バックカントリースキー中に雪崩に巻き込まれ、3人死亡4人がけが

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州インヴァーメア近くの山で3月1日正午頃に雪崩が発生。巻き込まれた3人が死亡、4人が重症を負った。

 RCMP(連邦警察)の声明によると、巻き込まれたのはガイド1人を含む計10人で、パノラマ・マウンテン・スキーリゾートでバンクカントリースキーをしていた。ガイド以外は全員外国籍で、10人中3人は無事だったという。けがをしたのはガイドを含む4人で、重症だが回復の見通し。

 雪崩はパノラマ・リゾートの敷地外で起きた。一行は地元企業RK Heliskiのツアーで同地を訪れていた。

 BC州では今シーズン、雪崩による死亡事故が多く発生している。死亡者数はここまで12人で、昨年の2倍、この20年では4番目に多い。ただし、Avalanche Canadaや専門家は、山へ行く人々の数は近年著しく増えているため、単純比較はできないとしている。

 BC州政府Bowinn Ma緊急管理・気候対策担当大臣は、 スキーヤーやスノーボーダーに、目的地の状況をきちんと確認し、コンディションによっては旅行を延期するよう呼びかけている。またバックカントリーに行く人に対しては、経験豊富な人々が雪崩の被害にあっていることを認識してほしいとしている。

(記事 編集部)

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