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BC州の公務員、9月2日からストの可能性

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の公務員が、早ければ9月2日にストライキを行う可能性が出てきた。

 8月29日にBC州公務員労組(BCGEU)は、同月11日から行われていたスト承認投票の結果を発表。投票資格のある組合員のうち86%が投票し、うち92.7%が賛成票を投じたと公表した。

 組合はすでに72時間前のスト通知を提出し、9月2日午前0時1分から実施できる態勢だという。

 BCGEUはBC州の公務員約34,000人を代表する組合で、森林消防士、刑務官、保安官、酒類・大麻の販売および流通スタッフ、ソーシャルワーカー、事務職員などが含まれる。

 さらに、地質学者や心理学者、エンジニアなど、政府雇用の専門職の組合であるプロフェッショナル従業員協会(PEA)もストを可決、BCGEUと足並みをそろえて、72時間前のスト通知を出すと発表した。PEAの組合員は約1,800人。

 両組合は3月31日以降契約がなく、7月中旬以降は交渉が行き詰まっていた。BCGEUのポール・フィンチ会長によると、交渉停滞の主な要因は賃金、在宅勤務の規則などだという。ただストライキがどのような形で実施されるかについては明言を避けている。

(記事 高城玲)

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BC州に熱波、リトンで2025年国内最高気温を記録

暑さ対策に設置されたMisting Station。消火栓から水を引いたシャワーが辺りを涼やかに。2022年7月26日リッチモンド市。Photo by Japan Canada Today
暑さ対策に設置されたMisting Station。消火栓から水を引いたシャワーが辺りを涼やかに。2022年7月26日リッチモンド市。Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州が夏の終わりに熱波に襲われている。8月25日にフレーザー・キャニオン地域にあるリトンで気温が41.3度に達した。カナダ環境省のデータによると41.3度は2025年のカナダ国内最高気温。これはリトンでの「8月25日の最高気温」で1934年に記録された37.2度を大きく上回った。

 25日にはリトンのほかにも州内16の地域で同日の最高気温記録が更新された。キャッシュクリークでは38.8度を記録し2022年の37.1度を更新。リルエットでは38.5度となり2022年の37.3度を上回った。さらにウィスラー、ペンバートン、カムループス、ケローナなどでも最高気温を記録した。

 猛暑は翌日も続き、この日も州内29の地域で「8月26日の最高気温」が更新された。リトンでは前日と同じ41.3度を記録。それまでの最高気温は1986年の36.6度だった。

 リルエットでも40.4度で1933年に記録した36.7度を更新。さらにフォート・セントジョン、タトラヨコレイク、オカナガン地方のバーノンなどで、100年近く前の記録が塗り替えられた。

 環境省は、フレーザー・キャニオンやトンプソン、オカナガンの南部などに熱波警報を発令中。これらの地域では今週、最高気温が35〜39度に達すると予測されている。

(記事 高城玲)

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「ガソリン節約のため」のスピード違反で高額の罰金

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州メリット近くで、「ガソリン節約のために」スピード違反をした運転手が、高い授業料を払うことになった。BCハイウェイパトロールによると、8月16日午後7時過ぎに、ハミルトン・ヒル・ロード付近のハイウェイ97Cで、制限速度100kmの区間を時速136kmで走っていたグレーのミニバンが捕まった。

 運転手はエドモントン在住の男性(36歳)で「ガソリンがほとんどなかったのでスピードを出した」と話したという。BCハイウェイパトロールのマイケル・マクラクリン巡査は「スピードを出すと燃費は大幅に悪化する」と伝えた。実際にそのバンは道路脇でガス欠になったという。

 さらにバンは8人乗りにもかかわらず9人が乗っていた。そのうちシートベルトを着けていたのはわずか2人。またチャイルドシートはバックルが壊れて使えない状態だった。

 運転手の男性には、スピード違反、同乗者シートベルト装着義務違反、チャイルドシート使用義務違反で、合計472ドルの違反切符が交付された。また、シートベルトを着用していなかった3人の同乗者も追加で合計501ドルの罰金が科された。さらに運転手はタクシーを呼んでガソリンをバンまで運んでもらったほか、定員オーバーの同乗者の移動費用も負担した。

 マクラフリン巡査は、「スピードを落とせば警察に捕まらないし、ずっと安全です。高速で事故を起こした場合、シートベルトを着けていない人は死んでしまうでしょう」と警告している。

(記事 高城玲)

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サッカイサーモン大量遡上で、レクリエーション釣りを限定解禁

