カーニー首相、APECで高市首相と会談

 カナダ首相事務所は10月31日(現地時間11月1日)、マーク・カーニー首相が韓国・慶州で開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議で高市早苗首相と会談したと発表した。「自由で開かれたインド太平洋」政策について引き続き協力連携し、2国間関係の強化を確認した。

 声明内容は以下の通り。

 「本日、マーク・カーニー首相は、韓国・慶州で開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議の機会に日本の高市早苗首相と会談しました。

 カーニー首相は、高市氏の首相就任に祝意を表しました。両首脳は、年間320億ドルに上る双方向の物品貿易を基盤として、カナダと日本の生産的な経済関係をさらに拡大する可能性について意見を交わしました。

 カーニー首相は、LNGカナダプロジェクトを例に挙げながら、インド太平洋地域全体のエネルギー安全保障に貢献するカナダと日本の強固なエネルギー分野での協力を強調。

 また、カーニー首相は、今後10年間で対米以外の輸出を倍増させるという新たな国家目標と、2025年度予算における前例のない規模の新規投資を呼び込むための中核戦略について説明しました。両首脳は、特にエネルギーとテクノロジー分野において、2国間の貿易と投資をさらに深化させることへの強い意志を確認しました。

 カーニー首相と高市首相は今後も緊密に連絡を取り合うことで一致しました」

(記事 北野大地)

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