ホワイトキャップス50周年シーズンが幕開け、GK高丘のスーパーセーブで流れを変え引き分けに

GK高丘、今季から背番号1に。2024年3月2日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
GK高丘、今季から背番号1に。2024年3月2日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 今年創設50周年を迎えたバンクーバー・ホワイトキャップスFCのシーズンが3月2日、BCプレースで幕を開けた。GK高丘陽平にとってはMLS2年目のシーズンとなる。この日は約3万人のファンが詰めかけ、大声援を送った。

3月2日(BCプレース:29,624)
ホワイトキャップス 1-1 シャーロットFC
 前半はやや押され気味の中で31分に先制される。41分にはシャーロットFW Copettiが抜け出しGK高丘と1対1に。ここで高丘がゴールを許さずセーブするとホワイトキャップスが流れを引き寄せる。そして前半終了間際MF Raposoが放った鋭角のシュートが決まり同点となった。後半はホワイトキャップスが猛攻するも得点できず引き分けた。

「3万人のファンの前で勝ちたかった」高丘

シャーロットのFW Copettiとの1on1対決でシュートを止めるGK高丘。2024年3月2日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
シャーロットのFW Copetti(右端)との1on1対決でシュートを止めるGK高丘。2024年3月2日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 自分たちが主導権を握れると思っていた試合の中でも「相手のワンチャンスは90分の中であると思っていたので、そこを分かっていながら失点してしまったのは、個人としてもチームとしても改善していかないといけない」と失点を反省した。

 しかしその後シャーロットのフォワードCopettiと1対1となった場面では、「味方のディフェンダーから(Copettiが)ボールをさらってドリブルしてくるあたりから僕の中では良い準備といい予測ができたのもありますし、ちょっとギャンブル的な感じにいったんですけど、最後の曲面のところで自分の中で判断を変えれたので、それがあの場面で (相手を)止められた一つの要因かなと思います」と振り返った。

 そこから流れはホワイトキャップスに傾き、同点ゴールへとつながった。ただ後半に入って何度も得点好機があったにもかかわらず追加点を取れなかったことは、「勝ち点1を取れたというのは評価できる部分はあると思いますけど、勝ち点3を取りきって、こういうたくさんサポートが来てくれた試合こそ勝ち切らないと思います」と開幕戦で勝ち切れなかったことを反省した。

 それでも「去年のプレーオフで悔しい負け方した中で、またこうやって3万人近い人が来てくれたっていうのはすごいうれしいです」と開幕戦ではキャップス史上最高観客数を記録したファンの応援にうれしそうだった。

 今季はホワイトキャップス創設50周年という記念すべきシーズンとなる。「クラブにとって特別な年だっていうのは分かってますし、そういった1年で僕もできる限りのベストを尽くして、50 周年でスペシャルな年に良い結果を出せるようにチームに貢献したいと思っています」と今季への意気込みを語った。

背番号18から1に「悪くないかなと…」

 今季から背番号が昨季の18から1に変わった。変更はチームからシーズンオフに打診されたという。これまでにホワイトキャップスで1を付けたゴールキーパーがキャプテンを務めたこともあった。高丘への背番号1はチームの期待の表れだろう。横浜F・マリノス時代にも1を付けていた。2022年のJリーグでの活躍は言うまでもない。

 「ちょっと悩んだんですけどね。まあつけてみようかなと思って」と笑顔を見せる。「18も好きな番号だったんで、思い入れというか気に入ってはいたんですけど」と言いながらも、「心機一転、悪くないかなと思って付けました」と笑った。

3月、4月のホームゲームhttps://www.whitecapsfc.com/
3月23日(土)4:30pm リアル・ソルトレイク戦
3月30日(土)7:30pm ポートランド・ティンバーズ戦
4月6日(土)4:30pm トロントFC戦
4月13日(土)7:30pm LAギャラクシー戦

ホワイトキャップス50周年、2024年シーズン開幕イレブン。今年からゴールドを基調としたユニフォームに。2024年3月2日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
ホワイトキャップス50周年、2024年シーズン開幕イレブン。今年からゴールドを基調としたユニフォームに。2024年3月2日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

(取材 三島直美/写真 斉藤光一)

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