航空便での渡航者のホテル隔離は2/22から

 航空便でのカナダ入国者の到着空港での新型コロナ検査の実施、そして結果が出るまでは政府指定のホテルでの隔離措置は、2021年2月22日に開始する。ジャスティン・トルドー首相が12日の会見で発表した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止強化の水際対策として、航路で入国するすべての渡航者は空港で検査をは受けて、結果が出るまで政府が指定するホテルに最長3日間自費で隔離、またその費用に最低2000ドルかかるとの発表をトルドー首相は1月29日に行っていた。しかし、強化策実施日についてはこれまで明らかにされていなかった。

 続いて会見を行った、パティー・ハイデュー保健大臣が航路での渡航者への対策の詳細について説明した。

 航路で入国する渡航者はすべて、出発予定時間の72時間以内の新型コロナウイルス検査の陰性証明書の提示が必要とされている。

 加えて、出発前に政府指定のホテルでの滞在を3泊分、渡航者自身で予約。到着時に検査を受けた後、検査結果が出るまでそのホテルで滞在する。ホテルはカナダに最初に到着する空港周辺で、結果が出るまでは乗り継ぎ便を利用できない。

 乗り継ぎ便を利用する渡航者はテスト結果が陰性であれば、最終目的地に向かうことができる。

 ホテルの予約のためのウェブサイトは2月18日からの利用開始を予定している。

 渡航者はArriveCANアプリを用いての隔離計画の提出もこれまで同様に行う。また、2月3日より全ての国際線を受け入れる空港がバンクーバー、トロント、モントリオール、カルガリーに限定されている。

 カナダ到着後の検査については、当初発表があったカナダの空港到着時に加えて、14日間の隔離終了近くにも検査を受けることが2月22日以降、求められる。

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