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地下鉄建設でブロードウェイ通りの一部が通行止めに

Broadway Subway Projectホームページより。
Broadway Subway Projectホームページより。

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市で進められているブロードウェイ地下鉄プロジェクトの工事ため、1月26日からブロードウェイ通りの一部が全車両通行止めとなった。The Broadway Subway Project Corporationは1月9日に発表していた。

 通行止めとなったのはイースト・ブロードウェイで、ケベック・ストリートとメイン・ストリートの間の1ブロック分。同エリアでは、マウント・プレザント駅(地下駅)設置に伴う道路再建工事が行われる。期間は1月26日から約4カ月間。

 当局によると、車両迂回路となるのはイースト8thアベニュー。時間帯によって右左折の制限が設けられるが、交通整理員が車両の誘導を行うという。同エリアを通過するだけの場合は、混雑緩和と地元車両のアクセス維持のため、できるだけほかの東西ルートを利用するよう呼びかけている。

 車両通行は禁止されるが、歩道は引き続き通行可能。エリア内の店舗や住宅、各種サービスへのアクセスも維持される。

 工事は原則として月曜から土曜の午前7時から午後10時まで。4カ月の閉鎖期間終了後、まずは各方向1車線ずつ再開し、夏までには全車線が再開される予定だ。

 このプロジェクトはメトロバンクーバーの公共交通機関を管轄するトランスリンクが運営する列車スカイトレインのミレニアム・ラインを、VCCクラーク駅から西のアービュタス・ストリートまで延伸するもので、新たに6つの地下鉄駅が建設される。

 詳しくはThe Broadway Subway Projectのホームページを参照。https://www.broadwaysubway.ca/construction/current-work/

(記事 高城玲)

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カーニー首相、GST還付拡充など食料安全保障策を発表

改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ
改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ

 マーク・カーニー首相は1月26日、生活支援策の一環として低・中所得層を対象としたGSTクレジット(消費税還付)の改称・拡充を発表した。クリスマス休暇だった国会が再開した同日、2026年の始動は生活支援策発表となった。

 新たに導入される「カナダ食料・生活必需品給付(Canada Groceries and Essentials Benefit)」では、GSTクレジットの支給額が今年7月から今後5年間にわたり25%引き上げられる。さらに今年は一度限りの措置として50%相当の上乗せ給付も行われる。

 連邦政府によると、現在4人家族の最大支給額は年間1,100ドルだが、今年は1,890ドルに、その後4年間は約1,400ドルに増額される。単身者の現在最大支給額は年間540ドルだが、今年は950ドルに、その後4年間は約700ドルとなる。

 なお、GSTクレジットの受給には所得制限があり、受取額は家族構成や世帯収入による。カーニー首相は新制度では約2200万人の国民が恩恵を受け、「最も支援を必要とする家族を今すぐ支える」と自信を見せた。

 同時に長期的な食料安全保障や価格対策における新たな政策も発表された。食料供給業者の生産能力拡大と生産性向上支援、中小企業に向けた食料生産コスト引き下げの支援、フードバンクなどの団体への緊急支援などを列挙した。さらに、国家食料安全保障戦略の策定にも取り組むとしている。

(記事 高城玲)

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第51回衆議院議員総選挙 在外公館での投票が1月28日から開始

国会議事堂。File photo by Japan Canada Today
国会議事堂。File photo by Japan Canada Today

 第51回衆議院議員総選挙が2026年1月27日(日本時間)に公示された。これに伴い在外公館での投票は1月28日から始まる。

 投票期間は、バンクーバー総領事館以外のカナダの在外公館は1月31日(土)まで、バンクーバー総領事館は1月28日(水)~2月1日(日)まで、投票時間は午前9時30分~午後5時(投票期間・時間は各在外公館に確認)。

 投票には、在外選挙人証とパスポートなどの身分証明書が必要。在外公館での投票以外にも、郵便による投票、日本国内での投票も選択できる。

 また、衆議院小選挙区間の格差を2倍未満に是正する関連法令の改正により衆議院小選挙区の区割りが改定され、第50回の選挙から新しい小選挙区の区割りが適用されている。対象となるのは以下の25都道府県。前回選挙に参加していない場合などは、該当する場合は自身の選挙区を確認する。

