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BC保守党、新党首のもとで離党相次ぐ

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州議会の最大野党BC保守党では、8月に入り議員の離党が相次いでいる。5月に就任したケリー=リン・フィンドレー党首を巡る党内対立が背景にある。

 8月14日、党首選でフィンドレー氏と争ったピーター・ミロバー州議員(カムループス・センター選挙区)が離党した。24日にはイアン・ペイトン議員(デルタ・サウス選挙区)が、25日にはロザリン・バード議員(プリンス・ジョージ-バルモント選挙区)が続いた。ミロバー議員とペイトン議員は新たな政党を結成する意向を明らかにしている。

 さらに26日には、ブレナン・デイ議員(コートニー-コモックス選挙区)とテレサ・ワット議員(リッチモンド-ブリッジポート選挙区)が党を離れた。

 デイ議員は離党理由を、フィンドレー党首本人と主要スタッフや党内指導部の判断力、倫理基準に対する信頼を失ったと語った。

 ワット議員の離党はSNS上の匿名アカウントが投稿したスクリーンショットが発端となった。投稿には、フィンドレー党首がワット議員について「中国共産党と関係がある」と述べたとされる内容が含まれていた。ワット議員はこれに反発、根拠もなくカナダへの忠誠心を疑問視されたとし、フィンドレー党首からの謝罪もなかったと主張した。

 BC保守党ではフィンドレー党首の就任以来、州議員だけでなく、事務局長アンジェロ・イシドロウ氏など主要な幹部も党を去っている。

 BC保守党は2024年の州議会選挙で44議席を獲得、消滅したBCユナイテッド(旧BC自由党)を支持していた保守層の受け皿となり最大野党となった。しかし以降は、ジョン・ラスタッド前党首やフィンドレー党首への反発、イデオロギーの違いの表面化など問題が続出。これまでに離党や除名などで党を離れた議員は12人。これには、現在州議会に議席を持っていないフィンドレー党首が補欠選に出馬できるよう、議員を辞職したリアン・ガスパー氏(アボッツフォード-ミッション選挙区)も含まれている。

(記事 高城玲)

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BC州、非常事態宣言を8月29日まで延長

ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service
ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service

 ブリティッシュ・コロンビア州政府は8月21日、現在発令中の非常事態宣言を7日間延長し、8月29日までとすることを発表した。

 州政府は8月8日に、州内各地で多数の山火事が発生していることを受けて非常事態を宣言。大規模なボールド・レンジ山火事では、その時点で2万人以上が避難していた。

 現在、多くの住民がすでに自宅に戻っているものの、引き続き州内では数千人が避難警報または避難命令の対象となっている。また、オカナガン地域をはじめ州内の一部では、高温で乾燥した天候が続き、山火事のリスクが依然として高い状態にある。

 今回の延長について州政府は「山火事の状況が変化し続けるなか、迅速な対応のために必要な手段を確保しておくこと」が目的だとしている。非常事態宣言が維持されることによって、州政府は、緊急事態・災害管理法に基づく非常時の権限を引き続き行使できる。

 8月24日時点で州内には依然として山火事は170件あり、35%が制御不能。避難命令は32件、避難警報は55件。

 州政府は住民に引き続き山火事に警戒するよう呼びかけている。非常事態への備え、対応は以下の通り。

  • 緊急時の対応計画の確認。避難警報や避難命令が出た場合にどう行動するか、家族全員で確認しておく。
  • Emergency Support Servicesに事前登録する。BC Services Cardアプリ、ESSのウェブサイトから登録できる。
  • 家族やペットのための「Grab-and-Go Bag(非常持ち出し袋)」を用意する。 薬、重要書類、携帯電話の充電器、水、食料、衣類などを入れ、自宅や職場、車内に備えておく。
  • 最新情報を確認する。各自治体、先住民コミュニティ、EmergencyInfoBC.caで最新の緊急情報を確認する。
  • 避難指示が出た場合は当局の指示に従う。

(記事 高城玲)

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トランプ大統領、カナダへの追加関税実施を3日間延期

Canada News

 アメリカのドナルド・トランプ大統領は8月18日夜、19日午前0時1分(東部標準時)に発動予定だった、一部のカナダ製品に対する50%の関税実施を3日間延期すると発表した。

