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BC州政府、タンブラーリッジ銃撃事件めぐりオープンAIを提訴

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は、今年2月10日にタンブラーリッジで起きた銃乱射事件に関し、オープンAI社に法的措置を取り、AIにより強い規制を求める姿勢を明らかにした。

 同事件ではジェシー・バン・ルーツェラー容疑者が事件のシナリオ作成にオープンAI社のChatGPTを利用したとされている。9月21日にニキ・シャーマ司法長官は、州政府はオープンAI社に、事件前に容疑者のやりとりの危険性を把握していたにも関わらず法執行機関に通報しなかったとして、カリフォルニア州で訴訟を起こしたと声明で発表した。

 シャーマ長官は「タンブラーリッジの人々は想像を絶する喪失を経験した。彼らには回答と責任を求める権利がある」と述べている。そのうえで、オープンAI社が、被害者や遺族、タンブラーリッジの地域社会が提起した懸念に、いまだに充分な対応をしていないと指摘。安全対策の強化や透明性の向上など、新たな悲劇を防ぐための具体的な行動を取るべきだとした。

 さらに今回の訴訟は、テクノロジー企業に対し、深刻な暴力につながるような脅威を把握した場合の責任や、公共の安全確保のためにどのような措置を取るべきかという問題を提起するものだと主張している。

 シャーマ長官は「テクノロジーが進化する中で、法律や安全対策の枠組みも、それに歩調を合わせて進化しなければならない」とし、国を上げてAI技術やオンラインプラットフォームに安全対策を設けることが急務と強調。その具体的な取り組みとして、AIの行為について人間の責任を問うことができる仕組みを確立するため、連邦政府の各大臣にカナダ刑法改正の政策案を提示していると述べている。

(記事 高城玲)

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海上自衛隊練習艦隊バンクーバーに寄港、コミュニティとふれあいも

練習艦「かしま」のキャラクター「かしまるくん」と「ましかちゃん」が見学者をお出迎え。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
練習艦「かしま」のキャラクター「かしまるくん」と「ましかちゃん」が見学者をお出迎え。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
練習艦「かしま」のキャラクター「かしまるくん」と「ましかちゃん」が見学者をお出迎え。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
練習艦「かしま」のキャラクター「かしまるくん」と「ましかちゃん」が見学者をお出迎え。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ

 海上自衛隊練習艦隊の練習旗艦「かしま」と随伴艦「やまぎり」が9月15日から18日までブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーに寄港、ノースバンクーバー市のドックに停泊した。

 滞在中実習幹部らは、バンクーバー日本語学校並びに日系人会館での音楽演奏会、リッチモンド市スティーブストンでの武道交流など、日系カナダ人にゆかりの深い場所で交流した。

献花する海上自衛隊練習艦隊実習幹部ら。2026年9月16日、バンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
献花する海上自衛隊練習艦隊実習幹部ら。2026年9月16日、バンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ

 16日午前には練習艦隊司令官・東良子海将補と実習幹部200人を含む一行がバンクーバー市スタンレーパーク内にある日系カナダ人戦没者慰霊碑を訪問。在バンクーバー日本国総領事館・髙橋良明総領事と日系カナダ人代表として参加したデイビッド・イワアサ氏、カナダ海軍太平洋艦隊司令官デイビッド・パッチェル少将と共に献花した。

「かしま」が停泊するドック前には長蛇の列が。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
「かしま」が停泊するドック前には長蛇の列が。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ

 同日午後には「かしま」の一般公開が行われ、ノースバンクーバー市のドックには入船を待つ人の長蛇の列が。晴天にも恵まれ、バンクーバー総領事館によると約3,000人が艦内での見学を楽しんだという。かしまの乗組員らと記念撮影をする場面もあり、バンクーバーの市民らと交流する姿が見られた。

 バンクーバーで剣道を教えている田口さんは、かしまに乗船している剣道部と交流があるという。家族と一緒に艦内を見学したMarcus Akira Yuくん(8歳)は「すごくかっこよくて、興味深かった」と感想を語った。

