エアカナダ客室乗務員組合ストライキ終了、19日午後から運航再開

 エアカナダは19日、客室乗務員労働組合CUPEと暫定合意したと発表した。客室乗務員は同日から職場に復帰、エアカナダ、エアカナダ・ルージュは同日午後から運航を再開する。

 エアカナダによると運航が完全に正常に戻るまでには7日から10日かかるという。19日午後からの運航再開でも引き続き欠航便が出ると説明している。

 エアカナダは13日のストライキ決行通告を受けて、14日、15日に計画運休し約700便を欠航、16日からは客室乗務員組合がストライキを決行したため3日間全便が欠航した。エアカナダの利用者は1日約13万人という。

 19日からの全面運航開始を受け、アジアやヨーロッパなどの長距離国際線が遅れて運航する。バンクーバー空港のウェブサイトによると、バンクーバー発は上海や香港、ソウル線が数時間遅れ、成田行きは約30分遅れとなっている。トロント空港発日本行きは、ウェブサイトによると、羽田行きは欠航だが、大阪、成田行きは遅延運航となっている。19日以降に予約している場合は自身の予約状況を確認する必要がある。

 エアカナダによると、長距離国際線はカナダを出発してから現地に到着し、またカナダに戻ってくるまで約3日を要するため、現地発がすぐに運航できないこともあると説明した。

エアカナダの予約変更の説明はこちらから。
https://www.aircanada.com/ca/en/aco//home/book/travel-news-and-updates/2025/ac-action.html#/

(記事 北野大地)

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