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Naomi Mishima

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BC州でえのきだけが1カ月で2回リコール

K-Fresh Produceブランドのリコールされたえのきだけ。Photo from Canadian Food Inspection Agency
K-Fresh Produceブランドのリコールされたえのきだけ。Photo from Canadian Food Inspection Agency

 カナダ食品検査庁(CFIA)は9月18日、リステリア菌に感染している可能性があるとして、えのきだけをリコールした。

 対象商品は、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州リッチモンド市に本社を置くカムディン・インベストメント社(Kam Ding Investment Ltd.)のブランドK-Fresh Produce。もし購入した場合は、捨てるか返品するよう勧告している。

 同商品はBC州で流通しており、その他の州・準州でも販売されている可能性があるという。

 また、9月2日にはBC州リッチモンド市に本社を置くWK Produce社のえのきだけもリコールされている。BC州をはじめ、アルバータ州、オンタリオ州でも販売されていたという。

 CFIAは、リステリア菌に感染した食品は、 見た目や臭いに変化がなくても、病気になる可能性があると注意を促している。リステリア症の症状としては、嘔吐、吐き気、持続的な発熱、筋肉痛、激しい頭痛、首のこりなどがあるという。妊婦、高齢者、免疫力が低下している人は、特に注意が必要。妊婦が感染した場合、インフルエンザのような軽い症状で済むこともあるが、早産や新生児の感染、死産につながる可能性もあり、重症化すると死亡することもあるとしている。

CFIAサイト:https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/k-fresh-fresh-produce-brand-enoki-mushroom-recalled-due-listeria-monocytogenes

WK Produce社のリコールされたえのきだけ。Photo from Canadian Food Inspection Agency
WK Produce社のリコールされたえのきだけ。Photo from Canadian Food Inspection Agency

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日系女性企業家協会25周年を迎えて

JWBA懇親会、2022年7月。写真提供:日系女性企業家協会(JWBA)
JWBA懇親会、2022年7月。写真提供:日系女性企業家協会(JWBA)

 日系女性企業家協会(Japanese Women’s Business Association: JWBA)が設立されたのは1997年。当初は、起業した女性が助け合うための団体として活動していたが、時と共にビジネスが変わり、現在では「起業」という枠にとらわれず、バンクーバーでビジネスを展開する女性が集い、協力する「企業家」団体として活動している。

 同協会初代会長高木月子氏は、「日系女性企業の会は、一企業家として、苦難の時は相互の助けあいで乗り越え、成功の時は喜びを分かち合い、励まし合う、大切な存在意義のある楽しい会です」と紹介する。

 バンクーバーには現在「ビジネス」でつながっている団体が10ある。そのうち会員が女性だけの団体はJWBAのみ。

 発足に尽力した元会長津田佐江子氏は当時のことをこう振り返る。きっかけは、1996年秋、当時の在バンクーバー日本国総領事館 野坂康夫総領事の千代美夫人に公邸に呼ばれた時のこと。「女性企業家の会創設の必要性について、『当地には沢山の女性企業家がいるのに協会がないのですね。同じ境遇の人たちとの交流を通じて、生じる問題の解決などお互いを高め合う意味においても会を創ったら』と提案頂きました」

 津田氏は、かねてから同じ企画を持っており、すでに2人ほどに声をかけていたこともあり、「直ちに賛同して、夫人からメンバーの人選の全てを任され行動を開始し名簿の作成にとりかかりました」と振り返った。1997年1月、千代美夫人がメンバー全員を公邸に招待し日系女性企業家協会の実質的な発足となった。

 以来25年、日系社会を取り巻く状況も、女性の社会進出も、大きく変化した。それでも、女性だけのビジネス団体が存在する意義は大きいと自負する。

 高木氏は「直接または間接的に自分たちの経験をもとに、企業を立ち上げたい人たち、自分の将来の夢、課題に挑戦している方々の参考にさせていただいていると自負しております」と語る。

 黒住由紀会長は、「JWBA設立当初と違って、今ではカナダで女性が事業を立ち上げ、継続するにあたり、ハンディキャップは感じられません。とは言え、経営者は成功していても、経済、環境、競争、人事、といった挑戦に常に立ち向かっています」と言う。そんなとき、お互いの経験、知識をシェアしながら、オープンに相談できるのはJWBAならではと語る。

 「誰もが過去に厳しい時期を経ていて、でも、美味しいものを食べて、大笑いするうち、どうにかなるわ、と明るくチャレンジに立ち向かうエネルギーをもらえるのです。全員が心を開いて会話ができ、暖かい雰囲気を継続できるのは、やはり女性だから」と、女性ならではの楽しい雰囲気がビジネスにもいい影響を与えている。

