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12歳がeスクーターで事故、保護者に違反切符

From North Vancouver RCMP Website
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 ブリティッシュ・コロンビア州ノースバンクーバー市で、電動キックスクーター(eスクーター)に乗っていた12歳の子どもが車と衝突、軽傷を負った。

 ノースバンクーバーRCMPによると、事故が起きたのは6月10日午後5時ごろ。子どもはコルウッド・ドライブをeスクーターで走行中に自動車に衝突したとみられる。軽傷を負い、病院へ搬送された。

 その後、警察は子どもの保護者に聞き取りを実施。16歳未満の子どもにeスクーターを運転させたとして保護者にも違反切符が交付された。

 ノースバンクーバーRCMPマンスール・サハク巡査は声明で「今回の事故で重傷者が出なかったことを大変幸運に思う」としつつ、「警察、救急隊員、医療関係者はこれまで、eスクーターの危険性や重大なけがにつながる可能性について警鐘を鳴らしてきた」と述べた。

 警察はこれまで、保護者や学生を対象に、eスクーターに関する規則や法律について広範な啓発活動を行ってきた。主な内容は「利用は16歳以上。保護者は16歳未満の子どもにeスクーターを運転させてはならない」「歩道や横断歩道での走行は禁止(標識や交通規制で認められている場合を除く)」「最高速度は時速25キロ」「認証ヘルメットの着用義務」「ベルまたはホーンを装備し、歩行者や他の道路利用者を追い越す際に使用すること」「前後ライトの装備と日没後、日の出前の点灯義務」など。

 警察は外出機会が増える夏を前に「誰もが交通ルールを理解し、安全で楽しい夏を過ごせるよう協力してほしい」と呼びかけている。

From North Vancouver RCMP Website
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(記事 高城玲)

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グラウスマウンテンに巨大カナダ国旗がお目見え バンクーバーの街がW杯仕様に

FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会のシンボルとなっているサッカーボールデザインのサイエンスワールド。2026年6月10日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会のシンボルとなっているサッカーボールデザインのサイエンスワールド。2026年6月10日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会開催に合わせてノースバンクーバーのグラウスマウンテンに登場した巨大メープルリール。サイエンスワールドからでもはっきりとその姿が見える。2026年6月10日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会開催に合わせてノースバンクーバーのグラウスマウンテンに登場した巨大メープルリール。サイエンスワールドからでもはっきりとその姿が見える。2026年6月10日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 FIFAワールドカップを直前に控えたバンクーバーに突然現れた「山上のメープルフラッグ」が大きな話題となっている。

 6月3日、バンクーバー市ダウンタウンの対岸にあるノースバンクーバーの観光名所グラウスマウンテンに、巨大なカナダ国旗がお目見えした。ニュースリリースによると、スキーコースに設置されたカナダ国旗は史上最大で、フットボールフィールド約2面分にもなる。

 この新たなランドマークは、メトロバンクーバー各地はもちろん、バンクーバーに到着する飛行機からも見えるという。現在「山に広げられた世界最大の旗」としてギネスブックに申請していて、新たな世界記録の樹立を目指している。

 ほかにもメトロバンクーバーではあちこちに、FIFAワールドカップに向けた新しいランドマークやディスプレイなどが出現している。

 フォールスクリークを望むサイエンスワールドのドームは、5月から徐々に巨大なサッカーボールへと変身を始め、6月に最後のパネルを貼り終えた。バンクーバー国際空港では、北滑走路脇の芝生エリアに巨大な「GO CANADA!」サインが出現した。

 さらにトランスリンクは、フロントにサッカーボールを付けた「サッカーバス」や、スカイトレインではFIFAがテーマのラッピング車両(ミレニアムライン)を運行、シーバスもW杯デザインが運航している。

FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会のシンボルとなっているサッカーボールデザインのサイエンスワールド。2026年6月10日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
FIFAワールドカップ2026バンクーバー大会のシンボルとなっているサッカーボールデザインのサイエンスワールド。2026年6月10日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

