カナダポスト、戸別配達終了に向けて進行中

 財政難のさなかにあるカナダポストが3月30日に、政府の指示に基づき近代化計画を進めていることを発表した。この計画は昨年9月に発表されたもので、郵便物の戸別配達サービス終了とコミュニティ・メールボックスへの移行が含まれている。

 9月の計画発表時、連邦政府は郵便配達の状況について、すでに国内人口の約75%はコミュニティ・メールボックスを利用しているとし、残り約400万戸を移行することで年間4億ドルの経費節減になると述べた。移行にかかる期間は約9年を予定、最初の4年間で大部分が完了する見込みだという。高齢者や障害者は週1回の戸別配達や別の手段を選択できるようにするとしている。

 カナダポストは現在、同計画について労働組合への働きかけを行い、組合との初期協議が完了次第、自治体関係者などとの協議を開始する予定と発表している。

 しかし、コミュニティ・メールボックス移行には、設置場所や天候による受取不能、住宅が点在する地方部での対応など多くの課題が残ったままとなっている。

(記事 高城玲)

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