 北海道、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、岐阜県、静岡県、愛知県、滋賀県、大阪府、兵庫県、和歌山県、島根県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、福岡県、長崎県。

 2023年2月17日から最高裁判官国民審査法の一部を改正する法律が施行されたため、今回の衆議院議員選挙でも日本国外に居住している国民も最高裁判官国民審査の在外投票ができるようになり、第27回最高裁判所裁判官国民審査も同時に行われる。

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在外選挙の詳細について

 今回の在外選挙による投票に関する詳細は以下の通り。(「第51回衆議院議員総選挙等に伴う在外投票の実施について」より紹介)。または、各在外公館の「衆議院議員総選挙等に伴う在外選挙の実施について」を参照。

 *在外公館等投票を実施している公館であれば、お住まいの国でなくても投票できます。実施公館の投票期間・時間については、外務省ホームページをご確認ください。

1.選挙の日程

公示日:令和8(2026)年1月27日(火)

在外公館投票開始日:令和8(2026)年1月28日(水)

日本国内の投票日:令和8(2026)年2月8日(日)

2.投票できる人

(1)第51回衆議院議員総選挙・第27回最高裁判所裁判官国民審査

在外選挙人証をお持ちの方

※在外選挙人証は申請に基づいて交付されます。
※申請手続について知りたい方は、在外選挙人名簿登録申請の流れのページをご参照ください。

3.投票方法

 「在外公館投票」、「郵便等投票」または「日本国内における投票」のうちのいずれかを選択して投票することができます。あなたにあった投票方法を知るには以下の投票方法のページをご参照ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/vote.html

 在外公館投票

投票期間:(バンクーバー以外のカナダの在外公館)令和8年1月28日(水)~1月31日(土)、(バンクーバー総領事館)令和8年1月28日(水)~2月1日(日)
投票時間:09:30~17:00(各在外公館のホームページを参照)
投票場所:カナダ国内の在外公館
持参すべき書類:(1)在外選挙人証 (2)旅券等の写真付身分証明書

 郵便等投票

(1)登録先の市区町村選挙管理委員会の委員長に対して、直接、投票用紙等を請求してください。投票用紙の請求は、選挙の告示前であっても、いつでもできます。請求の際は在外選挙人証を必ず同封してください。請求用紙は、在外選挙人証とともにお配りした「在外投票の手引き」からコピーするか、在外選挙関連申請書一覧のページからダウンロードしてください。

(2)投票用紙が送られてきたら、選挙の公示日(1月27日(火))の翌日以降に、投票用紙に記入して、登録先の市町村選挙管理委員会の委員長宛てに送付してください。

(3)国内投票日の2月8日(日)の投票所が閉じられる時刻(原則午後8時)までに、投票所に到着するよう、登録先の市区町村選挙管理委員長宛てに送付する必要がありますので、注意してください。

(注)「郵便等投票」の手続には一定の時間がかかります。「郵便等投票」のご利用をお考えの方は、あらかじめ手続にかかる時間や日本と当国(地)の間の郵便事情をご確認の上、ご活用ください。(郵便等投票のための投票用紙の交付を受けた後でも、郵便等投票から在外公館投票に変更することはできますが、その場合、在外選挙人証がお手元に戻っている必要がありますのでご注意ください。)

 日本国内における投票 

 在外選挙期間中に一時帰国する場合や、帰国後国内の選挙人名簿に登録されるまでの間(転入届提出後3か月間)は、登録先の市区町村選挙管理委員会が指定した投票所等で、在外選挙人証を提示して、下記(1)~(3)のいずれかの方法で投票することができます。

【公示日の翌日から国内投票日の前日まで】

(1)期日前投票
登録先の市区町村選挙管理委員会が指定した期日前投票所における投票。

(2)不在者投票
登録先以外の市区町村における投票。

【国内投票日当日】

(3)投票所における投票
登録先の市区町村選挙管理委員会が指定した投票所における投票。

日本国内における投票の詳細については、登録先の市区町村選挙管理委員会にお問い合わせください。

4.選挙広報・候補者情報

・公示後、選挙広報が各選挙管理委員会のホームページに掲載されます。
・候補者情報については総務省ホームページからご確認ください。

・衆議院議員総選挙
https://www.soumu.go.jp/senkyo/51ge/index.html

・最高裁判所裁判官国民審査
https://www.soumu.go.jp/senkyo/51ge/shinsa.html

5.その他

各選挙人が投票する衆議院議員小選挙区は、在外選挙人証の表面に記載されていますが、令和4年11月に区割り改定が行われたことにより、変更が生じている場合もありますので、あらかじめご確認願います。