(記事 高城玲)

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緊急電話911オペレーターのスト回避、BC州政府が調停を任命

ブリティッシュ・コロンビア州の州旗。File photo
ブリティッシュ・コロンビア州の州旗。File photo

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州での緊急電話911のオペレーターによるストライキが州政府の対応によって回避された。

 BC州の911オペレーターや関連職員約700人を代表する労働組合CUPE Local 8911と、その雇用主E-Commは、昨年11月から労使交渉を続けてきた。しかし6月5日、組合側は交渉妥結に至らなかったとして、ストライキ決行72時間前通知をした。

 組合は先月ストライキ決行の投票を行い、組合員の95%が支持したという。「職員は限界まで追い込まれており、交渉は行き詰まっている」と訴えていた。

 5日の予告により組合は6月8日に合法的にストを行える状態となった。ただしE-Commはウェブサイトで、ストが行われた場合でも緊急通信サービスは必要不可欠なサービスとして継続されると説明していた。

 この事態を受けBC州政府は6月6日、交渉再開に向けた調停人としてビンス・レディ氏を任命したと発表。組合とE-Commは同日、ともにこの動きを歓迎する声明を発表。組合は現時点ではストは実施しないと明言した。

 レディ氏は同日から最長10日間、双方が合意に達するよう支援する。合意に至らなかった場合は、未解決となっている全ての争点について拘束力のある勧告を行う。

(記事 高城玲)

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2026年W杯開幕まで1週間、バンクーバーとトロントでも盛り上がりをみせる

FIFA2026W杯北中米大会マスコット。BCプレースに現れる。左から、Maple(カナダ)、Zayu(メキシコ)、Clutch(アメリカ)。2025年10月18日、BCプレース。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ
FIFA2026W杯北中米大会マスコット。BCプレースに現れる。左から、Maple(カナダ)、Zayu(メキシコ)、Clutch(アメリカ)。2025年10月18日、BCプレース。撮影 斉藤光一/日加トゥデイ

 FIFAワールドカップ北中米大会は史上初めて3カ国共同開催で、カナダ、アメリカ、メキシコで開催される。カナダで会場となるのはバンクーバー市(ブリティッシュ・コロンビア州)とトロント市(オンタリオ州)。カナダでは計13試合が行われ、バンクーバーで7試合、トロントで6試合。

 カナダでのFIFAワールドカップは女子が2015年に開催されて以来となる。

バンクーバーでカナダ戦2試合、日本代表が来る可能性も

 バンクーバーで試合会場となるのはダウンタウンにあるBCプレース。MLSバンクーバー・ホワイトキャップスFCの本拠地で、現在日本人ゴールキーパー高丘陽平選手が在籍している。収容人数は約54,000人、可動式の屋根を備えた屋内型多目的施設。普段は人工芝だが、W杯のために天然芝に張り替える。このスタジアムでは2015年女子W杯決勝も行われ、日本代表が惜敗したことでも記憶に新しい。女子W杯の時は人工芝のままで大会全試合を行った。

 BCプレースでは、1次リーグ5試合、決勝トーナメント1回戦(ベスト32)と2回戦(ベスト16)が行われる。

 バンクーバーでの開幕戦は、6月13日オーストラリア対トルコ。18日にカナダ代表が第2試合カタール戦、24日に第3試合スイス戦を行う。ここでカナダが1次リーグ突破なるかが決まる。

 もしカナダがグループBで1位になれば、7月2日にバンクーバーでベスト32を戦う。日本代表は、1次リーグはダラス(アメリカ)とモントレー(メキシコ)だが、勝ち上がってくれば組み合わせ次第では決勝トーナメントをバンクーバーで戦う可能性がある。

トロントでカナダ代表開幕戦

 トロントでの開幕戦は6月12日。カナダ代表の初戦ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で幕を開ける。その他1次リーグは4試合。ドイツや南米、アフリカの強豪が対戦する。決勝トーナメント1回戦も7月3日に予定されている。

 会場はトロントスタジアム(BMOフィールド)。収容人数約45,700人の屋外スタジアム。W杯に向けて設備改修が進められ、国際基準に合わせたアップグレードが行われた。MLSトロントFCの本拠地で、トロント出身のカナダ代表リッチー・ラリエラ選手が在籍している。

カナダ代表W杯初勝利なるか?

