エアカナダ、ウエストジェット、フィジカルディスタンス対策を廃止へ

 カナダの主要航空会社エアカナダとウエストジェットが、これまで新型コロナウイルス感染拡大予防策として導入していた3列座席の中央席販売停止を解除することが分かった。

 7月1日以降の運航便から中央席の予約を受け付けるという。

 これについてフィジカルディスタンス(2メートルの物理的距離をあける)対策が実行できないとして懸念する声があがっている。

 カナダ公衆衛生局長テレサ・タム博士は6月29日朝の定例会見で各航空会社の決定についてコメントできないがとしながらも「公衆衛生局がフィジカルディスタンスを推奨していることには変わりない」と述べた。

 ブリティッシュ・コロンビア州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は「非常に懸念している」と語っている。

体温測定、マスク着用は継続

 カナダ政府マーク・ガルノー運輸大臣は6月12日、飛行機を利用するすべての搭乗者に体温測定を実施するよう航空会社に義務付けることを発表、6月30日から実施されている。

 またマスク着用もすでに義務付けている。これらの新型コロナウイルス感染拡大防止策は引き続き実行される。

合わせて読みたいニュース記事