第117回 茂木健一郎さんのマスク着用話

グランマのひとりごと

~グランマのひとりごと~

 難聴のグランマはマスクをかけるのが難しい。補聴器と老眼鏡を耳にかけ、そしてマスクのゴムは狭い耳と頭の隙間で支えるのは難しい。結局、特別マスクを娘が作ってくれ、それを利用している。耳にかけず頭にゴムを回してマスクを支えるのだ。

 以下は11月22日のツイートに書かれた茂木健一郎さんの「マスク着用」に関するコメント(青字)です。行間にグランマがコメント書き入れました。

⁂相変わらず、いろいろなところでマスクの着用をよびかけるアナウンスや掲示がある。個人的には全面的に従っているが、内心、感染予防との関連については疑わしいと感じている。
ー 私も全く同じなのです。

⁂だけど、そういうことを言い出すと面倒だから、単に世間に従っている。ぼくはマスクをしていても別になんともないけど、先日、もしこれで肌があれたりしてマスクをつけているところがかゆかったり痛かったりしたら大変だなあと想像した。
ー グランマは難聴だから両耳に何時も補聴器を入れている。だから耳に補聴器と老眼鏡とマスクをかけるのは大変なのだ。

⁂しかし、世間の雰囲気はそのような個人的な事情とか考慮する感じではない。 ぼくは、しばらく前から、日本の社会のある部分は論理的にものを考えたり理路を精査したりする能力がないとあきらめていて、マスクのこともまあこの国は当分着用を強制し続けるんだろうなあと思う。小津安二郎ではないが、どうでもいいことは世間に従ってマスクをするくらいでいいかと思う。

 しかし、ほんとうにマスクを着けることが肌があれたりしてつらかったりする方々にとってはお気の毒だと想像する。そのような少数派とか、個人的な事情とかを考えずに「マスク着用、以上」とあたかもマナーのように強制し続けるのはいかにも日本らしい。

  ここカナダも同じなような気がしますがねぇ。でも、心の底で他人に迷惑が掛からない様に我慢。

 許 澄子