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メトロバンクーバーの人気ウォーターパークで子ども12人が感電

 ブリティッシュ・コロンビア州チリワック市近くにあるカルタスレイク・ウォーターパークで6月15日、子ども12人が負傷した。

 事故が起きたのは午前11時20分頃。「Zero – 60 Speedway」スライダーに並んでいた子どもたちが感電し、やけどを負った。カルタスレイク・ウォーターパークによると、ライドの下に手すり付きの待機エリアがあり、そこに触れた際に事故が発生したという。

 子どもたちは現場で医療措置を受けて病院へ。うち2人は救急ヘリで搬送された。チリワックRCMPはやけどの状態について、重傷ではあるものの命に別条はなく容態は安定していると発表している。

 負傷者の多くは遠足で同パークを訪れていたポートコキットラム市のミドルスクールの生徒だった。

 6月17日にはウォーターパークの安全監督を行うTechnical Safety BCがパーク内で「電気設備の不適合」を確認したと発表。Technical Safety BCは営業再開にはさらに調査が必要だとし、その上でパーク側が全ての危険箇所を修正しなければならないと述べ、夏の人気アトラクション閉鎖は残念だが公共の安全が最優先だと理解を求めた。

 同パーク責任者アンドリュー・ストゥーネンバーグ氏は15日の会見で、これまでに同様の事故が起きたことがないと話した。警察は現時点では意図的な行為の結果とは考えていないと発表している。

 カルタスレイク・ウォーターパークのホームページでは6月22日まで閉鎖、状況が分かり次第、情報を更新する発表している。

(記事 高城玲)

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ケベック州、16歳未満へのエナジードリンク販売を禁止

 ケベック州政府は6月11日、カフェイン入りエナジードリンクの購入に年齢制限を設けるカナダ初の法案を可決した。16歳未満の若者へのエナジードリンク販売が禁止される。施行は6カ月以内の予定。

 州政府は若者のエナジードリンク摂取に伴う健康リスクを軽減することが目的としている。ケベック統計研究所によると、高校生のエナジードリンク摂取率は2016年から2023年の間に約2倍に増加したという。

 さらに法案の背景にはケベック州の15歳少年を襲った痛ましい事件がある。2024年にザカリー・ミロンさんがADHD治療薬とエナジードリンク「レッドブル」を併飲した後に死亡した。

 法案ではエナジードリンクを「1リットルあたり150ミリグラム以上のカフェインと、タウリンやビタミン、ミネラルなどの添加物を含む飲料」と定義している。

 新法では16歳未満へのエナジードリンク販売および提供が禁止される。購入時には政府発行の写真付き身分証明書の提示が必要。16歳以上の人が16歳未満に代わって購入することも違法、オンラインや自動販売機での販売も禁止される。

 法律に違反した16歳未満には100ドル、成人の場合は500〜1,500ドルの罰金が科される。事業者への罰金は最大62,500ドル。また全てのケースで、再犯の場合は罰金が2倍になることがある。

(記事 高城玲)

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ギルボー元環境大臣が辞職発表、連邦政府とアルバータ州の覚書に反発

改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ
改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ

 スティーブン・ギルボー元連邦環境大臣が5月27日に議員を辞職すると発表した。辞職時期は明確に示していないが今夏の終わり頃という。

 辞職の理由は連邦政府の環境政策転換への反発。ギルボー元大臣は昨年12月にはカナダ・アイデンティティ・文化大臣兼公用語担当大臣を辞任。理由は連邦政府がアルバータ州との間で締結した新たなパイプライン建設に向けた1回目の覚書(MOU)だった。ただ議員辞職はとどまっていた。

