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Naomi Mishima

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日系カナダ人物語「記憶を次世代へ」:エド・ハヤシさん「日本とのつながりを大切に」

Mr. Ed Hayashi/エド・ハヤシさん
Mr. Ed Hayashi/エド・ハヤシさん

エド・ハヤシさん

1937年4月、ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市スティーブストン生まれ
1942年アルバータ州テイバーに移動、1950年まで滞在
両親は滋賀県出身

スティーブストンからアルバータ州南部へ

 エド・ハヤシさんが家族と共にブリティッシュ・コロンビア(BC)州スティーブストンを離れたのは1942年、5歳の時。行先は東隣アルバータ州南部の町テイバーだった。スティーブストンでの幼い頃のことも、アルバータ州に移動した時のことも覚えていないという。

Taber, Alberta
Taber, Alberta

 「その頃はまだ小さかったから当時のことは覚えていません。BC州を離れたことも覚えていないです」

 テイバーで両親はシュガービート(テンサイ)農園で働いた。なぜアルバータ州だったのか?カナダ政府の指定した収容所はBC州に多くあった。「両親には4人の子どもがいてみんな1歳違いでした」とハヤシさんを筆頭に弟妹が3人いたと話す。「両親は家族で一緒に暮らしたかったからアルバータを選んだと思います」。シュガービート農園は人手を必要としていた。農園への移動を選んだ家族は一緒に移動できた。

 ただ生活環境が悪いことは他の収容所と変わりはなかった。「住んでいたのは農園の社宅でしたが、掘っ立て小屋でした。すごく寒かったです。断熱材も電気もありませんでした」。暖房は石炭ストーブだけだった。「石炭ストーブとは石炭を使って家を暖めるストーブのことで、暖房はそれしかありませんでした。石炭ストーブで覚えているのは、寒い日に母が石を持ってきて、その石をストーブに入れて温めて。それを古いブランケットで包んでベッドに置くんです。そうやって足を温めていました」

 ストーブの上で沸いていた湯は翌朝には氷になっていたことを覚えている。「それだけ寒かったってことですね」。テイバーでは冬季の最低気温は平均で氷点下10度前後。氷点下40度になることもある。そんな中で電気も断熱材もない掘っ立て小屋で家族6人が暮らしていた。それでも、「いい経験だったよね」と苦しさは表情に出さない。

 大変なのは暖房だけではなかった。「食べる物もあまりなかった」と振り返る。「自分たちで育てていたものを食べました」。冬の間も保存できるものを栽培した。週に1回、買い出しに行くのは父親の役目だった。町までは2~3マイル(3~6キロメートル)あり、そこまで父親は古いトラックを運転した。「出されたものはなんでも食べていましたね。食べ物のことで不服なんて言いません。とにかくテーブルにある物を食べる。そういう生活でした。大変でしたね」

差別を感じなかった子ども時代

 強制収容政策の中にあっても学校には通っていた。ハヤシさんはグレード1から3(小学1年から3年にあたる)まで通った。弟や妹も一緒に通学した。「あの頃、学校には馬車で通っていたのを覚えています」と笑う。生活環境は厳しかったが子どもなりに色々と楽しく遊んでいた。「白人の友達」もいたと話す。

 「まだ子どもだったので戦争のことはよく分かりませんでした。だから子どもなりに楽しく過ごせたのだと思います」。

 日曜学校(サンデースクール)にも通っていた。日曜学校とはキリスト教会で日曜日に開かれる子どものための学校。「毎週日曜日に女性が自分の車で迎えに来てくれて、テイバーのサンデースクールに連れて行ってくれました。毎週日曜日が楽しみでしたね。イエスキリストについても多くを学びました」

 当時を振り返り、日系カナダ人に対する差別は特に感じなかったという。「子どもだったから、たぶん差別は特になかったのかもしれません」

バンクーバーへ再移動

 1949年4月、カナダ政府は「戦時特措法」を解除。日系カナダ人はようやく国内を自由に移動できるようになった。

 ハヤシ一家は1950年までアルバータ州テイバーで生活し、同年バンクーバーへ戻る。戦前のように漁師として働きたいと考えていた父親は、ウエストバンクーバー市の「グレート・ノーザン・キャナリー」で漁師の仕事を見つける。

 「バンクーバーに戻るとき、そのためのお金がありませんでした。そこで父は叔母からお金を借りました」。借りた金は漁師として働いて返済した。アルバータでも、戻ってきてからも、両親は苦労したと振り返る。

 ウエストバンクーバーでは社宅で暮らした。他にも日系人家族がいたことを覚えている。ハヤシさんは12歳で、同市の学校に通った。キャナリーから通学していた日系人は自分たち兄妹だけ。クラスは全て「白人」。それでも特に「差別は感じなかった」と言う。

 その後、学校を退学して、大工養成学校に1年間通い、3年間の修行を経て大工として働き始めた。その頃は日系カナダ人の大工に対する差別を感じた。当時は組合に加入していれば仕事ができたため1957年に加入。それでも、大工の仕事を見つけるのは大変な時代だったと振り返った。大工仲間に日系カナダ人の友人もいたがお互いに強制収容時代のことを話すことはなかった。

カナダ政府の日系人強制収容政策について

 「リドレス運動」には直接参加しなかった。ハヤシさんから見れば、「教養のある人たち」が推進する活動と思っていたからだ。1988年頃、21,000ドルを受け取ったことは覚えている。

 カナダが日系カナダ人に対して行った政策は「残念なこと」と今でも思う。

 「日系カナダ人は全てをなくしたと思う。家もなくしたし、働くための漁船もなくしました。たくさんの財産をなくして、それらは二度と戻ってはきませんでした」。

 そしてずいぶん前に隣組が主催したというソルトスプリングアイランドへのツアーに参加した時に聞いた話を紹介した。

 1800年代後半に日本から来た男性の話だ。「日本人男性が500エーカーの土地を買ったそうです。今だったらすごい価値になっていると思います。でも彼には1セントも戻ってくることはありませんでした。それって恥ずかしいことだと思いませんか?」。強制収容政策で「彼は全てを失った。とても残念なこと」。

 ハヤシさん一家は戦前社宅に暮らしていたため没収される家は持っていなかった。ただ漁船は没収された。もちろん強制収容政策が終わってもそれが戻ってくることはなかった。

大切な日本とのつながり

 初めて日本を訪れたのは1985年、45歳の時。大工の仕事をするためだった。当時日本で家を建ててくれる大工を探しているという日本人「鈴木さん」とバンクーバーで知り合ったことがきっかけだった。「少しは日本語ができたから」と笑う。兵庫県西宮市で家を建てる気はないかと誘われた。

 「それで考えました。日本に行けるまたとない機会。旅費は不要。しかも稼げる仕事…と。結局バンクーバーでの仕事をいったん閉めて日本に行きました。初めての日本でした」。それから3カ月滞在した。その時立てた家は今でもそのまま残っている。

 「日本の人はすごく丁寧で、親切で、色々と助けてくれました。私は日系カナダ人だから上手に日本語を話すことはできないけど、それでも仲良くなりました」と思い出を語る。

 日本とのつながりは今でも続いている。現在はバンクーバー市にある「隣組」でボランティア活動をしている。隣組は1974年に設立された日系ボランティア団体。日系カナダ人強制収容政策から開放された後、シニアとなっていた日本語を母国語とする日系1世を助けることが目的だった。

 「ボランティア活動をするのは好きです。シニアを助けられるし。自分もシニアだけど、まだまだ体は動くから」と笑う。

 子どもの頃は「家では日本語だったから」と両親から習ったという日本語は隣組で磨きがかかっている。

 「隣組ではほとんどの人が日本語を話します。だからそれを聞きながら、私の日本語も上手くなってきていると思います」。インタビューの合間にも所々に日本語がこぼれる。

 日本文化についてはこう語る。「守っていくべきだと思いますね。私たちは日系人ですから、それは大事なことだと思います」。文化の中には振る舞いや行動も含まれる。

 「日本人は丁寧だし、ほとんどの人は正直者。『ほとんど』というのがミソだけど。その気質は大切にしたいです。そして働き者として知られているのでそれも守っていきたいですね」。

 一生懸命働くことは両親から引き継いだ。自分も大工になって一生懸命働いてきた。家族を持ち、家を持ち、成功した人生だと思うと振り返る。同時に、戦中はアルバータ州テイバーで、戦後はバンクーバーに戻ってからも苦労した両親に思いを馳せる。

 自分の子どもたちにも強制収容時代のことは折に触れて話している。「子どもたちも私たちが厳しい時代を過ごしたことは知っています」。日系カナダ人に起こった事実を伝えていくことは大切なことだ。

 そしてハヤシさんは、「私は日系カナダ人であることに誇りを持っています。日系カナダ人として今の自分があることを幸せに思います」と笑った。

(記事 三島直美)

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バンクーバー桜まつり2026開幕!デイビッド・ラム公園で第20回記念開会式

満開の桜に囲まれたデイビッド・ラム公園でたくさんのブースがビッグピクニックに参加。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
満開の桜に囲まれたデイビッド・ラム公園でたくさんのブースがビッグピクニックに参加。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 今年のバンクーバー桜まつり(Vancouver Cherry Blossom Festival)が3月27日から始まった。28日にはバンクーバー市イエールタウンのデイビッド・ラム公園で開会式が行われ、公式に幕を開けた。

 フェスティバルのイベントの一つ、ビッグピクニックが行われていた同公園では、桜を愛でる多くの人々の熱気と少し肌寒い空気をまとった満開の桜が開幕を祝福していた。

今年で第20回となるバンクーバー桜まつり

バンクーバー桜まつり開会式であいさつする発起人のリンダ・ポールさん(右)と先にあいさつを終えたアンドレア・アーノットさん。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
バンクーバー桜まつり開会式であいさつする発起人のリンダ・ポールさん(右)と先にあいさつを終えたアンドレア・アーノットさん。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 発起人リンダ・ポールさんは今年でバンクーバー桜まつりが20回目となることを喜んだ。「実際には21年前に始まりましたが、フェスティバルは第20回となります」と話す。第1回は駅を囲むように咲く桜並木が美しいダウンタウンのバラードステーションで開会式が行われた。設置されたのは「Cherry Gem Stage」。それから約20年。この日のステージも同じだった。