 ブリティッシュ・コロンビア州フレーザー川のサッカイサーモン(ベニザケ)大量遡上を受けて、カナダ漁業海洋省(DFO)は、8月22日から一部区間でレクリエーションの釣りを解禁した。

 フレーザー川の潮汐区間(ミッション・ブリッジから河口まで)では9月2日まで1日2匹まで釣って持ち帰ることができる。また、ミッション・ブリッジからホープまでの非潮汐区間でも9月1日まで同様のルールが適用される。この区間ではピンクサーモンも1日4匹まで釣ることができる。さらにハリソン川やチリワック川などの支流でも、サッカイサーモンやピンクサーモンの釣りが認められている。釣りを楽しむにはライセンスが必要。

 フレーザー川でサッカイサーモンの釣りが解禁されるのは2022年9月以来。カナダ・アメリカ太平洋サケ委員会は、今年フレーザー川に960万匹のサッカイサーモンが回帰すると予測している。これは2018年以来最大で、4年に一度のピークの年を除けば1997年以来の規模だという。

 グローバルニュース電子版はDFOのサーモン上級顧問アダム・カイザー氏の話として、大量遡上の理由は単一ではなく、政府や先住民による生息地の回復、持続可能な漁獲制限、2019年のビッグバー・クリークの地すべりで塞がれていた遡上路の回復といった取り組みが寄与していると伝えている。

(記事 高城玲)

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エアカナダ、ストライキの影響で発生した自己負担費用を補償へ

バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today
バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today

 エアカナダは8月21日、客室乗務員労働組合のストライキによる欠航で宿泊や地上輸送機関などを利用して発生した自己負担費用を補償対象にすると発表した。

 対象は8月15日から23日までの予約便が欠航や遅延となった利用者。宿泊、食事、バスやレンタカーなどの地上輸送機関、他社航空会社利用、その他、欠航や遅延となったために発生した自己負担費用が対象となる。補償の申請は専用サイトRefund Assistance due to Labour Actionを利用する。エアカナダは影響を受けた利用客が多かったため、補償には4週間から6週間かかると説明している。ストライキにより約50万人に影響が出たとされている。

 また引き続き予約の変更にも応じているとしている。詳しくはエアカナダウェブサイトを参照。

 エアカナダによると8月22日の時点で国内線、アメリカ線、国際線ともに99%まで運航が回復していると発表している。

(記事 北野大地)

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カーニー首相、アメリカへの報復関税撤廃を発表

改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ
改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ

 マーク・カーニー首相は、CUSMA(カナダ・アメリカ・メキシコ協定)の対象となっているアメリカ製品への関税を全て撤廃すると22日の会見で発表した。アメリカの対応に歩調を合わせると説明。9月1日から実施する。

 カーニー首相事務所は前日の声明で、21日にアメリカのドナルド・トランプ大統領と電話会談したと明らかにした。内容について詳細には触れていないが、「建設的で、幅広い内容について話ができた」とし、貿易上の課題、経済・安全保障、ウクライナ問題などに及んだと説明していた。この電話会談に先駆け、アニタ・アナンド外務大臣が21日にワシントンD.C.でアメリカのマルコ・ルビオ国務長官と会談していた。

 アメリカとの関税をめぐる交渉は、7月末の期限で合意に達することができなかったため、トランプ大統領は8月1日からCUSMA対象外のカナダ製品への関税を35%に引き上げた。フェンタニルの密輸問題と、カナダがアメリカ製品に報復関税を課したことへの対抗措置だと説明している。

 カナダ政府は、これまでに3度アメリカからの輸入品に報復関税を発動、総額600億ドル相当の消費財や自動車などへの関税を課してきた。報復関税取り下げについてカーニー首相は、今はアメリカとの間で新たな貿易関係を構築していく過程にあると説明した。

 一方で、アメリカからの鋼鉄、アルミニウム、自動車関連への関税は引き続き維持するとし、報復関税を全廃したわけではないことを強調した。会見では、アメリカの関税対応に弱腰になっているのではないかとの質問も出たが、CUSMA内のカナダからアメリカへの輸入品は無関税となっていることに歩調を合わせたものだと説明。報復関税一部撤廃でアメリカとの交渉再開の確約をトランプ大統領から得たのか問われると「イエス」と答えた。

 首相は、アメリカがカナダからの鉄鋼、アルミ、自動車、銅、木材、エネルギーなどに関税を課しているにもかかわらず、アメリカとの貿易のうち85%は依然としてCUSMAにより無関税で、これは他国よりも有利な条件だと強調した。

 カナダ政府は2026年に予定されているCUSMAの見直しに向けた準備のため9月からカナダの優先事項などについて協議を開始するとも発表した。

 21日の声明では、「両首脳は近く再び会談を行うことで合意した」としている。

 ホワイトハウスは今回の措置を歓迎、22日トランプ大統領も記者団に、「カーニーのことはとても好きだ。昨日の会談も非常に良かった」などと語った。

(記事 高城玲)

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FIFA2026年W杯優勝トロフィがバンクーバーにやってくる!

