ケベック連合、保守党の党首が新型コロナ感染、国会再開に間に合わない事態に

 ケベック連合党イブ-フランソワ・ブランシェット党首が新型コロナウイルスに感染していることが18日分かった。

 ブランシェット党首はスタッフの感染が確認されたとして14日には自己隔離を実施していると発表した。その後、党首夫人が感染していることを夫人自らツイッターで公表していた。

 18日遅くには保守党エリン・オトゥール党首も新型コロナに感染していることが確認されたと発表した。

 オトゥール党首もスタッフの感染が確認されたため、家族とともに隔離状態に入っていることを16日に公表していた。

 オタワで検査所に行ったが検査を受けられずに帰され、国会議員と家族が受けられるガティノーの検査所で検査を受けたと報告していた。

 家族は陰性だったと発表している。

 両党首とも健康状態は良好と発表している。

2大野党の党首が国会再開に間に合わない事態に

 ケベック連合党ブランシェット党首は9月26日まで、保守党オトゥール党首は10月1日まで自己隔離をしなければならない。

 ケベック州では感染が確認されても症状が深刻でなければ自己隔離は10日間となっている。オンタリオ州では検査で感染が確認された日から、もしくは新型コロナの症状が出始めた日から14日間の自己隔離を実施と定められている。

 国会再開は9月23日。

 保守党は野党第一党でオトゥール党首は8月24日に党首に就任したばかり。党首として初めて臨む国会初日に出席できないことになる。

 ケベック連合党は野党第二党。2大野党の党首が揃って国会再開に出席できない前代未聞の事態となった。

 ただ、国会もフィジカルティスタンスを実施しながらの再開のため、すべての国会議員が出席できる状況でないことは明らかになっている。

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