開会式の後、和太鼓の演奏が行われていた「Cherry Jam Stage」。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
開会式の後、和太鼓の演奏が行われていた「Cherry Jam Stage」。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 「(開会式は)約10年バラードステーションでしたが、その後クイーンエリザベス公園になって、このデイビッド・ラム公園に移りました。広いし、交通のアクセスもいいし、なにより桜がとてもきれいだし」。

 今では当時よりもイベントも増え、多くの市民から愛されるバンクーバーの春の風物詩となった。「人々がこんなに『さくら』を好きだなんてほんとにうれしいです」。ポールさんは日本で見た桜の美しさに魅了され、人々が楽しむ花見をバンクーバーで再現したいと奔走したという。「日本の人にとって桜がどれだけ重要なものかは理解しているつもりです。だから、日本の桜まつりをそのまま持ってくるわけではなく、ウエストコーストスタイルで実現出来たらと思いました。時々日本の人から『日本人ではない人が始めてくれたのがうれしい』と言われることがあります」。それは違った角度から「さくら」への特別な思いをカナダで表現してくれるからということだと理解していると話す。

イエールタウン・デイビッド・ラム公園で3月27日、28日に開催されたBlossoms After Dark。バンクーバーの夜桜に映えるバンクーバー桜まつりの提灯。2026年3月27日、バンクーバー市。撮影 斉藤光一
イエールタウン・デイビッド・ラム公園で3月27日、28日に開催されたBlossoms After Dark。バンクーバーの夜桜に映えるバンクーバー桜まつりの提灯。2026年3月27日、バンクーバー市。撮影 斉藤光一

 20回目を迎えるまでには紆余曲折があったと振り返ったが、今後はさらにイベントを増やしていきたいと意欲を見せる。フェスティバルの実行委員長はアンドレア・アーノットさんに委ねたが、以前にあったプロジェクトマッピングの復活や新しいイベント、色々なコミュニティとのコラボなどアイデアは尽きない。そして、5年後も、10年後も、「バンクーバーの人々が一緒になって楽しめるフェスティバルであってほしい」と語った。

毎年参加しているバンクーバー総領事館ブース。髙橋総領事(左から3番目)と杉尾透首席領事(左端)、領事館スタッフと一緒に。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
毎年参加しているバンクーバー総領事館ブース。髙橋総領事(左から3番目)と杉尾透首席領事(左端)、領事館スタッフと一緒に。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 今年が2回目の参加となった在バンクーバー日本国総領事館・髙橋良明総領事は、昨年は雨の開会式となったが「今年は晴れ間が見えて、バンクーバーらしさを味わいながら明るい中での桜は最高だと思います」と満開の桜を楽しんでいた。そして、「バンクーバーの人々が桜まつりをすごく大切に継続してくれていることは、本当にうれしいと思います」と語った。

開会式には植樹も、ますます広がる日加友好の証

 開会式の後には公園内で植樹の式典も行われた。バンクーバー桜まつり実行委員会によると現在バンクーバーには約4万3千本の桜があるという。中には朽ちる木もあり、毎年きれいな花が咲くようメンテナンスされている。

植樹式の様子。髙橋総領事(右)とバンクーバー市公園庁トム・ディグビー委員。関係者が順番に土をかぶせた。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
植樹式の様子。髙橋総領事(右)とバンクーバー市公園庁トム・ディグビー委員。関係者が順番に土をかぶせた。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 最初にバンクーバーに桜が贈られたのは戦前の1930年代初め。神戸と横浜の市長から500本が贈られた。それらはバンクーバー市スタンレーパーク内にある日系カナダ人戦没者慰霊碑の周りに植えられた。今でもこの時期に美しい姿を見せている。

 その後も日本からの贈樹は続く。1958年には当時のバンクーバー総領事館・田辺宗夫領事より「日加の永遠の記憶と友好」として約300本が贈られたという。この日開会式であいさつしたバンクーバー市公園庁トム・ディグビー委員が紹介した。

 いまやバンクーバーに春を告げ、市民から愛される街の誇りとなった「SAKURA」。そんな歴史を知らなくても誰もがその美しさを愛でることができる友好関係こそが、戦前からバンクーバーに桜を贈った人々の願いだったに違いない。

 日本とカナダは2028年に外交関係樹立100周年を迎える。それ以前から続く「日加友好の証」はこれからもずっと人々の努力と愛情でバンクーバーの春を桜色に染めていく。

デイビッド・ラム公園内の桜。フェスティバル仕様に。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
デイビッド・ラム公園内の桜。フェスティバル仕様に。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
植樹式を終えて、関係者で記念撮影。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
植樹式を終えて、関係者で記念撮影。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
バンクーバー桜まつり実行委員会のブース。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
バンクーバー桜まつり実行委員会のブース。2026年3月28日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
イエールタウン・デイビッド・ラム公園で3月27日、28日に開催されたBlossoms After Dark。バンクーバーの夜桜もまた美しい。2026年3月27日、バンクーバー市。撮影 斉藤光一
イエールタウン・デイビッド・ラム公園で3月27日、28日に開催されたBlossoms After Dark。バンクーバーの夜桜もまた美しい。2026年3月27日、バンクーバー市。撮影 斉藤光一

(取材 三島直美)

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ホワイトキャップス圧勝、GK高丘は今季3度目のクリーンシート

冷静な判断でゴールを死守するGK高丘。ミネソタ・ユナイテッドFC戦。2026年3月15日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
冷静な判断でゴールを死守するGK高丘。ミネソタ・ユナイテッドFC戦。2026年3月15日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
大量得点でも油断せず堅い守りでクリーンシート。ミネソタ・ユナイテッドFC戦。2026年3月15日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
大量得点でも油断せず堅い守りでクリーンシート。ミネソタ・ユナイテッドFC戦。2026年3月15日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 圧勝だった。この日はホワイトキャップスとして初めて桜をテーマにしたチェリーブロッサムマッチとして今月末から開催されるチェリーブロッサムフェスティバルとコラボも実現。次々とゴールが決まる展開に、春を飛び越え熱気に包まれるファン大興奮の90分だった。

3月15日(BCプレース:23,885)

バンクーバー・ホワイトキャップ 6-0 ミネソタ・ユナイテッド

先制点はPK。8分にMFバーハルター(16)が確実に決め1-0。13分にはFWホワイト(24)の技ありシュートで2点目。その後も、22分、43分に追加点で前半を終え4-0と大量リードした。後半に入り、54分、またもPKのチャンスにホワイトが決め自身100得点となる記念ゴールを決めた。74分にはFWサバリー(7)がキャップス初ゴールした。

派手なゴールラッシュの裏で堅実な守りでクリーンシート

 大量6得点という派手なゴールラッシュが目立った試合だったが、守りでも気を緩めることなく相手にゴールを許すことはなかった。

 GK高丘は「点差が開いてくるとどうしても緩みだったり、これで大丈夫だろうみたいなのがちょっと出てきたりしますけど、そこを自分自身もそうですし、味方の選手に伝えながら、漏れがあったところは自分が防ぐようなイメージでいたので、それが今日はできたのかなと思います」と振り返った。

 高丘も随所で好セーブを見せた。46分には相手と1対1になったところを正面で止めた。59分にもゴール前の混戦で連続セーブ、87分には相手フリーキックからこぼれたシュートを横っ飛びで阻止した。38分に相手シュートがポールに当たり失点を免れる運もあった。「6-1とか6-2で勝つのではなく、しっかり0で抑えるっていうのは、これから長く戦っていく上で、そういうメンタリティが非常に大事になってくると思いますし、そういったところも今日示せたかなと思います」と大量得点でもクリーンシートで終えられた意味を語った。

38分、ミネソタのシュートはこのままポールに当たり...。ミネソタ・ユナイテッドFC戦。2026年3月15日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
38分、ミネソタのシュートはこのままポールに当たり…。ミネソタ・ユナイテッドFC戦。2026年3月15日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 12日にBCプレースであったCONCACAF Champions Cup(CCC)ベスト16の試合ではシアトル・サウンダーズと対戦して第1レグを0-3と珍しく大量失点で黒星を喫した。

 そこから3日後の試合。「前節でシアトルに3-0で負けしまって、そこからどうやってリアクションするかっていうのはチームでも話し合っていたので、そこのところをよく示せたと思いますし、90分間を通して主導権を握れた試合だったことは収穫の多い試合だったと思います」とズルズルと引きずることなく気持ちを切り替えて大勝したことは勝ち点3以上の意味があると胸を張った。

W杯開催による超過密スケジュールが続く

 今年は北中米ワールドカップがカナダ・アメリカ・メキシコで、6月11日に開幕し7月19日まで行われる。ホワイトキャップスが本拠地としているBCプレースはバンクーバー開催の会場として使用されるため、ホワイトキャップスのスケジュールも異例の超過密スケジュールとなっている。

 今季は例年より早く開幕しただけではなく、ホワイトキャップスは4月25日までに前半のホームゲーム8試合をBCプレースで戦い、それ以降はW杯が終わった後の7月末まで8試合連続アウェイとなる。

 特にBCプレースは現在の人工芝から天然芝へと変更する必要もあり、ホワイトキャップスは変則なスケジュールが強制される。

冷静な判断でゴールを死守するGK高丘。ミネソタ・ユナイテッドFC戦。2026年3月15日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
冷静な判断でゴールを死守するGK高丘。ミネソタ・ユナイテッドFC戦。2026年3月15日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 それでも「(MLSも)4年目ですし、ある程度慣れています」とそれほど気にしない様子。「(今季は)最初の方にホームの試合が多いので、そこでいかに勝ち点を稼ぐかというのは非常に大事になります。アウェイが4月から続くので、そこでどう勝ち点を拾ってくか。もちろん勝ち点3を毎試合狙いにいきますけど、移動があったり、タフな要因が多いので、賢く戦うことが必要かなと思います」と先を見据えた。

