メトロバンクーバーの公共交通機関料金が7月1日から約4%値上げ

 カナダ・メトロバンクーバーの公共交通機関全てで7月1日から約4%値上げされた。管轄するトランスリンクは「公共交通機関の運営維持のため」と説明している。

 インフレ率よりも高い値上げ率になった背景には、2020年に始まった新型コロナウイスル禍のため同年に予定されていた4.6%の値上げを中止し、その後3年間も2.3%の値上げに抑えていたためという。2026年には5%の値上げが決まっている。

 今年7月1日からの料金は以下の通り。大人平日料金は月曜から金曜の始発から午後6時半まで、休日・祝日・平日午後6時半以降は全線1ゾーン料金。12歳以下の子どもは無料。スカイトレインやシーバスからの乗り継ぎ利用がないバス料金は全線一律1ゾーン料金。バンクーバー国際空港・シーアイランドセンター・テンプルトン各駅からスカイトレイン・カナダラインを利用する場合は5ドル追加される。

大人平日料金

1ゾーン:3.20から3.35ドル
2ゾーン:4.65から4.85ドル
3ゾーン:6.35から6.60ドル

大人平日バリュー料金(事前チャージによる割引料金)

1ゾーン:2.60から2.70ドル
2ゾーン:3.85から4ドル
3ゾーン:4.90から5.10ドル

コンセッション料金(シニア・13~18歳・ハンディカード料金)

1ゾーン:2.15から2.25ドル
2ゾーン:3.15から3.30ドル
3ゾーン:4.35から4.50ドル

(記事 北野大地)

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