 そんなJWBAが25周年を迎えた今年、新たに「名誉会員」を設けた。「正規の会員ではないが、当会の目的に沿って、日系女性企業家のビジネスの発展、親睦に対して寄与し、かつ、地元の社会へ貢献のある方」が定義。初代名誉会員は、在バンクーバー日本国総領事館の多田雅代首席領事。日系コミュニティの枠を超えた幅広いネットワークを構築し、多面的に団体・人の交流を援助し、常に前向きにプロジェクトに取り組む姿に、「多くを学びました」という。「交流させていただくうちに、真摯なお人柄にも触れさせていただき」、全会一致で決まった。

 黒住会長は、「これからはさらに多くの事を学ぶため、幅広い分野からゲストの方に来ていただき、学ぶ機会を共有し、会員間の世代・業種の違いを上手く利用して、ビジネスのアイデアに繋げられれば素晴らしいと考えています」。

 10月13日には25周年を記念して講演会も予定している。高木初代会長も、黒住会長も、「地元コミュニティへの貢献もこれまで通り継続していきたい」と初心を忘れず、次の25年に続くよう努力していくと会の未来に目を向けた。

日系女性企業家協会(Japanese Women’s Business Association)

1997年設立、会員数・現在22名
会長・黒住由紀
ウェブサイト:http://jwba.ca/

日系女性企業家協会(JWBA)秋の講演会

日時:10月13日(木)、6:00pm開場、6:30pm開演
会場:リステルホテル(1300 Robson Street, Vancouver)
参加費:無料
申し込み:メール ikigaivancouver@gmail.com
イベントブライト www.eventbrite.ca/e/jwba-tickets-401057843807

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運のいい奴(映画を創る)~投稿千景~

エドサトウ

 新『ショウグン』の撮影が終わると、知人から、「映画を作りたいので、J君がインタビューをしたい。」と連絡があり、後日、自宅の近くにあるレストランで昼食を兼ねて雑談をした。彼の両親には、面識があり、個人的にも親しくしているが、このJ君と会うのは初めてである。少々、緊張はしたが、あって見れば、穏やかな好青年であった。

 話は、以前このコラムにも書いたことであるが、「どうして、『ショウグン』の映画のオーデションを受けてパスしたかとか、どうしてカナダにきたのか?」などを話した。

 彼も小生に興味があり「エドがこの冬に脊椎管狭窄症の手術から回復しつつあるまでをドキュメンタリー映画にしたい。」と言う。台本があるわけでもなく、彼は「エドの記録したフィルムを編集して映画にしたい。」と言うので、僕が「取り敢えず、8月初めにあるパウエル祭で公演する僕たちグループ『ザダイコン』の稽古風景から本番までを撮ってみたら?」と助言すると、彼も同意をして、週に2回ある日本語学校での稽古風景を撮りに来た。

 パウエル祭が終わり僕が「1時間の撮影で5分くらいのワンカットのフィルムができれば1時間以上の映画の完成ができるのでは?」と言うと、彼も「うまくゆけばね?」と笑っていた。

 それから、J君とそのカメラマンのハナさんによる僕のインタビューと撮影が金、土、日の週末にかけて続いた。

 まだ、フィルムは未完成であるけれども、私用で監督のJ君は英国に出かけ、カメラマンのハナさんは大学の授業も始まり、撮影は一時的に中断であるが、9月末から、また再開の予定である。

 少々不自由な左足と手の指先の僕が何を伝えられるかは、曖昧な性格の僕から、僕が気づかなかった新しい意味に何らかの豊かさを表現できれば大成功と思うのですが、いかが相成るかが楽しみです。

トルドー首相、安倍元首相国葬参列のため日本を訪問

Prime Minister Trudeau speaks with Prime Minister Abe in West Block. April 28, 2019.
Prime Minister Trudeau speaks with Prime Minister Abe in West Block. April 28, 2019. // Le premier ministre Trudeau discute avec le premier ministre Abe dans l’édifice de l’Ouest. 28 avril 2019. Photo provided by Office of the Prime Minister of Canada

 ジャスティン・トルドー首相事務所は、安倍晋三元首相の国葬に参列するためトルドー首相が9月24日から28日までの日程で日本を訪問すると9月21日に発表した。カナダ国民を代表して哀悼の意を伝えるという。トルドー首相と安倍元首相は、先進7カ国(G7)首脳会議や20カ国・地域(G20)首脳会議、アジア太平洋経済協力会議(APEC)などの国際会議で会談を重ね、2019年には安倍元首相がカナダを訪問するなど、日加関係および太平洋地域の安定のために関係を深めてきた。トルドー首相は安倍元首相を追悼し、在カナダ日本国大使館で弔問几帳している。

 また、トルドー首相は、「日本とのパートナーシップに対するカナダのコミットメントを再確認する」として、訪問中には岸田文雄首相との会談も予定。日本が2023年にG7議長国を務めるにあたり、共通の優先事項を推進する。