※衆議院小選挙区の区割りの改定等については、総務省ホームページ(衆議院小選挙区の区割りの改定等について)をご覧ください。

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オーストラリアでディンゴに囲まれたBC州女性の遺体発見、溺死の可能性

 オーストラリアのクイーンズランド州クガリ島のビーチで、1月19日午前6時30分ごろ(現地時間)、多数のディンゴ(野生犬)に囲まれた状態で女性が死亡しているのが見つかった。

 女性はブリティッシュ・コロンビア州キャンベル・リバー出身のパイパー・ジェームズさん(19歳)。CBCニュース電子版は父親のトッド・ジェームズさんの話として、事件時にパイパーさんは、日の出を見るために午前5時にアラームを設定し、泳ぎに行ったと伝えた。またCTVニュース電子版によると、パイパーさんは昨年10月から友達とオーストラリアでバックパック旅行をしており、クガリ島には6週間ほど滞在していたという。

 この事件は世界中で報道され、衝撃が広がった。トッドさんによると、警察はパイパーさんが死亡した状況について、「泳いでいる最中に溺死し、その後ディンゴに遺体が襲われた」「ディンゴに追われて水に入り、溺死した」「浜辺でディンゴに襲われ、殺された」の3つの可能性を挙げたという。

 1月23日、クイーンズランド州検視裁判所の広報担当者は、予備的な調査の結果、溺死と考えられる身体的証拠が見つかったと発表した。ディンゴに噛まれたとみられる傷も確認されたが、最も重大な損傷は死亡後に負った可能性が高いとした。第三者が関与した証拠はないとも述べた。

 検視裁判所は現在、死因を特定するため病理検査の結果を待っている。結果が出るまでには数週間かかる見込みだという。

(記事 高城玲)

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カーニー首相 ダボス会議でカナダの立場を主張、国際秩序衰退に危機感

改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ
改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ

 マーク・カーニー首相は1月20日、スイス・ダボスで開かれた世界経済フォーラム年次総会で演説した。その中で、これまでのルールに基づく国際秩序は衰退し、「超大国はやりたい放題に振る舞い、中堅国家は耐えるしかないという現実が広がっている」と主張、カナダのような中堅国はこの新しい現実に適応しなければならないと述べた。

 背景には、大国間の対立、アメリカのドナルド・トランプ大統領による貿易問題やグリーンランド問題などがある。カーニー首相は「近年、超大国は経済的統合を武器に、関税を圧力の手段に、金融インフラを強制の道具に、サプライチェーンを脆弱性として利用し始めている」と指摘した。

 カナダについては、これまでの「地域的な有利性や同盟関係が自動的に繁栄と安全をもたらす」という前提は通用しないとし、いち早く戦略を大きく転換させたと述べた。

 具体例として、税制の見直し、州間貿易の障壁撤廃、エネルギー・AI・重要鉱物などへの投資の加速、防衛費の増額を挙げた。対外的な取り組みとしては、EU(欧州連合)との包括的戦略パートナーシップ締結、6カ月で4大陸12件の貿易・安全保障協定を締結したことを挙げ、さらにこの数日間における中国やカタールとの新たな戦略パートナーシップなどについても言及した。

 カナダの国際的な課題解決に向けては、ウクライナを支援、グリーランド問題についてはグリーンランドとデンマークを強く支持するとして、NATO(北大西洋条約機構)条約第5条への誓約は揺るがないと強調した。

 今年の世界経済フォーラムには65カ国・地域から代表が集まり、カーニー首相のほか、トランプ大統領、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相、中国の何立峰副首相らも演説した。

 カーニー首相の演説全文(英語)https://www.pm.gc.ca/en/news/speeches/2026/01/20/principled-and-pragmatic-canadas-path-prime-minister-carney-addresses