 ただ、昨季もCCCやMLSカップで決勝まで進み、シーズン終盤まで過密スケジュールだったことは同じ。それでも今季も開幕からここまでチームは好調さを維持している。「去年は良いシーズンを送れましたけど、決勝で2回勝てていないというのは自分自身も、チームも悔しさやフラストレーションを抱えているので、そういったところを良いエネルギーにできているかなと思いますし、謙虚にやっていくことが大事かなと思います」とここまでの好調の理由を分析した。

 4月25日のコロラド・ラピッズ戦の次のホームゲームは8月1日となる。

4月までのホームゲーム

3月21日(土)7:30pm サンノゼ・アースクエイク戦
4月4日(土)7:30pm ポートランド・ティンバーズ戦
4月11日(土)4:30pm ニューヨークシティFC戦
4月17日(金)7:30pm スポーティング・カンザスシティ戦
4月25日(土)7:30pm コロラド・ラピッズ戦

チェリーブロッサムがテーマのこの日の試合、カナダとアメリカの国歌斉唱は日本人のリサ・タカハシさん。ミネソタ・ユナイテッドFC戦。2026年3月15日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
チェリーブロッサムがテーマのこの日の試合、カナダとアメリカの国歌斉唱は日本人のリサ・タカハシさん。ミネソタ・ユナイテッドFC戦。2026年3月15日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

(取材 三島直美/写真 斉藤光一)

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女子日本代表も出場したカナダセブンズ2026、優勝は女子ニュージーランド、男子南アフリカ

カナダセブンズ2026優勝チーム、女子ニュージーランド、男子南アフリカ。Photo by HSBC SVNS Official Website
カナダセブンズ2026優勝チーム、女子ニュージーランド、男子南アフリカ。Photo by HSBC SVNS Official Website
日本対ニュージーランド戦。2026年3月7日、BCプレース。Photo by HSBC SVNS Vancouver Official Website
日本対ニュージーランド戦。2026年3月7日、BCプレース。Photo by HSBC SVNS Vancouver Official Website

 今年のカナダセブンズは、女子はニュージーランド、男子は南アフリカの優勝で幕を閉じた。毎年3月の恒例となった7人制ラグビーの世界大会「セブンズシリーズ」カナダ大会「カナダセブンズ」。3月7日、8日にBCプレース(バンクーバー市)で開催された。

 今年からルールが変わり、セブンズシリーズは6都市(ドバイ、ケープタウン、シンガポール、パース、バンクーバー、ニューヨーク)で開催。各都市では2日間にわたる男女各8チームでの熱い戦いが繰り広げられている。

今年も女子日本代表が出場「目指すは2028年ロス五輪メダル獲得」

 2026年も女子日本代表が出場した。予選はプールAでフランス、ニュージーランド、イギリスと対戦。1日目は、イギリスに勝利したものの1勝2敗で5位から8位決定戦へと進んだ。2日目第1試合はカナダとの対戦。完全アウェイの中、ハーフタイムまで5-12とされていたが、13分に須田がトライ、コンバージョンを決め土壇場で同点に追いついた。しかし、16分にカナダにトライを決められ惜敗。7位決定戦に回った。

 7位決定戦では前日に大勝したイギリス相手に6トライを決めて34-19で勝利。今大会を7位で終えた。

 全試合終了後キャプテン須田倫代は、「この大会はベスト4入りを目指してやってきた大会だった」が、「初戦のフランス戦をターゲットにチームでは取り組んできて、アタックの時間は長かったが、それでも結構攻めあぐねてしまったのが今回の敗因だと思う」と振り返った。それでも引きずらずに「初日の最終戦では最後(イギリスに)勝ち切ることができて、今日も(イギリスに)勝ち切ることができたので、そこはニューヨークに向けて良い流れになれたらいいと思いました」と次大会につながる感触を語った。

 「自分たちのミスやワンパス繋がればトライにいけたシチュエーションで取りきれず、小さいことですがその積み重ねで勝ち切れるようになっていくなっていくと思ったので、そこが繋がらなかったのが今回の敗因」と分析。ただ「体格で少し劣る分、プレーの速さだったり低さだったりで、もっともっと相手より動き続けて、そういう小さなラインブレイクだったり、小さなトライチャンスを必ずトライに繋げられるようにしていくことで勝利につながる」と確認できたことは収穫だったと語った。

 最終目標は2028年開催のロサンゼルス・オリンピックでの表彰台。セブンズシリーズは世界トップ8が集う戦いで、「常に強いチームと当たれるので、少しでも順位を上げつつ、ベスト4にしっかり入っていって、ベスト2、ベスト1とブレイクスルーをターゲットにやっています」と語った。

 日本代表は現在総合6位。今季初戦ドバイでは3位と幸先の良いスタートを切った。その後も、ケープタウンで5位、パースで6位と、競合ひしめく女子トップ8で健闘している。

 セブンズシリーズは次のニューヨーク大会が最終で、その後はセブンズワールドチャンピオンシップへと移行し、香港、バリャドリード(スペイン)、ボルドー(フランス)で3大会開催される。チャンピオンシップへの出場は男女各12チーム、2026年シーズンの優勝チームと2027年本大会出場チームが決定する。

 2027年カナダセブンズは3月6日、7日に開催される。

カナダセブンズ2026優勝チーム、女子ニュージーランド、男子南アフリカ。Photo by HSBC SVNS Official Website
カナダセブンズ2026優勝チーム、女子ニュージーランド、男子南アフリカ。Photo by HSBC SVNS Official Website

(取材 三島直美)

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「日本語に思いを乗せて」第38回BC州日本語弁論大会開催

髙橋総領事と出場者が揃って。2026年3月7日、バンクーバー市。撮影 三島直美/日加トゥデイ
髙橋総領事と出場者が揃って。2026年3月7日、バンクーバー市。撮影 三島直美/日加トゥデイ

 第38回ブリティッシュ・コロンビア(BC)州日本語弁論大会が3月7日、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)アジアンセンターで開催された。在バンクーバー日本国総領事館とBC州日本語弁論大会実行委員会の共催。

 午前に高校生の部(初級、中級、オープンの3カテゴリー19人)、午後に大学生の部(初級、中級、上級・オープンの3カテゴリー11人)が行われ、発表者は日頃の練習の成果を存分に発揮して、それぞれの思いを熱く語った。

 参加者はBC州とユーコン準州に居住する日本語を母国語としない人が対象。高校生の部は、初級・中級が各3分、オープンが4分、大学生の部は、初級・中級が各4分、上級・オープンの部は各5分の持ち時間となる。

 時間内に終えることはもちろん、内容や言語的正確さ・流ちょうさに加え、表現力も駆使しながら、聞く人にいかに分かりやすく伝えるかという高度な技術が要求される。大学生でも初めから流ちょうに話していても、残り時間を告げられると急に詰まったりすることがあり、制限時間を意識しながら伝えることの難しさを示していた。

 大学生の部の各カテゴリー優勝者は3月29日にアルバータ州エドモントン市のアルバータ大学で開催されるカナダ全国日本語弁論大会に出場する。

 大学生の部ともなると、初級の参加者ですら、日本語の流ちょうさもさることながら、内容も「人生とは」といった哲学的なものが多くなる。日本滞在中に出会った人から学んだ人生で大切なもの、ハーモニカを演奏しながら大好きなブルースともののあわれに共通する沈黙が果たす役割、失敗を恐れて行動をためらっていた自分が出合った手書きのおもしろさが変えた人生、日本語を学んだからこそ見えたカナダのすばらしさ、不正に声を上げ立ち上がる勇気など、言葉の壁を越えた普遍のテーマを外国語である日本語で語る姿は誰もが優勝者だった。

「自信を持ってがんばってください」とエールを送ったバンクーバー領事館・髙橋総領事。2026年3月7日、バンクーバー市。撮影 三島直美/日加トゥデイ
「自信を持ってがんばってください」とエールを送ったバンクーバー領事館・髙橋総領事。2026年3月7日、バンクーバー市。撮影 三島直美/日加トゥデイ

 バンクーバー総領事館・髙橋良明総領事はあいさつで言葉は文化への理解を深める大切な手段であると同時に「自己表現の手段でもあるということで、本日は自分らしさや思いを伝える絶好の機会だと思います」と激励した。この日の出場者はまさにその通りに外国語である日本語で自分らしさや思いをそれぞれに発信した。

 審査は難しかったようで予定よりも時間がかかり、審査員を代表してあいさつしたUBCのクリスティナ・イー氏は「ほんとに僅差でした」と参加者の努力を称えた。

 大学生の部各優勝者は、初級がイリア・パルナシュビリさん「どうして言語を学ぶのでしょうか」。スピーチでは「四国から来て岡山でフランス語を習っていたおじいさんとの出会いで携帯に頼らずに自分の言葉で話す心が大切と感じた」経験を語った。
 中級はケリー・デンさん「そばに、何がある?」。昨年日本に旅行した時の「大阪で友達のように過ごしたガイドとの2日間も楽しかったが、そのあとの一人旅も楽しかった、それは自分と仲良くなれたからで、人生もそうかもしれない、自分自身はいつも自分のそばにいる」と発見した思いを発表した。
 上級・オープン優勝はサイラス・ワインバーグさん「おにぎり」。大きな身振り手振りで「日本に行っておにぎりを毎日食べたいと思っていた小学生の頃から日本語を習い、日本に高校留学した。打ちのめされることもあったけど夢を忘れかけた時、おにぎりのことを思い出した、今も日本語学習を継続している。皆さんも目的や夢を思い出して進んでください」と語りかけた。

大学生の部で優勝した3人。左から、ワインバーグさん、デンさん、パルナシュビリさん。2026年3月7日、バンクーバー市。撮影 三島直美/日加トゥデイ
大学生の部で優勝した3人。左から、ワインバーグさん、デンさん、パルナシュビリさん。2026年3月7日、バンクーバー市。撮影 三島直美/日加トゥデイ

 全国大会に向けて、パルナシュビリさんは「全国大会でもっとたくさんの人の前でスピーチできることを楽しみにしていますし、もっと深く日本語を学んでいきたいと思います」と意気込みを語った。

 デンさんは2024年に大学生の部初級で優勝し全国大会に出場、今回は2回目という。発表した内容に触れ、「これからも自分自身と丁寧に向き合い、楽しく旅を続けていきたいと思います」と日本語で語った。