 海上自衛隊練習艦隊はバンクーバー出港後、アメリカ・アラスカ州アンカレッジ市などに寄港し、日本に帰港する。

バンクーバーで剣道を教えている田口さんと家族。Marcus Akira Yuくん(8歳)も一緒に記念撮影。かしま2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
バンクーバーで剣道を教えている田口さんと家族。Marcus Akira Yuくん(8歳)も一緒に記念撮影。かしま2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
左から、東良子海将補、髙橋総領事、イワアサ氏。日系カナダ人戦没者慰霊碑前で。2026年9月16日、バンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
左から、東良子海将補、髙橋総領事、イワアサ氏。日系カナダ人戦没者慰霊碑前で。2026年9月16日、バンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
献花後に敬礼して敬意を表す参加者。2026年9月16日、バンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
献花後に敬礼して敬意を表す参加者。2026年9月16日、バンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
音楽隊の演奏も。2026年9月16日、バンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
音楽隊の演奏も。2026年9月16日、バンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
甲板には大勢の人が。青空が広がる晴天に恵まれ、向こう岸のバンクーバー・ダウンタウンもくっきりと見える。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
甲板には大勢の人が。青空が広がる晴天に恵まれ、向こう岸のバンクーバー・ダウンタウンもくっきりと見える。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
「かしま」に横付けされている随伴艦「やまぎり」にも見学者は興味津々。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
「かしま」に横付けされている随伴艦「やまぎり」にも見学者は興味津々。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
見学を終え艦から降りる直前(タラップを降りる前)で敬礼してお見送り。多くの人が写真を撮って下船していた。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
見学を終え艦から降りる直前(タラップを降りる前)で敬礼してお見送り。多くの人が写真を撮って下船していた。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
「かしま」の前でも一緒に記念撮影。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
「かしま」の前でも一緒に記念撮影。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
バンクーバー市ダウンタウンを背に停泊する海上自衛隊練習艦隊の練習旗艦「かしま」(右)と随伴艦「やまぎり」。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
バンクーバー市ダウンタウンを背に停泊する海上自衛隊練習艦隊の練習旗艦「かしま」(右)と随伴艦「やまぎり」。2026年9月16日、ノースバンクーバー市。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ

(記事 編集部)

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カナダ最大の語学学校、バンクーバー・トロント校が突然の閉鎖

カナダ最大の民間の語学学校International Language Academy of Canada(ILAC)閉鎖を発表後。2026年9月21日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
カナダ最大の民間の語学学校International Language Academy of Canada(ILAC)閉鎖を発表後。2026年9月21日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
カナダ最大の民間の語学学校International Language Academy of Canada(ILAC)閉鎖を発表後。2026年9月21日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
カナダ最大の民間の語学学校International Language Academy of Canada(ILAC)閉鎖を発表後。2026年9月21日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 カナダ最大の民間の語学学校International Language Academy of Canada(ILAC)が9月18日に閉鎖を発表した。突然全授業を打ち切られた生徒約1,400人の他、スタッフ、そして業界にも大きな衝撃を与えている。

 同校は約30年の歴史を持つ老舗校で、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市とオンタリオ州トロント市で展開し、短期の英語コース、ハイスクール・プログラム、カレッジ・プログラムなどを提供していた。両校とも閉鎖した。

 18日に同校ホームページで破産保護の申請と事業停止を発表。「この3年間、他の多くの教育機関と同様に、教育分野に大きな影響を及ぼす規制変更を受けて、財務面での困難が増していた」と説明した。

 カナダ連邦政府が2024年に留学生への学生ビザの申請受付数に上限を設けて以降、多くの教育機関は資金面での問題に直面している。カナダに学生ビザで入国する新規留学生の数は、2024年には約293,000人だったが、2025年には115,000人までに減少した。今年1月から7月までの新規留学生は約28,000人にとどまっている。

 カナダの語学教育プログラムを代表、認定するLanguages Canadaでは、ILACの元生徒への支援を行っている。9月21日時点で約430人が同団体に加盟する別の語学学校に転校したという。

(記事 高城玲)

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辞任、離党、復帰…前倒し選挙巡りBC保守党迷走

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州で、10月24日投開票の州議会選挙を行うことが決定した。予定より2年前倒しとなった解散選挙となったことで、混乱しているのが野党第1党だったBC保守党。選挙戦突入で離党や党復帰など動きが激しくなっている。

 BC保守党はケリー=リン・フィンドレー党首の就任以降、離党者が相次いでいた。9月18日には、8月に離党したピーター・ミロバー氏をはじめ元BC保守党所属議員8人がセンターBC党への合流を表明、ミロバー氏が党首に就任した。BC保守党ではさらに、元党首ジョン・ラスタッド氏ほか3人が党を追い出されたことが明らかになった。