 会談では、「カナダと日本の戦略的パートナーシップ、とりわけ自由で開かれたインド太平洋地域への共同のコミットメントを再確認し、強化する予定。また、北朝鮮の核兵器および弾道ミサイル開発計画の脅威を含む地域の安全保障問題について議論する」と発表している。

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シニア向けデジタル機器学習ラウンジ「シニア・テックラウンジ」開催

シニア・テックラウンジの様子。2022年7月24日、日系文化センター・博物館
シニア・テックラウンジの様子。2022年7月24日、日系文化センター・博物館

 シニアのためのテクノロジーラウンジが日系文化センター・博物館で始まった。今やデジタル機器が最盛の時代。若者だけならいざ知らず、シニアもその波に否応なく飲み込まれている。

 スマートフォンやタブレットなどは、それが使えなくては生活に支障が出ることもあるほど生活必需品になった。

 にもかかわらず、シニアにはその機能を自分一人で触って使いこなすようになるのは至難の技。しかし、使えれば可能性がグ〜んと広がるのもデジタル機器だ。

 シニア・テックラウンジ(Seniors’ Tech Lounge)は、65歳以上を対象に、スマートフォンやタブレットの使い方を学ぶ場として開設された。

テクノロジーの学びの場が、友達の輪を広げるきっかけに

 シニア・テックラウンジには、講師や先生がいるわけではなく、ボランティアたちが、参加者それぞれの「よく分からない」を一つ一つ丁寧に教えてくれる、サークル感覚の学び場だ。

 すでに6月から始まっていて、7月も日系ガーデン・ファーマーズマーケットの開催に合わせて開かれた。

 ラウンジでインストラクターとして参加している吉川英治さんは、ここまで見てきて「このクラスはすごく必要と感じました」と話した。というのも、新型コロナウイルス感染拡大で、シニアたちも家族や友達に会えない日々が続いた。スマーフォンやタブレットを使ったオンラインツールでのコミュニケーションが推奨されたが、それはあまりにもハードルが高かったのではないかと、ラウンジを始めて実感したからだ。

 おそらくコロナ禍で離れた家族に、ああして、こうしてと教わってやってみたと思うが、1回や2回触っただけでは、すぐには使いこなせない。聞きたくても教えてくれる人が近くにいない。人に会えない寂しさとテクノロジーについていけないもどかしさで、コロナ禍のシニアは二重苦だったのではないかと推測する。

 「だから、みんなと集まる場所があって、分からないことを聞ける人がいて、交流できるこういう場が必要だと思う」と吉川さん。「ここに来て、目的は使い方を教わることですけど、それでまた人の輪も広がっていくのもここのラウンジのいいところです」と楽しく学ぶのもこのラウンジのテーマ。

 「クッキングや踊りと同じで友達がいないとつまらない」というのはどの世代も同じ。テクノロジーの学びの場が、友達の輪を広げるきっかけにもなればいいと期待している。

参加料無料、友達とおしゃべりを楽しみながらデジタル機器の使い方を学ぶ

 参加対象は初心者から中級者まで、自身のパソコン、スマートフォン、タブレットを持参する。日系ファーマーズマーケットのついでにフラッと立ち寄っても構わない。予約は不要。

 友達を誘って、一緒に参加して、おしゃべりをしながら、タブレットの使い方をボランティアの若者から学ぶ。ポイントは「楽しむこと」。なにごとも、楽しくなくては続かない。疲れたらおしゃべりに没頭しても大丈夫。

 少しずつ、一歩一歩、今日はこれ、家ではこれ、次回はこれと、使い方を学んでいく。アプリって何?WIFIって?スマフォで写真はどう撮るの?孫とライン動画で会話するにはどうしたらいいの?などなど、どんな疑問も一つひとつ解決して、使いこなせるようになる。

 少し使えるようになれば、コミュニケーションの可能性が広がる。

 コミュニケーションといえば、このラウンジから何かを得るのはシニアだけではない。「教わるシニアは使い方を学びますが、教えるボランティアの若者はシニアとの会話から色々なことを学べる場になると思います」と吉川さん。

 デジタルをきっかけに世代を超えたコミュニティの場になればと語った。

8月、9月のシニア・テックラウンジ開催日

日時:8月28日、9月11日、25日、10月9日、23日(全て日曜日)午前10時〜午後2時
会場:日系文化センター・博物館2階
参加費:無料
予約:不要
持参するのも:スマートフォン、タブレット、パソコンなど、使い方を知りたいデジタル機器

*ボランティア募集中
*日系ガーデン・ファーマーズマーケット開催日と同日同時間に開催されている。
*Seniors’ Tech Loungeは、ブリティッシュ・コロンビア州政府のJapanese Canadian Survivors Health & Wellness Fund Projectから3,000ドルが支援されている。

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スコーミッシュのゴンドラ切断事件、容疑者の赤外線映像など公開

