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BC州、非常事態宣言を終了

ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service
ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service

 ブリティッシュ・コロンビア州政府は8月21日、現在発令中の非常事態宣言を7日間延長し、8月29日までとすることを発表したが、27日に終了した。

 州政府は8月8日に、州内各地で多数の山火事が発生していることを受けて非常事態を宣言。大規模なボールド・レンジ山火事では、その時点で2万人以上が避難していた。

 現在、多くの住民がすでに自宅に戻っているものの、引き続き州内では数千人が避難警報または避難命令の対象となっている。また、オカナガン地域をはじめ州内の一部では、高温で乾燥した天候が続き、山火事のリスクが依然として高い状態にある。

 ただ、依然として山火事は続いており、州政府は住民に引き続き山火事に警戒するよう呼びかけている。非常事態への備え、対応は以下の通り。

  • 緊急時の対応計画の確認。避難警報や避難命令が出た場合にどう行動するか、家族全員で確認しておく。
  • Emergency Support Servicesに事前登録する。BC Services Cardアプリ、ESSのウェブサイトから登録できる。
  • 家族やペットのための「Grab-and-Go Bag(非常持ち出し袋)」を用意する。 薬、重要書類、携帯電話の充電器、水、食料、衣類などを入れ、自宅や職場、車内に備えておく。
  • 最新情報を確認する。各自治体、先住民コミュニティ、EmergencyInfoBC.caで最新の緊急情報を確認する。
  • 避難指示が出た場合は当局の指示に従う。

(記事 高城玲)

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連邦政府、アメリカへの報復関税と国内の支援策を発表

改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ
改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ

 アメリカとの貿易戦争を受け、連邦政府は8月25日、アメリカに対する報復関税と国民やビジネスへの支援策を発表した。

 報復関税は、アメリカが8月22日から新たに課したカナダ製品への50%関税に対抗する措置で、対象となるのはアメリカからの輸入品276億加ドル相当。化粧品からスマートフォン、キッチン家電まで約700品目で、品目に応じて15、25、50%の関税が課される。関税発動は9月8日から。

 対象となる品目や税率には、アメリカが課税対象にしているカナダ製品と同じ品目・税率が設定された。税率は、鉄鋼、アルミニウム、家具、衣料品、化粧品、スマートフォン、乳製品、合板製品、紙製品、はちみつなどは50%、シーフードや大型キッチン家電などは25%、エアコンなどは15%となる。

 同時に政府は、関税の影響を受ける国民やビジネスに向けた総額75億ドルの新たな支援制度も発表した。

 雇用保険(EI)については、申請時の待機期間免除や長期間働いてきた労働者に最大20週間の追加給付を行うなど、すでに発表されていた一時的措置を延長する。さらに新たな一時的措置として、一定の条件を満たせば辞職した場合もEIを受給できるようにする。

 また地域関税対応イニシアチブでは、返済不要の支援金について上限を100万ドルから300万ドルに引き上げる。

 一連の支援についてパティ・ハイドゥ雇用・家族大臣は「アメリカの関税によって経済や企業の意欲が衰退し、カナダ国民一人ひとりの自立性まで麻痺してしまう可能性があることが課題」であるとし、それを防ぐための措置だと話した。

(記事 高城玲)

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「貿易戦争に突入」カーニー首相、アメリカの50%関税発動に対抗する姿勢を鮮明に

改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ
改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ

 関税を巡って貿易交渉を続けてきたカナダとアメリカだったが、3日間の発動延期後も合意に至らず、8月21日夜に交渉は決裂した。アメリカは8月22日、約280億加ドル(200億米ドル)相当のカナダ製品に対して50%の関税を発動した。中には、カナダ・アメリカ・メキシコ協定(CUSMA)の対象となっている製品も含まれている。

 両者は合意に近づいていると見られていたが、期限直前で交渉決裂となった。マーク・カーニー首相は理由について、アメリカ側が最終段階で提示した条件変更が「不公平」な内容だったとし、「カナダの主権を妥協したり、わが国の主要産業を弱体化させたりすることはできなかった」と説明した。

 カーニー首相は会見で、アメリカ側が、自動車、鉄鋼、アルミニウムなどカナダの主要産業を壊滅させるような条件を要求してきたこと、カナダが他国と貿易協定を結ぶ権利を制限しようとしたこと、カナダの英仏バイリンガル表示のルールに変更を求めたことなどを明らかにした。