 3人に自身の名前の日本語表記を聞くと、それぞれがカタカナで書いたが、ワインバーグさんは漢字の当て字があると「最来寿・葡萄酒蟲(サイラス・ワインバーグ)」と披露した。スピーチでも語ったようにと前置きして「これからも(日本語を)続けていきたいし、もっと広げていきたい」と話し、全国大会に向けては「すごくいい機会だと思っているし、楽しみたい。こんな機会を得られて感謝しています」と語った。

 この日は、全国大会に出場する優勝者だけではなく、高校生・大学生の各部門上位3人も表彰された。BC州日本語弁論大会は、UBC、UBCアジア研究学科、バンクーバーの日系企業・団体、日本の姉妹都市(安中市、千葉市、釧路市、さいたま市)が協力している。

第38回BC州日本語弁論大会 
高校生の部優勝者

初級(Beginner)
Sophie Kucherenko「虫の人生」

中級(Intermediate)
Alison Shirran「言葉の壁」

オープン(Open)
Keira Ho「グローバル化の中で、私たちは何を失いつつあるのか」

表彰式終了後、審査員やUBCアジア研究学科長のシャラリン・オルバー教授らと一緒に。2026年3月7日、バンクーバー市。撮影 三島直美/日加トゥデイ
表彰式終了後、審査員やUBCアジア研究学科長のシャラリン・オルバー教授らと一緒に。2026年3月7日、バンクーバー市。撮影 三島直美/日加トゥデイ

(取材 三島直美)

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モントリオールからのアルバム 2026年2月

2月のモントリオール

撮影:鎌田淳平 instagram@junpeke1984

春節:Eaton Centreにて

イラン抗議デモ

モントリオールの教会

写真:鎌田珠代

Basilique Cathédral Marie-Reine- du-Monde

Marché Jean-Talon

如月の風景♪

写真:鎌田珠代

バンクーバーの風景

写真:ライリー洋子

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モントリオール 3月のイベント情報

茶道裏千家淡交会モントリオール協会初釜式:2月1日於植物園日本館

モントリオール近辺での日本人日系カナダ人関連の催し物など

モントリオール植物園:Montreal Botanical Garden, 4101 Sherbrooke E.
https://espacepourlavie.ca/en/botanical-garden
冬の間は園内でスキーが楽しめます。大温室などでの展示が行われています。

IKEBANA INTERNATIONAL MONTREAL CHAPTER: Monkland Community Centre, 4410 West Hill, NDG
連絡先:田中和子 kazuko.dorangeville@gmail.com
2月の行事:2月27日(金)13:00、古流松藤会 Josianne Girardによるワークショップ。非会員の会費:$20
3月の行事:3月27日(金)13:00、草月流の創造性:Alain Carrière、Sareh Abri、Saki Uchida-Kaneda。非会員の会費:$20

RIVES-YUKI ISAMI:五老海幸(フルート)コンサート
・3月28日(土)14 :00, Maison de la culture Mrie-Uguay,  6052 boul. Monk, 2階、https://montreal.ca/evenements/rives-yuki-isami-89135
・4月4日(土)19 :00, Le centre communautaire Victoria Hall, 4626 Rue Sherbrooke O, Westmount

写真展₋Green Hole:宮崎雅子の作品展示、5月17日まで。rue Notre-Dame Est, https://montreal.ca/evenements/green-hole-masako-miyazaki-102100l

OKINAWA NIGHT 2026: 沖縄の文化と音楽を楽しむイベント、3月28日(土)12:00-20:00、(12:00‐15:00, 14:30 -17:30 ,17:00-20:00 ) 、CollectifMTL
チケット: Afton Ticketsで購入可能。出演:高嶺幸平、バンクーバー沖縄太鼓、Genji Band、Chura Dushi、スパムおにぎり(ベジタリアンオプションあり)
https://aftontickets.com/Soireed_Okinawa_2026?fbclid=IwY2xjawQFXatleHRuA2FlbQIxMABicmlkETJ5cmJRM3JpUkN3dHpsWm51c3J0YwZhcHBfaWQQMjIyMDM5MTc4ODIwMDg5MgABHl2vMUVVZO3iK6FpKxrL92co0rZDulnmVGpETLDq-Co0RHDKRq9y12eOGNZC_aem_LDXeXXUUwnGzeB86NugpzQ

一般のフェスティバル・催し

モントリオール

ST. PATRICK’S DAY PARRADE:アイルランドの守護聖人、聖パトリックの命日を記念する行事:緑の衣裳やシャムロックの飾り、ラムの料理などが定番。オタワでは、3月8 日。www.irishsocietyncr.com/parade/、トロントでは3月15日 www.eventbrite.ca/e/st-patricks-parade-of-toronto-2026-tickets-1616154043249、ケベックシティーでは3月28日(後出)、ここモントリオールでは、3月15日(日)14:00に行われます。https://www.bonjourquebec.com/en-ca/listing/events/defile-de-la-saint-patrick-de-montreal/0pyi

MEM Montréal:モントリオールに関する長期展示。MEM – Centre des mémoires montréalaises,1210 Saint-Laurent Boulevard https://memmtl.ca/en/programming/montreal

FESTIVAL MONTÉAL EN LUMIÈRE:2月27日‐3月7日。市内の有名レストラン、日本料理は桶屋久次郎、l‘ITHO、Jin Murataなど。ショー:Disney  on Ice、Ballet national de Marseille,Kinji 00の公演などもあり、2月28日は徹夜のNuit Blancheの催しがあります。https://montrealenlumiere.com/

INTERNATIONAL FESTIVAL OF FILM ON ARTS (FIFA):国際アート関連映画フェスティバル。3月12日‐29日 https://lefifa.com/en 

MONTREAL INTERNATIONAL CHILDREN’S FILM FESTIVAL:国際児童向け映画のフェスティバル。2月28日‐3月8日。https://www.fifem.com/

トロント

21C MUSIC FESTIVAL:5月8日まで。21世紀音楽祭。www.rcmusic.com/performance/21c-music

ケベック市

ST. PATLICS DAY PARRADE:3月28  日(土)14:00、ニューヨーク、ボストンなどからのバグパイパーや鼓笛隊が参加。 https://www.quebec-cite.com/en/what-to-do-quebec-city/events/quebec-city-st-patricks-day-parade

オタワ

March Break Activities in Ottawa: https://ottawatourism.ca/en/ottawa-insider/march-break-activities-ottawa#:~:text=Ottawa%20has%20many%20March%20Break%20activities%2C%20including:,roller%20rink%2C%20arcade%20games%2C%20and%20laser%20tag

モントリオール日系文化会館
8155, rue Rousselot, Montreal, H2E 1Z7
地下鉄:Jarry下車、バス197 E.
電話:514-728-1996、514-728-5580
www.jcccm-cccjm.ca/?language=en
www.facebook.com/jcccmcccjm/ 
(jcccm_yh@bellnet.ca)
(日系文化会館のニュースの引用についてはスーザン・レベックの了解を得ています。)

<図書館>
現在、水漏れの為、図書は2階に移動してありますが、貸し出しはしています。 開館時間:日曜日・水曜日13:00 – 16:00 、木曜日10:30 -14:30、一度に借りられる冊数が10冊に。会館入口に売本コーナー(1冊$1、現金のみ)。

<KAIWA⁻ランゲージエクスチェンジ>:日本語₋英語₋仏語でのエクスチェンジ、毎月の第2、第4日曜日(祝日のある週末以外)、13:30‐15:30。要会員登録 www.jcccm-cccjm.ca/?language=en

<シニア木曜ドロップイン>:
‐月に2回開催。要予約、ランチ代$10、参加予約必須。予約は開催3日前までに。申込先:reiko_leojp@yahoo.co.jp または514-728-1996まで。

<チームオレンジ>:連絡先:mnishi_jamsnetcanada@gmeil.com

<和菓子作りボランティア募集>上記のドロップインカフェでのボランティアに参加できる方、月に1~2度の予定。 連絡先:jcccm_yh@bellnet.ca

<遠藤さんの手作り納豆・味噌・大豆の販売>(会員限定):手作り味噌($6)、納豆(200g $4)、小粒大豆($8/2kg)、現金支払い、詳細:514-728-1996

<子どもクラブ>:不定期、金曜日、各自弁当持参、参加費$1、問合せ:kodomoclub.montreal@gmail.com

・日系文化会館2026年度会員₋新規登録・登録更新:2026年会員登録および更新受付中。当館図書館会員、モントリオール市内の協賛ビジネスでの会員優待割引(当該の項参照)、毎月の会館アクティビティーのEメール送付などが特典です。年会費のみでは寄付の対象になりませんが、15㌦以上のご寄付を下さった場合は領収書を発行いたします。
会費:個人 $35、シニア $25、シニアカップル $40、カップル&家族 $50
支払いに関する手続きの詳細は会館websiteでご確認ください。https://www.jcccm-cccjm.ca/membership?language=en

・日系文化会館会員への会員優待プログラム:当館会員限定の割引サービスを提供してくださっている日系企業をサポートするために、この特典をぜひご利用ください。有効会員証を提示するだけで利用できます。サービスをご提供くださるのは、:Atelier Tomita, LAcadémie de Karaté YamatoBrasserie San-O (Promo code 「JCCCM10」使用で、パントリー製品が10%割引) enter JCCCM10 to receive a 10% discount on Pantry items), Kyoto Fleurs, Kokoro Care Packages, Misa Oku, Beauté Business, Tokusen Store, Yen cuisine japonaise, Thés Guru. MTL Shamisen Projet, Charyu, Oishi Matcha Bar.

