ホーム 著者 からの投稿 Naomi Mishima

Naomi Mishima

Naomi Mishima
1579 投稿 0 コメント

第6回 インドで不思議体験の後、アレー、それなぜ?本当?

 インドのプッタパルティからバンクーバーへの帰国は又東京経由だった。東京へ着いた途端、何故か目黒のサイセンターに又行きたくなった。行ってどうと言う事はない、数冊本を入手してバンクーバーに戻った。戻ってから、早速、又バンクーバーのサイセンターを探し、行ってみる。E. BroadwayとVictoria Dr.のコーナーからちょっと奥まった通りにある古い綺麗な小さな教会だった。その日、土曜日で色々な行事もあり、日本の人もいた。でも結局、私の体験と彼らの体験は別だと理解し、インドの言葉でマントラを覚えたり、賛美歌(バジャンソング)を歌ったり私にはできない。そして、サイババの教書を読み始めたが、これって宗教団体なのかなぁ?と考えてみた。サイセンター教会にはキリストも、仏陀も、イスラーム教のアッラーも、インドの数えきれない色々な神様の写真も飾られている。どうやらどの神様を拝んでもいいみたいです。
 そして、これだけセンターで色々体験して、寄付を頼まれたことはない。それどころか、センターでは御馳走になる。私はカトリックの信者でバプタイズしている。教会へ行けば毎回献金をする。このサイセンターで一緒になる人達の雰囲気が温かく良いので、私は暇さえあれば行くようになった。行って何する?一緒に歌うふり?

 とうとうある日、オッペンハイマー公園横にある「St. Paul’s Roman Catholic Church」の無料給食配給施設で1000人のホームレスへ給食をすることになった。センターから参加者は多国籍の人達だ。でも日本人は私一人だった。食事配給場所の席数は100席だから、1回100人入れて、それを10回繰り返すのだ。
 全部採食で自分達で朝から作り、もしかすると半日前から用意していた人もいたと思う。夕方から給食が始まる。コーヒーやお茶のサービスもする。結局、980人分をサービスしたが、本当に疲れた。それから30年近く、その教会も今はもう無くなっているが、サイセンターの行事として1000人の給食はそれ以来、又行われることはないみたいだ。
 でもねぇ、オッペンハイマー公園の周りにぐるーっと大勢のホームレスが列なして食事を待つ姿、忘れることはできない。
 その後、日本人グループが出来て教会ではなく、パウエルストリートの仏教教会の隣にあるホームレス娯楽施設で毎年シーズン毎に、給食を始めた。始めてから15年くらい続けたが、今はもう皆メンバーが高齢化して出来なくなった。

 そして、そのサイセンターも、今は小さな教会から引っ越してW. Hasting & Victoria Dr.の近くの広い場所に移っている。

 「セレンディピティ」幸運をつかむは、1回40-50人の食事を一生懸命作って食べてもらう。食べる前に、ホームレスの人達が皆でそろって大きな拍手をしてくれる。
 その瞬間の「幸せ感」。ああ、やってよかったぁ。

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

許 澄子
2016年からバンクーバー新報紙でコラム「老婆のひとりごと」を執筆。2020年7月から2022年12月まで、当サイトで「グランマのひとりごと」として、コラムを継続。2023年1月より「『セレンディピティ』幸運をつかむ」を執筆中。
「グランマのひとりごと」はこちらからすべてご覧いただけます。https://www.japancanadatoday.ca/category/column/senior-lady/

GK高丘、ほろ苦いMLSデビューも「すばらしい雰囲気を作ってもらった」

 MLS(メジャーリーグサッカー)バンクーバー・ホワイトキャップスFCの2023年シーズンが2月25日、本拠地BCプレースで開幕した。

 今季キャップスに移籍したGK高丘陽平も先発出場。MLSデビューが本拠地での開幕戦となった。

2月25日(BCプレース:19,614)

バンクーバー・ホワイトキャップス 1-2 リアルソルトレイク

 先制したのはキャップス。8分、Brown(#23)が自身MLS初ゴールで1-0とした。しかし、70分にはソルトレイクのGlad(#15)に、73分にはKreilach(#8)に決められ逆転を許す。キャップスは試合終了まで猛攻を仕掛けるも追加点が取れず初戦に黒星を喫した。

後半すべてが悪かったとは思わないが、続けて2失点は課題

ゴール後ろに日の丸も。2023年2月25日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
ゴール後ろに日の丸も。2023年2月25日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 63分には好セーブを見せ、1-0のリードを守ったが、その後立て続けに2失点。「(1失点に抑えていれば)、最後のところで2 点取って勝てるチャンスもあったと思う」と高丘。「これからチームが上を目指していく上で、2失点目をさせないっていうチームの意思疎通ができればもっとチームは良くなっていくと思いますし、そういったところでしっかり自分の力を発揮したいなと思います」と次の試合への課題を語った。

