ノバスコシアで幼いきょうだいが1週間行方不明に

 ノバスコシア州ピクトー・カウンティの人里離れたエリアで、幼いきょうだいが行方不明になった。失踪から1週間近くたつが、2人はいまだに見つかっていない。

 リリー・サリバンちゃん(6歳)とジャック・サリバンくん(4歳)が、最後に目撃されたのは5月2日の午前10時ごろ。継父ダニエル・マーテルさんが報道陣に語ったところによると、事件当日2人は学校を休んでおり、マーテルさんは子どもの母親マレイヤ・ブルックス・マリーさんと赤ちゃんと一緒に自宅にいた。2人の姿が見えないことに気づいたマーテルさんは車で探しに行ったが見つからなかったという。

 警察はリリーちゃんとジャックくんが自宅から出て行ってしまったとみている。捜査には、当初から重大事件捜査班などが関わっているが2人が誘拐された証拠は見つかっていないという。

 現場は木が生い茂った深い森で捜索は難航している。これまでに警察やボランティアなど連日約150人が捜索を行ったほか、ヘリコプター、ドローン、警察犬も投入されたが2人の行方を示すものは何も見つかっていない。

 5月7日、警察は捜索を縮小すると発表した。2人の生存の可能性が低いことを視野に入れた決定だとしつつ、「これで終わりということではない。我々は諦めない」とし、引き続き捜査を続けることを強調した。

(記事 高城玲)

合わせて読みたい関連記事