 地元開催とあってカナダ代表の初勝利と1次リーグ突破に期待がかかる。カナダはこれまで1986年メキシコ大会で初出場し、以来W杯から遠ざかっていたが、前回2022年カタール大会で2回目の出場を果たした。

 3回目となる今回は3カ国共催とはいえ、自国開催のため自動的に出場権を得た。これまでの2大会で勝利はないが、1986年は無得点だったがカタール大会のクロアチア戦でアルフォンソ・デイビーズ選手がゴールを決め、カナダ代表W杯初得点を記録した。この大会では2得点したが初勝利とはならなかった。

 現在のカナダ代表を率いるデイビーズ選手は、バンクーバー・ホワイトキャップス出身。MLS史上最高額でドイツのFCバイエルン・ミュンヘンに移籍した。ただ、現在はけがの影響で万全ではなく、どの試合で出場できるか分からない状態。それでも大きな期待がかかる。

チケットがなくても楽しめるファンフェスティバル

 バンクーバーでも、トロントでも、チケットが入手できなかったファンのために、W杯が楽しめるファンフェスティバル会場を設けている。

 バンクーバーはPNEで、トロントではフォート・ヨーク&ベントウェイで、6月11日から7月19日まで開催される。

 試合観戦はもちろん、コンサートやイベントなど、さまざまな催しが用意されている。詳しくは各ファンフェスティバルサイトを参照。

バンクーバーファンフェスティバル:https://www.vancouverfwc26.ca/fifa-fan-festival

トロントファンフェスティバル:https://torontofwc26.ca/FIFAFanFestival

テレビ観戦

 カナダでのW杯テレビ放送はCTVとスポーツ専門チャンネルTSNで全試合を生中継する。TSNのウェブサイトTNS.caとアプリでも全試合配信、一部はCraveでも配信される。詳しくはTSNのウェブサイト内FIFA World Cupを参照。

https://www.tsn.ca/soccer/fifa-world-cup

 TSNを視聴する場合は契約が必要だが、CTVで放送される場合はテレビ契約をしていれば見られる。カナダの試合は全試合CTVで見られるが、日本は6月14日のオランダ戦のみCTVで放送、あとの2試合はTSNのみでの中継となっている。

カナダでの試合スケジュール(太平洋標準時)

https://www.fifa.com/en/tournaments/mens/worldcup/canadamexicousa2026

バンクーバー(BCプレース)

  • 6月13日(土)21:00 オーストラリア対トルコ(グループD)
  • 6月18日(木)15:00 カナダ対カタール(グループB)
  • 6月21日(日)18:00 ニュージーランド対エジプト(グループG)
  • 6月24日(水)12:00 カナダ対スイス(グループB)
  • 6月26日(金)20:00 ニュージーランド対ベルギー(グループG)
  • 7月2日(木)20:00 決勝トーナメント1回戦(ベスト32)
  • 7月7日(火)13:00 決勝トーナメント2回戦(ベスト16)

トロント(トロントスタジアム)

  • 6月12日(金)12:00 カナダ対ボスニア・ヘルツェゴビナ(グループB)
  • 6月17日(水)16:00 ガーナ対パナマ(グループL)
  • 6月20日(土)13:00 ドイツ対コートジボワール(グループE)
  • 6月23日(火)16:00 パナマ対クロアチア(グループL)
  • 6月26日(金)12:00 セネガル対イラク(グループI)
  • 7月2日(木)12:00 決勝トーナメント1回戦(ベスト32)