 フィンドレー党首は離党者を多く出したにも関わらず続投の意向を示していたが、9月20日に辞任を発表。BC保守党は21日にローン・ドークセン氏(リブー・チルコティン選挙区選出)の暫定党首就任を発表し、さらにラスタッド氏を含む複数の議員が復帰したことを明らかにした。

 一見落ち着いたかに見えたBC保守党だが、混乱はさらに続く。9月22日にデイビッド・イービー州首相が州議会選挙の前倒し実施を発表すると、右派陣営に新たな動きが生じた。

 センターBCの党首に就任したばかりのミロバー氏が当日にBC保守党への復帰を表明したのだ。ミロバー氏は「今は、より良いBC州に向けた歩みを些細な個人的対立で妨げているときではない」と述べた。センターBCに合流した7人の元BC保守党議員のうち、6人がミロバー氏に追随し復党した。エレノア・ストゥルコ氏だけはセンターBCに留まり、新党首に就任した。

 今回の選挙では、政権与党だったBC新民主党(NDP)、野党第1党だったBC保守党、BC保守党から分裂したセンターBC、OneBC、グリーン党と、無所属の候補者で争うことになる。

(記事 高城玲)

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カーニー首相EUとの連携強化、EU委員長は「準加盟国」を提案

改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ
改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ

 マーク・カーニー首相は9月15日から17日にかけて、ヨーロッパとの連携を深めることを目的にフランスやイギリスを訪問した。

 カーニー首相は9月16日に、フランス・ストラスブールで開かれた欧州委員会に出席した。その席で欧州委員会ウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、欧州連合(EU)とカナダは現在のパートナーシップを「緊急に再構想する」必要があると発言。単なる自由貿易協定を超えた関係に進むべきだと述べ、カナダがEUの「準加盟国」となることを提案した。

 カーニー首相は17日の演説で、「ライエン委員長の意向を歓迎する」と語ったが、EUとカナダとの間には「未来に向けた同盟」を築くことが重要とした。具体的な構想としては、重要鉱物、防衛産業の生産能力、AI・コンピューティング、エネルギー安全保障、宇宙、決済の分野での協力や、農産物以外のモノやサービスにおけるシームレスかつデジタル化された貿易、さらにEUのErasmus+(教育、訓練、スポーツ、国境を超えた学生の交流を支援するプログラム)へのカナダの参加などを挙げている。

 またカーニー首相はヨーロッパとカナダの歴史的なつながりについて触れ、EUとの関係強化はカナダの主権を損なうものではなく、むしろ主権を強化するものだと強調した。カナダ国民の大多数がヨーロッパとの関係強化を指示しているとも語った。

(記事 高城玲)

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BC州首相議会を解散、前倒し選挙へ 投開票は10月24日

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州デイビッド・イービー州首相は9月22日、議会を解散し、選挙を2年前倒しで10月24日に実施すると発表した。

 前倒し選挙の理由としてイービー州首相は、アメリカとの貿易摩擦でBC州には「存亡に関わる局面」が生じており、これに対応するために新しい州政府が必要だとした。さらに、野党BC保守党が州内に「MAGA型の政治」を持ち込もうとしているとも述べた。

 今夏BC保守党では多くの離党者や党首の辞任が起きるなど州内の右派の間で混乱が続いていて、イービー州首相が前倒し選挙に踏み切るのではないかという憶測が流れていた。

 今回の発表について、9月20日にBC保守党の暫定党首に就任したばかりのローン・ドークセン氏は「安っぽく、日和見的な政治的判断だ」と批判。一方で「デイビッド・イービーはこの判断を後悔することになるだろう。今回の選挙が希望と真の変化をもたらす機会になるからだ」と語った。

 バンクーバー市ケン・シム市長をはじめBC州内自治体の市長は、イービー州首相に前倒し選挙を延期するよう求めていた。州内の自治体では10月17日に市長や市議を選出する地方選挙が控えており、有権者の関心が分散したり、投票で混乱が生じたりすることを懸念していた。

(記事 高城玲)

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BC州野党の動きが活発化 元BC保守党ミロバー議員、センターBCの党首に就任

