ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は3月2日、デイライト・セービング・タイム(サマータイム)を通年で採用すると発表した。これでBC州では夏季のサマータイム(PDT)と冬季の標準時(PST)の切り替えがなくなる。
北米ではほとんどの州で3月8日に標準時からサマータイムに切り替えるため時計を1時間進める。BC州でも同様となるが、それ以降はサマータイムが恒久的に続くことになり、これまで11月に行われてきた標準時への切り替え(時計を1時間戻す)の必要がなくなる。
この新しいタイムゾーンは「パシフィック・タイム(Pacific time)」と名付けられ、協定世界時(UTC)より7時間遅れとなる。州政府は11月までの8カ月間を州民や企業がパシフィック・タイムに移行するための準備期間と位置づけている。
今回の措置の利点として政府は、州民の健康状態の改善、家庭における混乱の軽減、スケジュール管理の簡素化、冬季の夕方に明るい時間が1時間増えることなどを挙げている。
BC州では2019年ジョン・ホーガン州首相時にサマータイムの是非が議論となった。今回の発表によると、2019年に州政府が時間制度への意見公募を実施したときに93%が通年サマータイムを支持したという。当時は移行する準備を整備して、アメリカの西海岸州と足並みを揃えるという結論に落ち着いた。
その後、ユーコン準州が2020年に恒久的サマータイム(ユーコン・スタンダード・タイム)に移行。今回のBC州の措置で通年で同じ時間となる。またアメリカの西海岸州ワシントン、オレゴン、カリフォルニアでも同様の法整備が進められている。
デイビッド・イービー州首相は「アメリカの隣州もすぐに同様の措置を取ることを願っている」と述べた。
これにより日本との時差は通年で16時間となる。
(記事 高城玲)
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