 延期措置はマーク・カーニー首相との電話会談を経て行われ、発動2時間前の延期発表となった。今回の追加関税の対象は合計280億ドルを超える数百種類の製品で、合板からアイスホッケーのスティックまで幅広い品目が含まれている。

 トランプ大統領は延期の理由について、「カナダとアメリカが文書の最終確定を条件に合意​に達した」とSNSに投稿した。また今回の合意によって、バイデン前政権によって中止されたキーストーンXLパイプライン計画(アルバータ州からアメリカ・メキシコ湾岸の製油所への石油パイプライン計画)が復活する可能性にも言及した。

 ホワイトハウスは今回の延期措置について、トランプ政権が関税の発動理由として挙げていた問題に関して、カナダ側が譲歩する姿勢を示したためとしている。

 マーク・カーニー首相は声明で「大きな進展があった」としながら、「まだ重要な作業が残されている」とし、暫定合意や譲歩の内容、キーストーンXLパイプライン計画などについては触れなかった。首相は「この(重要な)作業を続ける一方で、カナダは国内において、より強く、より自立した、競争力のある経済の構築に引き続き注力する」とした。

 両首脳の電話会談後、カナダ・アメリカ貿易担当のドミニク・ルブラン大臣は、ジェイミソン・グリア通商代表、ハワード・ラトニック商務長官と協議にあたった。グリア通商代表は声明で、合意には「全てのアメリカ製品に対する包括的な市場アクセス、経済安全保障に関する取り組み、デジタル貿易の整合」などが含まれると述べた。

(記事 高城玲)

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CFIA、サルモネラ汚染の恐れでWhole Foods商品をリコール

Canada News

 カナダ食品検査庁(CFIA)はサルモネラ菌による汚染の可能性があるとして8月13日、Whole Foods Marketブランドの一部商品をリコールした。 対象となるのは、サルサ、ワカモレ、ピコ・デ・ガヨ(生野菜のサルサ)や一部の調理済み食品で、主にオンタリオ州の店舗およびオンラインで販売されていた22商品。

 CFIAによると、今回のリコールは、アメリカ食品医薬品局(FDA)が調査を進めているサルモネラ感染症の集団発生に関連しているという。 一方でカナダ国内では対象商品の摂取による国内での発症報告は確認されていないとしている。

 サルモネラに汚染された食品は見た目や臭いに異常がなくても健康被害を引き起こす可能性があると警告。感染した場合、発熱、頭痛、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの症状が現れることがあり、高齢者や乳幼児、妊婦、免疫機能が低下している人では重症化する恐れがあるとしている。

 CFIAは消費者に、対象商品を所持している場合は食べたり提供したりせず、廃棄または購入店舗へ返品するよう呼びかけている。また、摂取後に体調不良が生じた場合は速やかに医療機関へ相談するよう注意を促している。

(記事 北野大地)

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バンクーバー市、薬物規制強化など問う住民投票実施へ

バンクーバー市役所。Photo by Japan Canada Today
バンクーバー市役所。Photo by Japan Canada Today

 バンクーバー市議会は8月14日、10月17日の地方選挙の際に薬物使用と非自発的治療に関する住民投票を実施することを承認した。

 ケン・シム市長の提案による住民投票の質問は2つ。一つはヘロイン、メタンフェタミンなど「ハードドラッグ」の公共の場での使用を禁止するため市の条例を強化することへの賛否。もう一つは、来年移転予定のセント・ポール病院の建物の一部か同様な場所を安全な強制治療施設に転換するようブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府に正式要請するかの賛否。

 薬物規制については具体的にどの条例を変更するのかはまだ明らかにされていない。

 現在ダウンタウンにあるセント・ポール病院の転用については実現性を疑問視する声もある。同病院の地価は非常に高く、跡地はすでに開発会社に約10億ドルで売却されている。売却益は同市フォールスクリーク地区に建設中の新病院の建設資金に充てられる。シム市長は会見でこれが短期的な解決策であることを認めつつ、「現時点で最も早急に実現が可能な解決策」だと述べた。

 今回の住民投票案について、野党側は「選挙対策」などと批判。14日の緊急議会では複数の市議が退席する場面もあった。BC州政府デイビッド・イービー州首相も、強制治療施設の設置については州政府も支持しており、バンクーバー市内に候補地を探していると説明。住民投票の必要性に疑問を呈したが、実施するかは市長の権限と語った。

(記事 高城玲)

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メトロバンクーバーの湖でパドルボード中に水難事故、13歳少女死亡

