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空港で荷物タグすり替え、無実の人々が麻薬密輸で拘束される

トロント・ピアソン国際空港。2026年7月。撮影 日加トゥデイ
トロント・ピアソン国際空港。2026年7月。撮影 日加トゥデイ

 CTVニュースは、カナダ発の国際線フライトで、過去1年間に少なくとも17人の乗客が無実にも関わらず麻薬密輸容疑で拘束されたと報じた。調査報道チーム「W5」によると、被害者の荷物タグが麻薬の入ったスーツケースに付け替えられていたのだという。

 その手口は、まず空港職員が不正に乗客の荷物タグをはがし、それを麻薬入りのスーツケースに付け替える。麻薬入りの荷物が無事にセキュリティチェックを通過すれば、到着地で誰かが回収するという流れだ。トロント・ピアソン国際空港では過去1年で、手荷物担当者やランプ作業員6人が、タグすり替え事件への関与で逮捕されたという。

 麻薬入りの荷物がセキュリティチェックで見つかった場合には、タグに名前が記された乗客に疑いがかかる。

 CTVはその一事例として、トロント在住の女性のケースを紹介している。この女性はニュージーランドに向かっていたが、バンクーバーで乗り継いだ際に麻薬運搬の疑いで拘束された。女性のものではないスーツケースに約20キログラムのメタンフェタミンとみられる物質が入っており、女性の名前のタグが付いていたという。

 女性はバンクーバー空港の留置房に入れられたが、後に釈放された。原因となったタグすり替えはピアソン空港で行われたとみられているが逮捕者は出ていない。

 W5が調べたところによると、カナダからドミニカ共和国、パリ、ドイツ、モロッコ、バミューダ、フィリピン、韓国行きの便が含まれ、これらの国の中には麻薬密輸に死刑が科される国もあるという。

 記事では、実践できる「自衛策」を掲載している。

  • 空港で荷物の写真や動画を撮り、預ける前の状態を記録しておく。
  • 荷物を計量している様子を撮影する。チェックイン後に何か入れられた場合、元の重量を証明する助けになる。
  • 荷物タグがしっかり付いているか、見やすい場所にあるか確認する。
  • 手荷物控えを保管する。
  • 荷物追跡タグを使う。複数の被害者が、追跡デバイスによって本物の荷物の場所を特定できたと話している。
  • 荷物タグ自体の写真を撮る。タグ番号、目的地、乗客名が見えるように撮影しておく。

(記事 高城玲)

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アルバータ住民投票、分離独立派と残留派を反映する質問を追加

 アルバータ州ダニエル・スミス州首相は5月21日、州民に向けた演説で、10月19日に行われる住民投票に新たな質問を追加すると発表した。内容は「アルバータ州はカナダの州として残るべきか。それとも州政府はアルバータ州がカナダから分離するかどうかを問う拘束力のある州民投票を実施するためカナダ憲法に基づく法的手続きを開始すべきか」だという。

 つまり州民は、アルバータ州が今後もカナダの一部であり続けるべきか、将来的にアルバータの独立を問う「第2の住民投票」を実施すべきかどうかについて判断を下すことになる。

 アルバータ州では、分離独立派団体「Stay Free Alberta」が請願したカナダ分離独立を問う住民投票の設問を巡って混乱が続いている。質問内容は「アルバータ州がカナダの一部であることをやめ、独立国家になるべきだと思いますか?」というもの。アルバータ州上級裁判所(Court of King’s Bench)は5月13日、州政府には先住民族との協議義務があるとして、Stay Free Albertaの請願を無効とした。

 スミス州首相は、この判決を「法的に誤っており、反民主的だ」と批判。控訴する方針を示していた。しかし今回の演説で最高裁まで争えば数カ月から数年かかる可能性があると述べた。

 一方で、カナダ残留を支持する「Forever Canadian」が求める住民投票の設問「アルバータ州はカナダに残るべきだと思いますか?」は、この演説の数時間前に議会で承認された。

 新たに加えられた質問について、スミス州首相は、カナダ残留支持派の請願と、裁判所に却下された分離独立派の請願、両方の主張を反映した内容であり、裁判所の決定にも従う内容だという。

 同時に州首相は「私はアルバータがカナダに残ることを支持しており、住民投票が行われれば残留に投票します」と強調、政府も統一保守党も同様だと述べた。

 しかし今回の決定については、分離独立派、残留支持派、先住民からも、それぞれ反発の声が上がっている。

(記事 高城玲)