バンクーバー市「FIFAワールドカップ26™公式ホストシティブランド」。Provided by the City of Vancouver
バンクーバー市「FIFAワールドカップ26™公式ホストシティブランド」。Provided by the City of Vancouver
式典で行われたミニゲームに参加する子どもたち。中央には、ハーバート大臣や元カナダ女子代表クリスティーン・シンクレアさんも並んだ。2025年6月11日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
式典で行われたミニゲームに参加する子どもたち。中央には、ハーバート大臣や元カナダ女子代表クリスティーン・シンクレアさんも並んだ。2025年6月11日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 世界で最も有名なトロフィと言われるFIFAワールドカップの優勝トロフィがバンクーバーにやってくる。

 2026年にカナダ・アメリカ・メキシコの3カ国で共同開催されるW杯。カナダではバンクーバー市で7試合、トロント市で6試合が予定されている。

 6月11日には開幕1年前イベントが行われ、ボランティアの募集も始まるなど着々と開催に向け準備が進んでいるワールドカップ。

 そんな世界的イベントの開催都市バンクーバーで、サッカー最高峰の大会で頂点に立つ者だけが触れることのできる優勝杯が間近で見られる絶好のチャンス。

 入場料は無料。開催は2時間のみ。サッカーファンでなくても一度は見てみたいFIFA優勝トロフィだ。

日時:2025年8月26日(火)9:00 am – 11:00 am
会場:Italian Cultural Centre(3075 Slocan Street, Vancouver, BC)
入場料:無料
Italian Cultural Centreのウェブサイト:www.italianculturalcentre.ca

(記事 北野大地)

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アルバータ州補欠選挙、保守党ポワリエブル党首が圧勝

 アルバータ州バトルリバー-クロウフット選挙区で連邦議員補欠選挙が8月18日に実施され、保守党ピエール・ポワリエブル党首が約80%の得票率で圧勝した。

 同選挙区は今年4月に行われた連邦総選挙で保守党ダミアン・クレック氏が当選した選挙区。しかしポワリエブル党首が長年当選してきたオタワの選挙区で4月に落選したため、クレック氏が辞職し、補欠選挙となった。この選挙区は全国でも2番目に保守党が強い選挙区と言われ、ポワリエブル党首が落選する可能性は限りなく低かったが、落下傘候補として住民に受け入れられるかが焦点だった。

 これでポワリエブル党首は党首として9月15日から再開する国会に出席できることになった。それまでに宣誓式が行われるかは未定。

 ポワリエブル党首率いる保守党は4月の総選挙で議席は増やしたが、政権奪取に失敗した。保守党は一時支持率で20%以も自由党を引き離していた。しかし、今年1月にジャスティン・トルドー前首相の辞任、アメリカ・トランプ大統領の再選、トランプ関税によるアメリカとの経済摩擦などで、トルドー前首相を引き継いだマーク・カーニー首相が誕生すると支持率は逆転。総選挙でも自由党に及ばず、野党第1党から抜け出せなかった。

 保守党は来年1月にアルバータ州カルガリー市で開催する党大会で党首への承認投票を行う。

 ポワリエブル党首は20日、ブリティッシュ・コロンビア州サレー市で当選後初めての会見を行った。自由党が政権を担っている過去10年で物価は上昇、犯罪は増加、移民政策の失敗、トランプ政権や中国との交渉失敗など、自由党政策を批判。保守党は、不法滞在者を含めた犯罪者への厳格な対応、アメリカに頼らない貿易の多角化、国内経済の活発化などを実施すると語り、「カナダファースト」を進めると強調した。

 世論調査会社ナノスリサーチが19日に発表した調査結果によると、自由党の支持率は44.4%、保守党32.4%。首相にふさわしい党首は、自由党カーニー党首が51.5%、保守党ポワリエブル党首が24.4%。

 来年1月の党大会までに9月から始まる国会で自由党を追求し、この支持率をどこまで縮められるかが焦点となる。

(記事 三島直美)

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エアカナダ客室乗務員組合ストライキ終了、19日午後から運航再開

バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today
バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today

 エアカナダは19日、客室乗務員労働組合CUPEと暫定合意したと発表した。客室乗務員は同日から職場に復帰、エアカナダ、エアカナダ・ルージュは同日午後から運航を再開する。