・日系文化会館2026年度奨学金の受給者:Allison Wolanykさん、Ihaya Wongさんに決定しました。

トロント

JCCCトロント: 6 Sakura Way, Toronto, ON, M3C 1Z5

雛祭り:3月8日11:00‐17:00 会員無料、着物で参加の方無料、非会員$10、非会員家族$20
https://jccc.on.ca/event/2026/03/hina-matsuri-2026

JSS(ジャパニーズソーシャルサービス):会員登録をすると、オンラインでの講座などにも参加できます。https://jss.ca/en/

国際交流基金トロント日本文化センター:E-libraryで日本の本、マンガや雑誌などを読めます。
https://jf.overdrive.com/
https://tr.jpf.go.jp/

ケベック市

日本ケベック友好協会www.facebook.com/associationdamitiequebecJapon/

・ランゲージ・エクスチェンジ(仏語-日本語):ラヴァル大学院生が主催するオンライン・ランゲージ・エクスチェンジが、毎週土曜日朝8時(カナダ東部時間)から開催されています。www.meetup.com/en-AU/canasian-station/ 問い合せ先:Pascal Paradis pascal.paradis.2@ulaval.ca

オタワ市

THE BEUTY OF KINTSUGI:3月13日(土)18:30、Rebecca Benoit Craggによる講演と実演、在カナダ日本大使館、255 Sussex Drive、オタワ

展覧会・展示

MONTREAL MUSEUM OF FINE ARTS:www.mbam.qc.ca/en/ (MMFA)Decorative arts, design pavilionでの展示再開

-Richard Avedon: Immortal, Portraits of Aging 1951-2004:8月9日まで。

Masterpieces of Roman Sculpture: 3月14日‐7月19日。

-KENT MONKMAN: History is Painted by the Victors:3月8日まで。

-Kurt Henschläger: EVER MORE:4月5日まで。

-Comfort and Indifference Recent: Acquisitions by MAC:5月3日まで。

-From the Functional to the Fabulous: 6 0Years of Decorative arts and Design:9月13日まで。

-Rising Suns: art from the Confederacies of the Great Lakes and Rivers:10月11日まで。

‐美術館アクティビティ サイト:www.mbam.qc.ca/en/calendar/?filters=7

MAC:Musée d’art Conemplain de Montréal  http://macm.org/ (改装中)展示はPVM, Place Ville Marieで。

-In Praise of the Missing Image:3月8日まで。

‐Comfort and Indifferences, Recent Aquisitions by the MAC:5月3日まで。

-Online Workshops:https://macm.org/quoi-faire-au-mac/#activites

MCCORD STEWART MUSEUMwww.musee-mccord-stewart.ca/fr/expositions/

-On the Menu:Montreal-A restaurant Story:10月18日まで。 

-Aunties Work-The Power of Care:4月12日まで。

MUSÉE POINTE-À-CALLIÈRE, cité d’archéologie et d’histoire de Montréal : https://pacmusee.qc.ca/en/

– Sherlock Holmes:3月8日まで。

-Alley-oop, An Interaction Adventure:2027年1月10日まで。

PHI FOUNDATION FOR CONTEMPORARY ARThttps://phi.ca/en/

-Manuel Mathieu: Unity in Darkness:3月8日まで。

-Keiken: Sensory Oversoul, 3月8日まで。

市外

NATIONAL GALLERY OF CANADA:www.gallery.ca/  NGC、オタワ

WINTER COUNTS: EMBRACING THE COLD: 3月22日まで。

-WOMEN CARVES ON THE NORTHERN COAST:7月26日まで。

-SYLVIA SAFDIS: TERRA: 10月25日まで。

-CAMERA AND THE CITY:3月15日まで。23日

-IN RELIEF: THE WORK OF DORA DE PÉDENY-HUNT(1913-2008):4月12日まで。

-FOCUS SERIES:6月まで。

-JIN-ME YOON: HONOURING A LONG:3月23日まで。

OTTAWA ART GALLERY:オタワ

OAG https://oaggao.ca/whats-on/

-DIGITAL WORLDS: THE GENERATION S ART OF EEMON:EEMON展:デジタルアートの生み出す無限の世界:5月12日まで。

-ENDLESS BECOMINGS:6月6日まで。

-CHAOS BLOOM-TIDAL WAVE:6月6日まで。

-VISIONS AND VIEWS:5月31日まで・

-CHROMA :4月19日まで。 -CREATING KINDNESS:4月12日まで。

ROM:www.rom.on.ca/en/ 、トロント

-SHARKS:3月22日まで・

-WILD LIFE PHOTOGRAPHER OF THE YEAR 2025:3月29日まで。

オンライン展示 ‐AFTERSHOCKS-Japanese Earthquake Prints:

‐The Burgess Shale, Bluewhale Discoveredなど。www.rom.on.ca/en/exhibitions-galleries/exhibitions/aftershocks-japanese-earthquake-prints

ART GALLERY OF ONTARIO:トロント、https://ago.ca/exhibitions 

-Yayoi Kusama’s Infinity Mirrored Room-LET’S SURVIVE FOREVER:10月25日まで。

-Kazuo Nakamura:展示中

-Collective Visions: Celebrating 25 Years of Photography:George Yabu作品、ほか。

このほか多数の展示

JFT(Japan Foundation Toronto):https://tr.jpf.go.jp/

コンサート・パフォーマンス

ORCHESTRE SYMPHONIQUE DE MONTRÉAL:音楽監督 Rafael Payare,
www.osm.ca/fr/
www.osm.ca/en/season-25-26/

-LE REQUIEM ALLEMAND:Kent Nagano指揮、4月3日19:30、4日14:30、MSM

ORCHESTRE METROPOLITAIN

2025‐2026 Season https://orchestremetropolitain.com

ORHHESTRE CLASSIQUE DE MONTRÉAL:https://en.orchestre.ca/

GRANDS BALLETS CANADIENS https://grandsballets.com/en/ (日本人ダンサー、石井杏奈、河野舞衣、菅原愉衣も出演)

-The Blue Hour, 4月23日‐26日、20:00、14:00、SWP、TM、$49‐119 https://grandsballets.com/en/performances/detail/the-blue-hour/

OPÉRA DE MONTRÉAL: https://operademontreal.com/en

‐Carmen:5月2、5、7、12日19:30、5月10日14:00、SWP、$76 ‐527 https://operademontreal.com/en/programs/carmen

DANSE DANSE:https://www.dansedanse.ca/en

TANGENTE DANSE: https://tangentedanse.ca/

CENTAUR THEATRE: https://centaurtheatre.com/prices-subscriptions/

CENTRE SEGAL : www.segalcentre.org/en/hom

市外

オタワ

NAC‐National Art Centre  https://nac-cna.ca/en/seasonオタワ

トロント

TORONTO SYMPHONY ORCHESTRA: https://www.tso.ca

午年- 新年祝賀コンサート:2月28日10:00‐17:00、中国の作品演奏、Roy Tompson Hall, 60 Simco St.、トロントwww.tso.ca/concerts-and-events/events/year-of-the-horse-a-lunar-new-year-celebration

永田社中:(和太鼓

Nagata Shachu, https://nagatashachu.com/

-Rhythms in Flight:サーカスアーティスト、山積隆之介との共演、4月11日20:00、Harbourfront Centre Theatre, 231 Queens Quay W、トロントhttps://nagatashachu.com/events/rhythms-in-flight/

講座、講習、ワークショップ

和太鼓:Stephen Chan
onikenbai.mtl@gmail.com
www.instagram.com/onikenbai.mtl

AU PAPIER JAPONAIS:店舗のみ営業、火曜‐土曜11:00-17:00、APJ www.aupapierjaponais.com/index.php

宮本食品店:日曜ワークショップ:すし、味噌造り、練切菓子、抹茶、https://miyamotomontreal.com/ MF

日本の踊り:こまちモンレアル、練習の問合せは、mtlkomachi@gmail.com/ 514-886-8129

三味線ワークショップ:JacintheのMTL三味線プロジェクト、問合せ先:Jacinthe info@mtlshamisenproject.com/

茶道裏千家淡交会モントリオール協会chadomontreal@hotmail.com/

-小西真美子(宗真)指導、許状取次可(初級から上級)、市内、ウエストアイランド教室、514-630-0260 mamikoni54@hotmail.com/

-クーパー達子(宗立):全級、昼間、夜間、514-934-0410

古流松藤会kazuko.dorangeville@gmail.com

草月流いけばな清美会:連絡先:Alain Carriere, Alain.carriere@hotmail.com

桃扇書道教室(JCCCM):師範シマード桃扇(美紀子)
水曜:10:00‐12:00ラブレックホール
土曜:10:00‐12:00地下集会室
tosen.shodo@gmail.com/  514-298-4966

書道教室(NDG)有元合歓
稽古日:月曜日13:30-16:30 (月3回) 連絡先:arimotoakiko@gmail.com

和田翠苑書道教室:LaSalle、ダウンタウン教室。和田扶美、514-750-3543、438−939−5643
info@japaneseshodo.com/    
www.japaneseshodo.com/

間由加里陶器アトリエ:陶器ワークショップ、ギフトの注文承りなど。Studio Pottery Hazama, 7255 Rue Alexandre #103, Montreal, QC H2R 2Y9、514-483-4547 www.potteryhazama.com

Makiko Hicher:陶器制作、www.facebook.com/makikohicher/

ORIGAMI  MONTREAL:問合せ:origami@sympatico.ca/

LANGUAGE TEA TIME:NUMA INSTITUTE、月曜—仏語、木曜‐英語、水曜‐日本語、15:30-17:30。

武道

志道館柔道クラブ:中村浩之指導、毎日、全クラスを指導 http://shidokanjc.ca/?lang=en

CLUB DE JUDO HAKUDOKAN INC: http://judohakudokan.com/

マギル剣道クラブ:Christian D’Orangevilleほか指導 https://mcgillkendoclub.wordpress.com/

モントリオール剣道クラブ:戸井田健寿七段ほか、指導 www.montrealkendoclub.com/index.php?l=en 

志道館剣道・合気道クラブwww.shidokanmontreal.ca/

市外

HEATHER MIDORI YAMADA:アート、BC州Victoria在 www.ARTyamada.com/

JSS ONLINE PROGRAM:ジャパニーズ・ソーシャルサービス、トロントhttps://jss.ca/en/services/programs/online-programs/

映画

モントリオールの映画館、上映作品の情報:
www.cinemaclock.com/qc/montreal/
https://hotdocs.ca/festivals/hot-docs-festival

Cinéma Public: Casa d’Italia, 505 Jean-Talon E. https://cinemapublic.ca/?gad_source=1&gad_campaignid=13288483102&gclid=EAIaIQobChMI9NGjytrCkAMVuUhHAR3r3DDWEAAYASAAEgI9VfD_BwE

トロント

JFT Theater:国際交流基金による日本映画の配信が無料で行われています。フランス語字幕の映画もあります。https://en.jff.jpf.go.jp

イベント会場

AGO Art Gallery of Ontario, 317 Dundas St. W.

