カナダW杯初勝利は2026年にお預け

 カナダ代表はカタールで開催されているFIFAワールドカップ(W杯)グループリーグF組最終戦で12月1日モロッコと対戦。カナダはすでにW杯敗退が決まっているため、この日はW杯初勝利をかけた戦いとなった。

 第2戦クロアチア戦では開始早々にW杯初ゴールを決め、先制したカナダだったが、この日はモロッコに前半23分の時点で2点をリードされる苦しい展開。それでも相手のオウンゴールで1点を返して1-2と詰め寄ったが、追加点が取れず3連敗となった。

 カナダのジョン・ハーデマン監督は、カナダにとっては36年ぶりのW杯出場で「もっと長くここで試合をしたかったことは確かだが、経験を楽しめた」と語った。

 全選手にとってカナダ代表としての初めてのW杯。この経験を2026年につなげたい。

 カナダはすでに開催国として2026年の出場権を獲得している。若い選手が多いカナダ代表。ハーデマン監督が就任した時から、照準は2026年だった。今後は4年後に向けたチーム作りが始まる。

 ハーデマン監督は試合後のインタビューで4年後も自身が指揮を執っているかと聞かれ、「契約は2026年までとなっている。自分以上にカナダ代表に情熱を持っている人はいない」と語った。

 2026年は、アメリカ、メキシコと3カ国共同開催となる。カナダでは、バンクーバー(ブリティッシュ・コロンビア州)とトロント(オンタリオ州)で試合が開催される。

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