 エアカナダによると運航が完全に正常に戻るまでには7日から10日かかるという。19日午後からの運航再開でも引き続き欠航便が出ると説明している。

 エアカナダは13日のストライキ決行通告を受けて、14日、15日に計画運休し約700便を欠航、16日からは客室乗務員組合がストライキを決行したため3日間全便が欠航した。エアカナダの利用者は1日約13万人という。

 19日からの全面運航開始を受け、アジアやヨーロッパなどの長距離国際線が遅れて運航する。バンクーバー空港のウェブサイトによると、バンクーバー発は上海や香港、ソウル線が数時間遅れ、成田行きは約30分遅れとなっている。トロント空港発日本行きは、ウェブサイトによると、羽田行きは欠航だが、大阪、成田行きは遅延運航となっている。19日以降に予約している場合は自身の予約状況を確認する必要がある。

 エアカナダによると、長距離国際線はカナダを出発してから現地に到着し、またカナダに戻ってくるまで約3日を要するため、現地発がすぐに運航できないこともあると説明した。

エアカナダの予約変更の説明はこちらから。
https://www.aircanada.com/ca/en/aco//home/book/travel-news-and-updates/2025/ac-action.html#/

(記事 北野大地)

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エアカナダ客室乗務員組合ストライキ続行、復職命令拒否

バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today
バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today

 エアカナダ客室乗務員労働組合CUPEのストライキは18日も続行されている。カナダ政府は16日にパティ・ハイデュ労働大臣が会見し、政府が介入することを発表した。17日にはカナダ産業関係委員会(CIRB)が復職命令を出したが組合はこれを拒否。ストライキを続行している。

 18日にはCUPEが記者会見し、復職命令拒否によりなんらかの処分を受けてまでもストライキを続行する覚悟だと語った。

 報道によると同日夜、エアカナダと組合は調停人の介入を受け協議が始まったという。エアカナダは、19日午後4時までエアカナダとエアカナダ・ルージュを欠航すると発表した。

 組合によるストライキは継続されている。

(記事 北野大地)

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エアカナダ労働組合ストライキでエアカナダ全便欠航へ

バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today
バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today

 エアカナダは16日、エアカナダ客室乗務員労働組合(CUPE)によるストライキのため、エアカナダとエアカナダ・ルージュの全便の運航を停止したと発表した。

 15日にも午後8時(東部標準時)までに623便を欠航し約10万人が影響を受けたと発表していた。

 ストライキは16日午前12時58分(東部標準時)からで、バンクーバーでは15日午後9時58分から。

 バンクーバー空港やトロント空港のホームページではすでに欠航の表示がされている。エアカナダ・ジャズとエクスプレスは運休の対象外。

 エアカナダは別便への振り替え、もしくは返金に応じるとしている。https://www.aircanada.com/ca/en/aco/home/book/travel-news-and-updates/2025/ac-action.html#/

 今後も欠航の影響による混乱は避けられないとみられ、空港でも人員を増加して対応するという。

(記事 北野大地)

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15日は日本行きも欠航、エアカナダ労使交渉行き詰まりストライキまで数時間に迫る

バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today
バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today

 エアカナダは16日からの客室乗務員労働組合CUPEエアカナダ支部のストライキに備えて計画的に減便を進めている。15日は、これまでに約300便が欠航となっていることが分かった。エアカナダによると今日中に約500便が欠航になるという。

 国際線の長距離路線を中心に午後からの欠航が相次ぎ、バンクーバー発大阪行き、トロント発羽田行きも欠航となった。さらに、16日成田発バンクーバー着、大阪発バンクーバー着、成田発トロント着もすでに欠航が決まっている。

 CUPEは15日正午(東部標準時)を期限していた政府介入について、拒否すると発表した。あくまでもエアカナダとの協議での決着を求めるという。

 もし何らかの合意に至らなければ16日午前1時(東部標準時)、15日午後9時(太平洋標準時)からストライキに突入する。その場合、エアカナダ、エアカナダ・ルージュのカナダ発着全便が欠航となる。パイロットの労働組合との交渉時は直前でストライキを回避した。

 組合が要求しているのは、賃金引き上げと賃金対象となっていない無給労働への100%の対応で、引き下がるつもりはないとしている。

 エアカナダは利用客に、予約便が欠航となった場合は、他の便に振り替えるか、全額返金に応じるとしている。https://www.aircanada.com/ca/en/aco//home/book/travel-news-and-updates/2025/ac-action.html#/

(記事 北野大地)

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