 一方でプレシーズンからチームに合流しチーム状態は良く、その良い流れを今日の開幕戦で発揮できたと振り返った。「後半が全て悪かったとは捉えてないし、良いプレーもあったと思う。試合は 90 分間あるので、そんな中で我慢しないといけない時間をしっかり我慢して自分たちの時間にどう持っていくかっていうことが重要かなと思います」。

 キャップスVanni Sartiniヘッドコーチもチームについて「非常に良かった」と語った。得点チャンスもシュートも多かったが、結果的に得点に結びつかなかったと振り返った。ほとんどの時間を圧倒しても勝てる保証はないということは選手の教訓となるだろうと前を向いた。

 高丘については、2失点したが「良かったと思う」とヘッドコーチ。「いくつか好セーブもあったし、ビルドアップも良かった。彼がどんなプレーをしてくれるかが垣間見えたと思う」と語った。

地元開幕戦黒星に「悔しい思い」

GK高丘(#18)MLSデビュー。2023年2月25日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
GK高丘(#18)MLSデビュー。2023年2月25日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 大雪に見舞われた本拠地でのシーズン開幕戦。それでも2万人近いファンがBCプレースに駆け付け、声援を送った。

 会場について、「すばらしい雰囲気を皆さんに作ってもらいましたし、僕の名前を呼んで応援してくれたり非常にうれしかったです」とファンに感謝。ただ「皆さんが作ってくれた雰囲気でホームで開幕を落としてしまったというのは残念ですし、ホームではやっぱり必ず勝たないといけないと思うので、そういう意味では今日は非常に悔しい結果だったかなと思います」。

3月のホームゲーム

3月8日(水)7:00pm リアル・エスパナ(Concacaf Champions League)
3月11日(土)2:00pm FCダラス

MLSバンクーバー・ホワイトキャップスFC開幕戦先発イレブン。2023年2月25日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
MLSバンクーバー・ホワイトキャップスFC開幕戦先発イレブン。2023年2月25日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

合わせて読みたい関連記事

朝日チーム、ジャパンツアーを前に丸山総領事を訪問

 いよいよ来月に迫った日本遠征を前にバンクーバー朝日チームは2月17日、在バンクーバー日本国総領事公邸に丸山浩平総領事を訪問した。

 遠征に参加する選手と家族、コーチらが、丸山総領事に試合への意気込みと文化交流への期待を伝えた。

「日加の新しい歴史の一ページに」

バンクーバー朝日ジャパンツアー参加選手、丸山総領事を囲んで。2023年2月17日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
バンクーバー朝日ジャパンツアー参加選手、丸山総領事を囲んで。2023年2月17日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 丸山総領事は100年以上がたつ公邸の歴史に触れ、日加の新しい歴史は若い人たちで作られていく「今回の日本遠征が日加の新しい歴史の一ページになると思います」と日加の若者の交流が再開したことを歓迎した。

 日本の若者たちとの野球を通じたふれ合いや文化交流を「楽しんできてください」と言ったものの、「勝利を期待しています。応援しています」と激励。野球好きの一面をのぞかせた。

 歓談では自身が野球少年だったことに触れ、「こういう国際的な交流ができることをうらやましく感じます。きょう選手たちの顔を見ていると本当に楽しみにしていることが伝わってきて、日本を楽しんで元気でやってきてほしいという気持ちで送り出したいです」と笑顔を見せた。

準備は万全、日本遠征がほんとに楽しみ

キャプテンKai Konkin選手(右)と並んで「背が高いですね」と丸山総領事(左)。2023年2月17日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
キャプテンKai Konkin選手(右)と並んで「背が高いですね」と丸山総領事(左)。2023年2月17日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 キャプテンKai Konkin選手にチーム状態を聞くと「(日本のチームは)かなり上手と聞いているけど、自分も、チームも、ここまで日本遠征のためにかなり練習してきたし、大丈夫。日本チームのレベルで自分たちがどんな試合できるかを試せるのもすごく楽しみ」と緊張した様子はない。「全試合勝てるようにがんばるだけ」と笑った。

 野球以外にも選手や戦前の朝日軍の家族・関係者たち、地元の人々との交流の場も多く用意されている。友人が朝日でプレーしていたことがきっかけで2019・20年シーズンに朝日に参加したというKonkin選手は、日本遠征はもちろん初めて。コーチから聞いたり、オンラインで調べたりと日本のことや文化についても準備万端整っている。「友人やチームメートと日本で新しい経験ができることを期待しています」と目を輝かせた。