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の総選挙前倒しが噂されるなかで、9月18日、元BC保守党ピーター・ミロバー議員が「センターBC(CentreBC)」の党首に就任した。同党にはミロバー党首を含む8人の元BC保守党議員が参加、州議会に8議席を持つことになる。前党首マイク・バーニア氏は党首の座をミロバー議員に譲るために退任した。

 ミロバー党首の古巣であるBC保守党は、ケリー=リン・フィンドレー氏が党首に就任して以来、離党者が相次いでいる。ミロバー議員は8月に党幹部の方針に異を唱えて離脱、ほかにも複数の議員が相次いで党を離れた。

 9月18日には、ネチャコ・レイクス選挙区選出で元党首ジョン・ラスタッド議員、サレー=ホワイトロック選挙区のトレバー・ハルフォード議員、スキーナ選挙区のクレア・ラテ議員の離党が明らかになった。フィンドレー党首が就任した5月以降に離党した議員は計12人となる。

 ミロバー党首によると、ほかにも複数の議員が今後の対応を検討しており、近くセンターBCに加わる可能性があるという。同党首は、現在のBC保守党指導部に不満を持つ党員にセンターBCに参加するよう呼びかけているという。

(記事 高城玲)

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今秋から時間の変更なし 通年タイムゾーン名称は「PCT」

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では、毎年11月に時計の針を1時間戻していたが、今年からはその必要がなくなる。

 BC州では今年3月に、年2回行っていた時間変更を廃止しすることを決定した。これまでの太平洋夏時間(サマータイム)を通年で採用することとし、3月に最後の時間の切り替えが行われた。新しいタイムゾーンの名称はPacific Time(PCT)とすると9月17日に発表した。

 州政府のニュースリリースによると、2019年夏に実施された時間制度に関する意見募集には約22万3千人が参加、93%が通年の夏時間採用を支持した。ディアナ・ギブソン市民サービス大臣は、通年タイムゾーン導入のメリットとして「健康状態の改善、日常生活における混乱の軽減、スケジュール管理の簡素化、冬季に夕方の明るい時間が1時間増えること」を挙げている。

 なおBC州北部や南東部の一部地域は山岳部時間を導入しており、これらの地域に関しては今回の変更は影響しない。

 一方、BC州外でも同様の通年タイムゾーンの動きが広がっている。アルバータ州とノースウエスト準州はBC州に追随して今年の春に、そしてマニトバ州政府は9月17日に通年タイムゾーン移行を発表した。BC州の北に位置するユーコン準州は2020年から、サスカチュワン州はすでに1966年から通年タイムゾーンを採用している。

(記事 高城玲)

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「51番目の州にはならない」国境検問所に新たな看板

Photo by the Government of British Columnbia
Photo by the Government of British Columnbia
Photo by the Government of British Columnbia
Photo by the Government of British Columnbia

 アメリカへの報復関税が発動した9月8日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州とアメリカとの国境検問所に新たな看板が設置された。

 看板は2種類あり、いずれも州政府からのメッセージが書かれている。ひとつは「カナダのブリティッシュ・コロンビア州へようこそ!(カナダは)強く、誇り高く、51番目の州になることは絶対にありません。残念でした!」というもの。そして2枚目には「ポイ捨て禁止」「ヘラジカに注意」などの注意事項とともに、「優しさ≠弱さ」「51番目の州にはなりません」のサインが描かれている。

 同州ビクトリア市で会見したデイビッド・イービー州首相は新看板設置について「BC州民を支援する姿勢を示す」ことが目的だと説明した。「これは非常にカナダらしいメッセージ。自信とユーモアがあり、そして何より明確。BC州はカナダの一部であり、カナダは売り物ではない」と改めて強調した。

 イービー州首相は、カナダ・アメリカ両国での失業、企業倒産の可能性など、ドナルド・トランプ大統領がもたらした貿易戦争による厳しい現実に触れつつ、その対策として公共サービスの維持や州内の中小企業の支援を行うとし、さらに今後はヨーロッパやアジアとの貿易拡大に取り組むと述べた。

 BC州民にはBC州産またはカナダ産の商品やサービスを選ぶよう呼びかけた。

(記事 高城玲)

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メトロバンクーバーで銀行・クレジットカード回収詐欺

 バンクーバー市郊外のメープルリッジ市で、銀行カードやクレジットカード回収に関する詐欺が最近相次いでいるとしてメープルリッジRCMP(連邦警察)が注意を呼びかけている。

