ブリティッシュ・コロンビア(BC)州内では今年は5月の祝日ビクトリア・デーの3連休は、交通死亡事故が1件も発生しなかった。BCハイウェイ・パトロールの発表によると過去6年間で初めてのことだという。2024年の同3連休では3人が命を落とし、2019年から2023年にかけては平均4人が交通事故で死亡している。
一方で違反切符の発行件数は依然として高いという。同期間中にBC州内で発行されたスピード違反切符は1,900件以上。さらに過度のスピード違反により79台の車両が押収された。
2025年5月には「高リスク運転・バイク安全啓発キャンペーン」が行われたが、期間中、州内で 9,600件以上のスピード違反切符が発行された。
特に危険な事例が5月17日にイースト・クートニーのハイウェイ3/95での一件。制限速度時速100キロの道路を166キロで走行していた車を停止したところ、飲酒運転も判明したという。運転手は90日間の即時免許停止、スピード違反切符、車両7日間押収の処分を受けた。
5月第3週にはハイウェイ1のゴールデン付近で制限速度100キロのところをテスラが191キロで走行していた。運転手(24歳・アルバータ州在住)は過去2年で3度目となる重大スピード違反。5カ月の運転禁止、スピード違反金483ドル、7日間の車両押収、アルバータ州政府への免許停止通達の処分を受けた。
BCハイウェイ・パトロールでは6月15日〜8月31日に「夏の飲酒・薬物運転取締りキャンペーン」を実施予定。夏季の交通量増加に向けて、安全運転についてより真剣に考えるよう呼びかけている。
(記事 編集部)
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