
バンクーバー市議会は2月4日、今夏一夜だけの花火大会を開催する案について可決した。この動議はバンクーバー市ケン・シム市長が、花火大会「セレブレーション・オブ・ライト」中止を受けて提出した。
セレブレーション・オブ・ライトは、毎年3日間バンクーバー市ダウンタウンのイングリッシュ・ベイで行われていた花火大会。1日約40万人が集まる大型イベントだったが、昨年11月に主催者が連邦・州政府からの助成金減額では財政的に厳しいとして無期限中止を決定した。
シム市長の動議は、200万ドルを投じてセレブレーション・オブ・ライト復活へのつなぎとなる1日限りの花火大会を開催するという内容。バンクーバー市はすでに2026年のセレブレーション・オブ・ライト開催に向けて140万ドルを予算計上していたため、追加の予算増は60万ドルにとどまるとしている。
この案にグリーン党ピート・フライ市議やCOPEショーン・オア市議などは反対票を投じた。フライ市議は今回のイベントについて明確な事業計画がなく、セレブレーション・オブ・ライト復活への現実的な道筋もないと批判。緊縮財政や市職員削減が進むなかでの措置に疑問を呈した。
今回この動議が可決されたことで、市職員は春までにイベントの具体的な計画を提出する予定となっている。
「ホンダ・セレブレーション・オブ・ライト」は1990年に「シンフォニー・オブ・ファイア」として始まった。毎年、海外から3~4カ国が参加して優勝チームを決定するという国際花火競技という形式で開催。2000年代にホンダがメインスポンサーとなったため、現在の名称に。2025年は財政が厳しく初めてカナダ国内の3チームによる競演となった。
バンクーバー市では新型コロナウイルス拡大前には大晦日と7月1日のカナダデーにも花火の打ち上げがあったが、コロナ後に中止となった。
(記事 高城玲)
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