 ブリティッシュ・コロンビア州チリワック市近くのカルタス湖で、13歳少女が死亡する水難事故が起きた。

 チリワックRCMP(連邦警察)によると、8月8日午後1時20分ごろ、少女が行方不明になったとの通報が入った。少女はパドルボードに乗っていたが、何らかの急病に見舞われ、水中に転落したとみられている。事故当時少女はライフジャケットを着用していなかった。

 警察、チリワック消防署などが捜索・救助活動にあたり、8月10日午後2時ごろ、RCMPの水中捜索チームが少女の遺体を発見した。

 事故を受けてチリワックRCMPは、水辺のアクティビティの際には十分な注意を払うよう改めて注意を呼びかけた。夏に入り、警察はカルタス湖での水難事故が増え、対応に追われているという。

 13歳少女の遺体引き上げから約1時間後には、男性が溺れかけているとの通報が入った。幸い無事に救出されたが、男性も救助に入ろうとした別の男性もライフジャケットを着用していなかった。

 水辺での事故は、天候や水上環境の急変、適切な安全装備をつけていないことが原因の場合が多いという。RCMPは安全対策として「体に合ったライフジャケットを必ず着用する」「水に入る前に状況を確認する」「アクティビティに必要な安全装備を身に着けておく」ことを挙げている。

(記事 高城玲)

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メトロバンクーバー市街地で3歳児がクマに襲われる クマは現在も逃走中

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州メープルリッジ市で3歳女児がクマに襲われる事件が起きた。メープルリッジ市はバンクーバー市から東に車で約1時間のバンクーバー広域圏メトロバンクーバーの都市で、近くにはゴールデン・イアーズ州立公園がある。

 メープルリッジRCMP(連邦警察)によると8月9日午前11時30分ごろ、女児が240番ストリートにある自宅の外でクマに襲われたとの通報が入った。女児は負傷し、低年齢であることから救急ヘリで病院に搬送されたが命に関わるようなケガではないという。

 報道によると女児の父親がコンパウンドボウ(アーチェリー競技でも使われることがある弓矢)で応戦したがクマはやぶに逃げたという。

 事件後、警察は女児を襲ったとみられるクマを射殺した。しかし後にそのクマは別のクマであることが判明した。8月10日付RCMPニュースリリースによると、女児がクマに襲われたあと約40分の間に、近隣でクマが複数回目撃され、人が外にいる住宅敷地内で目撃されたケースもあったという。警察官はそのクマが女児を襲った個体であると判断し、殺処分を行った。

 しかしBC州自然保護官サービスは、死後解剖の結果、撃たれたクマは女児を襲ったクマとは別の個体であると報告した。この件に関してRCMPは「警察官は、当時の状況とその時点で入手していた情報に基づき、公共の安全を守るために合理的な判断をした」と説明、また「野生動物が命を失うことは重大なことであり、このような決断が軽々しく下されることは決してない」と述べた。

 RCMPは、メープルリッジでは野生動物との遭遇は珍しくないため、住民には改めて野生動物への充分な警戒と注意を呼びかけている。

 女児を襲ったクマはまだ見つかっていない。捜索が続く240ストリートと123アベニュー付近には近づかないよう注意喚起している。クマを見かけた場合の連絡先は、自然保護官サービス1-877-952-7277。

(記事 高城玲)

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BC州で山火事による非常事態宣言発令 警察は発火原因の調査へ乗り出す

ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service
ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service
ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service
ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は8月8日、山火事による非常事態宣言を発令した。州中南部オカナガン湖南端西側の南オカナガン地方で7日夜に発生した山火事が風の影響で急速に広がり、サマーランド地区まで迫った。

 避難命令は7日のうちに出され、サマーランド地区と近隣を合わせて約20,000人が急きょ避難を余儀なくされた。州政府によると宣言を発令した時点ですでに民家に影響が出ていたという。現時点で住宅被害の規模は発表されていない。

 州政府はサマーランド地区への不要不急以外の旅行を控えるよう呼びかけている。住民は現在近くの都市ペンティクトン市に避難しているという。しかしペンティクトン市の西側にもすでに避難警報が出され、避難命令が出た場合は速やかに避難するよう呼びかけられている。