Photo from Squamish RCMP
Photo from Squamish RCMP
Sea to Sky Gondra falls on the ground; Photo by Squamish RCMP
ケーブルが切断され地面に落下している Sea to Sky Gondra 。Photo by Squamish RCMP

 ブリティッシュ・コロンビア州スコーミッシュのSea to Skyゴンドラのケーブルが切断された事件で、RCMP(連邦警察)は犯人プロファイルと容疑者の赤外線映像、および事件当時の映像を公開した。ゴンドラのケーブルは2019年と2020年の2回に渡って切断され、今回の情報更新は、2020年の事件からちょうど2年となる9月14日に行われた。

 警察は容疑者について、「非常に(肉体的に)鍛えられており、周辺エリアを熟知している。さらに、ケーブルを切断するための道具についても深い知識を持っていて、かつ自分たちが安全に逃げきれるだけの余裕を持って行動できる人物」としている。また2つの事件は同一人物による犯行と見ているが、別の人物が関わった可能性もあると話した。

 新たに公開された2020年の事件の防犯カメラ映像では、ゴンドラが落ちる直前まで警備員が付近を歩いており、危機一髪だった様子が映し出されていた。両事件とも逮捕者はまだなく、RCMPはこの3年間に70人以上をインタビューし、全員を容疑者ではないと判断したと言う。

 ゴンドラを運営しているSea to Sky Gondola社は、逮捕や有罪判決につながる情報提供者への報奨金を50万ドルに倍増した。同社は社内セキュリティチームなど、セキュリティ体制を強化して2021年6月にゴンドラを再開、現在も通常営業を行っている。

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トロント国際映画祭で「ベイビー・ブローカー」上映 是枝裕和監督がレッドカーペットで取材に応じる

TIFF2022に作品「Broker」が上映され、駆け付けた是枝監督。2022年9月。オンタリオ州トロント。Photo by Michiru Miyai
TIFF2022に作品「Broker」が上映され、駆け付けた是枝監督。2022年9月13日。オンタリオ州トロント。Photo by Michiru Miyai
TIFF2022に作品「Broker」が上映され、駆け付けた是枝監督。2022年9月。オンタリオ州トロント。Photo by Michiru Miyai
TIFF2022に作品「Broker」が上映され、駆け付けた是枝監督。2022年9月13日。オンタリオ州トロント。Photo by Michiru Miyai

 オンタリオ州トロント市で9月18日まで開催のトロント国際映画祭(TIFF)で作品「Broker」(邦題:ベイビー・ブローカー)が上映された是枝裕和監督。初回の9月13日には、主演のソン・ガンホさんと現地レッドカーペットにも登場。メディア陣の取材を受け、ファンとの記念撮影などにも応じた。

 作品は、クリーニング店を営みながら裏では「赤ちゃんポスト」に預けられた子を売るブローカーの男とその仲間、「赤ちゃんポスト」に自分の息子を預けた女が、共に養父母(つまりは買い手)を探す旅路を描く。途中児童養護施設の少年を交えた一行が他人でありながら次第に心の繋がりを築いてゆく様子を、彼らを追う刑事や暴力団などの周辺人物とのストーリーも絡め、是枝監督ならではの温かい目線で描く。

 ブローカー役に「パラサイト 半地下の家族」のソン・ガンホとカン・ドンウォン、母親役をIU(イ・ジウン)が演じている。この作品で主演のソン・ガンホは5月に行われたカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞している。

 是枝監督はレッドカーペットで新報を含むメディア陣からの取材に応じた。

***

TIFF2022のレッドカーペットでインタビューを受ける是枝監督。2022年9月、オンタリオ州トロント。Photo by Michiru Miyai
TIFF2022のレッドカーペットでインタビューを受ける是枝監督。2022年9月13日、オンタリオ州トロント。Photo by Michiru Miyai

―家族とは何か、を問う映画が続いていますが?

 基本的には自分がおもしろいと思う映画を作っている。家族がテーマとなる作品が多いのは、自分にとって今『家族』についていろいろ考え発見することがおもしろいからなんだと思う。

―今回の作品は是枝監督自身が日本や韓国の「赤ちゃんポスト」の状況を知り長年温めてきた企画だと聞きました。

 2016年にニセ神父のソン・ガンホさんが優しそうな顔で赤ちゃんを抱きあげ「幸せになろうな」と話して売り飛ばしてしまう。それが最初に思いついたシーンだった。そこからこの映画が始まった。

―映画を観た人にどのようなメッセージを伝えたいですか?

 登場人物たちがそうであるように、ウソン(作中に登場する赤ん坊の名前)がどうしたら一番幸せになれるのか、ウソンの幸せを皆にも考えてもらえるといいな、と考えている。

―今回韓国語という環境で制作されたわけですが、難しいと感じたことはありましたか?

