マーク・カーニー首相は1月26日、生活支援策の一環として低・中所得層を対象としたGSTクレジット(消費税還付)の改称・拡充を発表した。クリスマス休暇だった国会が再開した同日、2026年の始動は生活支援策発表となった。
新たに導入される「カナダ食料・生活必需品給付(Canada Groceries and Essentials Benefit)」では、GSTクレジットの支給額が今年7月から今後5年間にわたり25%引き上げられる。さらに今年は一度限りの措置として50%相当の上乗せ給付も行われる。
連邦政府によると、現在4人家族の最大支給額は年間1,100ドルだが、今年は1,890ドルに、その後4年間は約1,400ドルに増額される。単身者の現在最大支給額は年間540ドルだが、今年は950ドルに、その後4年間は約700ドルとなる。
なお、GSTクレジットの受給には所得制限があり、受取額は家族構成や世帯収入による。カーニー首相は新制度では約2200万人の国民が恩恵を受け、「最も支援を必要とする家族を今すぐ支える」と自信を見せた。
同時に長期的な食料安全保障や価格対策における新たな政策も発表された。食料供給業者の生産能力拡大と生産性向上支援、中小企業に向けた食料生産コスト引き下げの支援、フードバンクなどの団体への緊急支援などを列挙した。さらに、国家食料安全保障戦略の策定にも取り組むとしている。
(記事 高城玲)
合わせて読みたい関連記事


























