アメリカ・ニューヨーク市ラガーディア空港でカナダの航空機と空港消防車が衝突する事故が起きた。空港を運営するニューヨーク・ニュージャージー港湾公社キャサリン・ガルシア事務局長は空港で3月23日に会見し、この事故でパイロット2人が死亡したと発表した。
事故が起きたのは22日午後11時40分。ケベック州モントリオール空港発のエアカナダ・エクスプレス8646便が着陸滑走路で空港の消防車と衝突した。同便はノバスコシア州ハリファックスに本社のあるコーラスエビエーション所有のジャズエビエーション社が運航、機材はCRJ-900。
この日は乗客72人、パイロット2人を含む乗務員4人が搭乗。乗客のうち41人が重軽傷で病院に運ばれた。乗務員のうち1人は機外に投げ出されたが座席に座りシートベルトをしたままだったという。病院で治療を受けているが命に別条はないと伝えている。
アメリカ国家運輸安全委員会(NTSB)ジェニファー・ホメンディ委員長は23日の会見で、事故の調査は同日の午前3時ごろに始まったばかりで確認が取れていない情報は現時点で公表できないが、「明日(24日)の会見ではもう少し詳細を発表できる」と語った。コックピットボイスレコーダーとフライトデータレコーダーをすでに回収していることを明らかにした。
管制官の音声がメディアですでに公開されていることから、管制官について多くの質問があったが、調査中と詳細は公表しなかった。
数時間前にはショーン・ダフィー運輸長官と連邦航空局(FAA)ブライアン・ベッドフォード長官、ニューヨーク州キャシー・ホークル知事、ニューヨーク市ゾーラン・マムダニ市長、ガルシア事務局長が揃って会見。ダフィー運輸長官はカナダのスティーブン・マッキーノン運輸大臣と話したことを明らかにした。カナダ運輸省やカナダ運輸安全委員会の関係者も合流するという。ガルシア事務局長によるとラガーディア空港での死亡事故は34年間なかったという。消防車に乗っていた消防士2人うちの一人は同日中に退院することも明らかにした。
死亡したパイロット2人はケベック州出身。マーク・カーニー首相をはじめ、アメリカの関係者も哀悼の意を表した。エアカナダ社長兼CEOマイケル・ルソー氏はXに動画を投稿した。
ラガーディア空港は事故後全面閉鎖されていたが、23日午後2時ごろに再開。ただし、事故が起きた滑走路は引き続き使用できないため、同空港発着便にしばらくは影響が出る見込み。
(記事 北野大地)
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