BC州の看護師、バンクーバーで待遇改善に向けてデモ行進

 数百人の看護師が5月31日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府にヘルスケア・システムの改善を求めて、バンクーバーでデモ行進を行った。BC Nurses’ Union(BCNU)によると、デモは同組合の年次大会の期間中に行われ、「充分な職員配置が命を救う」などのメッセージを掲げて、ダウンタウンのJack Poole Plazaに集まった。

 BCNUはデモに先立つ声明で、州政府とNurses’ Bargaining Associationとの交渉協定に基づいた「看護師と患者の割合」の実現に向けて動くよう州政府に要求。この人員配置モデルがきちんと適用されれば、必要数の看護師の確保につながるとしている。

 背景には、メトロバンクーバー内の病院が、人員不足でさまざまな困難を抱えているという議論がある。デモの前週には、2つの異なる医療関係者のグループが、サレー市のSurrey Memorial Hospital内における状況を懸念した公開書簡を発表した。そのひとつは、同病院のフロントライン・スタッフによるもので、救急救命室(ER)は人員不足のためケアの質が脅かされている状況であるとし、ERの閉鎖を訴えていた。

(記事 編集部)

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