 サマーランド地区の西側で発生したボールドランジ山火事はすでに約15,600ヘクタールまで広がっている。

 今回の火事では80歳女性の死亡が確認された。ペンティクトンRCMP(連邦警察)によると、女性は家族と一緒に山火事から避難している途中の突然死だったという。死因は現在調査中としているが、警察は山火事の影響によるものと発表している。

 BC州政府はBC Wildfire ServiceやEmergencyInfoBCなどの山火事情報を確認するよう呼びかけている。

 BC州では現在101件の山火事が発生し、避難命令50件、避難警報53件が発令されている。

警察は発火原因調査のため情報提供呼びかけ

 警察はボールドランジ山火事の発火原因を調査すると発表した。8月7日午後のクランプ・レクリエーションサイトとトラウトクリーク・レクリエーションサイトを含むペンティクトン‐サマーランド・ロードとバスビル・ロード地域での、車内カメラや携帯電話の映像、写真などを含む情報提供を呼びかけている。情報提供先は、Penticton South Okanagan Similkameen Regional RCMP。電話250-492-4300、もしくは、baldrangereporting@rcmp-grc.gc.caまで。

EmergencyInfoBC: https://www.emergencyinfobc.gov.bc.ca

BC Wildfire Service: https://wildfiresituation.nrs.gov.bc.ca/dashboard

(記事 北野大地)

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BC州の山火事拡大 避難命令は34件に、一時はメトロバンクーバーでも避難命令

ベルカラ・リージョナルパークで8月5日発生した山火事。Photo from BC Wildfire Service
ベルカラ・リージョナルパークで8月5日発生した山火事。Photo from BC Wildfire Service
ベルカラ・リージョナルパークで8月5日発生した山火事。Photo from BC Wildfire Service
ベルカラ・リージョナルパークで8月5日発生した山火事。Photo from BC Wildfire Service

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州中南部で発生した山火事はいまだ勢いが止まらず、新たな発生も含め8月7日現在で103件発生している。そのうち49%は制御不能で、懸命の消火活動が続いている。

 山火事の影響で現在34件の避難命令が出され、避難警報は42件にのぼる。7月31日にはバーノン市のオカナガン湖対岸ブラッドリークリークで発生。8月1日には同じオカナガン湖岸でケローナ市から約30キロメートル北のクイルピツック・クリークでも発生した。BC Wildfire Serviceによると発火は人的要因によるもので、故意か偶発的なものなのかは分かっていないという。

 都市部に近い山火事はメトロバンクーバーでも起きた。コッキトラム市北のアンモア村に近いベルカラ・リージョナルパークで8月5日に発生。一時は避難命令と警報が出されたが6日には解除、現在は制御下にあるとしている。発火は人的要因によるもので、故意か事故かを判断するため、コッキトラムRCMP(連邦警察)が調査に乗り出すと発表した。8月5日午後1時から4時にこの地域を映したビデオや目撃情報の提供を求めている。

 7月2日に発生したボストンバー近くのブランスウィック・クリーク山火事も、7月17日に発生したピアレイク山火事もまだ収束する気配はなく、ピアレイク山火事はすでに約136,500ヘクタールまで広がっている。

 消火活動には国内のアルバータ州、ケベック州、ユーコン準州からだけでなく、海外からはメキシコ、オーストラリア、ニュージーランドからも応援に駆けつけている。

(記事 北野大地)

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カナダでダニ媒介感染症が拡大 ライム病に加えアナプラズマ症も増加

 カナダ各地でダニ(tick)の活動が活発化し、ダニが媒介する感染症への警戒が強まっている。特にライム病に加え、カナダ医師会ジャーナル(CMAJ)は7月、近年はアナプラズマ症(Anaplasmosis)が増加していると報告、医療関係者は早期発見と予防の重要性を呼びかけている。

 カナダ公衆衛生庁(PHAC)によると、ダニによって引き起こされる感染症として、ライム病(Lyme disease)、アナプラズマ症(Anaplasmosis)、バベシア症(Babesiosis)、ポワッサンウイルス病(Powassan virus disease)があるという。ライム病は2009年から全国的に増加しているが、CMAJの報告によりアナプラズマ症の増加にも注目が集まり、特にオンタリオ州、ケベック州、ノバスコシア州を中心に患者報告が増加している。

 ダニの生息域は気候変動などの影響で全国に拡大しているとされ、生息数も急増。eTick.caによるとオンタリオ州が最も多く、ケベック州、ノバスコシア州と続き、アルバータ州、マニトバ州、サスカチュワン州となっている。