日本代表スケジュール

  • 6月14日(日)13:00 日本対オランダ(グループF)ダラス
  • 6月20日(土)21:00 日本対チュニジア(グループF)モントレー
  • 6月25日(木)16:00 日本対スウェーデン(グループF)ダラス

(記事 北野大地)

訂正:日本がバンクーバーで戦う可能性について訂正しました。

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新設のサレー市警察で署長や委員会メンバーが辞任

サレー市警察リピンスキー署長、新しいパトカーと。2024年7月。Photo from X of Surrey Police Service
サレー市警察リピンスキー署長、新しいパトカーと。2024年7月。Photo from X of Surrey Police Service

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州サレー市警察(SPS)で幹部辞任が相次ぎ、混乱が続いている。

 サレー警察委員会は6月2日、SPSのノーム・リピンスキー署長が離職したことを発表した。離職理由については明らかにしていない。

 しかしCBCニュース電子版はリピンスキー氏がサレー市警察組合宛に送った書簡のなかで「正当な理由なく解雇された」と説明したと報じている。

 同日には、警察委員会の議長だったハーレー・チャペル氏も抗議の意を示して辞任した。チャペル氏によると、リピンスキー氏解任は5月29日に開かれた特別会議で決定されたという。チャペル氏自身はその会議に出席していなかったと説明している。

 さらに6月4日には、サレー警察委員会のジェームズ・カーワナ委員の辞任が明らかになった。理由など詳細については公表されてない。カーワナ氏は、2020年にサレー警察委員会が設立されて以来のメンバーで、調停人・仲裁人として活動していた。

 リピンスキー氏は、サレー市が連邦警察(RCMP)からSPSへ移行するプロジェクトを指揮してきた。この移行は長年、政治的な対立の的となっていた。同市ブレンダ・ロック市長はSPS移行に反対、RCMP復帰を目指していたが実現しなかった。SPSは2024年11月に正式に発足、リピンスキー氏が初代署長となった。

 今後はトッド・マツモト副署長が正式に署長が決まるまで臨時で代行する。

 サレー市では近年、南アジア系コミュニティを狙った恐喝事件やそれに関連する暴力事件、ギャング抗争による銃撃事件の再増加が問題となっている。こうした状況下での署長解任と委員の相次ぐ辞任は、SPSの運営体制に不透明感をもたらしている。

(記事 高城玲)

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BC州政府、ワールドカップ費用を最高7億2900万ドルと予測

シム市長、ハーバートBCスポーツ大臣ら関係者がカウントダウン時計と。2025年6月11日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
シム市長、ハーバートBCスポーツ大臣ら関係者がカウントダウン時計と。2025年6月11日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は5月29日、バンクーバー市BCプレースで開催されるFIFAワールドカップの費用について最新の試算を発表した。

 政府によると開催にかかる総費用は6億8,500万〜7億2,900万ドル。昨年の試算5億3,200万〜6億2,400万ドルから増加した。費用増加の主な理由は、安全・警備計画の具体化、FIFAファン・フェスティバルの費用見積もりの更新のためと説明。総費用を7億2,900万ドルとして計算すると1試合あたりの平均費用は約1億400万ドルとなる。

 最大の支出項目は安全・警備費で見積額は2億4,200万ドル。ただし、金額は今後変動する可能性がある。決勝トーナメント1回戦(ベスト32)と2回戦(ベスト16)の試合に出場するチームによって必要な警備体制が変わるためという。その他の費用では、BCプレースの改修費に1億7,800万から1億8,500万ドルがかかる見込み。

 一方で予想収入も増加。昨年の試算4億4,800万~4億7,800万ドルから5億9,500万~6億1,500万ドルへと引き上げられた。この中には連邦政府からの拠出金2億1,600万ドルも含まれている。主要な財源の一つは「主要イベント市・地域税」。2023年からバンクーバー市内のホテルで宿泊料金に2.5%を上乗せして徴収されている。

 今回の試算では納税者が負担する純費用は9,000万〜1億1,400万ドル。昨年の予測は8,500万〜1億4,500万ドルだった。

 大会主催者側はワールドカップによって今後5年間でBC州のGDPが10億ドル押し上げられると予測している。

(記事 高城玲)

