カナダのヒューマンドラマ映画「ジャンプ、ダーリン」日本で公開

「ジャンプ、ダーリン」より。Photo courtesy of ライツキューブ
「ジャンプ、ダーリン」より。Photo courtesy of ライツキューブ

 LGBTQ+映画祭で多数受賞・ノミネートしたカナダのヒューマンドラマ映画「ジャンプ、ダーリン(原題 “Jump, Darling”)」が日本で1月19日から公開される。

 「カナダの片田舎で暮らす祖母、そして久しぶりに祖母に会いに来た孫」の関係を温かく描いた作品。主演の孫ラッセルを演じるのは⾧編映画初出演のトーマス・デュプレシ。祖母マーガレット役はエミー賞を何度も受賞しているベテラン女優で、今作品が遺作となったクロリス・リーチマン。脇を固めるのはカナダを中心に活躍する、リンダ・キャッシュ、ジェイン・イーストウッド、タイノミ・バンクスの俳優陣。

 監督・脚本は「Chest of Doors(原題)」(2005)など多くの短編映画を制作し、これが初の⾧編映画となるフィル・コンネル。

 ロサンゼルス・ゲイ・レズビアン映画祭でクロリス・リーチマンが審査員大賞を受賞したほか、多くの映画祭で賞を受賞している話題作が東京を皮切りに上映される。

【STORY】俳優から転身し、ドラァグクイーンの世界へ足を踏み入れたラッセル(トーマス・デュプレシ)。大切なショーの直前、⾧年付き合っていたボーイフレンドに「俳優業に戻ってほしい」と伝えられ、ラッセルは舞台から逃げ出し、同棲していた家を飛び出したのだった。無一文、帰る家もない彼は、祖母のマーガレット(クロリス・リーチマン)のもとに身を寄せる。再会を喜びながらも、彼は久しぶりに会った祖母の様子がどこか違うことに気づいていく。その一方で、マーガレットは自分の衰えを自覚しつつも、娘・エネ(リンダ・キャッシュ)から勧められる地元の老人ホームへの入居を拒み続けていた。ラッセルは祖母のためにも、しばらく生活を共にすることに。一緒に過ごす時間のなかで、2 人が辿り着いた道とは―。

「ジャンプ、ダーリン」

2020年カナダ
配給:ライツキューブ
2020 © Big Island Productions
公開情報:2024年1月19日から関東ではヒューマントラストシネマ渋谷(東京)や、あつぎのえいがかんkiki(神奈川)などで公開。関西ではシアターセブン(大阪)で1月20日から。その他の地域でも順次公開される予定。詳しくはホームページを参照。https://jumpdarling-film.com/

マーガレット(クロリス・リーチマン)とラッセル(トーマス・デュプレシ)。「ジャンプ、ダーリン」より。Photo courtesy of ライツキューブ
マーガレット(クロリス・リーチマン)とラッセル(トーマス・デュプレシ)。「ジャンプ、ダーリン」より。Photo courtesy of ライツキューブ

(記事 編集部)

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