 手口は、まず銀行やクレジットカード会社などのスタッフを装い「あなたの口座が不正利用された」などと連絡してくる。そのうえで、被害者の自宅に人を派遣し、銀行カードやクレジットカードを直接回収するという。

 RCMPによると、詐欺はさまざまな方法で被害者の不安をあおるほか、場合によっては口座に関する情報を持っていることもあるという。さらに「スタッフがカードを自宅まで回収に来る」という方法が話に信ぴょう性を持たせ、被害者を油断させるとみている。

 同様の事件は過去にリッチモンド市やバンクーバー市でも起きている。リッチモンドRCMPの今年5月の発表によると、詐欺はカードを回収する前に被害者から暗証番号など個人情報を聞き出していたという。

 メープルリッジRCMPは「銀行やクレジットカード会社などが自宅に人を派遣してカードや現金、個人情報を回収することは決してない」と指摘。被害に遭わないための対策として、「不審に思ったら電話を切ること」「カードの不正利用が心配な場合や本当に金融機関からの電話か確認したい場合は自分から金融機関に連絡すること」を挙げている。

 もし被害に遭った場合は、金融機関と警察に連絡したうえで口座を確認し、不審な取引がないか注意するよう呼びかけている。

(記事 高城玲)

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W杯バンクーバー大会象徴、サイエンスワールドサッカーボール撤去始まる

FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会の象徴サイエンスワールドのサッカーボールデザインが解体される。撮影 斉藤光一
FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会の象徴サイエンスワールドのサッカーボールデザインが解体される。撮影 斉藤光一
FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会の象徴サイエンスワールドのサッカーボールデザインが解体される。2026年9月。撮影 斉藤光一
FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会の象徴サイエンスワールドのサッカーボールデザインが解体される。2026年9月。撮影 斉藤光一

 FIFAワールドカップ北中米大会が7月19日にスペインの優勝で幕を閉じてから1カ月以上がたち、バンクーバー開催に合わせてデザインされたサイエンスワールドの巨大サッカーボールのデザイン解体が9月に入り始まった。

 バンクーバー市が設置したグランビル通りの歩行者天国も夏休みが終わる9月7日で終了し、8日からW杯仕様のオブジェなどの撤去が始まった。

 6月11日に開幕したW杯期間中、バンクーバーでは7試合が行われ、連日会場となったBCプレースは5万人超が詰めかける超満員。会場に入り切らないファンがグランビル通りに集まり、試合中、試合前後で連日盛り上がった。

ワールドカップ期間中ファンが集まり盛り上がったグランビル通りもW杯オブジェなどが撤去される。2026年9月。撮影 斉藤光一
ワールドカップ期間中ファンが集まり盛り上がったグランビル通りもW杯オブジェなどが撤去される。2026年9月。撮影 斉藤光一
ワールドカップ期間中ロブソン通りに飾られていたバンクーバーで試合をした国のデザインボールも撤去。2026年9月。撮影 斉藤光一
ワールドカップ期間中ロブソン通りに飾られていたバンクーバーで試合をした国のデザインボールも撤去。2026年9月。撮影 斉藤光一

(記事 編集部)

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カナダ、280億ドル相当のアメリカ製品に報復関税を発動

改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ
改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ

 カナダ政府は9月8日午前0時1分から、アメリカからカナダに輸入される280億ドル相当の製品に新たな関税を課した。

 今回発動した「ドル・フォー・ドル」関税は、アメリカが8月22日に導入した関税への報復措置。両国の貿易交渉決裂を受けて、アメリカのドナルド・トランプ大統領は、280億ドルを超えるカナダ製品に50%の関税を課した。

 カナダの「ドル・フォー・ドル」関税は約700品目のアメリカ製品が対象。税率は15~50%で、鉄鋼やアルミニウムなどの原材料からトイレットペーパーなどの家庭用品まで、アメリカ側の関税リストにある品目を対象としている。

 マーク・カーニー首相は関税発動の数時間後に国民に向けたビデオメッセージを公開し、他国と新たな貿易協定を結び、アメリカへの依存度を下げていくというカナダ政府の方針を改めて示した。また、先月の貿易交渉でアメリカ側が、カナダの他国との貿易やフランス語政策に干渉しようとしたことについて改めて批判。カナダがアメリカから距離を置き、貿易関係を転換していくには痛みがともなうが、何も手を打たなかった場合、代償ははるかに大きくなると強調した。

(記事 高城玲)

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