 「攻撃されたら戦争だということ。カナダは攻撃された」とアメリカとの貿易戦争に突入したことを示唆。カナダも対抗すると宣言した。報復関税は9月7日レイバーデー後に発動すると発表した。

 首相の決断について、ほとんどの州・準州首相は支持を表明した。最も影響を受けるオンタリオ州、ケベック州、ブリティッシュ・コロンビア州の各州首相がカーニー首相の対抗措置を支持したのに対し、アルバータ州ダニエル・スミス州首相は懸念を示し、交渉再開を望んでいると述べた。アルバータ州とサスカチュワン州は、アメリカが必要とする石油やポタッシュ(農業用カリウム肥料)をアメリカに関税10%のみで輸出しているが、対抗措置の製品として協力する姿勢は見せていない。

 一方、アメリカのジェイミソン・グリア米国通商代表は、カナダが合意の最終締結を拒否し、「新たな要求を持ち出し、これまでの合意内容を後退させた」と主張した。

 さらにドナルド・トランプ大統領は24日、アメリカの交渉姿勢を非難したカナダ政府に猛烈に反発。SNS上で、カナダから輸入する全ての自動車、自動車部品、鉄鋼に対する関税を2027年1月1日から50%に引き上げると投稿した。

(記事 高城玲)

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BC保守党、新党首のもとで離党相次ぐ

The Legislative Assembly of British Columbia, Victoria, Canada.
ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある州議事堂。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州議会の最大野党BC保守党では、8月に入り議員の離党が相次いでいる。5月に就任したケリー=リン・フィンドレー党首を巡る党内対立が背景にある。

 8月14日、党首選でフィンドレー氏と争ったピーター・ミロバー州議員(カムループス・センター選挙区)が離党した。24日にはイアン・ペイトン議員(デルタ・サウス選挙区)が、25日にはロザリン・バード議員(プリンス・ジョージ-バルモント選挙区)が続いた。ミロバー議員とペイトン議員は新たな政党を結成する意向を明らかにしている。

 さらに26日には、ブレナン・デイ議員(コートニー-コモックス選挙区)とテレサ・ワット議員(リッチモンド-ブリッジポート選挙区)が党を離れた。

 デイ議員は離党理由を、フィンドレー党首本人と主要スタッフや党内指導部の判断力、倫理基準に対する信頼を失ったと語った。

 ワット議員の離党はSNS上の匿名アカウントが投稿したスクリーンショットが発端となった。投稿には、フィンドレー党首がワット議員について「中国共産党と関係がある」と述べたとされる内容が含まれていた。ワット議員はこれに反発、根拠もなくカナダへの忠誠心を疑問視されたとし、フィンドレー党首からの謝罪もなかったと主張した。

 BC保守党ではフィンドレー党首の就任以来、州議員だけでなく、事務局長アンジェロ・イシドロウ氏など主要な幹部も党を去っている。

 BC保守党は2024年の州議会選挙で44議席を獲得、消滅したBCユナイテッド(旧BC自由党)を支持していた保守層の受け皿となり最大野党となった。しかし以降は、ジョン・ラスタッド前党首やフィンドレー党首への反発、イデオロギーの違いの表面化など問題が続出。これまでに離党や除名などで党を離れた議員は12人。これには、現在州議会に議席を持っていないフィンドレー党首が補欠選に出馬できるよう、議員を辞職したリアン・ガスパー氏(アボッツフォード-ミッション選挙区)も含まれている。

(記事 高城玲)

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BC州、非常事態宣言を8月29日まで延長

ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service
ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service

 ブリティッシュ・コロンビア州政府は8月21日、現在発令中の非常事態宣言を7日間延長し、8月29日までとすることを発表した。

 州政府は8月8日に、州内各地で多数の山火事が発生していることを受けて非常事態を宣言。大規模なボールド・レンジ山火事では、その時点で2万人以上が避難していた。

 現在、多くの住民がすでに自宅に戻っているものの、引き続き州内では数千人が避難警報または避難命令の対象となっている。また、オカナガン地域をはじめ州内の一部では、高温で乾燥した天候が続き、山火事のリスクが依然として高い状態にある。

 今回の延長について州政府は「山火事の状況が変化し続けるなか、迅速な対応のために必要な手段を確保しておくこと」が目的だとしている。非常事態宣言が維持されることによって、州政府は、緊急事態・災害管理法に基づく非常時の権限を引き続き行使できる。

