トルドー首相は安倍元首相の国葬欠席、シャンパーニュ産業大臣が参列へ

 カナダ政府は、9月27日(現地時間)に東京で行われる安倍晋三元首相の国葬に、フランソワ-フィリップ・シャンパーニュ革新・科学・産業大臣が参列すると25日発表した。

 21日には、ジャスティン・トルドー首相が9月24日から28日の日程で日本を訪問し、国葬に参列すると首相事務所が発表した。しかし、カナダ東海岸州を襲ったハリケーンに対応するため急きょ日本行きを中止。代わってシャンパーニュ産業大臣が参列することになった。

 トルドー首相は24日、日本へ向かうために準備していたが、ハリケーン対応のため出発を25日に延期すると発表。その後、日本行き中止を決定した。

 24日にカナダ東部ノバスコシア州を襲ったハリケーン「フィオナ」の影響が東海岸州全土にわたって甚大になる可能性があり、対応に当たるためと説明している。

 トルドー首相の代わりに参列するシャンパーニュ産業大臣は、安倍元首相が銃撃された時に日本を訪問中だったという。スピーチをしていた最中で、スピーチが3分の2ほど終わった頃に、悲劇が起きたことを伝えられたとカナディアンプレスのインタビューに答えている。

 トルドー首相は、日本訪問時に岸田文雄首相と会談を予定していたが、シャンパーニュ産業大臣が岸田首相と会談するかは未定としている。

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