 ライム病は、感染したマダニにかまれることで発症する細菌感染症。発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛やダニにかまれた周囲が紅斑するなどが主な症状となる。

 アナプラズマ症もマダニによって媒介される感染症で、発熱、悪寒、強い疲労感、頭痛、胃腸症状などがみられる。症状は一般的な風邪やインフルエンザに似ているため見逃されやすいが、重症化すると心筋炎などを引き起こす可能性も報告されている。医師らは、ダニにかまれた記憶がなくても、森林や草地で活動した後に原因不明の発熱がある場合は受診を勧めている。

 予防策としては、長袖・長ズボンの着用、DEETやイカリジンを含む虫よけ剤の使用、屋外活動後の全身チェックが推奨されている。特に耳の後ろ、脇の下、膝の裏、髪の生え際などはダニが付着しやすい部位とされる。ペットを飼っている家庭では、散歩後のダニ確認も必要と促している。

 カナダ保健省は、ダニにかまれた後に発熱や発疹、強い倦怠感が現れた場合は自己判断せず、早めに医療機関へ相談してほしいと注意を呼びかけている。

(記事 北野大地)

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BC州で大気汚染リスク高まる 少なくとも週末にかけ注意継続へ

ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバーが白くかすみノースショアの山もぼんやりと見える。2026年8月5日、ノースバンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバーが白くかすみノースショアの山もぼんやりと見える。2026年8月5日、ノースバンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバーが白くかすみノースショアの山もぼんやりと見える。2026年8月5日、ノースバンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバーが白くかすみノースショアの山もぼんやりと見える。2026年8月5日、ノースバンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州で山火事の煙による大気汚染への警戒が続いている。BC州政府とカナダ環境・気候変動省(ECCC)の最新データによると、州南西部や内陸部の一部地域では大気質健康指数(AQHI)が「非常に高い健康リスク」を示しており、当局は住民に不要不急の屋外活動を見直し、最新の空気質情報を確認するよう呼びかけている。

 ECCCのAQHIデータでは、8月6日午後5時時点でカムループスとノースオカナガンでは山火事の影響で指数が10段階中10以上の「10+」となり、「非常に高い健康リスク」に達した。

大気質健康指数(AQHI)ブリティッシュ・コロンビア州南部の地図。2026年8月6日。BC州政府ウェブサイトより
大気質健康指数(AQHI)ブリティッシュ・コロンビア州南部の地図。2026年8月6日。BC州政府ウェブサイトより

 一方で予報によると、最も深刻な状況は徐々に改善する見込みで、週末にかけて現在「10+」やクランブルックやイースタン・フレーザーバレーなど「9」の非常に高い地域でも「6」~「5」まで下がる予測となっている。ただし煙の影響によって高リスクへ悪化する可能性もある。

メトロバンクーバーの大気質健康指数(AQHI)。2026年8月6日。Metro Vancouverウェブサイトより
メトロバンクーバーの大気質健康指数(AQHI)。2026年8月6日。Metro Vancouverウェブサイトより

 メトロバンクーバー地域では、現在は概ねAQHI「4」~「6」の中程度リスクで、週末には「3(低リスク)」へ改善する予報となっている。

 またECCCによる大気質警報は、現在AQHIが高い州中南部では「オレンジ」警報で、メトロバンクーバーを含む州南部は「イエロー」警報が出されている。ただし、リッチモンド、デルタなどの南西部は解除されている。

ブリティッシュ・コロンビア州の大気質警報。2026年8月6日。カナダ環境・気候変動省(ECCC)ウェブサイトより
ブリティッシュ・コロンビア州の大気質警報。2026年8月6日。カナダ環境・気候変動省(ECCC)ウェブサイトより

 「オレンジ」は「激しい気象により、重大な損害・混乱・健康への影響が生じる可能性が高く、影響は広範囲で数日続く場合」に発令され、「イエロー」は「危険な気象により、損害・混乱・健康への影響が生じる可能性があるが、影響は中程度で短期的」な場合に発令される。

 当局は、警報が出されている地域では、子ども、高齢者、妊婦、ぜんそくや慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心疾患を持つ人は影響を受けやすいため特に注意が必要と注意を促し、AQHIが高い日は長時間の屋外活動や激しい運動を控えること、外出前に最新の大気質情報や警報を確認することなどを呼びかけている。