(記事 高城玲・北野大地)

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ラプラプ・デイ事件被告の兄を殺害した男に終身刑

ブリティッシュ・コロンビア州最高裁判所。撮影 日加トゥデイ
ブリティッシュ・コロンビア州最高裁判所。撮影 日加トゥデイ

 カナダ・バンクーバー市で2024年に起きたアレクサンダー・ローさん殺害事件で、被告の男に第2級殺人罪で終身刑(13年間仮釈放なし)の判決が1月16日に言い渡された。ローさんの弟は、2025年4月に11人が殺害されたラプラプ・デイ・フェスティバル事件のカイ=ジー・アダム・ロー被告。

 事件が起きたのは2024年1月。裁判で読み上げられた事実関係の合意書によると、ローさんとドワイト・ケマッチ被告は出会い系アプリで知り合い、バンクーバー市にある同被告の自宅で会った。しかし何かの原因でケマッチ被告は激怒し、酔った状態で、こぶしやハンマー、ナイフでローさんに暴行を加えた。ケマッチ被告の家族が警察を呼んだがローさんは現場で死亡が確認された。

 ケマッチ被告には窃盗や動物殺傷、放火で有罪判決を受けたことある。弁護人ジム・ヘラー氏によると、同被告は身体的・性的虐待、育児放棄などを受けて育っており、その背景には、先住民に対する植民地化の影響も部分的にあるとした。

 同被告はローさんの家族に謝罪の意を表している。また、ラプラプ・デイ事件については「自分の行動から生じた波及効果」だとの考えを示した。

 一方、ローさんの母親リサさんは、ローさんの死後、自殺を図って入院した。その際、カイ=ジー・アダム・ロー被告がリサさんをサポートしたという。

 カイ=ジー・アダム・ロー被告はラプラプ・デイ事件に関連して2月に出廷する予定。

(記事 高城玲)

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バンクーバー市、アパートでも軟質プラスチック回収開始

Recycle BCウェブサイトより
Recycle BCウェブサイトより

 リサイクルBCは1月14日、バンクーバー市のアパートやコンドミニアムでフレキシブルプラスチック(軟質プラスチック)のリサイクル回収を始めると発表した。サービス開始は2月16日から。

 リサイクルBCは、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州で家庭から出る包装材および紙製品のリサイクルを担う非営利団体。サービス開始に先立って市内のコンドミニアムやアパートでは、フレキシブルプラスチック専用の新しいピンク色のリサイクル回収カート設置が進められている。

 フレキシブルプラスチックとは、簡単に丸めたり折りたたんだりできる軽量のプラスチック包装のこと。主な例は以下の通り。

  • 食品用のプラスチック袋
  • 日用品の外装フィルム(トイレットペーパー、飲料パックのまとめ包装など)
  • 自立型・チャック付きパウチ(グラノーラ、穀類、ドライフルーツなどの袋)
  • パリパリした薄手の袋・包装(シリアルの内袋、ポテトチップス、パスタなどの袋)
  • 密封用プラスチック付き食品包装(デリミート、スライスチーズなどの包装)
  • プラスチック製ネット袋(オレンジ、アボカドなどの袋)
  • 緩衝・保護用プラスチック(気泡緩衝材など)

 現時点ではフレキシブルプラスチックをリサイクルする場合、自分でリサイクル場などに持ち込まなければならない。しかしサービス開始後はアパートやコンドミニアム内の専用カートに投入するだけとなる。

 リサイクルBCエグゼクティブ・ディレクターのサム・ベイカー氏は「フレキシブルプラスチックは日常的に使われる包装材。これらをリサイクルしやすくすることで回収率向上につながる」と期待を寄せている。

 このプロジェクトは、2025年にウエストバンクーバー市とメープルリッジ市で導入され、成功を収めているという。今回のバンクーバー市でのサービス拡大で、リサイクルBCは2027年までにフレキシブルプラスチック回収率50%という目標達成を目指している。

(記事 高城玲)

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BC州、薬物非犯罪化パイロットプロジェクト終了へ

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ジョジー・オズボーン保健大臣は1月14日の記者会見で、3年間実施したパイロットプロジェクト「薬物非犯罪化プロジェクト」が1月31日で終了すると発表した。

