カナダ政府が全国共通のワクチンパスポートの導入へ

 カナダ政府が海外への渡航用に、新型コロナワクチンの接種証明書、ワクチンパスポートの準備を進めている。カナダ移民・難民・市民権省のマーコメンディチーノ大臣が8月11日に発表した。

 連邦政府では現在、州や準州政府と協力して、カナダ全体で共通のセキュアなデジタル版証明書の準備をしているという。接種したワクチン名、ワクチンの種類、接種日と場所が記載される。

 証明書はワクチン接種を完了して、カナダに住む、カナダの市民権および永住権の所持者、および一時滞在者全てが利用できる。導入は秋を予定している。

 ワクチンパスポート発行は「カナダ人がより簡単に、また安全に海外に渡航できるようにするため」とメンディチーノ大臣は会見で語った。 8月12日時点でカナダにおけるワクチン接種証明書は、州や準州がそれぞれ発行している。

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