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652人が被害を受けた盗撮事件、被告に拘禁4年半の判決

 「カナダで、これまでに起訴された中で、最も大規模な盗撮事件」とされる事件で、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州サーニッチ在住の男が有罪判決を受けた。サーニッチ市警察によると、被害者とされる女性・少女は652人にも及ぶという。

 警察によると、イン・イェン・デレック・チャン被告(39歳)は複数の盗撮関連罪で、5月21日にビクトリア裁判所で拘禁4年半を言い渡された。罪状には、プライバシーが求められる場所での盗撮、性的目的での観察・撮影、児童ポルノ作成、犯罪行為によって得た映像の公開が含まれる。

 警察は2024年1月、何者かがサーニッチ地域から盗撮画像や動画をSNSに投稿しているとして捜査を開始、チャン被告が容疑者として浮上した。同被告は以前にもビクトリア地域のショッピングモールの試着室で女性を盗撮したとして有罪判決を受けている。

 2024年4月、チャン被告はサーニッチの自宅で逮捕された。その際、2017年4月から2023年11月にかけて撮影された28時間以上の動画と数千枚の画像が押収されたという。一部の映像はオンライン上で共有され、海外でも閲覧されていたことが判明。警察はコンテンツ削除を正式に要請している。

 警察は被害者のうち身元が確認できた40人に連絡。さらに被害を受けた可能性があると思う人は警察のメールアドレス(file950@saanichpolice.ca)へ連絡するよう呼びかけている。

(記事 高城玲)

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アルバータ州独立派の住民投票請願、裁判所が無効と判断

 アルバータ州で盛り上がりを見せているカナダからの分離独立の是非を問う住民投票請願について、アルバータ州上級裁判所(Court of King’s Bench)は5月13日、請願は無効と判断した。

 請願は分離独立派団体「Stay Free Alberta」代表ミッチ・シルベストル氏が、5月4日にアルバータ州選挙管理委員会に提出したもの。同団体は、必要数178,000件を大幅に上回る302,000件の署名を集めたと主張している。

 これに対し、先住民Athabasca Chipewyan First NationとBlackfoot Confederacyが「独立住民投票はアルバータ州成立以前に王権と結んだ条約に違反する」としてアルバータ州政府、州主任選挙管理官、シルベストル氏に対して訴訟を起こしていた。

 シャイナ・レナード判事は、アルバータ州政府が先住民族との協議義務を果たしておらず、分離独立は条約上の権利を侵害するとし、アルバータ州政府は署名活動を許可する前に先住民族との協議義務があったとした。

 「Stay Free Alberta」による請願は今回が2回目。アルバータ州政府は昨年12月に法改正を行い、「住民投票の設問は合憲でなくてはならない」「州選挙管理委員会は設問の合法性について裁判所の審査を求める権限を持つ」の2項目を撤廃した。

 Stay Free Albertaは改正前に1回目の住民投票請願を提出していた。州主任選挙管理官ゴードン・マクルーア氏は、裁判所にこの請願が合憲かどうかの審査を委ね、州上級裁判所コリン・フィーズビー判事は「州民発議法の下では分離独立は追求できない」と判断した。

 ところがアルバータ州政府の法改正は、この判決が出る前日だったため、独立派は新ルールの下で請願を再提出できるようになり、今回の2度目の請願に至った。

 それでも、レナード判事は独立派は再申請を認められるべきではなかったと判断した。

 一方アルバータ州ダニエル・スミス州首相は、今回の判決について「この判断は法的に誤っており、反民主的だと考えている」とし、控訴する考えを示した。

 分離独立の動きを巡っては、さまざまな問題が噴出している。最近では、独立派とつながりのある団体が違法に選挙関連の個人情報へアクセスしていたことが明らかになり、州選挙当局と警察による調査が始まったことで運動は大きく揺らいでいる。

(記事 高城玲)

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カナダ人クルーズ船乗客、ユーコン在住者がハンタウイルス陽性

 カナダ公衆衛生庁は、ハンタウイルス集団感染が起きたクルーズ船からブリティッシュ・コロンビア(BC)州に帰国した4人のうち1人のハンタウイルス感染が正式に確認されたと5月17日に発表した。

 この症例については16日に、BC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士が「推定陽性」として公表していた。感染者は70代のユーコン準州在住者。ヘンリー博士によると、感染者は14日に発熱や頭痛などの軽い症状を発症し、その後入院した。同行していたパートナーにもごく軽い症状がみられたが検査結果は陰性だったという。

 16日の会見でヘンリー博士は「望んでいた結果ではないが、想定して準備していた事態」と述べた。さらにハンタウイルスは新型コロナウイルスなどの呼吸器ウイルスとは大きく異なるとし、「今回の集団感染によるカナダの一般市民へのリスクは現時点で低いが、このウイルスは重症化する可能性があるため予防的措置を講じている」と説明した。

