新型コロナのワクチン10月から接種開始、インフルエンザと同時に接種も

 呼吸器系疾患シーズンに向けて、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の今年のワクチン計画が、9月28日に発表された。ワクチンが州内に届けられるのは10月初めで、優先順位の高い人々から投与が始まるという。優先されるのは、65歳以上のシニア、長期ケア施設の入居者、先住民、妊娠中の女性、がんや糖尿病など慢性疾患を抱えている人などリスクの高い層。さらに医療従事者も含まれる。

 その他の人には、10月10日から順次、接種の予約案内が届く予定。新型コロナウイルスとインフルエンザのワクチンを同時に接種することも可能だ。ワクチンは薬局などで、生後6カ月以上の全ての人々が無料で接種することができる。

 カナダ保健省は9月28日に、ファイザーとモデルナの、それぞれ更新されたワクチンを承認した。いずれも、オミクロン変異株から新たに派生したXBB.1.5をターゲットとしている。さらにノババックス製の更新されたワクチンも、まもなく承認される見込み。BC州エイドリアン・ディクス保健大臣は、「ワクチンは(呼吸器系疾患から)州民を守るベストな手段だ」とし、医療システム保護のためにも、接種を呼び掛けている。

(記事 編集部)

合わせて読みたい関連記事