 今回は議員を辞職する。ギルボー元大臣は「(政治とは)違う方法で環境問題へ取り組んでいく」とソーシャルメディアに投稿している。

 今回辞職に至った理由の一つは連邦政府とアルバータ州との覚書だったと明確に語っている。両政府は5月に2回目の覚書を締結した。

 ギルボー元大臣は2019年の選挙で初当選。当時のジャスティン・トルドー政権では2021年から25年まで環境・気候変動大臣を務めた。政界入りする前はグリーンピースなどで活動していた環境活動家として知られ、議員になってからもカナダの気候変動対策などに関わってきた。トルドー政権は、2030年までに2005年比で温室効果ガス排出を40~45%、2035年までに45~50%、2050年までにネット・ゼロまで削減することを目指していた。

 しかし昨年4月の総選挙後に誕生したカーニー政権では、トルドー政権時代に取り組んできた環境対策の主要政策を廃止もしくは転換。環境問題を度外視してエネルギー大国カナダを目指していて突き進む方向に進んでいる。その象徴とも言えるのがアルバータ州とのパイプラインに関する覚書。昨年の総選挙では、自由党の公約にパイプラインは含まれていなかった。

 カーニー首相になって廃止された環境対策および方向転換された対応は、▽消費者向け炭素税を撤廃する▽石油・ガス部門の排出量上限の導入を撤回する▽電気自動車販売義務化を廃止する▽LNG(液化天然ガス)および増進型石油回収(EOR)向けの化石燃料補助金を倍増させる▽カナダを世界最大級のLNG供給国にするための野心的な計画を策定する▽西海岸へのビチューメン(オイルサンド原油)パイプライン建設の可能性を支持する、などとなっている。

 これらはこれまで保守党が主張してきた政策。こうした動きに自由党内ではギルボー元大臣以外にも懸念を示す議員が少なからずいるという。

 テレビインタビューでギルボー元議員はこうした政府の環境政策に懸念を示す議員が同様に議員辞職する可能性について問われると「それは何とも言えない」と答えた。

 自由党の議席は現在174議席だが、ギルボー元大臣以外にも、カナダの欧州連合(EU)新大使に任命されているジョナサン・ウィルキンソン議員(ブリティッシュ・コロンビア州)やオンタリオ州自由党党首選に出馬するため辞職するナサニエル・アースキン=スミス議員も辞職するため、171議席となる。過半数は172。補欠選挙の結果次第では、再び少数派政権となる可能性もある。

(記事 北野大地)

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バンクーバー花火大会、7月31日に開催

Honda Celebration of Light, Japan 2017; Photo by Koichi Saito
Honda Celebration of Light, Japan 2017; Photo by Koichi Saito

 バンクーバー市は6月9日、夏に予定されている今年限りの花火大会について概要を発表した。名称は「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」。7月31日にイングリッシュベイ・ビーチ・パークを会場に行われる。入場は無料。

 このイベントは、例年開催されていた花火大会「セレブレーション・オブ・ライト」に代わるもの。バンクーバーの夏の風物詩として長く親しまれてきたが、昨年11月に資金不足による無期限中止が発表された。

 これを受けてバンクーバー市ケン・シム市長は、将来のセレブレーション・オブ・ライト復活までのつなぎとして規模を縮小した花火大会を開催することを提案。市が200万ドルを援助するとした。バンクーバー市議会は2月4日に、この動議を可決した。

 シム市長はサマーライツ・イン・イングリッシュベイ開催にあたり、「バンクーバーを象徴する場所で、すばらしい夜をともに楽しむイベント」と述べた。

 セレブレーション・オブ・ライトは毎年7月から8月にかけて3日間にわたり行われていたが、今回のサマーライツ・イン・イングリッシュベイは1日限りの開催となる。

 会場のイングリッシュベイには誰でも利用できる観覧エリアが設けられる。チケットや登録は不要。当日はフードトラックも出店する。

(記事 高城玲)

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カナダ連邦政府、16歳未満のSNS禁止を含む法案を提出

改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ
改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ

 オンラインサービスの子どもや若者への悪影響が懸念されるなか、カナダ連邦政府は6月10日、16歳未満のソーシャルメディア(SNS)利用制限などを盛り込んだ法案「Safe Social Media Act(安全なソーシャルメディア法)」を提出した。

