トルドー首相、ワクチン接種次第では規制緩和が早まる可能性に言及

 ジャスティン・トルドー首相は、カナダへの新型コロナワクチン供給が当初の予定通りに戻ったとして、ワクチン接種が予定より早まることを「期待している」と語った。

 3日の記者会見で、「契約しているすべてのワクチンが予定通りに製造、輸送されることになった」と今年に入って遅れていたワクチン供給量が元に戻ったことを強調した。

 さらにイギリスのアストラゼネカ製ワクチンが承認され、アメリカのジョンソン&ジョンソン製ワクチンが承認されると供給量はさらに増える。

 当初の予定では、9月末までに希望するすべての国民にワクチン接種することを目標としていたが、これが早まる可能性も出てきたと言う。

 「この予定していた目標が早まることも可能だろう。連邦政府としては州政府と協力しながら、なるべく早く国民にワクチンを接種してもらい、そうすれば規制緩和や(国境)再開もできる限り早くできるだろう」と語った。

 アストラゼネカ製ワクチンは3日に第1便がカナダに到着している。ファイザー/ビオンテック製とモデルナ製ワクチンだけでも6月末までに2600万回分を確保しており、これにアストラゼネカが6月末までに350万回分供給される。これらが予定通りに運ぶと、3社を合わせると16歳以上の全国民の1回接種分が供給される計算になる。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では1日、1回目のワクチン接種から4カ月後に2回目を接種し、なるべく多くの州民に1回目のワクチンを接種することを発表した。

 BC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は、より多くの州民が早くに1回目のワクチンを接種すれば、それだけ早くに規制を緩和できると説明している。

 4日にはカナダのNational Advisory Committee on Immunization(NACI)が、現在カナダで承認されている、ファイザー/ビオンテック、モデルナ、アストラゼネカのすべてのワクチンについて、1回目の接種から2回目の接種までの間隔を4カ月にしても感染防止効果が期待できると発表した。

 BC州に続いて、全国ほとんどの州で2回目接種を4カ月後とすると発表している。NACIはこれによりすべての大人を感染から守ることが短期間で実現できると説明した。

 ワクチン供給については、さらにアストラゼネカ200万回分とジョンソン&ジョンソン100万回分が9月までに到着するという。ファイザーとモデルナも合わせて550万回分が7月から9月の間に到着予定で、これだけで国民全員が2回接種するために十分な量が供給される予定となっている。ジョンソン&ジョンソンのワクチンは近いうちに承認される見込みとなっている。

合わせて読みたい関連ニュース

合わせて読みたい関連記事