iPhoneやApple Watchの衝突事故検出機能で誤報が発生

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の捜索救難チームが、アップル社デバイスの新機能である衝突事故検出機能(crash detection)による誤報に翻弄される事態が起こった。

 衝突事故検出機能は、iPhone14やApple Watchシリーズ8などに搭載されているもの。重大な車両事故が検出されると、搭載デバイスはアラームを鳴らす。もし20秒以内に反応がなかった場合には、自動的に救急サービスに連絡する仕組みだ。

 しかし、ここ数週間で、BC州の捜索救難チームやアルバータ州の警察に、スキーヤーやスノーボーダー、スノーモバイラーから、この機能による誤報が相次いだ。グローバルニュース電子版のインタビューに対し、BC Search and Rescue AssociationのDwight Yochim氏は、バックカントリーのスキーヤーが転倒したり木に衝突したりすると、車両衝突だと誤って認識しているようだと説明している。

 アップル社はB.C. Search and Rescue AssociationおよびNorth Shore Rescueと問題を話し合い、12月12日に該当デバイスのソフトウェアをアップデート。アップル社は、最新バージョンへの変更を呼びかけている。

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