サレー市、生徒数増加でセカンダリーの授業時間延長へ

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州サレー教育委員会は2月14日、セカンダリー・スクールの授業時間を延長するプランを可決した。授業開始時間、終了時間を生徒によってずらすことで、生徒数の増加に対応するのが目的という。

 プランでは、現在1日4ブロックとなっているセカンダリーの授業時間を5ブロックに増やす。生徒はそのうちの4ブロック、つまり1ブロック目から4ブロック目か、2ブロック目から5ブロック目の授業を受ける仕組みだ。

 サレー教育委員会はこの措置によって学校の許容人数を10〜15%増やせるとしている。ただし、スタッフの勤務時間が増えるため費用も増える。

 延長プランは2024年9月から開始する予定。どの学校がこのプランを採用するかは近日中に発表されるが、同教育委員会は約3分の1の学校が移行する可能性があると話している。

 サレー市は人口増に伴う生徒数の増加への対応が課題となっており、現在市内に仮設教室が約400ある。市では今後10年で5万戸以上の住宅建設が予想されている。それに基づき教育委員会では今後10年間で9,777人の新しい生徒の受け入れを見込んでいる。

(記事 編集部)

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