APJ Au Papier Japonais, 24 Av. Fairmount O., 514-276-6853

AQHP Agora de l’Assemblée nationale du Québec Hôtel du Parlement、1045, rue des Parlementaires, Québec

BCH Bourgie Concert Hall, 1339 Sherbrooke W.

BDM Biodome of Montreal, 4777 Pierre-de Coubertin

BNM Basilique Notre-Dame de Montréal, 110 Notre-Dame W.

CCI Centre Cinéma Imperial, 1430 Rue de Bleury

CCL Centre Communautaire de Loisirs Sainte-Catherine d’Alexandrie, 1700 Atateken

CI Casa d’Italia, 505 Jean-Talon E.

CQ Cinémathéque Québécoise, 335 boul. De Maisonnneuve est

DZB Dazibao, 5455 de Gaspé Ave., suite 109 (GF) 

IM Insectarium, 4581 rue Sherbrooke E.

JCCC Japanese Canadian Cultural Centre, 6 Sakura Way, Toronto

JCCCM Japanese Canadian Cultural Centre of Montreal, 8155 Rousselot Street, 514-728-1996

JFT The Japan Foundation, Toronto, 2 Bloor St. E., 3rd Floor of Hudson Bay Centre, suite 300, 418-782-2277

LC La Cenne, 7755 boul. Saint-Laurent, suite 300

LN Le National, 1220 Ste-Catherine E, 514-845-2014, http://lenational.ca  

MAC Museum of Contemporary Arts, address →PVM

MCC Monkland Community Centre, 4410 West Hill, NDG

MBG Montreal Botanical Garden, 4101 Sherbrooke E., Japanese Pavilion, 514-872-0607 pavillon_japonais@ville.montreal.qc.ca.

MCSM McCord Stewart Museum, 690 Sherbrooke St.W., 514-861-6701

MEM: 1210 Saint-Laurent Boulevard
Montréal

MF Miyamoto Foods, 382 Victoria, 514-481-1952

MMFA Montreal Museum of Fine Arts, 1410 Sherbrooke W.

MSM Maison symphonique de Montréal, 1600 St-Urbain

NAC National Arts Centre, 53 Elgin, Ottawa, 613-947-7000 ext. 565, 1-888-991-2787

NGC National Gallery of Canada, 380 Sussex Dr., Ottawa, 613-234-6306

OAG Ontario Art Gallery, 50 Mackenzie King Bridge, Ottawa

OSM Orchestre symphonique de Montréal, 260 Maisonneuve W., 514-842-9951, www.osm.ca

PAC Pointe-à-Callière, 350 Place Royale

PDA Place des Arts, 175 Ste-Catherine W., 514-842-9951, www.pda.qc.ca

PDC palais des congrès de Montréal1001 Pl. Jean-Paul-Riopelle

PHIC PHI Centre, 451 & 465 rue Saint-Jean

PRT Planetarium Rio Tinto Alcan, 4801 Pierre-de Coubertin

PVM Place Ville Marie

ROM Royal Ontario Museum, 100 Queen’s Park, Toronto, 416-586-8000, www.rom.on

RTH Roy Thompson Hall, 60 Simco St., Toronto

SJO Saint Joseph’s Oratory of Mount Royal, 3800 Queen Mary Rd.

SPF Studio Pottery Hazama, 7255 Rue Alexandre #103, Montreal, QC H2R 2Y9

SWP Salle Wilfrid Pelletier, PDA

TM Thèatre Maisonneuve, PDA

YW YWCA Westmount, 4585 Sherbrooke W.

ホワイトキャップス開幕戦白星発進 高丘はクリーンシート

空中戦でも存在感を示すGK高丘。レアル・ソルトレイク戦。2026年2月21日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
空中戦でも存在感を示すGK高丘。レアル・ソルトレイク戦。2026年2月21日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 MLSバンクーバー・ホワイトキャップスの2026年シーズンが開幕した。今季の開幕戦はホームでレアル・ソルトレイクと対戦。ほぼ満員のファンが詰めかけたBCプレースで幸先よく白星発進となった。

2月21日(BCプレース:23,546)
バンクーバー・ホワイトキャップス 1-0 レアル・ソルトレイク
 前半の38分、レアル・ソルトレイクがゴールを決めるもオフサイドで無得点。前半を0-0で折り返して迎えた後半。57分にアジエル“AZ”ジャクソン(#22)決め1-0。この1点を守り切った。

「難しい試合」もシーズン初戦を白星

勝利しても厳しい表情を崩さないソレンセン監督。試合後の記者会見で。レアル・ソルトレイク戦。2026年2月21日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
勝利しても厳しい表情を崩さないソレンセン監督。試合後の記者会見で。レアル・ソルトレイク戦。2026年2月21日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 ソレンセン監督は試合後「難しい試合だった」と今季初白星も厳しい表情だった。特に前半は厳しかったが、後半1点を取って動きがよくなったと語った。

 GK高丘は、前半はボールを持ちながらも得点できなかったが「後ろとしては固くいこうという話をしていました」と冷静に受け止めていた。2月18日にコスタリカで行われたConcacaf Champions Cup1回戦では、ボールを持ちながらも点を取れず0-0に終わったこともあり、「後ろはぶれずにチャンスが来るのを待っていた」と振り返った。

 結果的に1点差の辛勝だったが、守りでは危なげないプレーで今季開幕戦に点を与えずクリーンシートとなった。

2025年シーズンは3つの決勝で1勝2敗も、今季のモチベーションに

 2025年シーズンはホワイトキャップスにとっても、高丘にとっても、初めての経験が多い1年だった。3つのトーナメントで決勝に進むという快挙を成し遂げたが、カナディアンチャンピオンシップでは優勝したものの、Concacaf Champions Cupはメキシコでの決勝で敗れ、MLSカップ決勝ではマイアミでインテルの前に沈んだ。

 しかし高丘は、「新しい景色を見られたというのはクラブとして大きいと思います」と敗れはしたもののこれまで経験したことがなった決勝という舞台を踏んだことが今後に生きると前向きに捉えた。「勝ちきれなかったのはその時のチームの実力」と振り返り、「そういう決勝の舞台で勝ちきれるチームになりたいし、自分もそれにふさわしいプレーヤーになりたいという思いです」と今季を向いた。

 「決勝で負ける経験というのは言葉で言い表すには難しい感情になりましたけど」と複雑な心境も吐露したが、「それさえも糧にしてやっていかなくてはいけないと思いますし、チームとしても、個人としても、モチベーションは高いので、良いエネルギーにして今年をやりきりたいという気持ちです」と語った。

 そして迎えたホワイトキャップスでの4年目のシーズン。開幕にあたり「4年もいると思ってなかったというのが正直なところですけど」と笑顔を見せ、ただ「1年目から本当に、チームからも、ファン・サポーターからも、愛情をもらっていることに感謝しています」と言う。

 そのお返しはもちろん優勝。昨季MLSカップ決勝まで進み、チームの新しい歴史の一ページの一員として、「4年目ですけど、新たな気持ちでゼロからシーズンを戦って、笑って終われればいいかなと思っています」と今季の第1歩を踏み出した。

MLS西カンファレンス覇者としての自覚も

今季開幕戦でクリーンシートと守り切ったGK高丘(左)。レアル・ソルトレイク戦。2026年2月21日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
今季開幕戦でクリーンシートと守り切ったGK高丘(左)。レアル・ソルトレイク戦。2026年2月21日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 MLSカップ決勝では敗れたものの、西カンファレンスのチャンピオンとして「相手は僕たちを倒そうと思ってくる」と自覚する。昨季突然の入団で大きな話題となった元ドイツ代表MFミュラー(#13)も契約更新し、チームは昨季とほとんどメンバーが変わっていない。それぞれがチームとして何をしなければならないか分かっていると思うと昨季からの積み上げを期待する。

 高丘自身も昨季で契約終了したが、シーズンオフに2027年夏まで契約を更新した。MLSは、今季はFIFAワールドカップ、来季は欧州に合わせるシーズン期間移行のため、不規則なスケジュールとなる。

 チャンスがあればヨーロッパやほかの国でプレーすることに挑戦したい思いもあったというが、「ホワイトキャップスも高く評価してくれましたし、去年はあと一歩というところで終わったので、その悔しさを晴らすということも含めて、もう1年半(ホワイトキャップスで)やろうと決めました」と語った。

(取材 三島直美/写真 斉藤光一)

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天皇誕生日をバンクーバーで祝福「天皇誕生日祝賀レセプション」

あいさつする髙橋総領事。「バンクーバーの桜は東京よりもすごい」と感想を語り、会場が和んだ。2026年2月20日、バンクーバー市。写真 斉藤光一
あいさつする髙橋総領事。「バンクーバーの桜は東京よりもすごい」と感想を語り、会場が和んだ。2026年2月20日、バンクーバー市。写真 斉藤光一

 在バンクーバー日本国総領事館主催の天皇誕生日祝賀レセプションが2月20日、バンクーバー市の会場で開催された。

 バンクーバーを中心とする日系コミュニティをはじめ、カナダ連邦政府、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府や市の関係者など約250人が集い、天皇陛下の66歳の誕生日を祝った。会場には着物姿も見られ、華やかな雰囲気に包まれた。

 バンクーバー総領事館・髙橋良明総領事は「みなさんと一緒に天皇陛下の誕生日をお祝いできることをうれしく思います」とあいさつ。日本とカナダの二国間関係は、インド太平洋地域のパートナーとして非常に重要であり、さらに同じG7(主要7カ国)メンバーとして、政治、経済、安全保障、人々の交流などさまざまな分野で緊密な関係を構築と紹介。

 今年はバンクーバーでFIFAワールドカップの試合が行われることに触れ、「勝ち上がってくれば日本代表が来る可能性もあります」と期待した。

 昨年は初めて四季を通じてバンクーバーで過ごし、多くのコミュニティの人々と交流できる機会を得て色々な学びがあった1年だったと振り返り、世界情勢が変わる中で、連邦・州政府や邦人・日系コミュニティと共に、BC州、ユーコン準州、そしてカナダとさらなる深い関係を期待すると語った。