 副会長でアシスタントコーチの福村十三男さんは、今回の遠征のために約1年練習してきたと明かした。新型コロナウイルス感染拡大で、2021年ツアーが中止となったため、今回は前回参加予定だった選手も数人含めていつもより多い20人が参加する。

 さらに、これまでは関東や関西を巡っていたが、今回は初めて滞在先を1カ所にして、野球や文化交流で深く親睦を図る。神戸に滞在する12日間で合わせて7チームと試合または練習を行う。その中に女子野球2チームも含まれている。これも初めての試み。福村さんは「(女子野球チームの)本当に野球に対する取り組みがすごい」と昨秋訪れた時の感想を語り、「うちの選手たちにも一緒に野球をやることで絶対いい経験になると思うので楽しみです」と顔をほころばせた。

 「もちろん勝ちにはこだわっていきたい」としながらも、今回の交流で5年先、10年先まで続く絆ができるといいと思うと期待した。

 アシスタントキャプテンのTy Ando選手は「遠征から帰ってきたらまたお会いできることを楽しみにしています」と丸山総領事にあいさつし、総領事も「ぜひまたお越しください」と笑顔で応じた。

朝日チーム・ジャパンツアー

 2015年を第1回として、2年に一度、朝日ベースボール・アソシエーションでプレーする選手から選抜チームを結成し日本に野球遠征している。新型コロナ感染拡大の影響で2021年は結果的に中止となった。

 選手は主に13~15歳で編成されているが、2023年は2年前に遠征予定だった選手も参加し、最年長は17歳となる。今回の交流チームは、神戸球友ボーイズ、明石ボーイズ、小野ボーイズ、履正社高等学校(女子硬式野球部)、IPU環太平洋大学(女子硬式野球部)、 関西大学、三菱重工WEST硬式野球部。

 2017、2019年の遠征では、横浜、静岡、滋賀、奈良などで親善試合を行なっている。毎回3月の春休みを利用して実施している。

(取材 三島直美/写真・映像 斉藤光一)

合わせて読みたい関連記事

バンクーバー日系人合同教会から3月行事のお知らせ

バンクーバー日系人合同教会

  • 教会日曜日日本語礼拝の案内

毎週日曜日午前11時より教会礼拝堂で行い、礼拝の後、軽食をいただきながら親睦の時を持っています。クリスチャンでない方も留学、ワーキングホリデーで来られた方も大歓迎です。

礼拝は教会礼拝堂およびZoom(ID 5662538165、パスコード1225)で参加できます。

  • 毎月第2日曜日は日英バイリンガルで礼拝を行っています。

3月は12日(日)11時より、4月9日(日)はイースター・復活日礼拝です。礼拝後祝会があります。

  • シニア・初心者ラインダンス 土曜日午前11時から12時、会費$1、踊った後、マックをいただきながら交流の時を持ちます。
  • Zoomで聖書を読む会(火曜、水曜)があります。お問い合わせください。
  • ダウンタウンイーストサイドでサンドイッチ手渡し:木曜日午前10時半から11時、お手伝いされたい方はご相談ください。
  • 皆さんからいただいた本を無料でお譲りします。お越しになれる日を相談ください。

お問合せ:604-618-6491(テキスト可)、vjuc4010@gmail.com  牧師 イムまで

住所:4010 Victoria Dr, (Between 23rd and 25th Ave East), Vancouver

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

サレーNorthwood 合同教会 日本語会衆 礼拝

第3日曜日3月19日午後2時より 
住所:8855 156 St, Surrey, BC, V3R 4K9
お問い合わせ:604-618-6491(テキスト可)イム、kuniokazaki98@gmail.com 岡崎まで 

S.U.C.C.E.S.S.リッチモンドからオンラインワークショップ「大麻とベープについて」のお知らせ

テーマは「 大麻とベープについて

日時:2023年3月7日(火)午前10時~11時半
申し込みリンク: https://bit.ly/3xb6Skd
お申し込みの締め切り:3月6日(月)

—————————–

大麻がカナダで合法化されてから5年が経ちました。日本でも医療用大麻の解禁という動きがありますね。カナダ全土で合法ではありますが、使用に関しては場所や年齢など州によって規則が異なります。また気軽に手に入るベープと呼ばれる、いわゆる電子タバコも若者の間で人気があります。それらがどんな物でどんな影響があるのか、など大麻とベープにまつわるお話しをRCMPリッチモンドのジェイス巡査にしていただく予定です。

<内容>

•大麻とは?
•大麻の治療効果と有害作用について
•カナダにおける大麻の使用に関する法律と規制
•ベープとは?
•ベープに関する俗説

—————————–

お申込み・問い合わせ:kozue.ito@success.bc.ca / 236-880-3392 こずえまで

バンクーバーに春を告げるChor Leoniコンサート「PopCappella III」開催間近!