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メトロバンクーバーでeスクーター規制強化、走行禁止の道路も設定

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バーナビー市で電動キックスクーター(eスクーター)の規制が強化されることになった。5月12日に市が決定し、すでに実施されている新たな条例により多くの主要道路で走行が禁止される。

 BC州政府は現在、バーナビー市やバンクーバー市を含む36自治体でeスクーターのパイロットプロジェクトを行っている。eスクーターは、制限速度50キロ以下の道路で、自転車専用レーンを利用するか、専用レーンがない場合は極力道路の右側を走行するとしている。

 しかしバーナビー市では規制強化により、制限速度50キロ以下でもキングスウェイやヘイスティングス・ストリートなど主要道路ではeスクーターの走行を制限し、分離型自転車レーンや多目的歩道がある場合のみ走行を認めている。

 さらにヘッドホン使用や標識で許可されている場合を除き歩道での走行も禁止。市内の公園でも「特別に指定された区域」を除いて利用できない。

 規制強化の背景には事故への懸念がある。バーナビー市では5月初めにヘイスティングス・ストリートで、eスクーターが関わる衝突事故が起き、子ども2人が重傷を負った。

 昨年公表されたカナダ保健情報研究所のデータによると、eスクーター転倒による入院件数はカナダ全体で1年間に22%増加。5歳から17歳までの子どもに限ると61%増加したという。

 またBC州サレー市ではサレー記念病院の医師らが、eスクーター関連の負傷で治療を受ける子どもが同病院だけで1日あたり15~20人に上っていると報告し、懸念を表明している。

 BC州ではeスクーター利用は16歳以上でヘルメット着用を義務付けている。違反した場合は109ドルの罰金などが科せられる。

(記事 高城玲)

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空港で荷物タグすり替え、無実の人々が麻薬密輸で拘束される

トロント・ピアソン国際空港。2026年7月。撮影 日加トゥデイ
トロント・ピアソン国際空港。2026年7月。撮影 日加トゥデイ

 CTVニュースは、カナダ発の国際線フライトで、過去1年間に少なくとも17人の乗客が無実にも関わらず麻薬密輸容疑で拘束されたと報じた。調査報道チーム「W5」によると、被害者の荷物タグが麻薬の入ったスーツケースに付け替えられていたのだという。

 その手口は、まず空港職員が不正に乗客の荷物タグをはがし、それを麻薬入りのスーツケースに付け替える。麻薬入りの荷物が無事にセキュリティチェックを通過すれば、到着地で誰かが回収するという流れだ。トロント・ピアソン国際空港では過去1年で、手荷物担当者やランプ作業員6人が、タグすり替え事件への関与で逮捕されたという。

 麻薬入りの荷物がセキュリティチェックで見つかった場合には、タグに名前が記された乗客に疑いがかかる。

 CTVはその一事例として、トロント在住の女性のケースを紹介している。この女性はニュージーランドに向かっていたが、バンクーバーで乗り継いだ際に麻薬運搬の疑いで拘束された。女性のものではないスーツケースに約20キログラムのメタンフェタミンとみられる物質が入っており、女性の名前のタグが付いていたという。

 女性はバンクーバー空港の留置房に入れられたが、後に釈放された。原因となったタグすり替えはピアソン空港で行われたとみられているが逮捕者は出ていない。

 W5が調べたところによると、カナダからドミニカ共和国、パリ、ドイツ、モロッコ、バミューダ、フィリピン、韓国行きの便が含まれ、これらの国の中には麻薬密輸に死刑が科される国もあるという。