 政府は、オンライン被害は個人の行動だけが原因ではなく、デジタルサービスの設計や運営方法も大きく影響していること、サービス事業者による自主的な取り組みだけではオンライン被害に対応しきれていないことに言及。子どもや若者を守るため、公的機関による主要オンラインサービスへのより強力な監督が求められているとした。

 同法案はSNSサービスとAIチャットボットサービスに新たな安全対策を義務付ける。プラットフォーム上の有害リスクの特定、リスク軽減措置の導入、安全性を重視した年齢に適した設計の実施、「デジタル安全計画」の作成・公表などを盛り込んでいる。

 SNSについては16歳未満のアカウント保有を禁止する方針。ただし、子どもを保護するための十分な安全対策を講じていると認められた場合には例外措置が取られることもあるとしている。一方でAIチャットボットについては年齢制限は設けられていない。

 また「同意なく共有された性的画像・映像」「子どもの性的被害や被害者の再被害化につながるコンテンツ」「子どもに自傷行為を促すコンテンツ」など7種類の有害コンテンツを重点的に規制する。

 企業は、違反した場合は最大で1,000万ドルの罰金の対象となる。

 マーク・ミラー文化大臣は「私たちは子どもを守れていない」とし、「親だけでこれらの課題に立ち向かうことはできない。そして子どもの安全が後回しにされてはならない。この国の全ての子どもたちが日常的に利用するプラットフォーム上で安全に過ごせるよう、基本的な保護措置が必要だ」と強調した。

 今後は法案の運用と執行を担う「デジタル安全委員会」も新設される予定。ミラー大臣は18カ月以内の発足を目指していると述べた。

(記事 高城玲)

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12歳がeスクーターで事故、保護者に違反切符

From North Vancouver RCMP Website
From North Vancouver RCMP Website

 ブリティッシュ・コロンビア州ノースバンクーバー市で、電動キックスクーター(eスクーター)に乗っていた12歳の子どもが車と衝突、軽傷を負った。

 ノースバンクーバーRCMPによると、事故が起きたのは6月10日午後5時ごろ。子どもはコルウッド・ドライブをeスクーターで走行中に自動車に衝突したとみられる。軽傷を負い、病院へ搬送された。

 その後、警察は子どもの保護者に聞き取りを実施。16歳未満の子どもにeスクーターを運転させたとして保護者にも違反切符が交付された。

 ノースバンクーバーRCMPマンスール・サハク巡査は声明で「今回の事故で重傷者が出なかったことを大変幸運に思う」としつつ、「警察、救急隊員、医療関係者はこれまで、eスクーターの危険性や重大なけがにつながる可能性について警鐘を鳴らしてきた」と述べた。

 警察はこれまで、保護者や学生を対象に、eスクーターに関する規則や法律について広範な啓発活動を行ってきた。主な内容は「利用は16歳以上。保護者は16歳未満の子どもにeスクーターを運転させてはならない」「歩道や横断歩道での走行は禁止(標識や交通規制で認められている場合を除く)」「最高速度は時速25キロ」「認証ヘルメットの着用義務」「ベルまたはホーンを装備し、歩行者や他の道路利用者を追い越す際に使用すること」「前後ライトの装備と日没後、日の出前の点灯義務」など。

 警察は外出機会が増える夏を前に「誰もが交通ルールを理解し、安全で楽しい夏を過ごせるよう協力してほしい」と呼びかけている。

From North Vancouver RCMP Website
From North Vancouver RCMP Website

(記事 高城玲)

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グラウスマウンテンに巨大カナダ国旗がお目見え バンクーバーの街がW杯仕様に

FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会のシンボルとなっているサッカーボールデザインのサイエンスワールド。2026年6月10日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会のシンボルとなっているサッカーボールデザインのサイエンスワールド。2026年6月10日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会開催に合わせてノースバンクーバーのグラウスマウンテンに登場した巨大メープルリール。サイエンスワールドからでもはっきりとその姿が見える。2026年6月10日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会開催に合わせてノースバンクーバーのグラウスマウンテンに登場した巨大メープルリール。サイエンスワールドからでもはっきりとその姿が見える。2026年6月10日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 FIFAワールドカップを直前に控えたバンクーバーに突然現れた「山上のメープルフラッグ」が大きな話題となっている。

 6月3日、バンクーバー市ダウンタウンの対岸にあるノースバンクーバーの観光名所グラウスマウンテンに、巨大なカナダ国旗がお目見えした。ニュースリリースによると、スキーコースに設置されたカナダ国旗は史上最大で、フットボールフィールド約2面分にもなる。

 この新たなランドマークは、メトロバンクーバー各地はもちろん、バンクーバーに到着する飛行機からも見えるという。現在「山に広げられた世界最大の旗」としてギネスブックに申請していて、新たな世界記録の樹立を目指している。

 ほかにもメトロバンクーバーではあちこちに、FIFAワールドカップに向けた新しいランドマークやディスプレイなどが出現している。

 フォールスクリークを望むサイエンスワールドのドームは、5月から徐々に巨大なサッカーボールへと変身を始め、6月に最後のパネルを貼り終えた。バンクーバー国際空港では、北滑走路脇の芝生エリアに巨大な「GO CANADA!」サインが出現した。

 さらにトランスリンクは、フロントにサッカーボールを付けた「サッカーバス」や、スカイトレインではFIFAがテーマのラッピング車両(ミレニアムライン)を運行、シーバスもW杯デザインが運航している。

FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会のシンボルとなっているサッカーボールデザインのサイエンスワールド。2026年6月10日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会のシンボルとなっているサッカーボールデザインのサイエンスワールド。2026年6月10日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

(記事 高城玲)

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緊急電話911オペレーターのスト回避、BC州政府が調停を任命

ブリティッシュ・コロンビア州の州旗。File photo
ブリティッシュ・コロンビア州の州旗。File photo

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州での緊急電話911のオペレーターによるストライキが州政府の対応によって回避された。

 BC州の911オペレーターや関連職員約700人を代表する労働組合CUPE Local 8911と、その雇用主E-Commは、昨年11月から労使交渉を続けてきた。しかし6月5日、組合側は交渉妥結に至らなかったとして、ストライキ決行72時間前通知をした。

 組合は先月ストライキ決行の投票を行い、組合員の95%が支持したという。「職員は限界まで追い込まれており、交渉は行き詰まっている」と訴えていた。

 5日の予告により組合は6月8日に合法的にストを行える状態となった。ただしE-Commはウェブサイトで、ストが行われた場合でも緊急通信サービスは必要不可欠なサービスとして継続されると説明していた。

 この事態を受けBC州政府は6月6日、交渉再開に向けた調停人としてビンス・レディ氏を任命したと発表。組合とE-Commは同日、ともにこの動きを歓迎する声明を発表。組合は現時点ではストは実施しないと明言した。

 レディ氏は同日から最長10日間、双方が合意に達するよう支援する。合意に至らなかった場合は、未解決となっている全ての争点について拘束力のある勧告を行う。

(記事 高城玲)

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2026年W杯開幕まで1週間、バンクーバーとトロントでも盛り上がりをみせる

FIFA2026W杯北中米大会マスコット。BCプレースに現れる。左から、Maple(カナダ)、Zayu(メキシコ)、Clutch(アメリカ)。2025年10月18日、BCプレース。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
FIFA2026W杯北中米大会マスコット。BCプレースに現れる。左から、Maple(カナダ)、Zayu(メキシコ)、Clutch(アメリカ)。2025年10月18日、BCプレース。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ

 FIFAワールドカップ北中米大会は史上初めて3カ国共同開催で、カナダ、アメリカ、メキシコで開催される。カナダで会場となるのはバンクーバー市(ブリティッシュ・コロンビア州)とトロント市(オンタリオ州)。カナダでは計13試合が行われ、バンクーバーで7試合、トロントで6試合。

 カナダでのFIFAワールドカップは女子が2015年に開催されて以来となる。

バンクーバーでカナダ戦2試合、日本代表が来る可能性も

 バンクーバーで試合会場となるのはダウンタウンにあるBCプレース。MLSバンクーバー・ホワイトキャップスFCの本拠地で、現在日本人ゴールキーパー高丘陽平選手が在籍している。収容人数は約54,000人、可動式の屋根を備えた屋内型多目的施設。普段は人工芝だが、W杯のために天然芝に張り替える。このスタジアムでは2015年女子W杯決勝も行われ、日本代表が惜敗したことでも記憶に新しい。女子W杯の時は人工芝のままで大会全試合を行った。

 BCプレースでは、1次リーグ5試合、決勝トーナメント1回戦(ベスト32)と2回戦(ベスト16)が行われる。

 バンクーバーでの開幕戦は、6月13日オーストラリア対トルコ。18日にカナダ代表が第2試合カタール戦、24日に第3試合スイス戦を行う。ここでカナダが1次リーグ突破なるかが決まる。

 もしカナダがグループBで1位になれば、7月2日にバンクーバーでベスト32を戦う。日本代表は、1次リーグはダラス(アメリカ)とモントレー(メキシコ)だが、勝ち上がってくれば組み合わせ次第では決勝トーナメントをバンクーバーで戦う可能性がある。

トロントでカナダ代表開幕戦

 トロントでの開幕戦は6月12日。カナダ代表の初戦ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で幕を開ける。その他1次リーグは4試合。ドイツや南米、アフリカの強豪が対戦する。決勝トーナメント1回戦も7月3日に予定されている。

 会場はトロントスタジアム(BMOフィールド)。収容人数約45,700人の屋外スタジアム。W杯に向けて設備改修が進められ、国際基準に合わせたアップグレードが行われた。MLSトロントFCの本拠地で、トロント出身のカナダ代表リッチー・ラリエラ選手が在籍している。

カナダ代表W杯初勝利なるか?

 地元開催とあってカナダ代表の初勝利と1次リーグ突破に期待がかかる。カナダはこれまで1986年メキシコ大会で初出場し、以来W杯から遠ざかっていたが、前回2022年カタール大会で2回目の出場を果たした。

 3回目となる今回は3カ国共催とはいえ、自国開催のため自動的に出場権を得た。これまでの2大会で勝利はないが、1986年は無得点だったがカタール大会のクロアチア戦でアルフォンソ・デイビーズ選手がゴールを決め、カナダ代表W杯初得点を記録した。この大会では2得点したが初勝利とはならなかった。

 現在のカナダ代表を率いるデイビーズ選手は、バンクーバー・ホワイトキャップス出身。MLS史上最高額でドイツのFCバイエルン・ミュンヘンに移籍した。ただ、現在はけがの影響で万全ではなく、どの試合で出場できるか分からない状態。それでも大きな期待がかかる。

チケットがなくても楽しめるファンフェスティバル

 バンクーバーでも、トロントでも、チケットが入手できなかったファンのために、W杯が楽しめるファンフェスティバル会場を設けている。

 バンクーバーはPNEで、トロントではフォート・ヨーク&ベントウェイで、6月11日から7月19日まで開催される。

 試合観戦はもちろん、コンサートやイベントなど、さまざまな催しが用意されている。詳しくは各ファンフェスティバルサイトを参照。

バンクーバーファンフェスティバル:https://www.vancouverfwc26.ca/fifa-fan-festival

トロントファンフェスティバル:https://torontofwc26.ca/FIFAFanFestival

テレビ観戦

 カナダでのW杯テレビ放送はCTVとスポーツ専門チャンネルTSNで全試合を生中継する。TSNのウェブサイトTNS.caとアプリでも全試合配信、一部はCraveでも配信される。詳しくはTSNのウェブサイト内FIFA World Cupを参照。