 8月24日時点で州内には依然として山火事は170件あり、35%が制御不能。避難命令は32件、避難警報は55件。

 州政府は住民に引き続き山火事に警戒するよう呼びかけている。非常事態への備え、対応は以下の通り。

  • 緊急時の対応計画の確認。避難警報や避難命令が出た場合にどう行動するか、家族全員で確認しておく。
  • Emergency Support Servicesに事前登録する。BC Services Cardアプリ、ESSのウェブサイトから登録できる。
  • 家族やペットのための「Grab-and-Go Bag(非常持ち出し袋)」を用意する。 薬、重要書類、携帯電話の充電器、水、食料、衣類などを入れ、自宅や職場、車内に備えておく。
  • 最新情報を確認する。各自治体、先住民コミュニティ、EmergencyInfoBC.caで最新の緊急情報を確認する。
  • 避難指示が出た場合は当局の指示に従う。

(記事 高城玲)

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トランプ大統領、カナダへの追加関税実施を3日間延期

Canada News

 アメリカのドナルド・トランプ大統領は8月18日夜、19日午前0時1分(東部標準時)に発動予定だった、一部のカナダ製品に対する50%の関税実施を3日間延期すると発表した。

 延期措置はマーク・カーニー首相との電話会談を経て行われ、発動2時間前の延期発表となった。今回の追加関税の対象は合計280億ドルを超える数百種類の製品で、合板からアイスホッケーのスティックまで幅広い品目が含まれている。

 トランプ大統領は延期の理由について、「カナダとアメリカが文書の最終確定を条件に合意​に達した」とSNSに投稿した。また今回の合意によって、バイデン前政権によって中止されたキーストーンXLパイプライン計画(アルバータ州からアメリカ・メキシコ湾岸の製油所への石油パイプライン計画)が復活する可能性にも言及した。

 ホワイトハウスは今回の延期措置について、トランプ政権が関税の発動理由として挙げていた問題に関して、カナダ側が譲歩する姿勢を示したためとしている。

 マーク・カーニー首相は声明で「大きな進展があった」としながら、「まだ重要な作業が残されている」とし、暫定合意や譲歩の内容、キーストーンXLパイプライン計画などについては触れなかった。首相は「この(重要な)作業を続ける一方で、カナダは国内において、より強く、より自立した、競争力のある経済の構築に引き続き注力する」とした。

 両首脳の電話会談後、カナダ・アメリカ貿易担当のドミニク・ルブラン大臣は、ジェイミソン・グリア通商代表、ハワード・ラトニック商務長官と協議にあたった。グリア通商代表は声明で、合意には「全てのアメリカ製品に対する包括的な市場アクセス、経済安全保障に関する取り組み、デジタル貿易の整合」などが含まれると述べた。

(記事 高城玲)

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CFIA、サルモネラ汚染の恐れでWhole Foods商品をリコール

Canada News

 カナダ食品検査庁(CFIA)はサルモネラ菌による汚染の可能性があるとして8月13日、Whole Foods Marketブランドの一部商品をリコールした。 対象となるのは、サルサ、ワカモレ、ピコ・デ・ガヨ(生野菜のサルサ)や一部の調理済み食品で、主にオンタリオ州の店舗およびオンラインで販売されていた22商品。

 CFIAによると、今回のリコールは、アメリカ食品医薬品局(FDA)が調査を進めているサルモネラ感染症の集団発生に関連しているという。 一方でカナダ国内では対象商品の摂取による国内での発症報告は確認されていないとしている。

 サルモネラに汚染された食品は見た目や臭いに異常がなくても健康被害を引き起こす可能性があると警告。感染した場合、発熱、頭痛、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの症状が現れることがあり、高齢者や乳幼児、妊婦、免疫機能が低下している人では重症化する恐れがあるとしている。

 CFIAは消費者に、対象商品を所持している場合は食べたり提供したりせず、廃棄または購入店舗へ返品するよう呼びかけている。また、摂取後に体調不良が生じた場合は速やかに医療機関へ相談するよう注意を促している。

(記事 北野大地)

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バンクーバー市、薬物規制強化など問う住民投票実施へ

バンクーバー市役所。Photo by Japan Canada Today
バンクーバー市役所。Photo by Japan Canada Today

 バンクーバー市議会は8月14日、10月17日の地方選挙の際に薬物使用と非自発的治療に関する住民投票を実施することを承認した。

 ケン・シム市長の提案による住民投票の質問は2つ。一つはヘロイン、メタンフェタミンなど「ハードドラッグ」の公共の場での使用を禁止するため市の条例を強化することへの賛否。もう一つは、来年移転予定のセント・ポール病院の建物の一部か同様な場所を安全な強制治療施設に転換するようブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府に正式要請するかの賛否。