BC州政府を代表してパーマー森林大臣があいさつ。日本とBC州との関係の深さを改めて強調した。2026年2月20日、バンクーバー市。写真 斉藤光一
BC州政府を代表してパーマー森林大臣があいさつ。日本とBC州との関係の深さを改めて強調した。2026年2月20日、バンクーバー市。写真 斉藤光一

 BC州政府からはラビ・パーマー森林大臣があいさつ。もうすぐ開花の季節を迎えるバンクーバーの桜は日本とBC州の長年の友好の証であり、「総領事によると世界一」と笑いを誘い、BC州の日系カナダ人約55,000人がBC州と日本との関係強化に大きく貢献、文化、ツーリズム、ビジネス、学術など広範囲に及んでいると紹介。森林大臣としては、日本はBC州木材輸出国として100年以上に及ぶ欠かせないパートナーであり、天然資源、テクノロジー、農業などの分野も含めて最も重要な貿易相手国であると強調した。

 また今月10日にBC州北西部の町タンブラー・リッジで起きた事件に髙橋総領事が哀悼の意を表したことに呼応して、この町が日本とも関係が深い歴史があることを紹介した。

 そして「ブリティッシュ・コロンビア州政府を代表して、天皇陛下の誕生日と日本の皆さまに心より祝意を表します」と締めくくった。

 会場には髙橋総領事が「日本から取り寄せた」という新鮮な魚介類を使ったすしや厳選した日本酒などが用意され、出席者は舌鼓を打ちながら和やかなひと時を過ごした。

乾杯のあいさつをしたデイビッド・イワアサ氏。天皇陛下の誕生日を祝い、髙橋総領事、パーマー森林大臣と乾杯。2026年2月20日、バンクーバー市。写真 斉藤光一
乾杯のあいさつをしたデイビッド・イワアサ氏。天皇陛下の誕生日を祝い、髙橋総領事、パーマー森林大臣と乾杯。2026年2月20日、バンクーバー市。写真 斉藤光一
出席した政府関係者、髙橋総領事を囲んで。2026年2月20日、バンクーバー市。写真 斉藤光一
出席した政府関係者、髙橋総領事を囲んで。2026年2月20日、バンクーバー市。写真 斉藤光一
日本から取り寄せた新鮮な魚介を使ったすしはいつも大人気。2026年2月20日、バンクーバー市。写真 斉藤光一
日本から取り寄せた新鮮な魚介を使ったすしはいつも大人気。2026年2月20日、バンクーバー市。写真 斉藤光一
提供された日本酒も人気。2026年2月20日、バンクーバー市。写真 斉藤光一
提供された日本酒も人気。2026年2月20日、バンクーバー市。写真 斉藤光一

(取材 三島直美)

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カナダ五輪委主催、ミラノ・コルティナ五輪体験イベント

カナダ建国150周年のカナダデーに点火されたバンクーバー五輪聖火台。2017年7月1日。Photo by Japan Canada Today
カナダ建国150周年のカナダデーに点火されたバンクーバー五輪聖火台。2017年7月1日。Photo by Japan Canada Today

 現在イタリアで開催されているミラノ・コルティナ冬季オリンピックは中盤を迎えた。カナダも日本も毎日メダル獲得など代表選手の活躍が伝えられる中、カナダ国内4都市ではカナダ・オリンピック委員会(COC)が主催する「チーム・カナダ・ファンフェスタ」が開催される。

 トロント(オンタリオ州)では7日、8日に終了したが、残り3都市では今週末から来週末にかけて行われる。

 カルガリー(アルバータ州)ではWinSport Event Centreで2月14日・15日に、バンクーバー(ブリティッシュ・コロンビア州)ではJack Poole Plazaで15日・16日に、モントリオール(ケベック州)ではEsplanade Tranquilleで21日・22日に開催。

 各地午前9時から午後5時まで、ウィンタースポーツを体験できたり、試合観戦したりと、さまざまなイベントが目白押しとなっている。

 カルガリーではボブスレーやバイアスロンなど普段は体験できないスポーツに参加できる体験型イベントが多く予定されている。

 バンクーバーでは2月16日午前11時50分から、カーリング女子カナダ対日本の試合を観戦予定。

 その他各イベント会場にはカナダ代表選手も駆けつける。

 詳しいイベント情報はCOCのウェブサイトを参照。https://olympic.ca/fanfest/

(記事 三島直美)

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「車社会」~投稿千景~

エドサトウ

 アメリカのトランプ大統領が発令した高い関税が大きな問題となったのは2025年の春のこと、アメリカでよく売れている日本車も大きな影響を受けた。

 日本のT社などは、今頃はドイツの車を抜いて、世界のトップクラスの売り上げだから、大変なことであろう。しかも、時代は小氷河期に向かいつつあると言う時代に、低温に弱いと言われている電気エネルギーの自動車に舵を切ろうとしているから、ガソリン車は少々難しい時代に入ってきたという感じである。

 過日、宇沢弘文氏の1994年の「自動車の社会的費用再論」を読めば、そろそろ自家用車などの生産を減少させても良いのではないかと思われた。

 1907年頃のバンクーバー市の記録フイルムを見れば、路面電車は走っているものの、街の大通りを走っているのは、車ではなく馬車ばかりであるから、大きな人身事故はなかったであろうと思われる。

 今頃、日本では車の事故の多い月は千件以上の事故があるというから、一年にすれば、かなり多くの人がケガをしたりして亡くなっている社会の中にあって、車の運用の在り方を変えてゆかねばと思える。

 「自動車の社会的費用の構成は、(人も含む)自然環境の破壊である。」と宇沢氏の論文にある。さらに「自動車の社会的費用として最後にあげなければならないのは、自動車の生産性、それにともなう地球的規模の環境破壊の問題である。ーーー」などなど、さらに「人間的魅力を備えた都市はまず何よりも歩くことを前提としてつくられなければならない。学校、病院、商店などすべて、公共機関をつかって利用できるように設計される。ジェイコブス的な街路は、道幅は広くなく、曲がっていて一つ一つのブロックが短い。しかも、十字路的な交差点では、T字路を基本としてーー」とある。

 バンクーバーの街に車が登場し始めたのは、記録フイルムによれば1950年頃のようである。それから75年過ぎようとして、AIのロボット社会になろうという時代に、車の事故のない時代、人が悲しむことのない社会を考えなければなるまい。

投稿千景
視点を変えると見え方が変わる。エドサトウさん独特の視点で世界を切り取る連載コラム「投稿千景」。
これまでの当サイトでの「投稿千景」はこちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/post-ed-sato/

日系カナダ人物語「記憶を次世代へ」:堀井昭さん「差別はいつでもどこでも起きる」

Dr. Akira Horii/堀井昭さん
Dr. Akira Horii/堀井昭さん

堀井昭さん

1931年10月、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市生まれ
1942年ブリティッシュ・コロンビア州イースト・リルエットに移動、1949年にバンクーバー市に戻る
元医師、両親は和歌山県出身

日系人への差別がなかったストラスコナ小学校時代

 「子ども時代はバンクーバーで育って、当時は差別なんて知りませんでした」と話し始めた。バンクーバーに住んでいた多くの日系人がそうだったように、ホリイさんもストラスコナ小学校に通った。

 当時の小学校ではイギリス系の生徒には上流階級意識があり、中国系、イタリア系、ユダヤ系の生徒たちをそれぞれ差別的に呼んでいたという。それでも「私たちを『ジャップ』と呼んでいるのは聞いたことがなかったですね」。生徒数の約50%は日系2世だったと思うと語る。『ジャップ』とは日本人を差別的に呼ぶ言葉だ。

 当時、ヨーロッパで第2次世界大戦が始まり、イギリスで困っている子どもたちにくつ下やキルトを送るため授業では先生がくつ下の編み方やキルトの作り方を教えていたという。

 「(太平洋)戦争前はハッピーな子どもでした。差別が何かも知りませんでしたしね」

人生が一変した真珠湾攻撃

 ハッピーな子ども時代を一変させたのは1941年12月7日、日本軍によるアメリカ・ハワイ州真珠湾攻撃だった。「世界が一変しました」。同日カナダが日本に宣戦布告。「日系カナダ人にとって天地がひっくり返る出来事でした」。

 ホリイさんが10歳の時だった。なにもかも突然に起きた。「突然学校を辞めなくてはいけなくなりました。パールハーバーまでは私はストラスコナ小学校のグレード5(5年生)で、アレキサンダー通りのバンクーバー日本語学校の5年生でした」。ストラスコナ小学校に通っていた日系カナダ人の生徒約630人が去らなくてはならなかった。学校の生徒数は半分に減ったという。

 それから日系カナダ人コミュニティに起こったことを説明した。

 カナダ政府は日本に起源を持つ全ての日系カナダ人をブリティッシュ・コロンビア(BC)州沿岸から100マイル(160キロメートル)以東へ移動することを強制。家屋、自動車、ビジネス、漁船などの財産は差し押さえられた。その中にはホリイさんの父親が所有していた漁船も含まれていた。健康な18歳から45歳までの男性はロードキャンプで働くことを強いられ、BC州内のホープ・プリンストン、レベルストーク・シカモス、ブルーリバー・イエローヘッドの3カ所に送られた。ロードキャンプ行きを拒否した者は移民局の建物の中に隔離される。また、ロードキャンプで抵抗した者はオンタリオ州の捕虜収容所(Prison of War)に送られた。

 カナダ政府がBC州内に用意した収容地は10カ所。最大規模だったのはタシメグリーンウッドスローカンシティ、レモンクリーク、ポポフ、ベイファームローズベリー、ニューデンバー、サンドン、カスロー。サンドンには仏教徒が多く送られ、高い山に挟まれた谷間の街で冬の環境があまりにも劣悪なため、のちにニューデンバーに移ったと説明した。これら10カ所は「政府から補助金がでる強制収容所でした」。

