをつくろう!@和の学校@東漸寺。写真:コナともこ

参照

点と点をつなぎ合わせる(*1)

将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。
You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.

「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳|日本経済新聞(2011年10月9日オンライン掲載から引用)

東漸寺Tozenji Temple(西山浄土宗)(*2)

209 Jackson Street, Coquitlam(無料駐車場有り、Skytrain Braid駅から徒歩15分)
https://www.facebook.com/tozenji.bc/

「絵羽模様」と「小紋柄」(*3)

晴れ着アレコレ
https://www.hareginomarusho.co.jp/contents/kimono/2888/

「着物語り」
コナともこさんが着物の魅力をバンクーバーから発信する連載コラム。毎月四季折々の着物やカナダで楽しむ着こなしなどを紹介します。
2020年8月から連載開始。第1回からのコラムはこちらから。

コナともこ
アラフィフの自称着物愛好家。日本文化の伝道師に憧れ日々お稽古に励んでおります。
12年前からコキットラム市の東漸寺で「和の学校」を主宰。日本文化を親子で学び継承する活動をしております。

年間を通じて季節の行事に加え、お寺での初参り、七五三祝い、十歳祝い、元服祝い、二十歳祝い、結婚式、生前葬、お葬式などの設えと装いのお手伝いもさせていただいております。

*詳しくはコナともこ までお問い合わせ下さい。tands410@gmail.com
東漸寺は非営利団体で、和の学校の収益は東漸寺の活動やお寺の維持の為に使われています。

カナダ人の夫+社会人と大学生の3人娘+老犬1匹(昨年末、虹の向へ)がおり、バンクーバー近郊在住。

和の学校ホームページ https://wanogakkou.jimdofree.com/
Facebook https://www.facebook.com/tomoko.kona.98
Instagram https://www.instagram.com/konatomoko/?hl

 

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