TIFF2022に出品された「Broker」で主役を務めたガン・ソンホ氏。2022年9月、オンタリオ州トロント。Photo by Michiru Miyai
TIFF2022に出品された「Broker」で主役を務めたガン・ソンホ氏。2022年9月13日、オンタリオ州トロント。Photo by Michiru Miyai

 映画制作というのは日本語のみの環境であっても難しいことがたくさんある。今回は韓国語という環境だったが、もちろん通訳さんなどの助けがあったおかげだが、作り終わった今とくに大きな困難はなかったと感じている。良い作品を作ろう、言葉を超えて理解し合おう、という思いがあれば言葉は超えられると自信になった。

―今世界でもとても勢いのある韓国映画のスタッフと仕事をしてみた感想はいかがでしたか?

 スタッフは皆若く生き生きと活気がありとても良かった。韓国では働く人間にとっての労働環境もきちんと守られている。学んで日本に持ち帰り改善しなければと思うところがたくさんあった。

***

 「韓国で映画を作るという以上にソン・ガンホと仕事がしたいと思っていた」と話した是枝監督。ソン・ガンホさんも「是枝監督と共に作品を作れて大変光栄に感じている。監督はコミュニケーションを取ることをとても大切にしていたのと、韓国と日本で共感のできる心情も多く言葉の壁は全く感じなかった」と応え、「是枝監督は人物、ストーリー、そして街の風景や車にいたるまでとてもていねいに描いているので、観る人には全てを楽しんでいただきたい」と話した。

 「ベイビー・ブローカー」は9月29日に開幕のバンクーバー国際映画祭(VIFF)ではクロージング作品に選出されている。カンヌ、トロントと世界の映画祭で話題になった同作をバンクーバーでも楽しむチャンスをお見逃しなく。

是枝監督作品「Broker」(邦題:ベイビー・ブローカー)の一場面。Photo provided by The Toronto International Film Festival
是枝監督作品「Broker」(邦題:ベイビー・ブローカー)の一場面。Photo provided by The Toronto International Film Festival

(取材 Michiru Miyai)

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日系ファーマーズマーケット「産地直送」、9、10月のラインナップ

Nikkei Farmers Market「産地直送」。2022年7月24日。日系文化センター・博物館。Photo by Japan Canada Today
Nikkei Farmers Market「産地直送」。2022年7月24日。日系文化センター・博物館。Photo by Japan Canada Today

 日系文化センター・博物館で今年も開催されている日系ガーデン・ファーマーズマーケット「産地直送」。日系の店や団体が出店して販売する野菜やフード、アイテムが大好評で、しかも、昨年のように新型コロナウイルス感染規制が厳しくないのもさらに楽しめてファンにはうれしい限り。

 期間は6月から10月の第2と第4日曜日で、午前10時から午後2時まで。出店数も大幅に増えて、楽しみも倍増。

 ファーマーズマーケット開催日には、ほかの催し物も開催。Washi 和紙が無料で開催されるほか、Museum ShopJapanese Bookstore & Book Saleは、マーケットと同じ午前10時から午後2時までオープンしている。

 9月、10月の出店ラインアップは以下のとおり。詳しくは、ウェブサイトを参照。https://centre.nikkeiplace.org/events/nikkei-farmers-market/

9月、10月ラインアップ

Brave Child Farm
勇子農園
出店日: 9月25日、10月9日、10月23日

Takoyaki HATCHAN
出店日: 9月25日、10月9日、10月23日

Studio Brewing
出店日: 9月25日、10月9日、10月23日

A BREAD AFFAIR
出店日: 9月25日

Rocket 7 Coffee 
出店日: 9月25日

Hans Farm
出店日: 9月25日

Suzuya
出店日: 9月25日

Cocoaro Craft Chocolate
出店日: 9月25日

Picchie Zakka
出店日:9月25日

Dori Spicy Chili Sauce 
出店日: 9月25日

K’Atelier
出店日: 9月25日

6th Scent
出店日:9月25日

Humblebee Meadery 
出店日: 9月25日

Early Bird Dessert 
出店日: 9月25日

Beauty Secrets of Japan
出店日: 9月25日

HINTO: handmade for your smile 
出店日: 9月25日

Beads Ya 
出店日: 9月25日

Bali Bites
出店日: 9月25日

Mom’s Care Natural Handmade Soap
出店日: 9月25日

Kanadell Japanese Bakery
出店日: 10月23日

(編集部)

訂正:タイトルにありました「地産地消」は、「産地直送」に訂正しました。

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カナダ保守党ポリエブル党首誕生、トルドー首相との対決姿勢鮮明に

 カナダ保守党の新党首にピエール・ポリエブル氏が選ばれた。9月10日行われた党首を選ぶ投票で、記録的な分裂の激しい党首選の末、第1回投票で勝利を収めた。

 ポリエブル氏の得票率は68.15%、進歩保守派のライバルで次点のジャン・シャレスト氏の16.07%を大きく引き離した。第1回投票で党首選を制したのは2004年のスティーブン・ハーパー元党首以来。

