薬物過量投与によるティーンエイジャー殺害事件、容疑者の男に有罪判決

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州検察によると、5月8日、約3年前にバンクーバー近郊のラングレー市で起きた薬物の過剰投与によるティーンエイジャー殺害事件で、20代の男が有罪判決を受けた。

 事件が起きたのは2019年8月。当時14歳だったCarson Crimeniさんが、ラングレー市のウォルナットグローブ・スケートパークで、薬物の過剰摂取による意識不明で倒れているのが発見された。Carsonさんと一緒だった年長のティーンエイジャーのグループは助けを呼ばず、Carsonさんの様子を動画で撮影しソーシャルメディアに投稿したという。その後、Carsonさんは病院に搬送されたが死亡した。

 2021年9月、ラングレーRCMP(連邦警察)は当時20歳だった男に対し、殺人の容疑で逮捕状を請求。男は後に自首した。事件当時は未成年だったため、容疑者の名前は公表されていない。

 歩道に倒れていたCarsonさんを発見した祖父のDarrel Crimeniさんは、2020年のCBCラジオの取材に対し、CarsonさんはADHD(注意欠如・多動症)で小学生の頃からいじめられていたが不満を漏らしたことはなかった、「彼らは(Carsonさんを)エンターテイメントのために殺した 」と話していた。

(記事 編集部)

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