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叶多範子

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第3回 海外終活アドバイザー ~Let’s 海外終活~

終活は新しい大人のマナー

叶多範子

このコラムの読者の方や実際にお会いしたことのある方に時々、範子さんの肩書きの「海外終活アドバイザーって何ですか?」と訊かれることがあります。

海外に住んでいる終活アドバイザーだから?

答えは、、、、、、半分正解です!

実は「海外在住の日本人のための終活アドバイザーでありたい」という想いから、自分で作って名乗っている肩書きです。

海外に住む私たちのほとんどは、今住んでいる国と日本の両方に家族や銀行口座などの資産を保有しているケースが圧倒的に多く、つまりなんでも2つずつ所有している、W(Double)な私たち!!

海外に住むことになった理由やきっかけは人それぞれで、外国で人生を終える人もいれば、しばらく住んでから最終的には日本へ帰る人もいます。また子供が違う国に住むことも昨今では珍しくないことから、2つ、もしくはそれ以上の複数の国にまたがり、家族や資産を持つ人が増えてきています。

また家族・親族は全て日本におり、カナダでは身内が誰もいない「おひとりさま」という方も少なくありません。私が終活アドバイザーになったきっかけも「おひとりさま」で、カナダで亡くなった友人でした。

終活をする理由の1つに、家族や周りの人に必要以上の負担をかけないためというのがあります。自分の人生を終えた後、遺された家族は悲しむ間もなく、次々とお葬式や相続手続きなど矢継ぎ早に多くのことが求められます。

しかし、あなたが終活をして、自分の思いや所有物などをきちんとわかりやすい形にしていれば、その負担をグッと軽減させることができます。

終活は他ならぬ自分自身と向き合う時間でもあるため、自分が本当にしたいことは何か?やり残したことはないか?そんな自問自答がじっくり出来るチャンスでもあります。

自分の気持ちや頭を整理することで、これからしたいことの優先順位が明確になり、今後の人生で自分にとって本当に大切なのは何か、もしもの時には何が心残りになりそうか?それがわかれば、これからどう対処していくか、どんな準備が必要なのかがわかってくるでしょう。人によっては、グズグズしてたら全てやっている時間がないかもしれない!と焦る人も出てくるかもしれません。

今まで家族のために生きてきた
夢を叶えられなかった
行きたいところにまだ行けていない
会いたい人に会えていない
やりたいことが実現できていない

など、とにかく自分の魂が喜ぶことを優先して生きてこなかったという人は終活を機に、これからの人生は、どうやったら自分らしく、自分の思うような人生を歩んでいけるかプランを立ててみることをお勧めします。

そうは言うものの、学業、仕事、子育て、介護に時間を取られていて、なかなか出来ない!という方もいらっしゃるでしょう。

私は友人の死がきっかけで終活に取り組み始めましたが、読者のみなさんの中には、終活をしたいと思っていてもなかなか忙しい毎日の中で、優先順位が下がってしまったり、結局時間が作れないままになっている方も大勢いらっしゃると思います。

終活をすること自体は格段に難しいことではないのですが、終活をそれなりに終わらせるためには、ある程度の時間がかかるため、最初はほんの5%、10%しか出来なくても、取り掛かるのは早い方がいいのです。

「いつか、いつか」と思っているなら、手遅れになる前に始めて、すっきりさせてしまいましょう〜!

「Let’s海外終活~終活は新しい大人のマナー」の第1回からのコラムはこちらから。

叶多範子(かなだ・のりこ)

海外終活アドバイザー

「なんの準備もなく、認知症になられて困った!」、「終活をせずに亡くなったため、わからないことだらけ!争いが起きた!」という人を少しでも​​減らしたいという思いから終活アドバイザー資格を取得。特に海外に住んでいる日本人の方を対象とした、あなたと大切な家族のための「海外終活」を学べる講座や相談会の詳細は、ブログやフェイスブックでご確認いただけます。

ブログ: https://globalmesen.com/
Facebook: https://www.facebook.com/noricovancouver

終活の基礎知識がさらっと学べる、書籍「海外在住日本人のための50代からの終活」を出版しました。
書籍(アマゾンカナダ):​​https://a.co/d/fjF2nfD

家族はカナダ人の夫+息子2人+猫1匹、バンクーバー在住。

Line公式: https://line.me/R/ti/p/%40490fuczh
その他SNS: https://lit.link/norikocanada

第2回 終活への様々な誤解 ~Let’s 海外終活~

終活は新しい大人のマナー

叶多範子

さて前回にも書いたように、終活と聞くと死を連想させ、縁起が悪いと感じる人がいたり、その他にも多くの方が誤解していると思う場面にでくわすことがあるため、今回は終活にまつわるよくある誤解についてお話ししたいと思います。

いきなりですが、ここで質問です。

みなさんは生命保険へ加入することは、縁起が悪いことだと思われますか?

みなさんの答えを訊く前に、まず生命保険はどのような理由で加入するのか?について確認してみたいと思います。多少の違いはあれどほとんどの方は、自分にもしものことがあったときに、遺された家族が困らないように加入されています。

終活も全く同じ理由です。

終活をする理由の1つは、遺された家族や周りの人が困らないようにしておくことです。

なので、先ほどの質問の答えが「いいえ」だったのなら、終活は縁起が悪い!というのは、誤った認識であるということがおわかりいただけたのではないでしょうか?