 ポリエブル党首は、オンタリオ州オタワのコンベンションセンターで党首としての第一声で自由党への対決姿勢を鮮明にした。「ここから国民を第一に考える新しい政府への旅が始まる」と述べ、自由党は国民に費用をかけさせるだけで与えるものが少ないが、保守党は、所得でも、リタイア後でも、住宅でも、国としても、すべてにおいて国民を最優先とすると明言。ジャスティン・トルドー自由党を批判した。

 保守党は2015年にトルドー自由党に選挙で負け、政権を引き渡した。その責任を取り、10年首相を務めたハーパー党首が辞任。2017年アンドリュー・シェア党首が誕生した。

 しかし、トルドー首相のスキャンダルが続出した中で行われた2020年の選挙で得票率は勝ったが議席数で負け、責任を問われ辞任。2020年元防衛大臣のピーター・マッケイ氏が満を持して出馬したがエリン・オトゥール氏が第3回投票で過半数を取り党首に就いた。

 そのオトゥール党首も、トルドー首相が過半数を目指してコロナ禍で実施した2021年の解散総選挙で、敗北。自由党は過半数には届かなったものの勝利し、再び少数派政権となった。オトゥール党首は2022年2月に党内で実施された投票で党首失格となった。

 次期総選挙は2025年の予定。下院は9月20日から再開、ポリエブル保守党とトルドー自由党の対決が本格化する。

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バンクーバー国際映画祭、映画鑑賞チケット読者プレゼントのお知らせ

Riverside Mukolitta(川っぺりムコリッタ)より。Photo provided by The Vancouver International Film Festival
Riverside Mukolitta(川っぺりムコリッタ)より。Photo provided by The Vancouver International Film Festival

 毎年、秋の声を聞く頃に開催される「バンクーバー国際映画祭(The Vancouver International Film Festival)。今年は9月29日から10月9日まで開催されます。

 2020年、2021年と新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンライン上映を主流としていた映画祭ですが、今年はほとんどの作品が劇場公開。映画館で楽しめます。

 バンクーバー新報では毎年、メディアパートナー作品鑑賞券10枚、一般鑑賞券10枚を、読者プレゼントしています。

 ということで、今年も映画観賞券を抽選で合計20名様にプレゼント。

 鑑賞券は、バンクーバー新報メディアパートナー作品「Riverside Mukolitta(川っぺりムコリッタ)」を10名様に、一般映画観賞券を10名様にプレゼントします。

 応募方法は以下となります。奮ってご応募ください。

 バンクーバー国際映画祭については、こちらの記事をご覧ください。バンクーバー国際映画祭、邦画4本を含む今年のラインナップを公開

応募方法

タイトルに「バンクーバー国際映画祭チケット希望」と明記の上、1.Riverside Mukolitta(川っぺりムコリッタ)、2.一般チケット、のどちらかご希望の鑑賞券を記載して、9月25日(日)午後5時までにEメールpromo@www.japancanadatoday.caまでご応募ください。当選者にはEメールでお知らせいたします。

*ご希望の鑑賞券は、どちらか1つをご記載ください。
*当選者にはメールでお知らせいたします。
*チケットはメールに添付、もしくは発券方法をメールにてお知らせします。チケットの郵送はできませんので、ご了承ください。
*チケットは、ご自身でプリントしていただくか、スマートフォンにダウンロード、もしくは添付したPDFファイルを、会場にて提示していただくことになります。
*各映画の上映時間は必ずご確認ください。
*転売などの行為は禁じます。

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バンクーバー市選挙の立候補者、中国語、ペルシャ語表記の名前を投票用紙に掲載へ

 来月行われるバンクーバー市の選挙において、立候補者は投票用紙に、中国語やペルシャ語で名前を掲載することを許可された。

 バンクーバー憲章では、立候補者は投票用紙の名前として、本名のほか通称を入れることができる。今回の立候補者のうち15人は、通称を英語表記のほか、中国語またはペルシャ語でも記載していた。

 しかし9月13日、バンクーバー市選挙管理委員会委員長Rosemary Hagiwara氏はブリティッシュ・コロンビア州裁判所に対し、非ラテン文字表記の名前の掲載を許可しないよう求めた。これに対しJames Wingham判事は木曜日、選挙が迫っている中で裁判を進めるのは「不公平」とし、ヒアリング延期を決めた。

 これに伴い15人の候補者は、今回の選挙では、申請用紙に書いた名前(中国語、ペルシャ語表記含む)をそのまま投票用紙に記載できることとなった。ヒアリングは選挙終了後に行われる。

