極度の栄養不足の母犬2匹と子犬18匹が救助される

 動物保護団体BC SPCAは11月22日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州内陸部の町チェイスで、栄養不足で痩せこけた2匹の母犬と18匹の子犬を救助したと発表した。

 母犬はアメリカン・ブルドッグとラブラドール・レトリバーの混血で、それぞれ9匹を出産。18匹の子犬は危険なワイヤーなどを使った不適切な犬小屋で身を寄せ合っていたという。

 発表によると、飼い主は水や食料を与えずに犬たちを外に放置していたと見られ、母犬は肋骨や腰骨、背骨が見えるほどやせ細り、子犬たちが乳を欲しがっても母乳が出ない状態だったという。子犬も低体重で下痢などの症状があったものの、母犬ほど深刻な状況ではなかったと報告している。

 母犬、子犬とも、獣医による診察と治療を受けている。母犬は極度の栄養不足のため最初は水だけを与えるなど特別な栄養補給を必要としたが、2匹は仲が良く、スタッフに対してもフレンドリーだという。

 現在、母犬2匹には里親を募集中だが2匹一緒にずっと面倒を見られるのが条件。子犬たちは1週間ほどで引き取り手を募集する見込みと発表している。

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