Photo by David Cooper/Chor Leoni
Photo by David Cooper/Chor Leoni
Chor Leoni singing at PopCappella II at St. Andrew's-Wesley United Church; Photo provided by Chor Leoni/Photo credit Phil Jack
Chor Leoni singing at PopCappella II at St. Andrew’s-Wesley United Church; Photo provided by Chor Leoni/Photo credit Phil Jack

 もうすぐそこに春の足音が聞こえる3月初め、バンクーバー(ブリティッシュ・コロンビア州)を中心に活動する男声合唱団Chor Leoniが春のコンサート「PopCappella III」を開催する。

 合唱団で第2テナーとして活躍する林長司さんによると、「ポップやジャズなどをたくさん取り入れた楽しいプログラムとなっている人気のコンサートです」と言う。

 Chor Leoniが開催する「Remembrance Day Concert」「Christmas Concert」と並ぶ3大コンサートで、最も華やかなのが春の「PopCappella III」。

 今年は、Adele、Kate Bush、BTS、Seal、Avicii、Simon & Garfunkelのヒット曲を集め、他にも、カナダの作曲家Marie-Claire SaindoがアレンジしたCaribouの「Sister」や、バンクーバー出身Jodi ProznickのJUNOにノミネートされたアルバム「Sun Songs」からのオリジナル曲など、誰もが楽しめる選曲になっている。

 「PopCappella IIIは、芸術性と親しみやすさを強力に結びつけた、楽しさとエネルギーと色彩に満ちたショーとなっています」とChor Leoniアーティスティック・ディレクターのErick Lichteさん。

 Chor Leoni60人の歌声が魅せるハーモニーが、バンクーバーに一足早く春を告げる。

「PopCappella III」コンサート

日時:3月3日(金)8:00pm、3月4日(土)5:00pm、8:00pm
会場:St. Andrew’s-Wesley United Church(1022 Nelson St. Vancouver)
チケット:$20~$50
ウェブサイト:https://chorleoni.org/event/popcappella-iii/

合わせて読みたい関連記事

「誰かのためなら骨折なんかへっちゃら」吉川英治さんチャリティボクシングイベントでカナダチャンピオンと対戦

集まった大勢の観客を前に熱い戦いを見せる吉川英治さん(右)と全カナダチャンピオンRobert Couzensさん。2023年2月11日、Raincity Boxing Studio(リッチモンド市)。撮影:池田茜音/日加トゥデイ
集まった大勢の観客を前に熱い戦いを見せる吉川英治さん(右)と全カナダチャンピオンRobert Couzensさん。2023年2月11日、Raincity Boxing Studio(リッチモンド市)。撮影:池田茜音/日加トゥデイ

 プロボクシングトレーナー吉川英治さんによるチャリティボクシングイベントが、2月11日にブリティッシュ・コロンビア(BC)州リッチモンド市のRaincity Boxing Studioで開催された。

 チケット代金として集められた寄付金は、希少がんで闘病中の米澤幸也(ハリー)さんとフィリピンの孤児へ送られる。当日までにチケット約200枚分の寄付金が集まった。

 吉川さんが招待した、カナダの国民的ヒーロー、テリー・フォックスの広報担当だったBill Vigarsさんが試合前にリングの上からあいさつ。「みなさんに会場にお集まりいただいたこと、ハリーさんのための支援をどうもありがとう」と感謝を述べた。

テリー・フォックスの「Marathon of Hope」広報担当だったBill Vigarsさん(右)と吉川英治さん。写真提供:Manto Artworks
テリー・フォックスの「Marathon of Hope」広報担当だったBill Vigarsさん(右)と吉川英治さん。写真提供:Manto Artworks

多くの人が駆け付けたチャリティ試合

 第1試合の4ラウンドがチャリティ試合で、その後は公式戦が続いた。闘病中のハリーさんと同じ学校に通う学生や講師、友人など多くの人が観戦に訪れた。

 吉川さんと勢いのある3人の若手ボクサーとの立て続けの打ち合いに、会場からは「You can do it! Go Eiji!」と応援の歓声や拍手があがった。

チャリティ試合スケジュール

Round 1 吉川英治 vs 徳永篤(プロボクサー)
Round 2 吉川英治 vs 高橋勇輔(キックボクサー)
Round 3 & 4 吉川英治 vs Robert Couzens(前カナダ、ウェルター級チャンピオン)