 クルーズ船乗客の4人は5月10日にカナダへ帰国後、バンクーバー島で隔離生活を始めた。ヘンリー博士によると、移送中、4人は一般市民と接触しておらず、対応した医療スタッフも常時個人防護具を着用していた。

 当初、4人にはウイルス潜伏期間42日のうち、最も感染リスクが高い最初の21日間の隔離が求められていた。しかしユーコンの2人について状況が大きく変わったため、隔離期間について再評価が行われるという。

 欧州疾病予防管理センターによると5月19日時点で、このクルーズ船に関連したハンタウイルス感染者は11人(うち確定症例9人、疑い症例2人)となっている。

(記事 高城玲)

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カナックス新体制、セディン兄弟がホッケー運営部門共同社長に

 NHL(ナショナルホッケーリーグ)でバンクーバーに本拠地を置くバンクーバー・カナックスは5月14日、新たなフロント体制を発表した。ダニエル・セディン氏とヘンリック・セディン氏がホッケー運営部門共同社長に昇格し、ライアン・ジョンソン氏が13代目ゼネラルマネージャー(GM)に就任した。

 3人はいずれも元カナックスの選手で、それぞれ5年以上にわたりチーム運営に関わってきた。

 セディン兄弟は1999年のNHLドラフトでカナックス入り。すぐにチームの象徴的存在となり、リンク内外での貢献が高く評価された。2017・18年シーズン終了後に現役引退した後、2021・22年シーズンにGM特別顧問としてフロント業務を開始。2022年5月には選手育成部門へ移行、バンクーバー・カナックスと傘下のアボツフォード・カナックス(AHL:アメリカンホッケーリーグ)の両チームで技術向上やトレーニング体制の改善に取り組んできた。

 ジョンソン氏は過去13シーズンにわたり、さまざまな役職で組織運営に携わってきた。直近ではアシスタントGM兼アボツフォード・カナックスのGMを務めている。

 カナックスの2025・26年シーズンはチーム史上最悪の成績で終えた。レギュラーシーズンは25勝49敗8分(延長敗)で、NHL全体で大差の最下位だった。

 低迷を受け、チームは前GMパトリック・アルヴィン氏を解任。前ホッケー運営部門社長ジム・ルサーフォールド氏はアドバイザー職に退いた。

 セディン兄弟とジョンソン氏にはカナックス再建という大仕事が待ち受けている。ジョンソン氏は、まずは選手たちが成長、失敗し、必要なリソースを得られる環境づくりを最優先するとし、「一歩ずつ進めていく。急ぐつもりはなく、あらゆる決定を戦略的にしていく」と述べている。

(記事 高城玲)

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ハンタウイルス感染者が出たクルーズ船からBC州に4人が帰国、オンタリオ州に2人が帰国

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は5月10日、ハンタウイルス感染者が出たクルーズ船に乗っていた4人がBC州に同日に帰国したと声明で発表した。

 発表によると、カナダ公衆衛生庁の検疫官が同行するカナダ政府チャーター機でBC州に到着。4人は全員無症状という。

 到着後は、地域の公衆衛生担当者によるスクリーニングを受け、その後、安全に確保された事前手配済みの宿泊施設へ直接移送される。そこで、公衆衛生チームによる毎日の健康観察を受け、まず21日間の自主隔離を開始。ハンタウイルスの潜伏期間を踏まえ、必要に応じて隔離期間は最大42日まで延長される可能性があると説明している。

 「到着時から隔離期間を通じて4人が一般市民と接触することは一切ない」と断言している。

 4人のBC州到着は、州衛生管理局室、BC疾病管理センター、地域の公衆衛生チーム、カナダ公衆衛生庁、カナダ国境サービス庁、カナダ外務省などの関連機関が緊密に連携し、必要な計画を全て整えて実施。仮に症状が現れた場合でも問題なく対応できると説明している。

 ヘンリー博士は「新型コロナウイルス感染拡大の経験があり、このようなニュースに不安を感じる州民がいるのは当然」と理解を示しつつ、ハンタウイルスは新型コロナのような感染がないため「パンデミックの可能性がある疾患とは考えられていない」と説明している。

 またカナディアンプレスによると、オンタリオ州でもクルーズ船に乗っていた2人が帰国。隔離され、45日間健康観察を受けるという。他にも、ハンタウイルスで死亡した乗船者と同じ航空機に搭乗していたという2人がオンタリオ州で隔離。アルバータ州でも航空機でハンタウイルスにさらされた可能性がある2人が自主隔離となっている。

