ハロウィンを安全に楽しもう

ジャックオーランタン。トリック・オア・トリートに来てほしくない場合は火をつけない Photo © the Vancouver Shinpo
ジャックオーランタン。トリック・オア・トリートに来てほしくない場合は火をつけない Photo © the Vancouver Shinpo

 ハロウィンが近付いてきた。今年はトリック・オア・トリートに出かけるべきか、あるいは訪れる子どもたちのために、チョコレートなどお菓子を準備するべきか、ハロウィンをどう楽しむか、悩んでいる読者もいるのではないだろうか。

 カナダ国内でも既にトリック・オア・トリートは行わないよう勧告が出ている地域もある。たとえば感染拡大が進んでいるオタワでは、10月14日に、続いて19日にはオンタリオ州の公衆衛生局もオタワ、ピール、トロント、ヨークの地域ではトリック・オア・トリートは勧めないとの発表を行った。


 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では安全対策を実施して楽しんでほしいとのこと。

 そこで今回はBC疾病予防センター(BCCDC)が発表したハロウィンでの注意事項を中心に、安全にハロウィンを過ごすヒントをまとめた。

今年は小規模なハロウィンを、そしてトリックオアトリートは近所で!

 BCCDCが一番に呼び掛けているのが、

  • 今年のハロウィンパーティはなし
  • トリック・オア・トリートは少人数のグループで安全に楽しく
  • お菓子を配るときは、例えばプールヌードルを使うなどして、クリエイティブにフィジカルディタンス確保

の3点。そして重要な注意事項として、

  • 体調が悪い、あるいは自己隔離中の人は外灯を消して、自宅で過ごす
  • マスクやフェイスカバーをコスチュームの一部にする*   
  • こまめに手を洗うか、除菌ジェルやスプレーを使う

 そのほか、マスクに関する注意事項としてCDC(アメリカ疾病予防センター)は次の注意を行っている。

*呼吸がしづらくなるので、マスクをした上からコスチュームのマスクを着けたりはしない。
*コスチュームのマスクで「メディカルマスク」代わりになると考えるかもしれないがコスチュームのマスクでは代わりにはならない。

 また、バンクーバーではマスクで仮装を楽しむキャンペーンも。

*バンクーバー観光局では「マスクをコスチュームの一部にしよう」というキャンペーンを行っている。撮った写真を#VanMaskeradeのハッシュタグをつけてインスタグラムに投稿、あるいはキャンペーンのウェブページに投稿すると抽選で賞品が当たる。

 期間は10月15日から31日まで。詳細はウェブサイトhttps://www.tourismvancouver.com/maskerade/で。

トリック・オア・トリートのヒント

  • 外灯など電気がついていない家は、お菓子を配っていないので近づかない
    • パンプキンのジャックオーランタンに火がついていない場合は、お菓子を配っていない。逆に子どもたちに来てもらいたくないという場合は、外灯を消し、ジャックオーランタンにも火をつけないようにしよう
  • 今年は遠出をしないで近所で
    • フィジカルディスタンスの確保が難しいことがあるので、混雑する場所やショッピングモールのような屋内でのトリック・オア・トリートを避ける。屋内で行う場合はマスクやフェイスカバリングを着用のこと
  • トリック・オア・トリートは6人までの少人数で
    • 階段や歩道では他の人と十分な距離を取る
    • 前のグループが出てくるまで待ってから、訪れるようにする
  • 出かける前とお菓子を食べる前には手を洗う
    • 歩きながらお菓子を食べる場合はハンドサニタイザーを持参
      (*CDCではさらに
      ・ドアベルなどを触った後はハンドサニタイザーを使用する
      ・アルコール分60%以上のハンドサニタイザ―を使う
      ・子どもがハンドサニタイザーを使うときには注意してみておく
      としている)
    • お菓子をひとつずつ消毒して渡す必要はないが、子どもたちに渡す前に手を洗う。トリック・オア・トリートの間は、自分の顔に触らないよう気を付ける
ジョンズホプキンス大学のハロウィンの注意のページより www.hopkinsmedicine.org
ジョンズホプキンス大学のハロウィンの注意のページより www.hopkinsmedicine.org

お菓子を渡すときもクリエイティブに

 BCCDCはお菓子を渡す時の注意事項もまとめている。

  • クリエイティブに!   
    • トングを使うなどして、フィジカルディスタンスを確保*
    • ボウルなどに入れて子どもに選ばせると、たくさんの子どもが触ることになるので避ける。**一つずつ渡す
    • 渡すのは個別包装されたお菓子のみ***
  • お菓子を渡すときは、マスクをつけて口と鼻をカバー  
    • できるだけ室内より屋外にいる  
    • 子どもがドアやドアベルに触らずにすむよう、できれば外で待機して、お菓子を渡す 
  • 外でお菓子を渡すことができない場合は、トリック・オア・トリートの間はドアベル、ドアノブ、手すりなどの人が触る場所の消毒を行う
  • 飾りつけはスモークマシンやフォグマシンのように咳を引き起こすようなものの使用を避ける  

*BCCDCはトングを例に出していたが、おたまを勧めている記事もある
*アルバータ州の保険局は机やテーブルを利用して、子どもたちと距離を確保するようとアドバイスをしている
*ドアベルを触らないようにと張り紙などをしておくのも一案
*CBCほか複数メディアが報じているトロントの配管工のアイデア。パイプでキャンディスライドを作って販売しているという

**ボウルなどを使う場合はハンドサニタイザーも用意して、キャンディを選ぶ前に子どもたちに使ってもらうのも一案
*** 紙の袋やカップに入れたお菓子を用意しても

インスタグラムの投稿から。こちらもチューブを使用している。

今年はハロウィンパーティはやめておこう

規模の大小にかかわらず、屋内でのパーティは新型コロナのリスクが高くなるので要注意。

  • 家族やソーシャルグループでビデオを観るなどしてハロウィンを楽しむ
  • 小さなパーティを開いたり、出席する場合は6人までのソーシャルグループで
    • 知っている人たちだけで。新しい仲間は避ける
    • スナックやタバコ、ドラッグなどをまわして楽しむことはしない
    • 室内より屋外で。窓を開けて換気に気を付ける
    • スモークマシンやフォグマシンのように咳を引き起こすようなものの使用を避ける  
    • ハンドサニタイザーは引火しやすいので注意!

(取材 西川桂子)

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