主催した吉川英治さん(左)と、闘病中のハリーさんと同じSELC Collegeに在学しているプロボクサーの徳永篤さん。2023年2月11日、Raincity Boxing Studio(リッチモンド市)。撮影:池田茜音/日加トゥデイ
吉川英治さん(左)と、闘病中のハリーさんと同じSELC Collegeに在学しているプロボクサーの徳永篤さん。2023年2月11日、Raincity Boxing Studio(リッチモンド市)。撮影:池田茜音/日加トゥデイ

「言葉じゃなく、行動で見せる」

 チャリティ試合を企画した吉川英治さんは、第1ラウンド開始後すぐに肋骨を骨折するケガを負ったが、最後まで試合を続行した。「病気や戦争や差別で苦しんでいる人が世界にはたくさんいる。それに比べたら、骨折なんか痛くもかゆくもない。カッコ悪くても、キツいことに正面からぶつかる。言葉じゃなく、行動で見せる」と、チャリティへの熱い思いを語った。

 試合後は多くの観客が吉川さんに歩み寄り、「どんなに打たれても前に前に進んでいく姿に励まされた」「自分も困難に立ち向かおうと思えた」など感謝の言葉を伝えた。

徳永選手に協力したブリティッシュコロンビア大学ボクシング部と出場選手。2023年2月11日、Raincity Boxing Studio(リッチモンド市)。撮影:池田茜音/日加トゥデイ
徳永選手に協力したブリティッシュコロンビア大学ボクシング部と出場選手。2023年2月11日、Raincity Boxing Studio(リッチモンド市)。撮影:池田茜音/日加トゥデイ

一人一人それぞれできることをやる、それが大事

 第1ラウンドで出場したプロボクサーの徳永篤さんは闘病中のハリーさんと同じSELC Collegeに在学している。野球の経験があることや同じ学校に通う留学生であることなど共通点が多く親近感を持ったという。また、試合のチケット販売にも携わり、「自分の利益のためではなく人を助けるため、それがこれまでの試合より大きなモチベーションになった」と話す。

 最後にハリーさんへ「病気になる前の元気な姿に戻って、ぜひ一緒にキャッチボールがしたい。病気はつらいし苦しいし孤独を感じることもあると思うけれど、そういうときこそ大事な人やこれからやりたいことを思い浮かべて、がんばってほしい」と力強く応援のメッセージを贈った。

 前カナダ・ウェルター級チャンピオンのRobert Couzensさんは、体重で8階級上回る180センチの長身。吉川さんからの依頼を即答で受けたチャンピオンは、ハリーさんについて「どんな人物なのか深くは知らなくても、闘っている青年のために支援したいというEijiの熱意は参加の理由に十分だったよ。きっとすばらしい青年なんだろうね。毎日少しずつでも良くなって、病気に打ち勝ってほしい」とコメントした。

 ハリーさんが通っていたSELC Language College校長のサミー高橋さんは、今回のチャリティ試合にハリーさんへの支援を加えることを吉川さんに提案し、即座に快諾を得た。このイベントをきっかけに、たくさんの人にハリーさんのことを知ってほしいと話す高橋校長は「きょうは本人は会場に来られなかったけど、みんな真剣にトレーニングをして、この試合に挑んだ。ハリーくんにもがんばって闘って元気になってほしい」と応援のメッセージを伝えた。

 同じくSELC Collegeで学生へのアドバイザーを務めるTaro Whitredさんは、ハリーさんの在学中にボランティアや留学生活について相談に乗っていたという。「このような厳しい状況のなかでも多くの人に影響を与え、病気と闘っているハリーさんを誇りに思います」とその人柄を称えた。

応援に訪れたSELC Collegeの学生2人。友人の徳永さんに激励の言葉を送る。2023年2月11日、Raincity Boxing Studio(リッチモンド市)。撮影:池田茜音/日加トゥデイ
応援に訪れたSELC Collegeの学生2人。友人の徳永さんに激励の言葉を送る。2023年2月11日、Raincity Boxing Studio(リッチモンド市)。撮影:池田茜音/日加トゥデイ

ハリーさん、病室で笑顔

 2月16日、サミー高橋さん、吉川英治さん、SELC Language College卒業生の丸岡裕典さんが米澤幸也(ハリー)さんに会いに病室を訪れた。ハリーさんは、集中治療室から現在は病室に移って治療を続けている。

 募金活動は高橋さんが主導し、SELC Language CollegeやSELC Collegeの学生、日本カナダ商工会議所関係者などから寄付を募り、吉川さんのチャリティボクシングイベントへ寄付。イベントで集まった寄付金の半分(もう半分はフィリピンの孤児のために寄付)に、さらに追加して計3,305ドルが米澤さんに渡された。

