2024年の家賃値上げ最大3.5%に、家主と借主のバランス重視

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は9月11日、2024年の家賃の最大引き上げ率を3.5%にすると発表した。適用は2024年1月1日から。これは過去12カ月の平均インフレ率5.6%を「はるかに下回る」数字だとしている。

 2018年以前はBC州の家賃引き上げ率はインフレ率プラス2%だったが、Rental Housing Task Forceの意見により、インフレ率と同率に引き下げられた。しかし新型コロナウイルス感染拡大時に州政府が家賃の値上げを凍結。そして2023年には家賃引き上げ率の上限を2%と定めた。

 今回の3.5%という数字に関して、政府は「家主と借主のバランスを保つため」と説明。借主を守りつつ、賃貸市場を存続させるのが目的だと言う。またデイビッド・イービーBC州首相も記者会見で、借主の困難な状況は認識しているとした上で、住宅建設業者が賃貸物件の建設を放棄することを非常に危惧していると話した。

 政府は、インフレ率が通常レベルに戻れば、家賃引き上げ率をBC州の消費者物価指数に基づいたものにするとしている。

 なお、家主が家賃を値上げできるのは12カ月ごと。また家主は借主に対し、3カ月前に通達を行わなければならない。

(記事 編集部)

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