 15人の内訳は、NPA(Non-Partisan Association)が10人、Vision Vancouver2人、Forward TogetherとCOPE、OneCity Vancouverが各1人。名前の経緯はさまざまで、出生時に親がつけた名前もあれば、大人になってからつけたものもあるという。

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移民の父工野儀兵衛のひ孫、高井利夫氏、バンクーバーを訪問!(寄稿)

高井利夫氏とご家族、バンクーバー在住のもう一人の工野儀兵衛のひ孫ゲリー工野氏との感動の出会い(写真提供 日本カナダ商工会議所)
高井利夫氏とご家族、バンクーバー在住のもう一人の工野儀兵衛のひ孫ゲリー工野氏との感動の出会い(写真提供 日本カナダ商工会議所)

カナダ移民の父と称される工野儀兵衛は、1888年に和歌山の三尾村(現在の日高郡美浜町大字三尾)からブリティッシュコロンビア州、フレーザー川の河口の町スティーブストンに移り住み、鮭の大群を目撃し、故郷に伝えました。知らせを聞いた村人は集団でスティーブストンを目指し、村救済の為に太平洋を渡ったのでした。その後儀兵衛は鮭漁で功績を挙げ、さらにカナダで食料品店や旅館を経営し、日系コミュニティに大いに貢献しました。

高井利夫氏が寄贈した美浜町三尾のカナダガーデンに建立されたトーテムポール(写真提供 NPO法人日ノ岬・アメリカ村、語り部ジュニュア講師、出石美佐写真提供)
高井利夫氏が寄贈した美浜町三尾のカナダガーデンに建立されたトーテムポール(写真提供 NPO法人日ノ岬・アメリカ村、語り部ジュニュア講師、出石美佐写真提供)

それから、約134年後の2022年夏、儀兵衛のひ孫にあたる高井利夫氏(兵庫県姫路市在住)が7月27日から5日間、家族と共にバンクーバーを訪問しました。2013年に続く今回の訪問の目的のひとつは、先住民族スコーミッシュネーションのトーテムポール彫刻師である、ダラン・イエルトン氏に会うことでした。在バンクーバー日本カナダ商工会議所サミー高橋会長が発案した、美浜町とバンクーバーの交流復活と、同町の地域活性化を願って始めたという町興しプロジェクトに高井氏も賛同。曽祖父の育った村への貢献として全面資金協力に応じ、カナダと日本の友情のシンボルとして、儀兵衛の銅像とともに、イエルトン氏制作のトーテムポールを美浜町三尾地区のカナダガーデン(カナダミュージアム南側に隣接)に寄贈したのでした。

イエルトン氏との記念すべき対面のほか、今回の高井氏のカナダ訪問にはいくつかの国際文化交流行事が含まれていました。

在バンクーバー総領事羽鳥隆氏と工野儀兵衛のひ孫、高井利夫氏(写真提供 日本カナダ商工会議所)
在バンクーバー総領事羽鳥隆氏と工野儀兵衛のひ孫、高井利夫氏(写真提供 日本カナダ商工会議所)

到着翌日の7月28日には、在バンクーバー羽鳥総領事を表敬訪問。美浜町に送られたトーテムポールに色が塗られる際に立ち合った同総領事は、書き初め役を務め、黒い色を塗ったことがとても印象的だったと感想を述べました。同日午後、リッチモンド市役所にてマルコム・ブローディ市長を訪問。同市長はリッチモンド市におけるスティーブストンの日系人コミュニティの存在は、歴史的に見てたいへん重要であることを強調され、その意味で工野儀兵衛の功績はとても大きいと関係者に話しました。

訪問3日目の7月29日には、日本カナダ商工会議所主催の高井利夫氏歓迎会開催。イエルトン氏が家族とともに出席し、念願の高井氏との面会達成。「工野儀兵衛が残したもの」というタイトルで高井氏が講演をし、工野家に繋がる家系図の話などをしてくれました。そのあとイエルトン氏はスコーミッシュ族の歌とドラム演奏で高井氏一行を歓迎。儀兵衛氏への賞賛やカナダと日本の友好の思いを込めて彫り上げられたトーテムポールの話をイエルトン氏が終えた後に、二人は熱く固く握手を交わしたのでした。

高井利夫氏歓迎会にてトーテムポール彫刻師ダラン・イエルトン氏との歓喜の初のご対面(写真提供 日本カナダ商工会議所)
高井利夫氏歓迎会にてトーテムポール彫刻師ダラン・イエルトン氏との歓喜の初のご対面(写真提供 日本カナダ商工会議所)

