エアカナダ客室乗務員労働組合のCUPEエアカナダ支部は8月11日に主要4空港で一斉に「Nationwide Day of Action」を起こすと7日に発表した。
行動内容の詳細は明らかにしていないが、モントリオール(東部標準時午後1時)、トロント(同)、カルガリー(山岳部標準時午前11時)、バンクーバー(太平洋標準時午前10時)の各空港で同時刻に行動を起こすという。
ただこの日の行動は「ストライキではない」と明言している。労使交渉にあたっている組合代表をサポートするために多くの参加が必要とし、制服で参加するよう呼び掛けている。
組合は5日、99.7%の賛成票でストライキ決行を決定。早ければ16日午前0時1分(東部標準時)から実施することができる。実施72時間前には通達する必要がある。
エアカナダとの労使交渉の主な争点は、無給労働、労働規則、低賃金などで、8日から協議に入ったと報道されている。
現時点ではエアカナダはストライキに備えた運休などの発表はしておらず、5日の声明では「交渉過程における通常のステップ」とし、「合意に達する時間は十分だと確信している」と発表している。
(記事 北野大地)
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