 1942年1月14日にカナダ政府が日系カナダ人を「敵性外国人」とし同年2月から収容所送りを開始するも、これら10カ所の収容所は準備が間に合わず、多くがバンクーバー市のヘイスティングス・パークに集められた。尿やフンの臭いのする馬小屋での生活を強いられ、長い場合には「9月や10月頃までそこで生活していた人もいたと聞いています」。

 その他に「自分たちで生計を立てて暮らす収容地がありました」。自立型収容地で、BC州内に5カ所。イーストリルエット、ブリッジ・リバー、ミントシティ、マックギリブレイ・フォールズ。政府からの補助金は一切ないため自分たちで生活しなければならない。ただ家族一緒に移動できた。

イーストリルエットでの生活

 「私の両親は自立型収容地に行くことにしました」。鉄道でコールハーバーからスココミッシュに行き、そこからパシフィック・グレート・イースタン・レールウェイ(PGE、現在のBCレール)、で移動した。当時はスココミッシュがPGEの最南端駅だったと記憶している。乗り換えてから一晩明けるとリルエットの町に着いた。「朝、目が覚めると山に囲まれていました。『こんな所に住むのかぁ』と思いましたね。でもまあ、リルエットという小さな町で住むのも悪くないかと考え直しました」。しかし「驚いたことに」と続けて、そこからさらにトラックに乗せられて4マイル(約6.5キロ)走って着いたのはフレーザー川を渡った「イースト・リルエットという場所でした」。

East Lillooet

 父親やそこに移動してきた男性たちは春になるとタール紙を使った小屋の建設を始めた。母親はホリイさんを筆頭に5人の子どもを抱えていた。「飲み水も、電気もなくて、差別のため仕事もありませんでした」。日系人はリルエットの町に入ることすら許されていなかったという。

 それでも生活のために色々と工夫した。飲み水は購入した。生活用水はフレーザー川からの水をろ過する装置を作って賄った。食料は野菜を自分たちで栽培した。冬季でも保存できるジャガイモやタマネギ、「ゴボウも作ってましたね」と笑う。食用に鶏も飼育、卵も取れた。時には先住民からサーモンを買うこともあった。「母はサーモンを缶詰にしていました」。各家には「お風呂」も作った。こうして自立した生活を送った。

 イーストリルエットに移動してきた男性は多くが元漁師だったため、生活のためにできることが限られた。そこで「救世主となったのがハニー(メープルリッジ)で農家をしていたトクタロウ・ツユキさんでした」。ツユキさんによるとリルエット地方の気候は暑くて乾燥しているのでトマト作りに最適だという。そこで共同でトマトの栽培を始めた。収穫したトマトはニューウエストミンスターに送っていたが、そのうちに町にトマトの缶詰工場を作るとそこで加工した。「そうやって7年間生き延びました」。

 苦しい生活環境だったが、男性たちは子どものために小学校を建てた。「でも教師がいなかったので高校を卒業していた人ならだれでも小学校の先生を務めました」。ただすでに高校生だった10代の若者は高校を卒業することができなかった。移動してきた当時はリルエットの学校には行けなかったからだ。

 しかし1946年までには通えるようになっていた。ホリイさんもリルエットの高校へ通い、4マイルを自転車で通学したという。冬の寒さが厳しいリルエットで「寒い日は道路が凍っていましたし、学校に着いた頃には口も凍っていました」。

 高校に通いながら家計を助けるためにアルバイトもした。町の新聞社で働いたり、父のトマト農園や缶詰工場でも働いた。「長男が家を助けるのは当たり前でした」。

 それから高校3年になってカナダ人の友人とUBCハイスクール・コンファレンスに参加するためにバンクーバーに戻った時のこと。学校代表として行くにもかかわらず警察の許可証が必要だったという。「自分が生まれた町に行くのにRCMP(連邦警察)の許可証を取らなければなりませんでした」。BC州沿岸付近にいることすら許されなかったのだ。「カナダ人の友人と二人で映画を見たあと、宿泊場所だったその友人のいとこの家に帰る途中、イースト・ヘイスティングス通りを歩いていると警察官に呼び止められました。私が日本人だと分かったんだと思います」。「ここで何をしている」と聞かれた。「リルエットからの許可証を見せました。バンクーバーに来るための特別な許可証でした」。1948年12月のバンクーバーはまだ日系人に冷たかった。

 そしてリルエットの高校を1949年に卒業した。

漁師をしながらUBC医学部を卒業

 1949年4月1日に強制収容政策は終了し、日系カナダ人は自由に移動できるようになった。同年に高校を卒業したホリイさんはブリティッシュコロンビア大学(UBC)に入学する。「両親が大学進学を許してくれました」。でも大学にお金がかかることは分かっている。「大学の寮に入っていましたけど、大学までは路面電車代10セントを節約するためにヒッチハイクをして通いました」。

 授業は通常5コースのところを6コース取った。「リルエットから出てきた田舎者の1年生はウブでした」と笑う。化学、物理、生物のラボもあった。「試験を受けて1年目を終えた時、よくやったなぁと思いました」。

 しかし父親の仕事を手伝うために1年で休学した。「父親はすごく漁師に戻りたがっていました」。1950年から父親を手伝って漁師となった。BC州北部のプリンス・ルーパート辺りでサーモン漁を始めた。漁師生活は2年間続いた。稼いだ収入は両親に渡した。やはりここでも長男として家族を助けるのは当然と考えていた。そうして家族は1951年にようやくバンクーバーに戻った。

 2年間の休学をへて1952年にUBCに復学した。相変わらず6コースを取ったという。夏には父を助けるために漁師として働いた。1957年まで漁師は続けた。

 1955年に大学を卒業し、友人から「医学部を受けてみないか」と誘われ申請したら「驚いたことに受理されました」と笑う。医学部時代には横隔膜下膿瘍で生死をさまよう経験をした。大学医学部の教授のおかげで一命を取り止めたが1年間を棒に振った。それでも1960年に卒業。それから2週間後には結婚し、フォルクスワーゲンで新婚旅行代わりにアメリカ北部を横断しトロントへ。トロント・ウエスタン病院で1年間インターンとして働いた。

医師時代に出会った日系一世の話

 強制収容前のバンクーバー。ホリイさんは家族の長男ということで、甘やかされることもあったという。例えば、パウエル通りの日本人街で、バンクーバー仏教会の前にあった小さな菓子屋にときどき連れて行ってもらっていた。「マツモト夫婦がやっていた店でした。そこで、あんぱんを買ってもらってました」。通っているうちにマツモト夫妻と仲良くなったが、強制収容時はどこに行っていたのか知らなかった。

 そして1961年医師として働き始めた頃、患者となったマツモト夫妻と再会した。その時に初めて、夫のマツモトさんが第1次世界大戦にカナダ兵として参加した退役軍人だったことを聞いた。「兵隊姿の写真は背が高くて、ハンサムで、強そうで。キンゴ・マツモトさんという名前でした」。

 日系カナダ人は第1次世界大戦にカナダ兵として222人が参加。BC州では差別が激しかったため入隊できず、アルバータ州まで行って入隊した。そのうち54人が戦死。バンクーバー市スタンレーパークには当時の日系コミュニティが建てた日系カナダ人戦没者慰霊碑がある。

 第1次世界大戦でカナダ兵として戦い、帰ってきた日系カナダ人には市民権が与えられた。「最初、カナダ政府は拒否したのですが、1931年に与えられました。東洋人としては初めての市民権でした」。しかし、「1941年12月、日本との戦争が始まるとマツモトさんも『敵性外国人』とされ、市民権もはく奪され、強制収容されました」。第1次世界大戦で戦った全ての日系カナダ人が同じ扱いを受けた。

 マツモトさんはヨーロッパで戦った時に毒ガスを吸っていたため肺を病んでいたという。「皮肉ですよね」。カナダのために命を懸けた国民への政府の仕打ちを皮肉った。

日系カナダ人強制収容と差別

「強制収容と差別について話すことに関心を持ち始めたのはずっと後になってからです」。医師時代は日本語ができる医師Dr. Aki Horiiとして親しまれ、多くの日系1世の患者を診た。いまは小学校や高校、大学、カレッジなどで経験談や差別について話している。

 ホリイさんは日系カナダ人に対するカナダ政府の対応は差別的な議員の言動が理由だったと話す。連邦、BC州、バンクーバー市、全ての政府に日系人に対する差別を公言する議員がいた。中でも国会議員からの言葉は特に影響が強かったという。

 当時のバンクーバー・サン紙に掲載されていた議員らの差別的な言葉を引用して、それがどれほどひどいものだったかを語った。「ジャップがブリティッシュ・コロンビア州に戻ることを決して許してはならない」「政府の計画は一刻も早くBCからこれらの人々(日系カナダ人)を追い出すことだ。私は公人として残された限りの時間を費やして個人的な意思を持ってこれを行う。彼らがここに二度と帰ってくることのないように」「ロッキーから太平洋まで一人のジャップも入れてはならない」

 そして、日本軍の真珠湾攻撃は日系カナダ人を追い出すための単なる口実だったことを論じるバンクーバー・サン紙2015年3月付の特集記事を紹介した。それは、1942年の同じ週の歴史として掲載されている。要約すると、東洋からの移民が来て以来50年の間、BC州は日本人の受け入れに反対してきた。しかし連邦政府がそれを阻止してきた。だが、このたびすばらしい軍事的理由で日本人を内陸部に移動させることができた。戦争を利用して問題を解決できたことは喜ばしい、と述べている。

 ホリイさんは「これを読むと戦争は当時日系カナダ人を追い出すための口実だったことがよく分かります」と力を込める。それは1945年8月15日に第2次世界大戦が終わっても続いた。1945年カナダ政府はBC州に住む日系カナダ人にロッキー山脈より東に移動するか、日本に帰るかの二者択一を迫った。約4,000人が日本へ行き、「多くの人はアルバータ州やサスカチュワン州に行きました」。

 差別はいつどこでも起きると話す。それは心に傷を残す。「かつて、医師たちのミーティング中に、ある医師が『ジャップ』という単語を何度も使ったんです」と自身の経験を語った。「それから1カ月、眠ることができなくて」。次のミーティングでそのことを告げるとその医師は謝ったという。

 「差別は最も予期しないところで起きるものなんだよ、と生徒たちには伝えているよ」と静かに語った。

(取材 三島直美)

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