元財務相クリスティア・フリーランド氏が1月9日に連邦下院議員を辞職した。1月5日にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がフリーランド氏を同国の経済顧問に任命したと発表。フリーランド氏は同日にカーニー政権のウクライナ担当を辞任すると発表、近々議員を辞職すると表明していた。トルドー政権で副首相を務めるなど多くの要職に就いていたフリーランド氏は、ウクライナ系カナダ人としてウクライナ問題にも積極的に関わっていた。
フリーランド氏辞任を受けて、自由党は1議席を失い、過半数まで2議席となった。下院では、昨年11月に元保守党クリス・デントルモン議員が、12月には同じく元保守党マイケル・マー議員が自由党に移党し、与党は過半数まであと1議席となっていた。
フリーランド氏が選出されたオンタリオ州トロント市ユニバーシティ=ローズデール選挙区は、自由党の「安全区」とされている。しかし1月後半の議会再開時には、まだ空席のままの可能性が高い。補欠選挙は最速で3月初旬と見られており、さらに当選結果の正式確定までの期間も必要となる。
自由党はブリティッシュ・コロンビア州選出ジョナサン・ウィルキンソン議員とオンタリオ州選出ビル・ブレア議員も、外交ポスト任命によって議員辞職する可能性があると報じられている。両者の選挙区も自由党の強固な地盤とされている。
一方、保守党マット・ジェネロー議員も今春に辞職する見通しだ。アルバータ州選出の同議員は自由党移籍が噂されていたが政界引退を表明した。
(記事 高城玲)
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