カナダ出身・福岡県在住のアニメーターの2作品がトロントで上映

 カナダ出身・福岡県在住のアニメーター、ニック・ディリベルトが、監督、製作、作画さらには声優までをも自身で担当し作り上げたSFアニメーション映画「ノヴァ・シード」「エンプレス・オブ・ダークネス」の2作が2023年5月10日(水)にオンタリオ州トロントで初めて劇場公開される。

 製作期間4年、60,000枚を超える原画は全て手描きという驚異の「ノヴァ・シード」は、北米最大のジャンル映画祭ファンタジア映画祭で今敏賞にノミネート、ミネアポリス・セントポール国際映画祭で観客賞を受賞するなど世界各地の映画祭で評判を呼んだ。

「ノヴァ・シード」

「NOVA SEED」より。Photo provided by Momo films
「NOVA SEED」より。Photo provided by Momo films

原題:NOVA SEED/64分/2016年/カナダ・日本/アニメ/カラー

<ストーリー>

何世紀にも渡る戦争のせいで、人類と獣の惑星は瀕死の状態であった。住める土地は少なく、有毒な土地は世界の果てまで広がっていた。荒廃した地の下に隠れてるのは、マッド・ドクター・マインドスカル。最初は超越した存在として創造されたマインドスカルだが、恐怖が生じた時、彼の超越した精神から、超越した力が分けられた。力は封じ込めることができても、強力な精神は封じ込めることができず、マインドスカルは、想像以上の制御不能な危険な存在になった。そして彼は人類に対して陰謀を企て、究極の兵器を生み出した。生命と創造の惑星のコアエッセンスを使用すると、惑星を完全に消滅させ、死滅させる力が生み出される。新しい世界のビジョンが完成する前に、人類はマインドスカルを阻止することができるのか?唯一の答えは手の届かないところにある。Nova Seedの中にある。

<予告編1> https://youtu.be/NsuxZ66w864
<予告編2> https://youtu.be/bO3l-LIg4P0

「エンプレス・オブ・ダークネス」

「EMPRESS OF DARKNESS」より。Photo provided by Momo Films
「EMPRESS OF DARKNESS」より。Photo provided by Momo Films

原題:EMPRESS OF DARKNESS/67分/2020年/カナダ・日本/アニメ/カラー

<ストーリー>

永遠の夜の世界。太陽を解放する唯一の希望は、呪われた女帝の目の後ろにある。光が彼女だけを照らすほど美しい女帝。太陽も永遠の眠りに呪われており、彼女が目覚めるまで、2度と太陽の光はない。呪いがかけられてから何年も経った今、太陽を再び空に出現させようとする最後の試みで、女帝の末裔は犠牲にされそうになる。しかしこの見当違いの儀式は、事態を改善させるどころか、さらなる被害をもたらした。これらの犠牲は、呪いの呪文を解除するという希望を少しずつ削っていたのだ。女帝の家来の一人が彼女の王国に到達することができれば、呪文は解かれ、世界は再び光で繁栄する可能性がある。しかし困ったことに、グラクサス卿と、彼の邪悪な手下たちは、光を取り戻そうとする全ての人々を阻止して、殺そうとする。この困難に挑む一人の人物。これが<闇の女帝伝説>。

<予告編1> https://youtu.be/s4To-RvuK7Y
<予告編2> https://youtu.be/wm7Z0m3lYj4

上映情報

日時:5月10日(水)21:30
劇場:Revue Cinema(400 Roncesvalles Ave, Toronto, ON M6R 2M9)
劇場Website: https://revuecinema.ca/ 
チケット:https://revuecinema.ca/films/nova-seed-empress-of-darkness-double-feature/

情報提供
Momo Films
Website: momofilms.com

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