 2023年1月31日に開始した同プロジェクトは少量の違法薬物所持を非犯罪化するもの。法的に実施するため、州政府は連邦政府カナダ保健省と協定を結び、特例措置として特定の場所で、18歳以上が個人的に使用する場合に、コカイン、メタンフェタミン、MDMA、オピオイド(ヘロイン、フェンタニル、モルヒネを含む)最大2.5グラムの所持が許可されている。許可は今年1月31日に有効期限が切れるが、州政府は再申請しないと決定したためプロジェクトが終了する。

 プロジェクトは、2016年の「公衆衛生上の緊急事態宣言」以来、数千人の命を奪ってきたBC州の「有毒薬物危機」への対応策で、治療を促し、刑事訴追への不安を和らげることを目的としていた。

 しかし、記者会見でオズボーン大臣は「このプロジェクトには多くの努力と善意が込められていたが、期待していた結果をもたらすことはできなかった」と説明、今後の更新はしないと述べた。プロジェクトには「行き過ぎている」「十分ではない」という双方の意見が出ていた。

 オズボーン大臣は「(薬物問題への)取り組みが終わるという意味ではない」ことを強調、州政府は今後も過剰摂取防止サイトを通じて、予防、治療、回復を促進するとしている。

(記事 高城玲)

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メトロバンクーバーでビジネスマン銃撃、ギャングとは無関係の可能性

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市近郊のサレー市で銃撃事件が起きた。サレー市警察(SPS)によると、1月13日正午ごろサレー市176番ストリート3500番台で、銃撃されて倒れている男性が発見された。男性はバルジンダー・バインダー・シン・ガーチャさん(46歳)で、その場で死亡が確認された。

 現場から約5キロ離れた40番アベニュー18900番台では車両火災が発生し、警察は殺害事件と関連している可能性が高いと見ている。

 CBCニュース電子版の報道によると、ガーチャさんは宴会場、リムジンサービス、映画制作会社など、サレーを拠点とする複数の事業を所有・運営していた。ガーチャさんは自身が運営する結婚宴会場で倒れていた。

 1月13日以前6日間にギャング関連とみられる殺害事件がサレー市とアボツフォード市で起きているが、統合殺人捜査チーム(IHIT)はガーチャさん殺害とギャング抗争とは無関係と見ている。

 一方、この地域では主に南アジア系事業主を標的とした恐喝未遂事件が増加しているが、ガーチャさん殺害が恐喝に関連しているかどうかについては明らかにしていない。SPSによると、サレー市内では2026年に入ってからすでに16件の恐喝未遂が報告されているという。

 警察は情報提供を呼びかけている。車両火災現場周辺、またはガーチャさんの遺体が発見された現場周辺の1月13日午前10時から午後1時の間のドライブレコーダー映像を持っている場合は、1-877-551-IHIT(4448)もしくは、Eメール ihitinfo@rcmp-grc.gc.caまで連絡を。

(記事 編集部)

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フリーランド元財相が議員辞職、自由党は過半数まで2議席に

改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ
改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ

 元財務相クリスティア・フリーランド氏が1月9日に連邦下院議員を辞職した。1月5日にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がフリーランド氏を同国の経済顧問に任命したと発表。フリーランド氏は同日にカーニー政権のウクライナ担当を辞任すると発表、近々議員を辞職すると表明していた。トルドー政権で副首相を務めるなど多くの要職に就いていたフリーランド氏は、ウクライナ系カナダ人としてウクライナ問題にも積極的に関わっていた。

 フリーランド氏辞任を受けて、自由党は1議席を失い、過半数まで2議席となった。下院では、昨年11月に元保守党クリス・デントルモン議員が、12月には同じく元保守党マイケル・マー議員が自由党に移党し、与党は過半数まであと1議席となっていた。

 フリーランド氏が選出されたオンタリオ州トロント市ユニバーシティ=ローズデール選挙区は、自由党の「安全区」とされている。しかし1月後半の議会再開時には、まだ空席のままの可能性が高い。補欠選挙は最速で3月初旬と見られており、さらに当選結果の正式確定までの期間も必要となる。