https://www.tsn.ca/soccer/fifa-world-cup

 TSNを視聴する場合は契約が必要だが、CTVで放送される場合はテレビ契約をしていれば見られる。カナダの試合は全試合CTVで見られるが、日本は6月14日のオランダ戦のみCTVで放送、あとの2試合はTSNのみでの中継となっている。

カナダでの試合スケジュール(太平洋標準時)

https://www.fifa.com/en/tournaments/mens/worldcup/canadamexicousa2026

バンクーバー(BCプレース)

  • 6月13日(土)21:00 オーストラリア対トルコ(グループD)
  • 6月18日(木)15:00 カナダ対カタール(グループB)
  • 6月21日(日)18:00 ニュージーランド対エジプト(グループG)
  • 6月24日(水)12:00 カナダ対スイス(グループB)
  • 6月26日(金)20:00 ニュージーランド対ベルギー(グループG)
  • 7月2日(木)20:00 決勝トーナメント1回戦(ベスト32)
  • 7月7日(火)13:00 決勝トーナメント2回戦(ベスト16)

トロント(トロントスタジアム)

  • 6月12日(金)12:00 カナダ対ボスニア・ヘルツェゴビナ(グループB)
  • 6月17日(水)16:00 ガーナ対パナマ(グループL)
  • 6月20日(土)13:00 ドイツ対コートジボワール(グループE)
  • 6月23日(火)16:00 パナマ対クロアチア(グループL)
  • 6月26日(金)12:00 セネガル対イラク(グループI)
  • 7月2日(木)12:00 決勝トーナメント1回戦(ベスト32)

日本代表スケジュール

  • 6月14日(日)13:00 日本対オランダ(グループF)ダラス
  • 6月20日(土)21:00 日本対チュニジア(グループF)モントレー
  • 6月25日(木)16:00 日本対スウェーデン(グループF)ダラス

(記事 北野大地)

訂正:日本がバンクーバーで戦う可能性について訂正しました。

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新設のサレー市警察で署長や委員会メンバーが辞任

サレー市警察リピンスキー署長、新しいパトカーと。2024年7月。Photo from X of Surrey Police Service
サレー市警察リピンスキー署長、新しいパトカーと。2024年7月。Photo from X of Surrey Police Service

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州サレー市警察(SPS)で幹部辞任が相次ぎ、混乱が続いている。

 サレー警察委員会は6月2日、SPSのノーム・リピンスキー署長が離職したことを発表した。離職理由については明らかにしていない。

 しかしCBCニュース電子版はリピンスキー氏がサレー市警察組合宛に送った書簡のなかで「正当な理由なく解雇された」と説明したと報じている。

 同日には、警察委員会の議長だったハーレー・チャペル氏も抗議の意を示して辞任した。チャペル氏によると、リピンスキー氏解任は5月29日に開かれた特別会議で決定されたという。チャペル氏自身はその会議に出席していなかったと説明している。

 さらに6月4日には、サレー警察委員会のジェームズ・カーワナ委員の辞任が明らかになった。理由など詳細については公表されてない。カーワナ氏は、2020年にサレー警察委員会が設立されて以来のメンバーで、調停人・仲裁人として活動していた。

 リピンスキー氏は、サレー市が連邦警察(RCMP)からSPSへ移行するプロジェクトを指揮してきた。この移行は長年、政治的な対立の的となっていた。同市ブレンダ・ロック市長はSPS移行に反対、RCMP復帰を目指していたが実現しなかった。SPSは2024年11月に正式に発足、リピンスキー氏が初代署長となった。