訪問4日目の30日にはノースバンクーバーに拠点を構えるイエルトン氏の案内で同氏が彫刻したトーテムポール建立地見学実施。

今回の訪問中、高井氏一行は美浜町三尾にゆかりのある日系カナダ人たちとの貴重な面会も果たしました。バンクーバーで生まれ育ったハイディー村尾、キース村尾兄妹との出会いは美浜町の未来を明るくするものでした。この兄妹から同町出身の祖父母が住んだ実家が空き家のまま、現在まだ町に残されていることを聞かされたのです。そしてその古民家を高井利夫氏が会長を務める特別非営利活動法人国際協力推進協議会に寄贈されることが提案されました。さらにそちらを西浜セミナー・ハウスとして日本とカナダの交流のための施設として使われることが決定となり、近年中に実行予定。トーテムポールが建てられたカナダミュージアムの近くにあるこの古民家を、著名な建築家の協力で室内を現代風に改装するという画期的な案もすでに出ているそうです。

訪問後半には、バンクーバー朝日軍追悼式にも参加した高井氏でありました。46年続く日系人フェスティバル、パウエル祭が、今年3年ぶりに対面で開催されました。その中で戦前活躍した同軍選手たちに敬意を表した追悼式が行われたのです。式の実行委員を務めたのは、バンクーバー新朝日軍の発起人のひとりでもあるサミー高橋氏でした。戦前に活躍したバンクーバー朝日軍の唯一の生き残り選手である、ケイ上西氏を遠方のカムループスから迎え、バンクーバー仏教会の青木僧侶による焼香が行われました。その記念すべき追悼式にパイオニア移民のひ孫たち二人が、バンクーバー新朝日軍の真っ赤なジャージーを着て参加したことには大きな意義がありました。カナダで生まれ育ったゲリー工野氏のその存在を知りながらもこれまでに会う機会はなかったそうです。今回の訪問で初めてひ孫同士とその家族たちが対面し、二人は満面の笑みで互いの手を握り合いました。それは今回の訪問のフィナーレを飾るに相応しい感動の場面でした。

たった5日間の短いバンクーバー訪問でありましたが、先住民イエルトン彫刻師始め曽祖父にゆかりある多くの方たちとの出会いや交流は旅をかけがえのないものにしてくれたことでしょう。約一世紀半前に、工野儀兵衛が三尾の村人たちに勇気と希望を与えカナダ移民へ導いたように、高井利夫氏はカナダ先住民の友好と平和のシンボルトーテムポール建立により、カナダとの架け橋となり、曽祖父の郷土に再び希望と喜びを齎(もたら)しました。同氏はカナダと日本国際関係事情、文化、歴史の学舎ともなる西浜セミナー・ハウス創立計画ほか、今後のさらなる両国の活発な交流活動への手応えを感じて、8月1日に日本への帰路についたのでした。

高井氏の訪問を主導し、全ての行事に同行したサミー高橋会長は、こう語ってくれました。『愛する郷三尾村の存続を願った曽祖父、儀兵衛同様の町興し貢献活動が高井氏により行われており、今後益々美浜町とバンクーバーの国際文化交流活動は活発になるであろうと期待しています。移民の歴史継承や文化を尊ぶこのような活動は、やがて日本カナダ間の観光やビジネス活動にも結びつき、日系コミュニティのみならず、両国の繁栄と人々の幸せにも繋がるでしょう』。

と、多様な交流活動の大切さを話してくれたサミー高橋会長でした。高井氏訪問直後、BC州バーナビー市にある日系文化センター・博物館を訪ねる機会がありました。館内を歩いていると『Generations of Resilience, 世代を超えて受け継がれる、困難を乗り越え立ち上がる力』という言葉が、2階に上がる階段横の壁に掲げられていて、目に飛び込みました。世代を超えて受け継がれる力とは、人とひとが繋がって生き抜く力とも考えられるなと、同氏一行が果たした沢山の出会いを書き連ねながら、国際交流の礎“繋ぐ“活動を続ける大切さを改めて感じたのでした。

在バンクーバー日本カナダ商工会議所イベントリポーター寄稿文

参考文献

高井利夫氏とご家族、バンクーバー在住のもう一人の工野儀兵衛のひ孫ゲリー工野氏との感動の出会い(写真提供 日本カナダ商工会議所)
高井利夫氏とご家族、バンクーバー在住のもう一人の工野儀兵衛のひ孫ゲリー工野氏との感動の出会い(写真提供 日本カナダ商工会議所)
リッチモンドゲリーポイントパークにある日本庭園工野ガーデンにて和歌山県人会林栄造会長と工野利夫氏一行の対面(写真提供 日本カナダ商工会議所)
リッチモンドゲリーポイントパークにある日本庭園工野ガーデンにて和歌山県人会林栄造会長と工野利夫氏一行の対面(写真提供 日本カナダ商工会議所)
高井利夫氏、リッチモンド市長マルコム・ブローディ氏を表敬訪問(写真提供 日本カナダ商工会議所)
高井利夫氏、リッチモンド市長マルコム・ブローディ氏を表敬訪問(写真提供 日本カナダ商工会議所)

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