 自由党はブリティッシュ・コロンビア州選出ジョナサン・ウィルキンソン議員とオンタリオ州選出ビル・ブレア議員も、外交ポスト任命によって議員辞職する可能性があると報じられている。両者の選挙区も自由党の強固な地盤とされている。

 一方、保守党マット・ジェネロー議員も今春に辞職する見通しだ。アルバータ州選出の同議員は自由党移籍が噂されていたが政界引退を表明した。

(記事 高城玲)

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ウエストジェットの狭すぎる座席、動画拡散で議論に

WestJet (file photo)
WestJet (file photo)

 ウエストジェットの機内で撮影された窮屈な座席の動画が拡散され、議論が巻き起こっている。問題の動画には、ある男性が足元のスペースがほとんどない座席で身動きできない様子が映し出されており、女性が「お父さん、足を真っ直ぐ伸ばせる?」と心配そうに声をかけている。

 CBCニュース電子版の報道によると、動画の男性はアルバータ州のマンフレッド・シュミットさんで、娘のアマンダさんが投稿した。昨年12月26日、シュミットさん一家がアルバータ州エドモントン空港からオンタリオ州トロント空港に向かっていたときの出来事で、座席はリクライニング機能のない「ウルトラ・ベーシック・エコノミー」だったという。ウエストジェットによると、この機体は「新しく再構成された機体」で、座席数を増やすために座席ピッチを狭くしている。

 マンフレッドさんは身長約190センチ、体重約100キロ。「私は平均より少し背が高いけれど、そこまで極端ではありません」と述べ、座席はとても座れる状態ではなかったと話した。マンフレッドさんは後に、客室乗務員によって、足元に余裕のある座席へ移動させてもらった。しかしアマンダさんは航空会社にきちんと責任を持ってほしいと話している。

 ウエストジェットによると、今回話題になった座席が狭い機材は21機あり、座席ピッチは28~38インチ(約71~96センチ)という。日本の国内線では31~32インチ(78~81センチ)が主流となっている。

 動画はSNSで100万回以上再生された。オンライン上では飛行機の座席が年々窮屈になっていることへの不満や航空業界への批判が相次いでいる。

 航空旅客の権利擁護団体Air Passenger Rightsのガーボル・ルカーチ氏は、シティニュース電子版の取材に、「カナダには機内の足元スペースの広さを定める規制は存在しない」と説明。「しかし乗客が実際に座ることができるだけの十分な空間が提供されなければならない」と述べている。

 ウエストジェットはカナダ第2の航空会社。昨秋にはリクライニングできないシート導入で話題になった。

(記事 高城玲)

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メトロバンクーバーの2025年住宅販売件数、過去20年で最低に

File photo by Japan Canada Today
File photo by Japan Canada Today

 グレーター・バンクーバー不動産協会(GVR)が1月5日に発表した最新データによると、2025年の住宅販売件数は23,800件で、過去20年で最低の年間販売件数を記録したことが分かった。2024年の26,561件から10.4%、2023年の26,249件から9.3%減少し、過去10年間の年間平均(31,625件)と比べても24.7%下回っている。

 一方で住宅供給は増加している。2025年にMLS(Multiple Listing Service)へ登録された物件総数は65,335件で、2024年の60,388件から8.2%、2023年の50,893件からは28.4%の増加となった。

 こうした状況を受けて住宅価格は下がっている。メトロバンクーバー全住宅のMLS住宅価格指数によるベンチマーク価格はデータ発表時点で1,114,800ドルで、2024年12月比4.5%、2025年11月比で0.8%下落している。2025年初め以降、戸建て、タウンハウス、コンドミニアムと全ての住宅タイプで価格が下落しているという。

 GVRチーフ・エコノミストのアンドリュー・リス氏は、アメリカとの貿易摩擦が販売や価格に悪影響を与えていると指摘している。ただし「こうした影響は次第に和らいでおり、2025年後半には消費者心理もやや改善している」と述べた。

 また購入者は「価格の下落、金利低下、豊富な選択肢という有利な環境」にあるとし、これが今後の需要回復につながることに期待を寄せている。

(記事 高城玲)

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