バンクーバー・ダウンタウンにある宗教団体サイエントロジーの教会に、SNSの影響を受けた数百人の若者たちが押し入ろうとする事件が起きた。
バンクーバー市警察によると、5月2日午後3時ごろ、ホーマー・ストリートとウエストヘイスティングス・ストリートにある同教会に約250〜300人が集まり屋内に侵入しようとした。けが人は出なかったものの、グループの一部が裏門を蹴破ろうとしたほか、警察官に物を投げた者もいたという。
群衆は一旦解散したが午後5時ごろに再び戻ってきたという。その際に16歳の少年1人が一時的に拘束され、後に保護者に引き渡された。
この騒ぎの背景にあるのは4月から広がっているSNS上のトレンド「サイエントロジー・スピードラン」。コスチューム姿でサイエントロジー関連施設に入り込んだり、建物内を回る様子を撮影したりして、SNS上に投稿している。同様の事件がアメリカのロサンゼルスなどでも起きている。
バンクーバー市警察はこうした行為は犯罪にあたることを強調している。アダム・ドナルドソン巡査部長は「建物に侵入しようとする行為は不法侵入、物を壊そうとすれば器物損壊、警官を押せば公務執行妨害や暴行に当たる」とし、今回の若者たちは幸運にも起訴されずに済んだが、もし起訴されていればその影響は一生付いて回るものと述べている。
(記事 高城玲)
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