バンクーバーで暴行事件増加

 バンクーバー警察がイーストバンクーバーのストラスコナ地域で無差別に暴行を行っていた女を逮捕したことを、2月6日に明らかにした。

 逮捕されたのはサマンサ・トウェド38歳で、パトロール中の警官らがメインストリートとナショナルアベニューの交差点近くで、無差別に暴行を加えているのを目撃して逮捕した。

 裁判に関わりたくないと言っているというが、警察は3人の被害者から話を聞いている。

 トウェドは2月2日にもマリンドライブ駅のバス停付近で、23歳の女性の顔を数回殴って逮捕されている。女性にタバコをせがみ、拒否されたことに腹を立ててのことだった。

 バンクーバー市ではこのところ見知らぬ人からの暴行事件が増加していて、1日あたり平均で4件の事件が起きているという。

 バンクーバー図書館で1月21日に74歳の男性がトイレに入ったところ、ドアを蹴破って侵入した20歳の男に、ラップトップコンピュータを奪われた。警備員が駆け付けて男性は無事だった。

 バンクーバー警察が発表している犯罪件数リポートによると、ダウンタウンやイーストサイドで事件が多発している。2021年12月の1カ月間に発生した暴行事件数は、ダウンタウン中心部で146件、ストラスコナで60件、ウエストエンド34件だった。


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