 吉川さんは「次は6月10日に試合するから一緒に会場に行こうって、ハリーに言った。治るまでずっとリングに上がる。骨折した翌朝から走ってるよ。命を救うには命を賭けなきゃ」と、打撃を受けて黒くなったパンダ目で話した。

病室に移っての治療を続ける米澤幸也さんを訪問。左から、丸岡裕典さん、サミー高橋さん、ハリーさん、吉川英治さん。写真提供:サミー高橋さん
病室に移っての治療を続ける米澤幸也さんを訪問。左から、丸岡裕典さん、サミー高橋さん、ハリーさん、吉川英治さん。写真提供:サミー高橋さん

(取材 池田茜音、編集部)

*2月17日に掲載した記事に加筆して更新しました。

合わせて読みたい関連記事

カルラ7~投稿千景~

エドサトウ

 宮崎の草原に多くの馬が草をはみ、のどかな山里の風景があった。カルラは川で自分の馬を洗っている。隣の集落に住んでいるタケがやってきた。彼の集落の近くに竹やぶがたくさんあったので、彼はタケと呼ばれていた。

 タケが「よう!一生懸命に洗っているな。やあ!きれいな馬になったなあ」。年頃のカルラはタケがくると、ドキドキした。「今度は、馬の乗り方を教えてやるから、麻の布と縄をもってこい!」。カルラが不安に思い「どうして、麻の布がいるの?」「それは秘密だ。誰にも言うな。おかん(母)には頭からかぶる着物を作ると言え」とタケがそう言って帰っていった。

 翌日にカルラが、また、「私が馬に乗ることができるの?」と聞くと、「そうだ、俺は馬に乗れるから、お前に教えてやるから、誰にも言うでないぞ。だから、麻の縄と布があればもってこい。いいか。おらも、うちにある麻縄をもってきてやる。お前は女の子だから、馬に乗るズボンような胡服がいるから、自分で作ってみよ。いいか、それが出来たら、あの山のすその平原で練習をしよう」

 タケは15歳、目がくりくりして可愛く、少しほりの深い顔立ちのカルラは14歳。彼女を誘ったのは、タケの初恋であったのだろうか?

 カルラは母には内緒で、麻布を半分に重ねて二つ折にして、布の真ん中を下から足の長さくらいを黒曜石のナイフで裁断して、太い麻糸で縫った。

投稿千景
視点を変えると見え方が変わる。エドサトウさん独特の視点で世界を切り取る連載コラム「投稿千景」。
これまでの当サイトでの「投稿千景」はこちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/post-ed-sato/

「薄氷*流れて水の匂いして」

カナダde着物

第44話
*着物で稽古始め*

 薄氷(うすらい)は、春が近づき始めたころに張る薄い氷です。

 メトロバンクーバーの2月は、毎朝の気温が気になります。

 「もう春がくるかしら?いやいや、まだ油断はできないわね~。」と、お寺の仲間たちは鼠空を見あげながら館内に入って来られます。

 それでも、時に顔を出す明るい光と、芽吹き始めた草花は、春が近いことを告げているようです。

 2月19日の雨水の頃に雛人形を飾ると縁起がいいそうで、お雛様のお顔を見ていたら、ほっこりできそうですね。

Sunrise Today @ 7:12 am in Vancouver ... Green-winged Teal; Photo by ©2023 Manto Artworks
Sunrise Today @ 7:12 am in Vancouver … Green-winged Teal; Photo by ©2023 Manto Artworks

*今日の着物*Today’s Kimono

「稽古始めに手を通したい着物」

 1月は何かと予定が入る日々ですが、2月に入りますとようやく落ち着いてきます。その頃に稽古事が始まりますと、気持ち新たに着物と向き合える気がします。

 今年初の茶道の稽古1日目は、母から譲り受けた、ちりめん生地の訪問着と百人一首の袋帯を選びました。紫黒(しこく)色の着物は、冠婚葬祭のイメージがありますが、最近の流行もあり、かなり普通に着ていくことができるようになりました。白い着物も同じです。

 百人一首をあしらった西陣織の袋帯は、全通柄(*1)という帯全体に柄が施してあり、贅沢な品です。帯を締める時に柄が外から見えなくなる箇所がありますが、そこにも柄があります。サイズを問わず巻くことができ、お太鼓以外の結び方も可能です。