 今後はトッド・マツモト副署長が正式に署長が決まるまで臨時で代行する。

 サレー市では近年、南アジア系コミュニティを狙った恐喝事件やそれに関連する暴力事件、ギャング抗争による銃撃事件の再増加が問題となっている。こうした状況下での署長解任と委員の相次ぐ辞任は、SPSの運営体制に不透明感をもたらしている。

(記事 高城玲)

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BC州政府、ワールドカップ費用を最高7億2900万ドルと予測

シム市長、ハーバートBCスポーツ大臣ら関係者がカウントダウン時計と。2025年6月11日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
シム市長、ハーバートBCスポーツ大臣ら関係者がカウントダウン時計と。2025年6月11日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は5月29日、バンクーバー市BCプレースで開催されるFIFAワールドカップの費用について最新の試算を発表した。

 政府によると開催にかかる総費用は6億8,500万〜7億2,900万ドル。昨年の試算5億3,200万〜6億2,400万ドルから増加した。費用増加の主な理由は、安全・警備計画の具体化、FIFAファン・フェスティバルの費用見積もりの更新のためと説明。総費用を7億2,900万ドルとして計算すると1試合あたりの平均費用は約1億400万ドルとなる。

 最大の支出項目は安全・警備費で見積額は2億4,200万ドル。ただし、金額は今後変動する可能性がある。決勝トーナメント1回戦(ベスト32)と2回戦(ベスト16)の試合に出場するチームによって必要な警備体制が変わるためという。その他の費用では、BCプレースの改修費に1億7,800万から1億8,500万ドルがかかる見込み。

 一方で予想収入も増加。昨年の試算4億4,800万~4億7,800万ドルから5億9,500万~6億1,500万ドルへと引き上げられた。この中には連邦政府からの拠出金2億1,600万ドルも含まれている。主要な財源の一つは「主要イベント市・地域税」。2023年からバンクーバー市内のホテルで宿泊料金に2.5%を上乗せして徴収されている。

 今回の試算では納税者が負担する純費用は9,000万〜1億1,400万ドル。昨年の予測は8,500万〜1億4,500万ドルだった。

 大会主催者側はワールドカップによって今後5年間でBC州のGDPが10億ドル押し上げられると予測している。

(記事 高城玲)

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メトロバンクーバーでeスクーター規制強化、走行禁止の道路も設定

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バーナビー市で電動キックスクーター(eスクーター)の規制が強化されることになった。5月12日に市が決定し、すでに実施されている新たな条例により多くの主要道路で走行が禁止される。

 BC州政府は現在、バーナビー市やバンクーバー市を含む36自治体でeスクーターのパイロットプロジェクトを行っている。eスクーターは、制限速度50キロ以下の道路で、自転車専用レーンを利用するか、専用レーンがない場合は極力道路の右側を走行するとしている。

 しかしバーナビー市では規制強化により、制限速度50キロ以下でもキングスウェイやヘイスティングス・ストリートなど主要道路ではeスクーターの走行を制限し、分離型自転車レーンや多目的歩道がある場合のみ走行を認めている。

 さらにヘッドホン使用や標識で許可されている場合を除き歩道での走行も禁止。市内の公園でも「特別に指定された区域」を除いて利用できない。

 規制強化の背景には事故への懸念がある。バーナビー市では5月初めにヘイスティングス・ストリートで、eスクーターが関わる衝突事故が起き、子ども2人が重傷を負った。

 昨年公表されたカナダ保健情報研究所のデータによると、eスクーター転倒による入院件数はカナダ全体で1年間に22%増加。5歳から17歳までの子どもに限ると61%増加したという。

 またBC州サレー市ではサレー記念病院の医師らが、eスクーター関連の負傷で治療を受ける子どもが同病院だけで1日あたり15~20人に上っていると報告し、懸念を表明している。

 BC州ではeスクーター利用は16歳以上でヘルメット着用を義務付けている。違反した場合は109ドルの罰金などが科せられる。

(記事 高城玲)

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