ハンタウイルス感染者が出たクルーズ船からBC州に4人が帰国、オンタリオ州に2人が帰国

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は5月10日、ハンタウイルス感染者が出たクルーズ船に乗っていた4人がBC州に同日に帰国したと声明で発表した。

 発表によると、カナダ公衆衛生庁の検疫官が同行するカナダ政府チャーター機でBC州に到着。4人は全員無症状という。

 到着後は、地域の公衆衛生担当者によるスクリーニングを受け、その後、安全に確保された事前手配済みの宿泊施設へ直接移送される。そこで、公衆衛生チームによる毎日の健康観察を受け、まず21日間の自主隔離を開始。ハンタウイルスの潜伏期間を踏まえ、必要に応じて隔離期間は最大42日まで延長される可能性があると説明している。

 「到着時から隔離期間を通じて4人が一般市民と接触することは一切ない」と断言している。

 4人のBC州到着は、州衛生管理局室、BC疾病管理センター、地域の公衆衛生チーム、カナダ公衆衛生庁、カナダ国境サービス庁、カナダ外務省などの関連機関が緊密に連携し、必要な計画を全て整えて実施。仮に症状が現れた場合でも問題なく対応できると説明している。

 ヘンリー博士は「新型コロナウイルス感染拡大の経験があり、このようなニュースに不安を感じる州民がいるのは当然」と理解を示しつつ、ハンタウイルスは新型コロナのような感染がないため「パンデミックの可能性がある疾患とは考えられていない」と説明している。

 またカナディアンプレスによると、オンタリオ州でもクルーズ船に乗っていた2人が帰国。隔離され、45日間健康観察を受けるという。他にも、ハンタウイルスで死亡した乗船者と同じ航空機に搭乗していたという2人がオンタリオ州で隔離。アルバータ州でも航空機でハンタウイルスにさらされた可能性がある2人が自主隔離となっている。

(記事 北野大地)

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