もしもみなさんの周りで「終活なんて縁起が悪い!」と思い込んでいる人がいたら、ぜひ生命保険に入るのと同じことなんだよー、と説明してあげてみてください。(生命保険という言葉ですら縁起が悪いと思う人がいたら、そのときはお手上げかもしれませんが)

またその他によくある誤解で多いのは、

「まだ自分は若いから、終活はしなくていいでしょ?(=終活は歳をとってから、するもの)」

「お金持ちじゃないから、終活はしなくてもいい(=揉めるような金額は持ってないから不要)」です。

80代でも終活はまだ早いと感じる人もいれば、30代でもうやっておこうとする人もいます。当たり前のことですが、死なない人はいないのです。人には必ず寿命があって、それがいつ訪れるのかはほとんどの人が分からないので、老後に限らず安心して暮らすための準備は、どの世代であっても必要だといえます。

またお金持ちでなくても、終活は必要です。

その理由は色々あるのですが、敢えて2つ挙げるなら、持っているお金の多さや少なさに限らず、現代人の私たちは何かと「所有物が多い」からです。ミニマリストのように常日頃から必要最低限の物で暮らし、デジタル資産を含む、ほぼ全ての自分の所有物の存在と内容が自分以外の人に明確、または明確になるように準備されているのであれば、立派にその部分については終活ができていると言えるのですが、ほとんどの人がそうではないからです。

もう1つは、例えばうちは子供が2人だから、何も言っておかなくても、しておかなくても、子供たちが半分ずつに分けるから争うことはない!と思っていると、実は揉めることもあるんです。例えば他の兄弟や姉妹は、マンションの頭金や大学の資金を出してもらったが自分は出してもらってない、自分の方が親の面倒をみた!などの理由で、時には金額だけではなく、他の兄弟と比べてかわいがってもらった、もらっていないなど感情的な問題で揉めることもあるのです。

それでもそんな遺産争いが生じるのは、多額の遺産があるお金持ちの場合だけであって、うちには関係ないと思っている人のために、さらに付け加えるなら、裁判所のホームページにある司法統計年報家事事件編(令和元年度)によると、家庭裁判所で取り扱われた遺産分割事件のうち、遺産総額が5,000万円以下が全体の4分の3以上、つまり75%以上となっていま す。内訳は1,000万円以下が2,448件、5,000万円以下が3,097件で、延べ5,545もの件数に及んでいます。つまり当事者だけで解決できないケースが意外と少なくないのです。

遺産が少ないからこそ、その遺産を相続人同士でどのように分割するかの意見がまとまらないということもあるのです。

参考出典:家庭裁判所のホームページ

https://www.courts.go.jp/app/files/toukei/307/011307.pdf (2023年6月4日取得)

叶多範子(かなだ・のりこ)

海外終活アドバイザー

「なんの準備もなく、認知症になった」、「終活をせずに亡くなり、家族や周りの人が困った!トラブルになった!」を少しでも減らしたいという思いから、特に海外に住んでいる日本人の方を対象に、ご自分とご自身の大切なご家族のための「海外終活」の大切さと必要性を広める活動をしています。5月に初の電子書籍「海外在住日本人のための50代からの終活」を出版したばかり。

家族はカナダ人の夫+息子2人+猫1匹、バンクーバー在住。

ブログ: https://globalmesen.com/
Line公式: https://line.me/R/ti/p/%40490fuczh
その他SNS: https://lit.link/norikocanada

第1回「終」わりを準備することで、未来に「活」かす~Let’s 海外終活~

終活は新しい大人のマナー

叶多範子

はじめまして。海外終活アドバイザーの叶多範子(かなだのりこ)と申します。この度、こちらのサイトで終活に関するコラム “Let’s 海外終活”を発信させて頂くことになりました。これから、どうぞよろしくお願いします。

早速ですが、あなたは「終活」という言葉を聞いて、真っ先に思い浮かんだことは、何だったでしょうか?

  • 縁起が悪い
  • 「死」を思わせるので、なんだか怖い
  • 自分には関係ない
  • まだ若いので、必要ない

これは今までに私が「終活」に関わるお仕事をしている間に、よく耳にした言葉です。

「終活」は、「終わりを準備することで、未来に活かす」こと。

「終活」は、どうしても「終」わる時、「終」わった後のこと(例えばお葬式やお墓、相続など)ばかりフォーカスされがちですが、終わりにだけ目を向けず、今までのご自分の経験や体験を「活」かし、いつまでも自分の好きなことをして、「活き活き」とこれからの人生をもっと楽しく生きる!つまり自分の未来をより良いものにすることが「終活」だと私は考えています。

終活でこれからのあなたの人生設計、ライフプランニングをし、土台を作ることで、何が起きても大丈夫!という安心をあなた自身も、そして大切なあなたの家族や周りの人も手に入れることができます。

もしこれを読んでくださっているあなたが、「終活」に対して今あまり良いイメージを持っていない、よくわからないと思っていたら、これからの投稿を読んでいただき、「終活」を少しでも前向きに捉えていただけるようになっていただけることを願っています。

またこのコラムを読んでいくうちに、終活に興味を持ってもらったり、実際に終活をしてみよう!と行動を起こされる方が出てきたら、それに勝る喜びはありません。

また海外に住んでいる私たちこそ、「終活が大事!」「なぜ?」というお話も、おいおいしていく予定ですので、ぜひ今後とも毎月楽しみにこのコラムを読んでいただけると嬉しいです。

叶多範子(かなだ・のりこ)

海外終活アドバイザー

「なんの準備もなく、認知症になった」、「終活をせずに亡くなり、家族や周りの人が困った!トラブルになった!」を少しでも減らしたいという思いから、特に海外に住んでいる日本人の方を対象に、ご自分とご自身の大切なご家族のための「海外終活」の大切さと必要性を広める活動をしています。2023年の5月下旬に初めてとなるKindle本を出版予定。

家族はカナダ人の夫+息子2人+猫1匹、バンクーバー在住。

ブログ: https://globalmesen.com/
Line公式: https://line.me/R/ti/p/%40490fuczh
その他SNS: https://lit.link/norikocanada

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