 薬物規制については具体的にどの条例を変更するのかはまだ明らかにされていない。

 現在ダウンタウンにあるセント・ポール病院の転用については実現性を疑問視する声もある。同病院の地価は非常に高く、跡地はすでに開発会社に約10億ドルで売却されている。売却益は同市フォールスクリーク地区に建設中の新病院の建設資金に充てられる。シム市長は会見でこれが短期的な解決策であることを認めつつ、「現時点で最も早急に実現が可能な解決策」だと述べた。

 今回の住民投票案について、野党側は「選挙対策」などと批判。14日の緊急議会では複数の市議が退席する場面もあった。BC州政府デイビッド・イービー州首相も、強制治療施設の設置については州政府も支持しており、バンクーバー市内に候補地を探していると説明。住民投票の必要性に疑問を呈したが、実施するかは市長の権限と語った。

(記事 高城玲)

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メトロバンクーバーの湖でパドルボード中に水難事故、13歳少女死亡

 ブリティッシュ・コロンビア州チリワック市近くのカルタス湖で、13歳少女が死亡する水難事故が起きた。

 チリワックRCMP(連邦警察)によると、8月8日午後1時20分ごろ、少女が行方不明になったとの通報が入った。少女はパドルボードに乗っていたが、何らかの急病に見舞われ、水中に転落したとみられている。事故当時少女はライフジャケットを着用していなかった。

 警察、チリワック消防署などが捜索・救助活動にあたり、8月10日午後2時ごろ、RCMPの水中捜索チームが少女の遺体を発見した。

 事故を受けてチリワックRCMPは、水辺のアクティビティの際には十分な注意を払うよう改めて注意を呼びかけた。夏に入り、警察はカルタス湖での水難事故が増え、対応に追われているという。

 13歳少女の遺体引き上げから約1時間後には、男性が溺れかけているとの通報が入った。幸い無事に救出されたが、男性も救助に入ろうとした別の男性もライフジャケットを着用していなかった。

 水辺での事故は、天候や水上環境の急変、適切な安全装備をつけていないことが原因の場合が多いという。RCMPは安全対策として「体に合ったライフジャケットを必ず着用する」「水に入る前に状況を確認する」「アクティビティに必要な安全装備を身に着けておく」ことを挙げている。

(記事 高城玲)

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メトロバンクーバー市街地で3歳児がクマに襲われる クマは現在も逃走中

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州メープルリッジ市で3歳女児がクマに襲われる事件が起きた。メープルリッジ市はバンクーバー市から東に車で約1時間のバンクーバー広域圏メトロバンクーバーの都市で、近くにはゴールデン・イアーズ州立公園がある。

 メープルリッジRCMP(連邦警察)によると8月9日午前11時30分ごろ、女児が240番ストリートにある自宅の外でクマに襲われたとの通報が入った。女児は負傷し、低年齢であることから救急ヘリで病院に搬送されたが命に関わるようなケガではないという。

 報道によると女児の父親がコンパウンドボウ(アーチェリー競技でも使われることがある弓矢)で応戦したがクマはやぶに逃げたという。

 事件後、警察は女児を襲ったとみられるクマを射殺した。しかし後にそのクマは別のクマであることが判明した。8月10日付RCMPニュースリリースによると、女児がクマに襲われたあと約40分の間に、近隣でクマが複数回目撃され、人が外にいる住宅敷地内で目撃されたケースもあったという。警察官はそのクマが女児を襲った個体であると判断し、殺処分を行った。

 しかしBC州自然保護官サービスは、死後解剖の結果、撃たれたクマは女児を襲ったクマとは別の個体であると報告した。この件に関してRCMPは「警察官は、当時の状況とその時点で入手していた情報に基づき、公共の安全を守るために合理的な判断をした」と説明、また「野生動物が命を失うことは重大なことであり、このような決断が軽々しく下されることは決してない」と述べた。

 RCMPは、メープルリッジでは野生動物との遭遇は珍しくないため、住民には改めて野生動物への充分な警戒と注意を呼びかけている。

 女児を襲ったクマはまだ見つかっていない。捜索が続く240ストリートと123アベニュー付近には近づかないよう注意喚起している。クマを見かけた場合の連絡先は、自然保護官サービス1-877-952-7277。