 代々、受け継がれることを考えますと、大変、利用価値のある帯だと思います。

ちりめん生地紫黒(しこく)訪問着&百人一首袋帯。写真:コナともこ
ちりめん生地紫黒(しこく)訪問着&百人一首袋帯。写真:コナともこ

*今日の和の学校*Today’s Gathering

「地下道場に響く声*フィルム向け/殺陣教室」

 和の学校@東漸寺で、昨年の9月から始まりました、フィルム撮影向けの殺陣教室は、大変ご好評で、老若男女の皆さまが地下道場に集まりお稽古をしております。

 元々、撮影の仕事でご一緒でした、日本とカナダで活躍されている俳優さんお二人から声をかけていただきまして、お寺と殺陣という異例なコラボレーションが実現しました。

 道着の袴を身につけると、生徒さん達の顔は演者になり、凛々しい剣士にもなります。

 衣裳とは常々、不思議なものだと感じます。

 人は身につけるもので、何者にも変身できるようです。俳優さんたちだけでなく、私たちも日頃から色々な役目を演じているのでしょうね。

 皆さまのご活躍を応援しております!

殺陣教室@東漸寺Tozenji。写真:コナともこ
殺陣教室@東漸寺Tozenji。写真:コナともこ

引用

宅配着物レンタルの「きものレンタリエ」きもの豆知識
https://kimono-rentalier.jp/column/kimono/zentsuugaratoha/

全通柄(*1)ぜんつうがら

 全通柄は、帯の全面に柄があるため、帯を締めた際に太鼓から胴の脇部分、さらには垂れの部分まで全て柄が見えるようになっています。そのため、無地の部分を気にせず多種多様な帯結びを行うことができるため、スリムな人も、ふくよかな人も体型に関係なく締めることができ、融通の利く帯とされています。
 一方で全通柄は、帯全体に柄が織られるため、他のものよりも重みがあり生産コストもかかってしまうため、高価な帯とされています。

参照

日本の行事・暦:https://www.studio-mario.jp/

「着物語り」
コナともこさんが着物の魅力をバンクーバーから発信する連載コラム。毎月四季折々の着物やカナダで楽しむ着こなしなどを紹介します。
2020年8月から連載開始。第1回からのコラムはこちらから。

コナともこ
アラフィフの自称着物愛好家。日本文化の伝道師に憧れ日々お稽古に励んでおります。
12年前からコキットラム市の東漸寺で「和の学校」を主宰。日本文化を親子で学び継承する活動をしております。

年間を通じて季節の行事に加え、お寺での初参り、七五三祝い、十歳祝い、元服祝い、二十歳祝い、結婚式、生前葬、お葬式などの設えと装いのお手伝いもさせていただいております。

*詳しくはコナともこ までお問い合わせ下さい。tands410@gmail.com
東漸寺は非営利団体で、和の学校の収益は東漸寺の活動やお寺の維持の為に使われています。

カナダ人の夫+社会人と大学生の3人娘+老犬1匹(昨年末、虹の向こうへ)がおり、バンクーバー近郊在住。

和の学校ホームページ https://wanogakkou.jimdofree.com/
Facebook https://www.facebook.com/tomoko.kona.98
Instagram https://www.instagram.com/konatomoko/?hl

 

2 ☆ 「一姫二太郎」の意味は・・・?

 最近の若者はこの「一姫二太郎」を「一人の女性を二人の男が奪い合う」という意味で使うと聞いて、明らかに冗談だろうが、思わず笑ってしまった。もちろん、正しい意味は子を授かる場合、「一番目が女の子で、二番目が男の子だと育てやすいので理想的」である。

 でも「子どもは女の子1人、男の子2人の3人が理想的」、こんな意味だと思っている人も少なからずいることが、文化庁の調査で判明している。確かにこの解釈もおもしろいが、この「太郎」は古くから「長男」の意味を表わしているので、やはり人数ではなく順番が本来の意味である。

 また、この表現は、後継ぎである男の子を期待されたお嫁さんが最初に女の子を出産、その時の慰めの言葉としても使われていたようである。なるほど。

 しかし、昨今日本でも大きな課題となっている少子化問題。その要因とされる未婚化や晩婚化、また「子どもは1人で十分」などの風潮が高まる現代の若者世代にとって、確かに、この「一姫二太郎」はあまり意味がなく、上記のジョークが出てくるのも頷ける。時代とともに変わりゆく、消えゆく「ことわざ」も多々あり、ひょっとしてこの「一姫二太郎」もそんな運命に。いと寂し。

 さらに、勘違いや思い違いをしている「ことわざ」も多いのでは。一例として、「二の舞を(踏む・演じる)」どちらか、と問われたら、かなりの人が「踏む」と答える。恥ずかしながら、小生もサラリーマン時代は、てっきり「二の舞を踏む」だと思い込んでいた。日本語教師になり、先輩から注意されてびっくり。「舞い」であるから「演じる」が正解である。

 これは「ためらう・躊躇する」などを表わすことわざ、「二の足を踏む」があり、これと混同して「二の舞を踏む」という表現が広まったといわれている。確かに、気をつけねば。

