銀行口座の残高が不足していて小切手や自動引き落としなどの支払いができなかった場合に銀行は利用者に「non-sufficient funds(NSF)fee」と呼ばれる手数料を課す。このNSF手数料について、カナダ政府が新たに設けた上限ルールが3月12日から施行された。
新ルールのもとでは、これまで最大50ドルだったNSF手数料の上限が最大10ドルに引き下げられる。また、銀行は一つの口座に対してNSF手数料を2営業日以内に複数回課すことはできない。さらに、口座の残高不足が10ドル未満の場合にはNSF手数料を課してはならないと定められた。
連邦政府フランソワ=フィリップ・シャンパン財務・歳入大臣は「支払いで5ドル不足しただけで50ドルのNSF手数料が発生することもある。そのお金は、本来なら食費や医療費などに使えるものだ」とし、NSF手数料引き下げによって消費者保護を強化すると述べた。
政府のニュースリリースによると、年間約3人に1人がNSF手数料を支払っており、特に毎月の生活が苦しい人にとって過剰負担となっているという。今回の措置により全体で年間約6億ドルの負担軽減が見込まれる。
(記事 高城玲)
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