 現在、メトロバンクーバーを含めBC州南部は気温が高い状態が続いているため、暑さ対策も合わせて行うよう注意喚起している。

(記事 北野大地)

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バンクーバー・プライドパレード2026、今年も街を虹色に染める

Loveと一緒に行進。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
Loveと一緒に行進。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
Loveと一緒に行進。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
Loveと一緒に行進。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

 今年もバンクーバー・ダウンタウンがレインボーカラーに染まった。7月27日から始まったプライドウィークのメインイベントは毎年恒例のプライドパレード。48回となる今年は “Unapologetically queer”がテーマ。

 主催者バンクーバー・プライドソサエティによると、毎年沿道には約10万人が詰めかけるという。今年は例年とパレードのルートを変更。それでもさまざまな団体や機関、企業から約9,000人が参加し、例年通りの盛り上がりを見せた。

 ルートはパシフィックブルーバードをBCプレース前から出発しデイビッド・ラム公園の横を通りハウ・ストリートが終点。ルートを変更したことにより、以前より公共交通機関へのアクセスが良くなったこと、短いルートのため参加者と観客にとって暑さ対策になるなどの利点があるほか、経費も少なくてすむという。

シャボン玉に包まれて。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
シャボン玉に包まれて。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

 プライドパレードは、2SLGBTQ+コミュニティが象徴する「多様性・公平性・包括性」を祝うプライドウィーク最大のイベント。北米で最大級といわれるバンクーバーのパレードは、今年も青空の下、華やかに街を彩った。

スポンサー撤退が相次ぎ、一時は開催が危ぶまれる

 プライドソサエティは、昨年はスポンサーからの資金提供が例年よりも30万ドル減少し今年も減少は続いていると開催を危惧していた。

 しかし、バンクーバー市が今年限定で75,000ドルの支援を決定。ルート変更や運営方法の見直しを経て開催にこぎつけた。

 2025年にスポンサーが撤退するなどした背景には、多様性・公平性・包括性(DEI)プログラムへの企業の反発やアメリカの関税、デモの場としての政治利用など、さまざまな要因が絡んでいるという。

 一方で、フェスティバルの開催費用は増加している。特に昨年バンクーバーで起きたラプラプフェスティバルの事件やドイツでのプライドパレード襲撃事件などを受けて、警備費が大幅に増額されているという。

 プライドソサエティは、来年に向け、パレードを含めた期間中のさまざまなイベント実施を含めた持続可能な開催を模索している。トロント、モントリオールと共に連邦政府から年間300万ドルの支援を求めている。

1. トランスリンク・プライドバス

トランスリンク・プライドバス。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
トランスリンク・プライドバス。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

2. Vancouver LGBTQ+ Hockey Association

Vancouver LGBTQ+ Hockey Association。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
Vancouver LGBTQ+ Hockey Association。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

3. Provincial Health Service Authority

Provincial Health Service Authority。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi SaitoProvincial Health Service Authority。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
Provincial Health Service Authority。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

4. Vancouver Men in Leather

Vancouver Men in Leather。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
Vancouver Men in Leather。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

5. Vancouver’s 2SLGBTQIA+ Soccer League

Vancouver’s 2SLGBTQIA+ Soccer League。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
Vancouver’s 2SLGBTQIA+ Soccer League。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

6. West Vancouver Schools

West Vancouver Schools。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
West Vancouver Schools。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

7. Downtown Eastside Women’s Centre

Downtown Eastside Women’s Centre。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
Downtown Eastside Women’s Centre。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

8. PwC Canada

PwC Canada。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
PwC Canada。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

9. BC Hydro

BC Hydro。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
BC Hydro。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

10. バンクーバー・プライドパレード2026

ドラゴンもパレードに参加。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
ドラゴンもパレードに参加。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

11. バンクーバー・プライドパレード2026

大道芸人も...。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
大道芸人も…。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

12. バンクーバー・プライドパレード2026

ウクライナの国旗も。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
ウクライナの国旗も。バンクーバー・プライドパレード2026。2026年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

(記事 編集部)

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FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会の象徴サイエンスワールドのサッカーボールデザインが解体される。撮影 斉藤光一

W杯バンクーバー大会象徴、サイエンスワールドサッカーボール撤去始まる

FIFAワールドカップ北中米大会バンクーバー開催に合わせてデザインされたサイエンスワールドの巨大サッカーボールのデザイン解体が始まった。