 記事では、実践できる「自衛策」を掲載している。

  • 空港で荷物の写真や動画を撮り、預ける前の状態を記録しておく。
  • 荷物を計量している様子を撮影する。チェックイン後に何か入れられた場合、元の重量を証明する助けになる。
  • 荷物タグがしっかり付いているか、見やすい場所にあるか確認する。
  • 手荷物控えを保管する。
  • 荷物追跡タグを使う。複数の被害者が、追跡デバイスによって本物の荷物の場所を特定できたと話している。
  • 荷物タグ自体の写真を撮る。タグ番号、目的地、乗客名が見えるように撮影しておく。

(記事 高城玲)

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アルバータ住民投票、分離独立派と残留派を反映する質問を追加

 アルバータ州ダニエル・スミス州首相は5月21日、州民に向けた演説で、10月19日に行われる住民投票に新たな質問を追加すると発表した。内容は「アルバータ州はカナダの州として残るべきか。それとも州政府はアルバータ州がカナダから分離するかどうかを問う拘束力のある州民投票を実施するためカナダ憲法に基づく法的手続きを開始すべきか」だという。

 つまり州民は、アルバータ州が今後もカナダの一部であり続けるべきか、将来的にアルバータの独立を問う「第2の住民投票」を実施すべきかどうかについて判断を下すことになる。

 アルバータ州では、分離独立派団体「Stay Free Alberta」が請願したカナダ分離独立を問う住民投票の設問を巡って混乱が続いている。質問内容は「アルバータ州がカナダの一部であることをやめ、独立国家になるべきだと思いますか?」というもの。アルバータ州上級裁判所(Court of King’s Bench)は5月13日、州政府には先住民族との協議義務があるとして、Stay Free Albertaの請願を無効とした。

 スミス州首相は、この判決を「法的に誤っており、反民主的だ」と批判。控訴する方針を示していた。しかし今回の演説で最高裁まで争えば数カ月から数年かかる可能性があると述べた。

 一方で、カナダ残留を支持する「Forever Canadian」が求める住民投票の設問「アルバータ州はカナダに残るべきだと思いますか?」は、この演説の数時間前に議会で承認された。

 新たに加えられた質問について、スミス州首相は、カナダ残留支持派の請願と、裁判所に却下された分離独立派の請願、両方の主張を反映した内容であり、裁判所の決定にも従う内容だという。

 同時に州首相は「私はアルバータがカナダに残ることを支持しており、住民投票が行われれば残留に投票します」と強調、政府も統一保守党も同様だと述べた。

 しかし今回の決定については、分離独立派、残留支持派、先住民からも、それぞれ反発の声が上がっている。

(記事 高城玲)

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652人が被害を受けた盗撮事件、被告に拘禁4年半の判決

 「カナダで、これまでに起訴された中で、最も大規模な盗撮事件」とされる事件で、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州サーニッチ在住の男が有罪判決を受けた。サーニッチ市警察によると、被害者とされる女性・少女は652人にも及ぶという。

 警察によると、イン・イェン・デレック・チャン被告(39歳)は複数の盗撮関連罪で、5月21日にビクトリア裁判所で拘禁4年半を言い渡された。罪状には、プライバシーが求められる場所での盗撮、性的目的での観察・撮影、児童ポルノ作成、犯罪行為によって得た映像の公開が含まれる。

 警察は2024年1月、何者かがサーニッチ地域から盗撮画像や動画をSNSに投稿しているとして捜査を開始、チャン被告が容疑者として浮上した。同被告は以前にもビクトリア地域のショッピングモールの試着室で女性を盗撮したとして有罪判決を受けている。

 2024年4月、チャン被告はサーニッチの自宅で逮捕された。その際、2017年4月から2023年11月にかけて撮影された28時間以上の動画と数千枚の画像が押収されたという。一部の映像はオンライン上で共有され、海外でも閲覧されていたことが判明。警察はコンテンツ削除を正式に要請している。

 警察は被害者のうち身元が確認できた40人に連絡。さらに被害を受けた可能性があると思う人は警察のメールアドレス(file950@saanichpolice.ca)へ連絡するよう呼びかけている。

(記事 高城玲)

