写真家・斉藤光一さんとロンドンドラッグスがコラボ 地元バンクーバー写真家との初の試み

斉藤光一さんと2025年版カレンダーサンプル
斉藤光一さんと2025年版カレンダーサンプル

 写真家・斉藤光一さんとバンクーバー発祥の老舗ドラッグストア、ロンドンドラッグスとのコラボレーションが実現した。斉藤さんの美しい写真を使用したオリジナルグッズが、ダウンタウン中心部にあるGranvilleとWest Georgiaの店舗地下フォトコーナーで販売されている。

 展開されているのは、トートバッグ、マグカップ、キーチェーンなどバラエティー豊かなラインアップだ。現在のところ同店舗のみの取り扱いだが、今後は他の店舗への拡大も予定されているという。また、フォトカウンターには斉藤さんの作品を大きく引き伸ばしたポスターが掲示されており、来店者の目を楽しませている。ポスターは季節ごとに写真が変更される予定だ。

GranvilleとW Georgiaのロンドンドラッグス地下フォトコーナーに並ぶ斉藤さんのグッズ
GranvilleとW Georgiaのロンドンドラッグス地下フォトコーナーに並ぶ斉藤さんのグッズ

 さらに、現在制作中の2025年版カレンダーのサンプルにも斉藤さんの写真が採用されている。カレンダーにはバンクーバーの風景写真が中心に使用されているが、特に目を引くのはコーギー犬のカレンダーだろう。この特別なカレンダーには、元在バンクーバー日本国総領事の大塚聖一氏がバンクーバー在任中に撮影した愛犬「ジゲン」くんの愛らしい写真が使用されている。

 長年、写真現像でロンドンドラッグスを利用していたという斉藤さん。今回のコラボレーションは、同店のフォトラボマネージャーからの熱心な提案がきっかけで実現に至った。ロンドンドラッグスがバンクーバーの地元写真家とコラボレーションするのは今回が初の試みであり、その第一弾として斉藤さんの写真が選ばれた。関係者によると、これらのオリジナルグッズは個人顧客への販売だけでなく、将来的には学校や企業などへの展開も視野に入れているという。

 斉藤さんは今回のコラボレーションについて、「ロンドンドラッグスは昔から利用していたので、今回このような形でコラボレーションできたことを大変光栄に思っています。写真家を続けてきて本当に良かったと感じています」と喜びを語った。また、「今回のコラボレーションはあくまで通過点。今後も現状に満足することなく、さらに新しいことに積極的にチャレンジしていきたい」と今後の抱負を述べた。

フォトカウンターに掲示された斉藤さんのポスター
フォトカウンターに掲示された斉藤さんのポスター

(記事 編集部)

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