この冬もやっぱりウィスラー!年末年始もイベント満載!!(後編)

ウィスラーマウンテン。2022年11月25日撮影。Photo by ©Hideo Noguchi
ウィスラーマウンテン。2022年11月25日撮影。Photo by ©Hideo Noguchi

 前編に続いて、スケジュールに載っている年末年始のイベントを紹介。まださまざまなイベントがTBA(詳細は後日発表)という状況だけれど、どこまで新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大前の状況に戻っていくだろうか?も楽しみなところ。

 長期の予想では例年並みの降雪予報。ということは結構いいシーズンということになる。数日滑ってみたが、やっぱりウィスラーは楽しいって思う。

 後編は年末年始のイベントを中心に紹介。

12月29日(木)〜31日(土)ウィスラーブラッコム・リージョナル・ジュニア・フリーライド・チャレンジ

 整備されていない急斜面や崖を、いかにスムーズに滑り降りてくるかを競うイベント。ウィスラーやブラックコムをベースに滑っているジュニアのスキーヤーやスノーボーダーたちの腕の見せ所。
 ウィスラーからは世界のトップライダーたちがたくさん育っている。まさに世界への登竜門となるイベント。滑る技術だけでなく、エリア内であれば自由に滑る場所を選べる。なので、地形をどのように使って滑ってくるかが大きなポイント。発想力や想像力も試されるイベントだ。

1月6日(金)〜8日(日)BCスノーボード・シリーズ

 スノーボードのBC大会。ブリティッシュ・コロンビア(BC)州そのものが世界のトップレベル。そこの一番は将来のオリンピアンである可能性も高い。BC州に住む日本人ももちろん参加できるので、我こそはという人はぜひチャレンジを。

1月12日(木)コカニー・バレー・レース・シリーズ第2戦

 スキーやスノーボード、テレマークスキーの草レースイベント。草レースとはいえ、プロカテゴリーもある。そういう人は元オリンピアンだったり、元ワールドカップレーサーだったりする真剣な草レース大会。年齢別カテゴリーもあり、誰でも参加できる。
 これは冬を通したシーズン戦なので、春にはシーズンチャンピオンが決まる、レース好きの人はぜひ参加してみたい。

1月22日(日)〜29日(日)ウィスラー・プライド&スキー・フェスティバル

 今シーズンで30回を数える冬の定番イベント。北米、もしくは世界中から性的マイノリティの人たちが集まってきて、スキーやスノーボード、食事やさまざまなイベントに参加して楽しむ。もちろんイベントによっては誰でも参加できるものも。この2年間は少しおとなし目な感じだったが今シーズンはどうだろう?
 以前、ファッションショーやMGW(ミスター・ゲイ・ワールド)と呼ばれるミスワールド形式のイベントは見に行ったことがあるがとても楽しかった。興味がある人はぜひ。

 さて、ここからは、いつから始まるかまだわからないイベントを紹介。

ファイアー&アイスショー。2016年12月撮影。Photo by ©Hideo Noguchi
ファイアー&アイスショー。2016年12月撮影。Photo by ©Hideo Noguchi

・ファイアー&アイスショー:毎週日曜日の夕方に行われる無料イベント。ファイアーダンサーと飛び系ライダーのコラボイベント。
・フレッシュトラックとブレックファースト:650人限定で、一般の人より早めに山に登る。朝日が昇るのを見ながら朝食を食べたあと、新雪やきれいにグルーミングされた斜面を滑る。

 両方とも、今のところTBA(詳細は後日発表)のままだが、どういう形で戻ってくるか本当に楽しみなイベント。
 ファイアー&アイスショーは、12月31日のニューイヤーズ・イブには予定されている。そして恒例の花火も予定されているので、年末年始にウィスラーにいる人はぜひ、計画に入れておこう。

 その他の楽しみとしては、11月25日から始まったスケートリンク。ビレッジ内のオリンピックプラザに屋外スケートリンクができていて、誰でも利用することができる。利用料は2ドル、レンタルスケート靴は7ドル。

 また、12月17日から31日までウィスラーカンファレンスセンターで、ウィンターセレブレーションが始まる。これはファミリー向けイベントで、カンファレンスセンター内で、バウンシング・キャッスルやキッズクラフト、サンタとの写真会などを楽しむことができる。入場は無料で、カフェなどもオープンする。

 最後に気になっているのが、オフィシャルにはアナウンスされないがブラッコム氷河エリアのスキー場境界外にある氷河のケイブ。(見に行くのは自己責任)
 かれこれ5、6年は同じエリアにあり、毎年少しずつ大きさや形が変わっているので、今年はどのように変わっているのか個人的には楽しみなところ。

 さてゴンドラ券だが、当日券は窓口で買うこともできるが、ウィスラーブラッコムのオフィシャルサイトからオンラインで申し込んだ方が断然お得。当日の窓口では179ドルから。

 また、滑らずに観光で上がることも可能。雄大な景色を見ながら食事を楽しむのももちろんありだ。観光券は85ドル。

 駐車場は、ウィスラークリークサイドは無料。ここに駐車してクリークサイドのゴンドラがオープンするまではシャトルバスでビレッジまでの送迎がある。

 またビレッジサイドでは、ブラッコムマウンテンの中間駅エリアの駐車場が無料。

イベントの詳細やリフト券の買い方はウエブサイトを参考。
・ウィスラーブラックコムサイト:https://www.whistlerblackcomb.com/
・ツーリズムウィスラーサイト:https://www.whistler.com/

この冬もやっぱりウィスラー!クリスマスやレースのイベントが満載!! 前編

あくまで自己責任で。ブラックコム氷河エリアのケイブ。2022年1月撮影。Photo by ©Hideo Noguchi
あくまで自己責任で。ブラックコム氷河エリアのケイブ。2022年1月撮影。Photo by ©Hideo Noguchi
ブラックコム・マウンテンの7thヘブン。2022年1月撮影。Photo by ©Hideo Noguchi
ブラックコム・マウンテンの7thヘブン。2022年1月撮影。Photo by ©Hideo Noguchi

(文・写真:野口英雄)

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