(記事 高城玲)

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BC州で山火事による非常事態宣言発令 警察は発火原因の調査へ乗り出す

ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service
ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service
ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service
ボールドランジ山火事、2026年8月7日。Photo from BC Wildfire Service

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は8月8日、山火事による非常事態宣言を発令した。州中南部オカナガン湖南端西側の南オカナガン地方で7日夜に発生した山火事が風の影響で急速に広がり、サマーランド地区まで迫った。

 避難命令は7日のうちに出され、サマーランド地区と近隣を合わせて約20,000人が急きょ避難を余儀なくされた。州政府によると宣言を発令した時点ですでに民家に影響が出ていたという。現時点で住宅被害の規模は発表されていない。

 州政府はサマーランド地区への不要不急以外の旅行を控えるよう呼びかけている。住民は現在近くの都市ペンティクトン市に避難しているという。しかしペンティクトン市の西側にもすでに避難警報が出され、避難命令が出た場合は速やかに避難するよう呼びかけられている。

 サマーランド地区の西側で発生したボールドランジ山火事はすでに約15,600ヘクタールまで広がっている。

 今回の火事では80歳女性の死亡が確認された。ペンティクトンRCMP(連邦警察)によると、女性は家族と一緒に山火事から避難している途中の突然死だったという。死因は現在調査中としているが、警察は山火事の影響によるものと発表している。

 BC州政府はBC Wildfire ServiceやEmergencyInfoBCなどの山火事情報を確認するよう呼びかけている。

 BC州では現在101件の山火事が発生し、避難命令50件、避難警報53件が発令されている。

警察は発火原因調査のため情報提供呼びかけ

 警察はボールドランジ山火事の発火原因を調査すると発表した。8月7日午後のクランプ・レクリエーションサイトとトラウトクリーク・レクリエーションサイトを含むペンティクトン‐サマーランド・ロードとバスビル・ロード地域での、車内カメラや携帯電話の映像、写真などを含む情報提供を呼びかけている。情報提供先は、Penticton South Okanagan Similkameen Regional RCMP。電話250-492-4300、もしくは、baldrangereporting@rcmp-grc.gc.caまで。

EmergencyInfoBC: https://www.emergencyinfobc.gov.bc.ca

BC Wildfire Service: https://wildfiresituation.nrs.gov.bc.ca/dashboard

(記事 北野大地)

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BC州の山火事拡大 避難命令は34件に、一時はメトロバンクーバーでも避難命令

ベルカラ・リージョナルパークで8月5日発生した山火事。Photo from BC Wildfire Service
ベルカラ・リージョナルパークで8月5日発生した山火事。Photo from BC Wildfire Service
ベルカラ・リージョナルパークで8月5日発生した山火事。Photo from BC Wildfire Service
ベルカラ・リージョナルパークで8月5日発生した山火事。Photo from BC Wildfire Service

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州中南部で発生した山火事はいまだ勢いが止まらず、新たな発生も含め8月7日現在で103件発生している。そのうち49%は制御不能で、懸命の消火活動が続いている。

 山火事の影響で現在34件の避難命令が出され、避難警報は42件にのぼる。7月31日にはバーノン市のオカナガン湖対岸ブラッドリークリークで発生。8月1日には同じオカナガン湖岸でケローナ市から約30キロメートル北のクイルピツック・クリークでも発生した。BC Wildfire Serviceによると発火は人的要因によるもので、故意か偶発的なものなのかは分かっていないという。

 都市部に近い山火事はメトロバンクーバーでも起きた。コッキトラム市北のアンモア村に近いベルカラ・リージョナルパークで8月5日に発生。一時は避難命令と警報が出されたが6日には解除、現在は制御下にあるとしている。発火は人的要因によるもので、故意か事故かを判断するため、コッキトラムRCMP(連邦警察)が調査に乗り出すと発表した。8月5日午後1時から4時にこの地域を映したビデオや目撃情報の提供を求めている。

 7月2日に発生したボストンバー近くのブランスウィック・クリーク山火事も、7月17日に発生したピアレイク山火事もまだ収束する気配はなく、ピアレイク山火事はすでに約136,500ヘクタールまで広がっている。

 消火活動には国内のアルバータ州、ケベック州、ユーコン準州からだけでなく、海外からはメキシコ、オーストラリア、ニュージーランドからも応援に駆けつけている。

(記事 北野大地)

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