バンクーバー・チャイナタウンの路上駐車料金が2ドルに

バンクーバー市チャイナタウンにある中華文化センター。Photo by Japan Canada Today
バンクーバー市チャイナタウンにある中華文化センター。Photo by Japan Canada Today

 バンクーバー市議会が、チャイナタウン全域の路上駐車料金を1時間2ドルの定額制にすることを4月26日に承認した。この新しい料金制度は、チャイナタウンの活性化を支援するための市の取り組みの一環であり、今年初めに承認された「チャイナタウン活性化アクションプラン」の一部。

 チャイナタウンはバンクーバー市の歴史的な地区であり、バンクーバー市ケン・シム市長は「この地域を活性化し、安全でアクセスしやすく、旅行者やビジネスにとって活気のある街にすることに引き続き取り組んでいく」と声明で語っている。

 新しい2ドル均一料金は、2023年6月1日から実施。週7日、午前9時から午後10時までが対象。2024年12月31日まで試験的に実施される。現在は、日中は1時間1ドルから5ドル、夜間は1ドルから3ドルとなっている。

 またこのパイロットプログラム期間中に、商用車の積載機会の改善、駐車場の増加、EasyPark駐車場での安全性の向上を図る方法も検討する。

 「チャイナタウン活性化アクションプラン」は2023年1月に承認され、チャイナタウンでの清掃・衛生サービスの強化、落書き除去、美化、および追加のコミュニティサポートを提供することなどが含まれている。

 チャイナタウンでは新型コロナウイルス感染拡大以降、店舗を閉鎖するなどの動きが加速しているほか、東アジア系へのヘイトクライム増加に伴う建造物への差別的落書きや破損行為が増加している。

(記事 編集部)

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