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アルバータ州独立派の住民投票請願、裁判所が無効と判断

 アルバータ州で盛り上がりを見せているカナダからの分離独立の是非を問う住民投票請願について、アルバータ州上級裁判所(Court of King’s Bench)は5月13日、請願は無効と判断した。

 請願は分離独立派団体「Stay Free Alberta」代表ミッチ・シルベストル氏が、5月4日にアルバータ州選挙管理委員会に提出したもの。同団体は、必要数178,000件を大幅に上回る302,000件の署名を集めたと主張している。

 これに対し、先住民Athabasca Chipewyan First NationとBlackfoot Confederacyが「独立住民投票はアルバータ州成立以前に王権と結んだ条約に違反する」としてアルバータ州政府、州主任選挙管理官、シルベストル氏に対して訴訟を起こしていた。

 シャイナ・レナード判事は、アルバータ州政府が先住民族との協議義務を果たしておらず、分離独立は条約上の権利を侵害するとし、アルバータ州政府は署名活動を許可する前に先住民族との協議義務があったとした。

 「Stay Free Alberta」による請願は今回が2回目。アルバータ州政府は昨年12月に法改正を行い、「住民投票の設問は合憲でなくてはならない」「州選挙管理委員会は設問の合法性について裁判所の審査を求める権限を持つ」の2項目を撤廃した。

 Stay Free Albertaは改正前に1回目の住民投票請願を提出していた。州主任選挙管理官ゴードン・マクルーア氏は、裁判所にこの請願が合憲かどうかの審査を委ね、州上級裁判所コリン・フィーズビー判事は「州民発議法の下では分離独立は追求できない」と判断した。

 ところがアルバータ州政府の法改正は、この判決が出る前日だったため、独立派は新ルールの下で請願を再提出できるようになり、今回の2度目の請願に至った。

 それでも、レナード判事は独立派は再申請を認められるべきではなかったと判断した。

 一方アルバータ州ダニエル・スミス州首相は、今回の判決について「この判断は法的に誤っており、反民主的だと考えている」とし、控訴する考えを示した。

 分離独立の動きを巡っては、さまざまな問題が噴出している。最近では、独立派とつながりのある団体が違法に選挙関連の個人情報へアクセスしていたことが明らかになり、州選挙当局と警察による調査が始まったことで運動は大きく揺らいでいる。

(記事 高城玲)

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カナダ人クルーズ船乗客、ユーコン在住者がハンタウイルス陽性

 カナダ公衆衛生庁は、ハンタウイルス集団感染が起きたクルーズ船からブリティッシュ・コロンビア(BC)州に帰国した4人のうち1人のハンタウイルス感染が正式に確認されたと5月17日に発表した。

 この症例については16日に、BC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士が「推定陽性」として公表していた。感染者は70代のユーコン準州在住者。ヘンリー博士によると、感染者は14日に発熱や頭痛などの軽い症状を発症し、その後入院した。同行していたパートナーにもごく軽い症状がみられたが検査結果は陰性だったという。

 16日の会見でヘンリー博士は「望んでいた結果ではないが、想定して準備していた事態」と述べた。さらにハンタウイルスは新型コロナウイルスなどの呼吸器ウイルスとは大きく異なるとし、「今回の集団感染によるカナダの一般市民へのリスクは現時点で低いが、このウイルスは重症化する可能性があるため予防的措置を講じている」と説明した。

 クルーズ船乗客の4人は5月10日にカナダへ帰国後、バンクーバー島で隔離生活を始めた。ヘンリー博士によると、移送中、4人は一般市民と接触しておらず、対応した医療スタッフも常時個人防護具を着用していた。

 当初、4人にはウイルス潜伏期間42日のうち、最も感染リスクが高い最初の21日間の隔離が求められていた。しかしユーコンの2人について状況が大きく変わったため、隔離期間について再評価が行われるという。

 欧州疾病予防管理センターによると5月19日時点で、このクルーズ船に関連したハンタウイルス感染者は11人(うち確定症例9人、疑い症例2人)となっている。

(記事 高城玲)

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