遠足中のバスで火災、小学生は無事脱出しけが人なし

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州チリワックで6月8日、遠足中の小学生たちを乗せたバスが火事になる事件が起こった。幸いなことに、運転手と教員の迅速な行動によって、子どもたちは火の手が回る前にバスから脱出することができ、けが人はいなかった。

 現場は、ベッダー・マウンテンのふもとエリア。午前9時20分頃に、通報により消防車が駆けつけた時には、火はすでに近くの私有地の生け垣や作業場に回っていた。しかし、早急な消火活動により森に火が達するのを防いだ。消化が終わったあと、小学生たちが乗っていたバスは全体が真っ黒に焦げていた。

 近隣には消火栓がなく、給水車を使っての消火作業が行われた。現場付近の火災危険レベルは、メトロバンクーバーの他の地域と同じく、高い気温と乾燥により、非常に危険とされていた。原因については、まだわかっていない。この火災の影響で、約2,500世帯が停電となった。

 バスに乗っていたのは、ウエスト・バンクーバーの小学生で、カルタス・レイクのウォーターパークへ向かう途中だった。乗客は運転手を含め25人〜30人ほどだったという。子どもたちは別のバスを利用して無事に目的地に向かった。

(記事 編集部)

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