 使い方としては、親父が株で損をしたことを知っている息子は友人から株を強く勧められても「二の足を踏む」。でもつい手を出して、やはり親父と同じように損をしていまい、「親父の二の舞を演じてしまった」となる。

 加えて、人に誤解されやすい「気の置けない人」や「奇特な人」なども要注意。でも、今はSNSの進歩で、どこにいてもすぐ調べられるのでとても便利。でもでも、あまり便利過ぎるのも良し悪しで、「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」かも。

 悲惨なウクライナ侵攻や怪しげな気球飛行などいろいろキナ臭い事件が多いこんなご時世、先の第一次、二次世界大戦の二の舞など演じないよう、ただ祈るばかりである。

矢野修三(やの・しゅうぞう)
1994年 バンクーバーに家族で移住(50歳)
    YANO Academy(日本語学校)開校
2020年 教室を閉じる(26年間)
現在はオンライン講座を開講中(日本からも可)
・日本語教師養成講座(卒業生2900名)
・外から見る日本語講座(目からうろこの日本語)    
メール:yano@yanoacademy.ca
ホームページ:https://yanoacademy.ca

第5回 アッシュラムでまた不思議体験、本当なの!

 その日、何故かお婆ちゃんは機嫌が悪い。朝から「わたしゃ、今日はダルシャンに行かないよ。」と言った。仕方がない私は一人で行き、いつものように列に並ぶ。そしてその日、なんと前列の人が引いた入場順番番号は「3番目」だった。私達は「わぁーッ!」と飛び上がって喜んだ。広いマンディールの中へ入ると予想どおり前から2-3番目の所に座った。暫くするとまたセバダル(ボランティア)が来て、「この列とこの列は向かい合って座り、通路用スペースを作れ」という。私は右隣の人と向き合った。

 驚いた!目の前に座った右側列の人達総勢10数人は「バンクーバー サイ センター」と書かれたスカーフを肩にかけているのだ。「ああ、バンクーバーにもサイセンターがあった!」と知らされたのだ。出発前の情報入手の不十分でとても不安な思いで出発した時の事を思い出した。知っていれば、サイセンターにバンクーバーで行き、現地の情報を得られたのだ。

 暫くすると、沢山の布を手に持った女性のボラティアとサイババが、其の通路にやって来た。そして、床に座る私達一人一人にインドの女性が着るサリーを、セバダルからサイババが受け取っては、1枚ずつ私達に下さり始めた。私の膝の上にも1枚置いて下さった。その時、私は夢中でスワミ(先生)の御足を触っていた。彼の「御足を触る」その意味は、今世が終わって来生に行ってももう「来生」がない。つまり成仏できるという意味だそうだ。その時から随分後になっての事だが、私はインドのアガスティアの葉に行き占ってもらったら[You have no next life]と言われたことがある。つまり私は来生がないのだ。

 サリーを頂いた後、ふっと「ああ、今日はお婆ぁちゃんが来なかったから、このサリーはお婆ちゃんに上げよう」と私は思いながら部屋へ帰った。

 部屋へ戻りお婆ぁちゃんに会った途端「私、貰ったよ。」と言った。これは奇跡としか言いようがない。まずサリーをもらった列は、あの数千人の居る数えきれない列の中でたった1列だ。そして、その1列には100人以上の人が並んでいた。このお婆ぁちゃん一人、どうして、その列に並べたか?私には奇跡としか思えなかった。其れに数100枚ものサリーを、サイババについて歩いていたボランティアは持っていなかったと思う。でも彼女はサリーをもらったという。

 正確にはアッシュラムに私達は12日間滞在し、一人も友達が出来なかった。あえて言えば私にはサイババと言う「心の友」が一人出来、サリーを手に帰国したのだ。

 1回目の訪問から20数年間に私はアッシュラムを5回訪ねた。そこへ行く度に、「LOVE ALL, SERVE ALL | HELP EVER, HURT NEVER」の精神の大切さを感じさせてくれる場所なのだ。それは唯々、心の平和を言葉なしに、そこに滞在する間中、全身に感じさせてくれるアッシュラムなのだ。「サイババ」は優しい不思議な聖者だった。
「サイラム」

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

許 澄子
2016年からバンクーバー新報紙でコラム「老婆のひとりごと」を執筆。2020年7月から2022年12月まで、当サイトで「グランマのひとりごと」として、コラムを継続。2023年1月より「『セレンディピティ』幸運をつかむ」を執筆中。
「グランマのひとりごと」はこちらからすべてご覧いただけます。https://www.japancanadatoday.ca/category/column/senior-lady/

Today’s セレクト

最新ニュース