(記事 北野大地)

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エアカナダ、イラン情勢の影響で運休便を追加

バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today
バンクーバー空港に駐機するエアカナダ機; file photo by Japan Canada Today

 エアカナダは4月に続いて、さらにアメリカへの4路線の運休を5月7日に発表した。日本への直行便路線に影響は出ていない。

 今回は以下の路線の最終運航日が発表された。

バンクーバー・ローリー(ノースカロライナ州)線7月29日まで
トロント・サクラメント(カリフォルニア州)線8月1日まで
トロント・チャールストン(サウスカロライナ州)線9月6日まで
モントリオール・オースティン(テキサス州)線9月7日まで

 上記路線の通常運航は2027年夏に再開を目指すという。同社は、影響を受ける利用者には代替の渡航手段か必要に応じて払い戻しを提供するとしている。

 4月23日には7路線の運休を発表している。

国内線

バンクーバー・フォートマクマレー線5月28日から運休
トロント・イエローナイフ線8月30日から運休

アメリカ線

トロント・JFK(ニューヨーク州)線6月1日から運休(2026年10月25日再開予定
モントリオール・JFK線6月1日から運休(2026年10月25日再開予定
トロント・ソルトレイクシティ(ユタ州)線6月30日から運休(2027年再開予定)

国際線

モントリオール・グアダラハラ(メキシコ)線 就航開始を延期
モントリオール・アルジェ(アルジェリア)線 2026年夏は運休、2027年再開予定

 カナダの各航空会社はイランを巡る情勢により、運休や燃油サーチャージの値上げなどを発表。夏季の旅行シーズンに影響を与えている。

(記事 北野大地)

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人種差別を受けたアジア系オーナーのカフェをT&TのCEOが支援

 人種差別トラブルに遭ったノースバンクーバーのカフェにアジア系スーパーマーケットT&TのCEOが支援を表明した。

 トラブルが起きたのはノースバンクーバー市ロンズデール通りにあるサンドイッチ店Kim’s Café。同店インスタグラムによると経緯はこうだ。5月2日に来店したある女性客が他の客のオーダーをことわりもなく持って帰ってしまった。閉店後、その女性客は店に戻ってきて、オーナーのドーイー・キム氏に返金を要求した。間違って持っていったオーダーの返品はなかった。

 店側のミスではなかったため返金を断ったところ、その客はクレジットカード会社に連絡して支払い取り消しを申請したうえで、「店を潰してやる」「警察に知り合いがいる」など言ってきた。

 さらに翌日も、カード会社の返金処理が済んでいるにもかかわらず、キム氏を脅したうえ、「韓国に帰れ」「自分の国に帰れ」と人種差別的な発言を繰り返したという。インスタグラムに投稿された防犯カメラ映像にはトラブルの様子が映し出されていた。キム氏は「どうしてこういう大変なお客様は、いつも店に私ひとりしかいない時に来るんでしょう?みなさんなら、こういう時どう対応しますか?」と締めくくっている。

 これを受け、T&TスーパーマーケットのCEOティナ・リー氏がインスタグラムの個人アカウントでKim’s Caféへの支援を表明した。投稿された動画によると、同カフェで税抜き20ドル分のオーダーをし、そのレシートをウエストバンクーバー市のパークロイヤルモールにある大阪スーパーマーケットに持って行くと、10ドル分のクーポンとして使えるという。キャンペーンは5月15日まで。

 リー氏は「私たちはKim’s Caféの隣人です」と述べ、「ノースバンクーバーに住む人たちにぜひシェアしてください。みんなで彼女に『カナダ人の愛』を見せてあげましょう」と呼びかけた。

 キム氏はリー氏の投稿に感謝の意をコメント。多くの人々から支援が寄せられ、大阪スーパーマーケットの従業員たちも来店してくれたと述べている。

(記事 高城玲)

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バンクーバー市で進む地下鉄工事、ブロードウェイ閉鎖道路が一部再開

Skytrain in Vancouver, British Columbia; File photo © Japan Canada Today
メトロバンクーバーを走るスカイトレイン。 File photo © Japan Canada Today

 地下を走るスカイトレイン・ミレニアムライン延伸工事のため全面閉鎖されていたバンクーバー市のブロードウェイのメイン・ストリートからケベック・ストリート間で、5月20日から各方向1車線が再開される。ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府が発表した。車両迂回路設置の結果、当初の予定より1週間早い一部再開となった。これにより全4車線再開が2カ月前倒しの7月になる見込み。

