トロント市長選目前の世論調査トップはChow氏、候補者は100人以上

 カナダ最大都市トロントの市長を選ぶ選挙が6月26日に実施される。メインストリートリサーチが6月22日に実施した世論調査によると、現在トップはOlivia Chow氏で30%支持を得ている。

 ただ、前市長John Tory氏が支持を表明した元副市長Ana Bailão氏が22%で急速に追い上げている。3番手にはAnthony Furey氏が13%に付けている。

 Chow氏はNDP(新民主党)の元国会議員で、2011年の選挙でNDPを野党第一党に押し上げた故ジョン・レイトン氏の夫人としても知られる。2014年にも市長選に挑戦したが3番手に終わった。

 トロント市では昨年市長選が実施されたばかりだが、今回は今年2月にTory氏が元スタッフとの不適切な関係が明るみに出て辞職したため実施されることになった。

 その立候補者数は102人。報道によると市長の椅子を実際に争うのは7人という。上記3人以外には、Brad Bradford氏、Mitzie Hunter氏、Josh Matlow氏、そして、元トロント市警察初の黒人警察署長Mark Saunders氏の名前が挙がっている。

 2014年からトロントを率いてきたTory氏を後を誰が引き継ぐのか。102人のプロフィールはこちらで確認できる。

(記事 編集部)

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