エアカナダ客室乗務員4空港でデモ実施

 エアカナダ客室乗務員労働組合CUPEエアカナダ支部が国内主要4空港でデモ「Nationwide Day of Action」を実施した。モントリオール空港、トロント空港、カルガリー空港、バンクーバー空港で、制服に身を包んだ客室乗務員が空港入り口辺りで “Unpaid work won’t fly(無給では飛行機は飛ばない)”などと書いたボードを持って30分以上立っていた。

 空港利用者の邪魔をするようなことはなく、交渉に臨んでいる組合代表を応援する姿勢をデモンストレーションで見せたという。また、自分たちの置かれた労働環境を広く知ってもらう目的もあると説明している。

 昨年9月にはエアカナダのパイロット組合が同様に空港でデモを行っている。パイロット組合のストライキは直前のところで回避された。

 エアカナダとの労使交渉の主な争点は、無給労働、労働規則、低賃金などで、特に、安全確認、医療上や安全面での緊急対応、搭乗・降機の支援業務など賃金が支払われていない業務への対応を主張している。

 交渉が合意に至らなかった場合は、早ければ今月16日午前0時1分からストライキが実施される可能性がある。ただし72時間前通達が必要で13日の発表が注目される。

(記事 北野大地)

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