 次の車両迂回路はブロードウェイ・シティホール駅周辺で、ブロードウェイのアルバータ・ストリートとキャンビー・ストリート間の2ブロックが完全通行止めとなる。車両はウエスト8番アベニューに迂回する。迂回路設置により同駅周辺工事期間は当初予定の約14カ月から6カ月に短縮される見込みだという。

 同駅周辺工事は今夏、FIFAワールドカップ終了後に開始予定。開始2週間前には事業者や通勤者に通知される。歩道は工事中も引き続き利用でき、近隣の駐車場も利用可能、店舗へのアクセスは維持される。

 地下鉄建設工事に伴うブロードウェイ全面閉鎖はこれが最後になるという。

 全工事が終了すれば、ミレニアムラインはVCCクラーク駅から西へブロードウェイを通りアビュータス・ストリートまで延伸。全長5.7キロメートルの区間に6駅が新設される。開業は2027年秋の予定。現在ブロードウェイを運行しているバス、99Bラインの約3倍の輸送能力となる見込み。

(記事 高城玲)

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バンクーバー市、フードデリバリー・ロボットの試験導入を承認

Photo by Serve Robotics
Photo by Serve Robotics

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市議会は、市内の一部歩道でフードデリバリー・ロボットを走行させるパイロットプログラムを承認した。場所はダウンタウンとキツラノ地区で、期間は6カ月。秋の開始を予定している。

 プログラムを実施するのはアメリカ企業Serve Robotics。同社のロボットはロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴなどで稼働している。

 同プログラムはABC Vancouver党マイク・クラッセン市議の提案。賛成派は、ロボットは電動で動くため排出ガス削減につながるほか、バンクーバーがイノベーションや新技術を積極的に受け入れる助けになると主張している。

 一方ロボット導入には、歩道利用者や既存の配達業者への懸念から反対の声もある。OneCity党ルーシー・マロニー市議は、他都市でのデリバリー・ロボットの実績は「必ずしも良いものばかりではない」と指摘。視覚障がいや移動に困難を抱える人への危険性を理由にトロント市がフードデリバリー・ロボットを禁止した例を挙げた。

 市は今後、既存の自動車関連法の下でBC州政府にロボットを正式に承認するよう要請しなければならない。

(記事 高城玲)

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W杯開幕まで40日、観戦者専用サイトKnow Before You Goを開設

FIFA2026W杯北中米大会マスコット。BCプレースに現れる。左から、Maple(カナダ)、Zayu(メキシコ)、Clutch(アメリカ)。2025年10月18日、BCプレース。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
FIFA2026W杯北中米大会マスコット。BCプレースに現れる。左から、Maple(カナダ)、Zayu(メキシコ)、Clutch(アメリカ)。2025年10月18日、BCプレース。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ

 FIFAワールドカップ2026の開幕まで40日となり、開催地バンクーバー市でも準備が進んでいる。5月6日にはバンクーバー市ホスト委員会が、観戦者への案内として「FIFAワールドカップ2026 Know Before You Go(出発前に知っておこう)」キャンペーンを開始した。

 専用サイトでは「試合観戦者、フェスティバル来場者、そして地域住民に向けて、必要な情報がオンラインで共有され、安全で楽しく大会を体験できるよう支援する」という。

 W杯2026はカナダ、アメリカ、メキシコの3カ国共同開催。カナダではバンクーバーとトロントが開催都市。

 バンクーバーでは6月13日にオーストラリア対トルコの開幕戦を皮切りに全7試合が行われる。ホスト委員会によると大会期間中約35万人が試合会場となるとBCプレースで観戦するという。

 その他にも、BCプレースで観戦できないファンには、PNEのヘイスティングスパークに6月11日からFIFAファンフェスティバル・バンクーバーが開設される。W杯開催期間中の28日間にわたり、大画面での試合観戦や、音楽・文化体験を通じて、さまざまなイベントを楽しむ場として、最大25,000人が来場する予定としている。

 そのため、主な移動手段として公共交通機関を推奨。メトロバンクーバーの公共交通機関を管轄するトランスリンクは、W杯期間中にバス、スカイトレイン、シーバス、ウエストコーストエクスプレスを増便して対応すると発表している。

 試合会場へのアクセス方法やファンフェスティバル、公共交通など、Know Before You Goサイトに掲載されている。https://www.vancouverfwc26.ca/know-before-you-go

(記事 北野大地)

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メトロバンクーバーの人気ウォーターパークで子ども12人が感電

ブリティッシュ・コロンビア州チリワック市近くのカルタスレイク・ウォーターパークで子どもが感電する事故が起きた。