BC州北西部の乱射事件で追悼集会、カーニー首相やイービー州首相が参列

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州タンブラー・リッジで2月13日夜、2月10日に発生した銃乱射事件犠牲者の追悼集会が行われた。マーク・カーニー首相、メアリー・サイモン総督、デイビッド・イービーBC州首相をはじめ、連邦と州政府の多くの高官たちが参列した。

 タンブラー・リッジ市ダリル・クラコウカ市長は「今夜、私たちは悲しみの中で、コミュニティとしてここに集いました」と述べ、「計り知れない痛みを抱える家族に寄り添い、誰一人としてこの苦しみをひとりで背負うのではないと互いに思い起こすためです」と語った。

 連邦政府からは首相のほか、保守党ピエール・ポワリエブル党首、ケベック連合党イヴ=フランソワ・ブランシェ党首、NDP(新民主党)ドン・デイビス暫定党首、グリーン党エリザベス・メイ党首が並んで出席し、悲劇へのカナダの連帯を示した。

 カーニー首相は「皆さんの故郷にこうして共に立つことで、カナダ国民は皆さんと共にあり、これからも常に共にあるということを伝えたかったのです」と述べ、さらに、学校で亡くなった6人の犠牲者の名前を読み上げ、哀悼の意を表した。

 またイービー州首相は、ロックダウン下にあった教師や生徒の勇気ある行動について語り、「そうした英雄的な行動の中にこそ、この地域社会の回復の種があります」と話した。

 地域社会が大きな悲しみに包まれるなか、現在も事件の捜査は進んでいる。13日の会見で警察はタンブラーリッジ・セカンダリーでの銃撃について、ジェシー・ヴァン・ルーツェラー容疑者は特定の人物を狙っていたのではなく、無差別に攻撃したとみていることを明らかにした。

 また警察は現在、事件に関連して少なくとも銃4丁を押収している。2丁は容疑者自宅で、うち1丁は登録されていないショットガンで2人の殺害に使用されたと見ているが、以前に警察が押収して返却した銃ではなかったと説明。もう1丁については捜査中とした。学校で押収された2丁は、長銃1丁と改造ライフル1丁。前回の会見では改造短銃としていた。2丁とも以前に警察が押収した銃ではないと明らかにしたが、銃についての詳細は捜査中とした。

 当局は過去数年に、ルーツェラー容疑者のメンタルヘルスに関連して複数回自宅を訪問している。さらにBC州精神保健法に基づいて同容疑者は少なくとも2回身柄を拘束され、状況に応じて病院へ搬送されている。

(記事 高城玲)

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